ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 獣の奏者 外伝 刹那

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「綿毛」が読みたくて。外伝は読んだことあったのですが、改めて文庫版を買って読みました。ソヨンのことを知れてよかった。本編に書いてある生い立ちの情報だけでは、「なんて不幸な人なんだろう」という感想で終わってしまっていました。せっかく一族を離れてまで共に生きたいと思えた人と一緒になれたのに、先立たれてひとりエリンを育てる人生はつらかっただろうなと。その答えが書かれていて、たくましさに胸が熱くなりました。

    「秘め事」がやっぱりこの本の肝なのかなあと思います。ユアンのことがずっとよくわからなくて、頭に残っていたのですが、読み返すと「物言わぬ王獣のよう」な彼の姿がつかみ取れる気がします。何一つ不自由な

    0
    2026年03月15日
  • 竜の医師団1

    Posted by ブクログ

    竜のいる世界で、竜とともに生きる少年の話

    面白かった!!世界設定、キャラクター、ストーリー展開全てが好み!
    設定や伏線の開示の仕方がとても上手い。膨大な歴史・舞台設定を徐々に説明してくれるので、ファンタジーでよくある「序盤に怒涛の設定開示に溺れる」現象が少なく、世界に入り込みやすい。

    情景描写も魅力的なので、アニメ化とかしないかなぁ。
    一巻のラストがとんでもないところで終わったので、まんまと二巻を買いに走りました。
    これから追うのが楽しみな作品!

    0
    2026年03月15日
  • 天国からの宅配便 時を越える約束

    Posted by ブクログ

    最近、難しい本が読めなくて
    ミステリーも斜に構えてしまう私ですが、
    これはファンタジー要素もあり無くなった人の想いや人の絆が書かれていて読書のリハビリをさせてもらった、大変暖かい物語ばかりでした。
    短編集だし、通勤時間中もサクッと読めました。

    0
    2026年03月15日
  • 遺言怪談 形見分け

    購入済み

    面白かった

    短篇。名古屋怪談。自衛隊怪談。塹壕キャバクラ。怖い話なんだけど流れがコントみたいで思わずくすっと笑ってしまった。自衛隊も幽霊は怖い。理由は幽霊には銃も砲も銃剣も通用しない。鍛え抜いた拳も通らないので怖い。納得である。

    #ダーク #怖い

    0
    2026年03月15日
  • ツナグ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    初めて辻村深月さんの作品を読みました。
    いやー、引き込まれました。

    生と死について考えさせてくれました。自分だったら誰に会おうかなあとか、身近で死んでいった人たちが何か言い残したいものがあったんじゃないかなあって考えたりしました。

    あと最後のスッキリ感もよかったです。

    また、別の作品も読んでみます。

    0
    2026年03月15日
  • 友だちは名探偵

    Posted by ブクログ

    猫のいるお店もいいけど、犬のいるお店もやって欲しいと思った。男の子に冷たい意味がよく分からなかった。でもやっぱり冴は天才だと思った。生まれつき推理の才能があるのかな。好きだからやってるのかも。コナンとか好きかな?とわに友達ができて良かった。しかも、冴という天才すぎるのが友達。最高じゃん。天才名探偵、冴とごく普通の小学生、高木とわの謎を解いていく物語。

    0
    2026年03月15日
  • 人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

    Posted by ブクログ

    外科医である著者の父親の死生観。自身、麻酔科医でありながら医療を信じず、ストレスが諸悪の根源と考え、節制をせず、検査の類は一切積極的に受けなかった。それで87歳まで長生きした。

    この本を真に受けて検査を軽んじたり医療不信に陥るのは避けたい。この父親には死への覚悟があったり、自身や息子が医者である点でも一般的ではない。あくまでn=1の挿話として読みたい。心配性、不安がちな自分は本書のおかげでだいぶ気が楽になった。

    「世間では長生きをよいことのように言う人も多いが、実際の長生きはつらく過酷なものだ。足腰が弱って好きなところにも行けず、視力低下で本も読めず、聴力低下で音楽も聴けず、味覚低下でおい

    0
    2026年03月15日
  • 読書感想文が終わらない!

    Posted by ブクログ

    夏休みの小学校の図書室にいる謎の中学生のフミちゃんは、宿題の読書感想文に困っている児童に書くコツを教えていた。
    感想文が読書嫌いにならずに済む方法の本でした。

    0
    2026年03月15日
  • 名探偵にさよならを

    Posted by ブクログ

    認知症の方と関わる仕事をしているため、動画で本の紹介をされていて興味が湧き初めてのミステリー小説として「名探偵のままでいて」を借りたのがきっかけだった。
    しかし期間中に読みきれず返却し後に今作を見かけ、前回読みかけと併せて次作も一緒に…と思っていたもののなかなか機会が回ってきそうになかったためまさかの最終作を先に読むという愚行に。

    なぜ前二作を読んでないのか……!
    やっぱり後悔しちゃったよ(笑)

    小説ではミステリーに触れてこなかったけど名探偵コナンは大好きなので作品に出てくるたくさんの名作品のタイトルやキャラクターも意外と聞いたことがあったりして楽しかった。
    海外の作品は名前がどうにも覚え

    0
    2026年03月15日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

    Posted by ブクログ

    専門的な難しいことばかり書いてあるのかと思いきや、まさかのキャベツひと玉を食べるのに悪戦苦闘し、そば屋のタヌキの置き物を怪しげにのぞきこんだりと非常に面白おかしく読むことができて良い意味で裏切られました。
    これまで鳥たちの鳴き声━━言葉に想いを馳せたことはありませんでしたが、この本を読んでからは、「さっきからずっと同じ鳴き声を繰り返してるぞ!もしやこれは意味がある言葉では?」と鳥の鳴き声に耳を傾けるようになりました。そう、井戸の外に気がつくようになり世界が一気に広がりました。本当に新しい世界に気がつかせてくれた一冊に感謝です。

    0
    2026年03月15日
  • 月白

    Posted by ブクログ

    読み応えのある素晴らしい一冊でした。昔と言ってもそんなに昔ではないと思います。今後、上野に行くと思い出す一冊になったと思います。いろいろと考えさせられましたが、とても必要なことだと思いました。

    0
    2026年03月15日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

    Posted by ブクログ

    東京會舘のプティガトーが美味しくて種類が多くてわくわくして食べたことを思い出したが、こんなに気持ちのこもった素敵な品が他にもたくさんあり、ひとの強い想いから生まれたものだと知り感動した。
    かつてから、東京會舘を思う先人たちの想いが紡がれて今があると思うと感慨深く、とても好きになった。
    それにしても鉄板焼きディナーに行った際には、格式高くて緊張してしまったので、庶民の社交場とはいえやはり特別感のある素敵な場所だなぁと思う。

    0
    2026年03月15日
  • マウス

    Posted by ブクログ

    コンプレックスのある律、めちゃくちゃひねくれてんなーと思いながら、この2人の絡みがたまらなく愛おしく感じて良かった!
    最後はもっと続いてほしい、終わってほしくないと思ってしまった。

    0
    2026年03月15日
  • 筒井康隆自伝

    Posted by ブクログ

    兎も角もよくぞ書いてくださいました。それだけです。ファンがしみじみありがたく読む書。筒井未読者は代表作あらかた経巡った後にお越しくださいませ。

    0
    2026年03月15日
  • かがみの孤城 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わたしたちは、助け合える。という上巻の終わりから一転、会えるはずだった学校でお互いに会うことができず、パラレルワールド説が飛び出すなど、一気にミステリ感もある前半だった。助け合えないことを感じて絶望的な空気が広がるなか、助け合えないわけでも、会えないわけでもないと言うオオカミさま。残された時間を大切に過ごそうとするこころたちの姿は、切なくもあり、また後半の展開がどうなるのか、大きく期待させるものだった。

    アキの暴走から始まる後半は、今までの伏線が回収され、全ての謎が明らかとなった。生きている時間がずれていることは何となく想像していたところもあったが、それまでのお互いの実生活の描写などにヒント

    0
    2026年03月15日
  • 逃亡者は北へ向かう

    Posted by ブクログ

    あの未曾有の大災害から15年。柚月さん御自身もご両親を失ったと聞いたけど、こんな小説を描いてしまうなんて。
    ある日突然、平穏な日々が覆される。そこで別れる、生き残った人とそうでない人。
    家族と引き離される痛み、誰しも簡単に受け容れられるものではない。
    それでも自分の命ある限り、大切な人を探し求め続けるしかない。それは人として当たり前かもしれないけど、警察官や消防士などそんな当たり前のことすら自由にできずに公務に尽くしてくれた方々がいる。

    そして、みんな助け合わない中で起きてしまう悲しい事件。事件も起きなければ家族と寄り添う時間もできたかもしれない。

    どこまでもついていない人、世の中には確か

    0
    2026年03月15日
  • 線は、僕を描く

    Posted by ブクログ

    この本を読むと、これまで水墨画に興味が無かった人もきっと水墨画を見に行きたくなる、描いてみたくなる、そんな作品だった。
    湖山先生の言葉の一つ一つが心に刺さり、出来るかどうかは関係ない、とにかくやってみようという気持ちになれるから、水墨画に関係なく、何かに挑戦しようとする人に勧めたい本。

    0
    2026年03月15日
  • 始まりはジ・エンド

    購入済み

    面白かった!

    新津さんの作品はかなり読みましたが、初期の頃の面白さを感じることは減っていました。ですがこちらの短編集の作品はどれを取っても完成度が高くとても面白かったです。読後感が様々で飽きることがありませんでした。大満足でした。

    0
    2026年03月15日
  • 断片的なものの社会学

    Posted by ブクログ

    ずっと、わからないし、ままならない。
    言葉によって核心をつけないようなことたち。
    この本は、解像度をあげて、一緒に世界をみようと横に立ってくれる。

    星野智幸さんの帯文「この本は何も教えてはくれない。ただ深く豊かに惑うだけだ。そして、黙ってそばにいてくれる。」が、本当に的を得ている。

    多くの人のインタビューやサーベイを通した著者でさえ「わからない」。自分なんてもっとわからない。でも、目を背けないで、せめて祈ることだけでも。
    あの異性装者が顕したユートピアはどこかにあるだろうか。

    また戻ってきたくなる1冊。

    0
    2026年03月15日
  • 虐殺器官

    Posted by ブクログ

    一生本棚に置いておく。今、世界がこうなっている時にこそ、読んで欲しい。

    「小説はラインマーカーを引いたりするのではなく印象で楽しみたい。実用書とは読み方が違うよね」と夫と話した直後でした。メモして大事にしたいフレーズがこんなにもたくさん出てくる。読書メモがパンクしてます。

    優しく、大きな叫びはなく、そこに世界があり社会構造があり、人間の脳と感情と肉体としての構成物があり、情報と歴史があり。
    ただ静かにすぐそこに、体内に、あらゆるところに地獄がある。
    どうしたらこんな文章が書けるんでしょう。伊藤計劃さんの本、全部買います。

    15年ほど前になんとかなく手に取り、ずっと実家の本棚に置きっぱなし

    0
    2026年03月15日