【感想・ネタバレ】民王のレビュー

あらすじ

混迷する政局の中、熾烈な総裁選を勝ち抜いて内閣総理大臣に就任した与党民政党の政治家・武藤泰山。低迷にあえぐ支持率を上げようと意気込んだのも束の間、まさかの“事件”に巻き込まれ、国民に醜態をさらすことになる。その頃、泰山のバカ息子・翔にも異変が。夢か現か、新手のテロか。直面する国家の危機に、総理とバカ息子が挑む“笑撃”のサスペンス。彼らは果たして、日本の未来を救えるのか――。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

政治の世界をエンターテイメントにする。さすが池井戸潤先生!
総理の親父と、大学生のバカ息子が入れ替わる。日本を揺るがす大事件がコメディに。笑った。
意外と真っ直ぐに正論で向かって行く息子。理想をかかげていた昔を思い出す親父。真っ直ぐの思いが世の中を動かしていく。こうあってほしい。

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2024年11月16日

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これは面白い!
さすが池井戸潤さんの本です。
最初はコミカルな内容でしたが読み進めていくうちに、最後は今の政治家に見習ってほしい結末となりとても共感しました。
次の作品も早く読みたいと思う作品でした!

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2024年10月31日

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ネタバレ

どこか頼りない首相の父親と、ろくに大学に行かず遊び呆けるドラ息子の脳波が入れ替わり、お互いがお互いの体でお互いの日常を生きることになる。その中で密かに自分に潜在していた、日本の社会に対する熱い想いがどんどん開花し、お互いを刺激し合う。見事な親子漫才、ねちねちと否定的な相手を一蹴する場面、喧嘩のシーンも臨場感たっぷり。とにかく痛快でどんどん読み進んでしまった。元に戻った時には拳を突き上げたくなるような清々しさがあった。ドラマさながらのテンポ感で大満足な一冊だった!

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2024年10月12日

Posted by ブクログ

東京都知事選きっかけに政治に興味をもち、民王読んでみた。
難しそうと思いながら読み進めていくと、sf要素があり、結構面白い。
ヒヤヒヤ、ワクワクしながら読んで、最後はハッピーエンド。良い読後感。
こんな総理大臣、政治家が増えてほしい。

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2024年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池井戸潤、どの本も面白い!
体が入れ替わった翔が若者の視点で政治やマスコミのおかしい所を、バッサリとぶった斬ってくれる所がめちゃくちゃ痛快でした。
知らない間に自分も社会や会社の理屈に毒されてるなぁと思いました。正しい事をするって大変で難しいんですけどね。
最後スッキリした終わり方でしたが、翔が政治の単位をどうやって取れたのか気になるなぁ。

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2024年02月15日

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「ドラマは観てたけどそういえば読んでないなあ」と読んでみたけど面白かった。内閣総理大臣とそのバカ息子の入れ替わりから始まる”笑撃”のサスペンス。官房長官のバッシングに対して泰山の中の翔が言う「誰だって間違いはある、オトナになろうぜ、みんな」の一言が、“知らない”からこそ真っ直ぐで、重い。貝原さんのキャラクターが好きだったなあ。作中では理想の政治、社会の在り方が語られるが、忖度とか色々なしに政治を出来る“民王”は日本に現れるのか?と考えてしまう。

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2023年12月24日

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「相手の気持ちになってみる」と諍いは収まるというけれど、
つまりこういうことなのか…。
我が国の首相でもないので外部圧力で息子と入れ替わることはないけど、
想像力を駆使して相手を理解することも必要なんだろうなとこんなに楽しい
小説なのに、ちょっと考え込んでしまいました。
久々の池井戸作品。なかなかのボディブローです。

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2023年08月31日

購入済み

池井戸作品は結構読んできましたが、これは珍しくコメディタッチでこういう話も書くのかと驚きました。内容は本当に面白く、笑える場面も多々ありながらも、社会問題に切り込んでいき、テンポ良く話が進み読み手を飽きさせないのは本当に流石としか言いようがありません。
オススメの一冊です。

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2022年09月24日

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最近の政治に似ていて先取りか、と思ったら2010年に刊行した小説で民主党の政権時代だった。震災で失敗して自民党に代わったことを思い出した。小説が書かれた時には、これでまた変わるとは思わなかっただろう。
内容はSFのようなコメディーのような、池井戸さんには珍しい内容。バカ息子と脳と体が入れ替わった首相。敵方の政敵は優秀な娘と入れ替わり。スケベな首相がバカ息子の言動に振り回されながら、若い頃の政治を目指した自分に戻って行く。くすりと笑える場面も多く、楽しんで読めた。

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2025年09月18日

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ドラマでエンケンさんと菅田くんにめっちゃ笑った記憶しかなくて。
小説でも『脳波入れ替え漫才&政治エンタメ』を存分に堪能しました!総理の親父とチャラ男な息子、立場が逆転して襲いかかるミゾユーな危機のジカメンを二人は乗り越えられるのか。

近い未来、脳波乗っ取りテロもありえない話ではなくなるかも…!!そんなことを思いながら読みました。

池井戸作品やっぱ好きだわ!

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

ドラマ見て読みたいと思った本

政治系の話には取っ付きにくいと思っていたけれど
コメディ要素が強いから読みやすかった。
電車で読んでてなんども笑いをこらえて大変だった、、笑

政治家・泰山とそのバカ息子・翔が入れ替わるという面白設定
支持率とか、政治内の勢力とかより一生懸命に日本の問題に立ち向かう様子がかっこよかった。

一市民の翔だからできたことかと思うけど、
泰山にもその熱い思いがちゃんとあってグッときた。

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2025年03月15日

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総理大臣とそのバカ息子が入れ替わるマンガみたいな設定だけど、真相がわかってくるにつれ意外とあるのかもしれないと思えてきた。
ドタバタ政治コメディで笑えるけど、ぐっと心を掴まれる強いセリフの感動場面もある。
狩屋官房長官をスキャンダルではなく、仕事の面から評価するところが一番よかった。
体ごと相手の立場に立つけど、第三者の視点だから感じることがあり、また本人じゃないからこそ、しがらみなく本音を言える。
入れ替わりを最大限に活かしたおもしろい小説だった。

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2025年01月22日

Posted by ブクログ

最初は政治の話から始まり、泰山や息子の人間性は余り好きにはなれませんでしたが、やはり池井戸潤先生です。最後はスカッとしました。
外見だけではなく、内面まで変わって本来の自分がやるべき事を見つけていく。こんな政治家がいるのなら武藤泰山に一票入れてしまうだろう。

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2024年11月10日

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国家の危機に内閣総理大臣とバカ息子が挑む笑いありの政治サスペンス小説で、非常に面白かったです。
池井戸潤先生の魅力溢れる作品にハマリましたね。
続編読みます。楽しみですね。

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2024年11月10日

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初めて池井戸潤を読みました。テレビドラマのようで面白かった。政治家は能力で評価してほしいのはめちゃ共感。

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2024年10月12日

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父親とバカ息子が入れ替わるという空前絶後の状況
入れ替わったことでお互いが何を大事に考えて生きてきたかを理解し合う、
全然バカ息子じゃない!

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2024年08月29日

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池井戸潤さんの本の中でもトップレベルにコミカルな小説。ストーリーも良くキャラクターも立っていて、エンタメ小説としてとても面白い。

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2024年07月06日

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コメディ要素もある一冊。親と子が入れ替わるというファンタジー性のある展開から物語が進んでいくが、そこか次から次へと…(ネタバレのため省略)。特にのめり込むということはないが、さくっと読め楽しめました。

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2024年06月15日

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最初、設定に無理!って思いながら読み進めるうちに、面白くなってきました。自民党の人達が読んだ感想聞きたい

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2024年02月23日

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最後の戻るとこは物足りなかったけど、これもめちゃくちゃ面白い!政治の話で分からんなぁって思いよったら、まさかの親子入れ代わり?脳波テロなんて思いつく凄いわ池井戸ワールド!早速シベリア編を読むぞ

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2023年11月07日

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めちゃめちゃ面白かった。首相とその息子の頭の中の交換された様が笑えた。実際にこんな総理がいたら、日本も多少なりとも変わるかな

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2023年10月18日

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お堅い政治小説かと思っていたら、まさかのコメディ!武藤親子や他の政治家たちとの掛け合いがクスッと笑えて最高だった。

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2023年09月18日

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・国民の生活を豊かにしたいという思いは、政治家だろうが、サラリーマンだろうが同じだ
・いつの間にか自分の想いや夢に蓋をしていないか。役職や立場がないと変革が起こせないと言うが、役職や立場についたからこそ、本当の想いや夢に蓋をしてしまうジレンマ。

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2023年07月24日

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現実的な設定にひとつ突拍子もないSF設定
とても面白いし好き。
時折出てくるバカ正直な理想論のような熱い想いに涙しながら一気読みしました。

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2023年07月16日

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録画しておいたドラマ民王Rを見るため、まずはこちらをということでaudibleで聴いた。
総理大臣が自分の息子と中身が入れ替わるドタバタ劇。笑いあり涙あり?、気軽に楽しめるエンタメ小説。
民王のドラマも観たいな〜

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2025年12月07日

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数十年ぶりに再読。当時はお仕事小説かと思っていたけれど、改めて読むと著者が政治の世界を皮肉りながら面白く描いたんだろうなと思う。テンポがよくどんどん読めた。旦那も読むらしい。

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2025年11月13日

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内閣総理大臣を民王としているのか
現職の総理大臣を思い浮かべると民の王とは言い難く
この一冊が風刺画的な表現であり
日本の政治、カネ、女、なぁなぁ、忖度、二世、マスコミなど言い表してくれているようにも思えた

面白いと思う反面、日本の政治に一票を持つ日本人として、なんだか肩身が狭いような身につまされるような思いもしたのでした

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2025年08月07日

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首相とその息子である大学生の身体がテロによって入れ代わり、息子は首相を、首相は大学生の時間を過ごすことになる話。
混乱に巻き込まれていく中で、大事にしていたこと、民を幸福にする信念にたどり着いていく。
池井戸にしてはやや内容が詰まっていない感じで、展開が急すぎたり、ミステリーとして驚きがなかったりする印象。
政治より金融が得意なのかなやはり。

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池井戸潤作品は読んだことがなかったので、初めて読んだ作品となる。ドラマのように主人公が勢い良く問題を解決していく痛快な展開で分かりやすく面白いもの

総理大臣になった武藤がなぜかある日、就職活動中の遊んでばかりだった留年大学生の息子と入れ替わる。仕方なくお互いの生活を演じながら、入れ替わった原因や息子が目指すものを感じていく。一方で息子の翔も自らの視点から政治を考え発信していくようになる。

あえてのご都合主義、あえての定番展開、予定調和を組み合わせながら物語を痛快に収束させていく作品だった

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2023年12月22日

Posted by ブクログ

これまで読んできた池井戸作品と比べて、ずいぶん路線が違った。軽妙な展開でサクサクと読めたのは良かったが、自分はいつものスリリングな展開の方が好きかな。

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

基本入れ替わりものは好みではなく、以前少し読んだ時にも現実感がないことに嫌気がさしてしまい途中離脱していた。
改めて読んでみたら食わず嫌いであった事を実感する。

総理大臣:武藤泰山と息子の翔が入れ替わったのにもしっかり黒幕がいて、その背景にもしっかりとある社会問題が書かれていた。
池井戸作品らしからぬややコメディタッチな感じもそれ程嫌みがなく、主人公達に素直に肩入れできる。
ドラマ版は原作とは登場人物の性格設定が異なるようだがこれはこれで楽しめる。
こんな熱い総理大臣がいたら良いですね

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2023年07月26日

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