【感想・ネタバレ】民王のレビュー

あらすじ

混迷する政局の中、熾烈な総裁選を勝ち抜いて内閣総理大臣に就任した与党民政党の政治家・武藤泰山。低迷にあえぐ支持率を上げようと意気込んだのも束の間、まさかの“事件”に巻き込まれ、国民に醜態をさらすことになる。その頃、泰山のバカ息子・翔にも異変が。夢か現か、新手のテロか。直面する国家の危機に、総理とバカ息子が挑む“笑撃”のサスペンス。彼らは果たして、日本の未来を救えるのか――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

どこか頼りない首相の父親と、ろくに大学に行かず遊び呆けるドラ息子の脳波が入れ替わり、お互いがお互いの体でお互いの日常を生きることになる。その中で密かに自分に潜在していた、日本の社会に対する熱い想いがどんどん開花し、お互いを刺激し合う。見事な親子漫才、ねちねちと否定的な相手を一蹴する場面、喧嘩のシーンも臨場感たっぷり。とにかく痛快でどんどん読み進んでしまった。元に戻った時には拳を突き上げたくなるような清々しさがあった。ドラマさながらのテンポ感で大満足な一冊だった!

0
2024年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池井戸潤、どの本も面白い!
体が入れ替わった翔が若者の視点で政治やマスコミのおかしい所を、バッサリとぶった斬ってくれる所がめちゃくちゃ痛快でした。
知らない間に自分も社会や会社の理屈に毒されてるなぁと思いました。正しい事をするって大変で難しいんですけどね。
最後スッキリした終わり方でしたが、翔が政治の単位をどうやって取れたのか気になるなぁ。

0
2024年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池井戸潤作品は読んだことがなかったので、初めて読んだ作品となる。ドラマのように主人公が勢い良く問題を解決していく痛快な展開で分かりやすく面白いもの

総理大臣になった武藤がなぜかある日、就職活動中の遊んでばかりだった留年大学生の息子と入れ替わる。仕方なくお互いの生活を演じながら、入れ替わった原因や息子が目指すものを感じていく。一方で息子の翔も自らの視点から政治を考え発信していくようになる。

あえてのご都合主義、あえての定番展開、予定調和を組み合わせながら物語を痛快に収束させていく作品だった

0
2023年12月22日

シリーズ作品レビュー

「小説」ランキング