【感想・ネタバレ】嘘ですけど、なにか?のレビュー

あらすじ

やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。木内一裕10作目は、完全エンターテインメント大作!

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アイデンティティに響く

僕のアイデンティティに響くこの言葉。

わたしは不誠実な人間だろうか?時々そう思う。答えはいつもノーだ。わたしは誠実な人間だ。けれど正直な人間というわけではない。「ウソのつけない正直な人」とは対極の存在なのかも知れない。わたしは平然とウソをつく。だがそれは自分の利益のためや、相手を傷つけるためのものではない。それどころか、わたしのウソは相手をつかの間ハッピーにさせる。

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2022年05月01日

Posted by ブクログ

編集者亜希が知り合ったのはスマートな高級官僚。
嘘つきな2人にはロマンスが芽生えた後に、おかしな攻防が繰り広げられることになった。
再読。
登場人物が多く、間を開けて読みのは一苦労と、一気読みに変更。
怒涛の展開に夢中になりました。
亜希ちゃんあっぱれ。
物語の中とはいえ、簡単に犯罪が仕立てられてしまうのは嫌だな。
多感な時期にこの件に居あわせることになった八郎兵衛のその後が気になります。

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2021年12月08日

購入済み

その時の情景がパッと頭に浮かんでくる様な感じがします!
絡まりながらも流れる様な文脈は立体感のある3D!
読んだ人をゾクゾクっとさせてくれます!

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2020年09月30日

Posted by ブクログ

嘘・嘘・嘘!口から出任せ!面白かった~♪ 待田の登場の仕方がカッコイイのに、どんどんアホかッ!て小さい男になっていく姿が、殺人が絡んでるのに軽くて面白かった。

いい意味で!くだらない(笑)
周りに公認の嘘つき亜希が気持ちいいぐらい可笑しい。
八郎兵衛と亜希は良いコンビになりそうだなぁ。
それにしても、こんなアホなエリート官僚・・・初めて出会ったわ。

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2019年01月20日

Posted by ブクログ

過去読んだ木内一裕作品の中では最もまあまあな内容だった。ミステリ仕立てなのかと思って読み始めたけど読み終わってみるとこれはスラップスティック・コメディだな。主人公が取り調べでど鋭い切れ味の対応する辺りは凄く良かったんだけどその後熟女と子供とキャラが追加されてドタバタしてまとまらなかったなあって印象。相変わらずスピード感ある展開で読みやすかった。カバーがこれイラストで木内一裕本人が描いてるってのびっくりしたさすが漫画家。

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2025年02月09日

Posted by ブクログ

嘘を駆使して切り込んでいく女性主人公が爽快。
壮大すぎることなくシャープな物語とノンストップで読ませる文章力が非常に良い。

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2024年03月23日

Posted by ブクログ

相変わらずテンポがよく、さくさく物語が展開していく。
明るいというかドタバタしているというか、読んでいて飽きさせないのはさすが。
嘘ばっかりで面白かった。

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2023年11月14日

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ネタバレ

やっぱりたくましく図太く生きる女はイイ!どんなトラブルも嘘で乗り切ってきた水嶋亜希。警察官僚の犯罪に巻き込まれて圧倒的不利な状況でも全然怯まない。シリアスな緊迫感はなかったけど痛快で楽しく読めた。巻末の解説でわかる表紙の秘密にもびっくりした。

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2021年11月11日

Posted by ブクログ

ビーバップ大好きだったのに小説読んでなくてすみませんでした。これから全部読みます。

作者の心理描写と話の流れは、読者の心を読んでその先をいく。
まさに天才。脱帽。

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2021年08月20日

Posted by ブクログ

仕事を上手く回すためなら嘘も躊躇わない女編集者。
そんな彼女の唯一の楽しみは1人飲み。
行きつけの飲み屋に行く途中、事故にあいそうなところをイケメンに助けられ…

一昔前前のジェットコースタードラマのような物語。
笑える。

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2021年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2021/4/3
ニヤニヤしてるうちにすぐ終わってしまった。
軽快で痛快。
八郎兵衛とのやりとりが面白い。
イケメン割とポンコツで、主人公のかっこよさが際立った。
お上手。

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2021年04月04日

Posted by ブクログ

表紙とタイトルで、「悪女が男を騙しまくるクライムもの」と勝手に判断していたけど違った。主人公(嘘つきだけど憎めない)がエリート警察官僚(嘘つきでクズ)に犯罪者として陥れられそうになるけど反撃する痛快小説。実に痛快、痛快。

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2020年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったです。
亜希ちゃん強い!環さんも強い!女子が国家権力に立ち向かうお話でした。
それに対してエリート官僚の待田のダメさ…叔父さんとばっちりも甚だしいです。
でも、適当に罪状を作って簡単に逮捕とか出来るんだな、、とちょっと怖くなりました。亜希ちゃんは簡単な相手ではなかったのでやってやりましたが。痛快です。
この作品で吐かれたたくさんの嘘…身を守ったり、身を滅ぼしたり。
本を読みすぎたり映画を観過ぎたりすることも、引っかかりでもいいから少しでも身になってたらいいなぁと思います。お勉強が出来るだけでは駄目です(それすら出来ないけど)。
亜希ちゃんも八郎兵衛も好きでした。強く逞しく…。
装丁の女性が作者のイラストだということに驚きました。写真じゃないのかこれ……!
「藁の楯」はあんな感じでしたが、こちらも映像化されたら面白そうです。

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2020年01月10日

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もうすぐ4月1日。学校は新学期になり、企業的にも新年度を迎える会社が多い。大晦日から元旦にかけて新年を迎える時ほどではないが、新たな学年や年度を迎えることで、気分も切り替わるタイミングではないだろうか。日本にはこういった物事をリセットすることを良しとする風習がある。いわゆる「水に流す」とか「過去を振り返らない」というような前向きな風習なのだが、元旦や4月1日という区切りをつけられる日があるというのは、何となく精神衛生上でも良いなと思う。

また、4月1日は“嘘をついても許される日”「エイプリルフール」としても有名だ。エイプリールフールの起源には諸説あるようだが、罪のない嘘やエンターテイメント的な情報であれば気分も明るくなって楽しい。以前、イギリスのBBCが「空飛ぶペンギン」のフェイクニュースを流したのは有名な話だが、近年では日本でも他愛のないフェイクニュースを流しようになり、ようやく「楽しく正しいジョーク」が固定されてきたのがなと感じる。嘘は嘘でも、他愛のない心から楽しめる嘘や冗談は、ストレスの多い現代では大歓迎だろう。

木内一裕さんが書かれた「嘘ですけど、なにか? (講談社文庫)」は、主人公が平気で嘘をつく編集者だという物語だ。嘘といっても「嘘も方便」といえるような嘘なのだが、そんな他愛のない嘘が主人公の周辺を徐々にきな臭いものに変えていく。

主人公の水嶋亜希は、32才独身の文芸編集者。有能な彼女は作家からも信頼されており、困ったことに遭遇したりスランプに陥いったりするると亜希を頼ってくるほどだ。有能な彼女だけに、休みもろくに取れずにトラブル対応のために飛び回る日々が続く。そんな忙しい彼女が、ある日スマートで素敵なエリート官僚と偶然出会い、急速に接近していく。しかし、ある日思いがけないことで彼の秘密を知った亜希は、悩んだ末に警察に駆け込むが、逆に彼女が凶悪犯として疑われてしまう。彼は本当にエリート官僚なのか、何が真実で何が嘘なのか。亜希を取り巻く状況が、急速に危険な方向になだれ込んでいく。

登場人物の誰もが個性的で、誰もが感情を剥き出しにしているのが面白い。だからこそ展開が速く感じられるし、ハラハラドキドキする感覚を味わうことが出来る。次々と事件が起こる展開の速さと伏線の多い展開とが合間って、思わず一気読みしてしまった一冊だ。オススメです。

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2019年03月27日

Posted by ブクログ

木内作品最高。今までの影のある主人公たちとは違うが,またそれもいい。ドキドキして笑って,最高でした!!
あらすじ(背表紙より)
水嶋亜希、三十二歳独身。文芸編集者としてトラブル処理に飛び回る日々。仕事を頑張ったご褒美のように、ある日高スペックのエリート官僚と偶然出会い恋が始まる予感が。だが新幹線爆破テロ事件が発生すると、明らかに彼の態度が怪しくなっていく―私、騙されてる?痛快でドラマティックな反撃が始まる!

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2019年03月18日

Posted by ブクログ

最初、あんなクズ野郎だと思ってなかったからそんな展開になると思ってなかった。心の声が面白いのとキャラ立ちしてるので、読みやすい。八郎兵衛も以外といいキャラだ。こんな感じのブラックコメディ?また読みたい。

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2019年02月28日

Posted by ブクログ

水嶋亜希、三十二歳独身。文芸編集者としてトラブル処理に飛び回る日々。仕事を頑張ったご褒美のように、ある日高スペックのエリート官僚と偶然出会い恋が始まる予感が。だが新幹線爆破テロ事件が発生すると、明らかに彼の態度が怪しくなっていく―私、騙されてる?痛快でドラマティックな反撃が始まる!

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2019年10月10日

Posted by ブクログ

登場人物の誰一人として共感ができず、嫌いでしたが、テンポが早くて読みやすかったです。
待田の最初の素敵なイメージがどんどん崩れていく様子が面白かった。

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2023年01月30日

Posted by ブクログ

面白かった
ほぼ漫画のエンターテイメントストーリ(笑)
はちゃめちゃの展開がまさに漫画!

ストーリとしては、
32歳独身の編集者の水嶋亜希は、担当の作家を騙しながらもコントロールして、トラブルを回避している毎日。

そんなある日、高スペックの官僚と偶然出会って、一夜を過ごすことに..そこから恋が始まるかと思いきや、国家を揺るがす事件に巻き込まれていきます。
新幹線爆破テロ、そして、殺人事件。
その事件の中で、国家権力に立ち向かう主人公が面白い。
嘘つきということもありますが、はやり、頭が切れる人です。ラスト追い詰められたシーンでも肝が据わっています。

リアリティが全く感じられないので、楽しく読み進められます。

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2022年01月09日

Posted by ブクログ

本を読むのがめちゃくちゃ遅い私でもサクサク読める内容だった。個人的に八郎兵衛のキャラが好きだ。

内容も面白かったが、特別興味深かったのは、最後にある解説で、この本の表紙が写真ではなく手描きのイラストだったと明かされていたこと。
完全に実在する人(モデルさん?)だと思っていた!
びっくりして表紙を見直してみる。女性の顔の真横にジャーンと書かれたタイトル。木内さんがニヤリとしているような気がした。

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2021年01月21日

Posted by ブクログ

こんなポンコツな警察があるかい(笑)ツッコミどころは多々あれど、流石漫画家さん、キャラクターとテンポは良い。スイスイと嘘を吐く女性が主人公なのだが、初めに想像していた虚言癖のようなタイプではなく、必要な時に必要な嘘を吐く、ある意味まっとうな女性に思えた。そんな彼女が恋した相手が胡散臭い官僚だったことから、一気に事件に巻き込まれていく。なかなか楽しめたけど、ラストもうちょっと爽快感が欲しかった。もっと悪をコテンパンにしてほしかった。装丁の女性が著者のイラストというのに一番驚いた。流石漫画家さんだ。

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2020年05月05日

Posted by ブクログ

「こんな題名でどんな話?」と思ったが、そのまんま題名の通りだった。主人公の亜希ちゃんは、最高に面白い。街田隆介は、なんだかおまぬけなのだが、捨てがたいキャラクターだ。中学生の八郎兵衛も、名前に違わず面白い。すらすらと読めてしまって、後に何にも残らない。リアリティは無いねえ。

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2019年07月06日

Posted by ブクログ

木内一裕『嘘ですけど、なにか?』講談社文庫。

木内一裕の10作目の小説。余りにも偶然ばかりが重なる漫画的な出来すぎのストーリーに少しうんざり。最近の作品よりも初期の作品の方が遥かに面白いと思う。

虚言癖を持つ32歳独身の文芸編集者・水嶋亜希はエリート官僚と偶然出会い、一夜の恋を楽しむが、とてつもない事件に巻き込まれていく。新幹線爆破テロに殺人。読み進むにつれ有り得ない展開が続き、食傷気味に。

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2018年10月21日

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