小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
1992年に初版(単行本)が刊行された作品なので、刊行から30年以上たった小説ですが、(携帯電話やSNSなどが存在せず、新宿で流しのタクシーを捕まえられずにいる女性を車を持つ男性がナンパするなどの「時代性」はあるにせよ)物語そのものに「古くささ」が全く感じられないことに驚かされます。
ネクロフィリア(死体愛好症)の犯人が犯行に及ぶ描写も鮮明に描かれている部分など過激な表現もあって、他人に推薦するには少し抵抗はありますが、ラストシーンで全容が明かされた際の驚愕と達成感は最近読んだミステリの中でもトップクラスでした。
さすが、「叙述ミステリの金字塔」と評価されている作品だと感心しました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説投稿サイトのカクヨムで連載されていた作品を出版したモキュメンタリーホラーです。
読んだあとも日常をじんわり侵食してくるような気味悪さがあり、じっとりしたジャパニーズホラーが好きな方は大好物だと思います。
読み進めると核心に迫っていくような作りになっており、続きが気になって一気に読めてしまいます。
後半はなんとなく説明的な部分もあり余白が少ない話になっているため、理解すると怖くないような感覚が私はありました。(雑誌編集者が出来事をまとめたりする展開なのでしょうがないところではあります)
小説版でも十分怖いですが、カクヨムでリアルタイムで追っていたときの方がハラハラさせられて怖かったかな -
Posted by ブクログ
目次
★羅生門
★鼻
芋粥
★運
★袈裟と盛遠 けさともりとお
邪宗門 じゃしゅうもん
好色
★俊寛 しゅんかん
改めて羅生門凄すぎるなと思ったけど、あそこまで心情がビッチリ描かれてると、映像化すると特に何も起きてないレベルの些細な出来事であることを忘れるよな。
小説を書く人が皆頭良いとは別に思わないけど、芥川龍之介はめちゃくちゃ頭良さそうな物語書くよな。
芥川龍之介の作品ってめちゃくちゃ凄いなと思うのと、ピンと来ないものの差が激しい。
「 ――人間の心には互に矛盾した二つの感情がある。勿論、誰でも他人の不幸に同情しない者はない。ところがその人がその不幸を、どうに -
Posted by ブクログ
人生を確実に変えてくれる本です。
しかし、決して綴られてる言葉は私たちに向けてではない。ただの自分語り。
ただ、言葉の一つ一つが丁寧で、強くて、でもどこかとても身近で、体の隅々に言葉が沁みていくのを実感しました。
小寺さんが放つ言葉には底知れないパワーがありました。きっとこれは、小寺さんが様々な経験を経て、自分をとてつもなく見つめてきた結果の強さであると感じました。
小寺さんの心の中心にいる沢山の方と同じように、僕の心にはこの本がずっと居てくれると確信しました。
読み進めていて、残りのページが少なくなってくると本当に寂しく、まだまだこの続きを見たいと強く思いました。
書ききれないのでこの
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