あらすじ
猫の時間と人の時間。
進み方は違うけれど、
一緒にいる、今がいちばんの宝物。
猫の浩太は、桜庭家の次男坊・浩美とずっと一緒に過ごしてきた。三男猫扱いには不満だけれど、たったひとつの願いは浩美より一日だけ長く生きること。だから肉球はんこの練習にも日々余念がない。なんのためにって? それはーー。
表題作「みとりねこ」、『旅猫リポート』外伝2編を含む、7編、7匹の猫物語。
世界が夢中!『旅猫リポート』『みとりねこ』、海外30カ国以上で100万部突破!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
旅猫の外伝でした。ハチとのストーリーがあって、預け先の家族もよい家族でした。会わせてあげたかったな。いろんな猫ちゃんのお喋りが聞けるそんな本でした。
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旅猫リポートの存在知らずに久々に
有川さん読も〜と思って手に取ってしまった。
私はどちらかというと動物苦手で、生活の中にほぼ存在しないのだけど…これは猫を見る目変わる。本当に、猫がそう思っているかのような気がしてくるし、なんとなく読んでる間猫好きになってしまってる。猫ってこんな人間の気持ちわかって、寄り添ってくれるんやって。
旅猫読みます。
Posted by ブクログ
これは泣いてしまう本だな〜と思いながら
ずっと本棚に置いて読めてなかった。
最初と最後の話で号泣
それでもクスッとなる面白さがあって
あっという間に読み終わった
可愛くない猫はいない
うちの子は普段何を考えているんだろう
Posted by ブクログ
猫好き、特に猫を飼ってるひとにはめちゃくちゃ刺さる本。あるあるで溢れてる。7つの短編集。特に最後のみとりねこさ、もう涙なしでは読めなかった。旅猫リポートを読んでから読めばよかった。そこは失敗した!
Posted by ブクログ
うっかり病院の待合室で泣きそうになる所でした。嘘です、ちょっと涙出てました。
こんなの泣かない訳が無い。
猫旅リポート未読だったので、ちょっとネタバレされました(映画は観ていたので、話は分かりましたが)。
アンマーと僕は読んでいたので、こちらは分かりました。
Posted by ブクログ
猫目線で人間の様子を語る文面から、我が家の二代目わんこが家族の行動を見てどう思っているのか聞いてみたくなる。
「旅猫リポート」外伝も楽しめた。
表題作の「みとりねこ」では、またまた涙が…。
残念だけど寿命というものがある。
我が家の一代目のわんことの別れを思い出した。
「シュレーディンガーの猫」も素敵な物語でした。
Posted by ブクログ
わけあって、愛猫から引き離された身としては、「あの子もこんな気持ちだったのかなぁ」と思いを寄せる日々です。自分の中で寂しさを消化しきれていませんが、この作品を読みながら、いつか哀しみを乗り越えていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
猫と人間のありきたりな日常の中にある大切な気持ちに気づかせてくれる、そんなお話が詰まっている。
進む時間の流れは違くとも人間が猫に願っていること、猫が人間に願っていることが同じことが多く紛れもなく猫も家族なんだと再認識できた。
人間が子供から大人になったときその猫がまだいるのかは分からないが子供の頃に抱く感情と大人になって抱く感情が異なりその成長を感じることが出来て最後には感動できるお話が多いです。
Posted by ブクログ
有川さんは本当に猫が大好きなんだなと感じた
私も含め猫好きにはたまらない
あるあるづくしの一冊。
「旅猫リポート」が大好きだから
外伝を読むのが不安だったけれど
予想を大きく裏切ってとても素敵な内容だった。
「みとりねこ」は切なくて泣いたけれど
あたたかい気持ちにつつまれた
Posted by ブクログ
有川ひろさんの作品を読みたくて手に取った1冊。
どの物語も心温まるお話でした。
特に最後のみとりねこは涙をもっていかれました。
有川ひろさんの描く猫の作品は本当にずるいなぁと思います。
Posted by ブクログ
7匹の猫の短編集。
ペットを飼ったことがないから想像でしか分からないところも多いけど、人間より早く死んでしまう生き物と一緒に暮らすということの結末への悲しみに怯えるのはちょっと違うのかもしれないと思った。
言葉は通じないけど、深い愛情を持って接したことが猫にも伝わっているといいな。
いや、きっと伝わっているんだろうな。
「あなたより1日だけ長く生きたい」
これが大切な人への最上級の想いかもしれない。
Posted by ブクログ
最初の旅猫レポート外伝からジーンとするお話で、最後のみとりねこもとても素敵なお話です。
残念ながらペットと呼べるようなものを飼ったことがないのですが、言葉は通じないないけれど、気持ちでは通じ合う、本当にペットも家族の一員なんだなと思いました。
読み終わった後、優しい気持ちになれる気がしました。
まさか猫を飼うことが育児の練習になるとは。
Posted by ブクログ
一緒に暮らしていた亡き愛猫もこんな風に人間を観察してたのかなぁ、なんてほっこり温かい気持ちになり愛猫に会いたくなった。
猫を飼ってる人なら読んで欲しい一冊です。
旅猫レポートもそうだったんですが、読み終わると優しい気持ちになってるんです。寂しいところももちろんあるけど、とにかく後味がよい本です。
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旅猫レポートの外伝を含む短編集でしたがどれもいい話だなと思いました。人にはペットたちのホントの気持ちはわからないのだけれども登場するニャンコたちのように注いだ愛情はきっと伝わっていると信じたいと思いたいですね。
Posted by ブクログ
こんなの泣かないわけがない。
『旅猫リポート』と『アンマーとぼくら』が未読の人は、先に読んでからをおすすめします。
どちらも大好きな作品です。
Posted by ブクログ
『旅猫リポート』の外伝を含む猫が中心の物語。
タイトルでもある「みとりねこ」の物語は最後の数ページでじわっと悲しくなって涙した。
ただ、個人的には「シュレーディンガーの猫」がお気に入り。個性が強い新米のパパとママのやりとりで思わず笑ってしまう。特に奥さんの方は気が強く鬼嫁、とかよりも軍曹!と呼びたくなるような人。性格が全然違う2人でも、猫と赤ちゃんに対する愛がたっぷり感じられて温かい気持ちで読み終えた。
Posted by ブクログ
読みやすくて面白かった。
猫にまつわる話が詰まった短編集。
旅猫リポートの外伝が2作入ってるのが嬉しい。1つはハチが引き取られた先の話で、もう1つが作中で描かれなかったナナのお見合いの話。どっちもめちゃくちゃ面白かった。1つ目の方ではハチ目線で語られてて本編で読んで時と印象が違って面白かった。徐々に悟の事を忘れてたハチが悟の名前を聞いて思い出してくれたのが嬉しかったし、悟を迎えに行くために散歩をするようになって、そこで事故にあってしまったのが悲しくてめっちゃ泣いた。
2話目も良かった。悟の人柄の良さとかがいっぱい描かれていて本当に優しい奴だなって思った。悟がずっと大事にしていた写真のエピソードもすごい良かった。
他の話だと表題にもなってるミトリネコが良かった。
同じタイミングで家にきた浩美と浩太。兄弟のように育った2人の話が良かった。ずっと浩美の側にいてくれる浩太の健気さと優しさが愛くるしい。浩太とダイアナのやりとりも面白かった。二又になった時にちゃんと書類に拇印を押せるように練習してる浩太が可愛すぎて好き。
最後浩美が看取るのに間に合って本当に良かったし、浩美が来るまで頑張った浩太に思わず泣いちゃった。
どの話も面白くて本当に良かった。
Posted by ブクログ
「旅猫レポート」を読後、そのまま手に。
続篇である外伝が2話あって、気になっていたハチのこともわかったし、旅猫リポートにででこなかったもう一人のナナのお見合い相手も登場。
切なく泣ける話
心暖まるお話もある短編集。
「みとりねこ」という名の通り飼い主の看取りを全力でしたのは、「旅猫リポート」のナナだ。
だけど、この本を読んで飼い猫達はみんな飼い主を看取りたいと思いながら暮らしているのかも…と思った。
ヒトは長ければ100年近く生きる生きものだけれど、野良猫は5年、飼い猫でも15年ほどの生命。
ヒトは歳を取るとペットの世話ができないからと、高齢になってからペットを飼わなくなるものだ。
だから、飼い主を看取ることができる猫は稀。
そういう意味では「みとりねこ」になれることは、猫生にとってすごく幸せなことなのかもしれない。
半年程前に私のママ友が病気で亡くなった。
食事の支度をする度に、子ども達を遺して逝ってしまった彼女を想うと涙を流してばかりだった。でも、彼女の愛犬もきっと「みどりいぬ」として彼女を支えてくれたのだと今なら思える。
有川ひろさん、ありがとう…
Posted by ブクログ
短編集ではあるけど、安定の有川さんのほっこりした話。動物視点なのも面白い。老犬を飼っている身としては胸がキュッとなる話もあったけど、それも含めて、誰の人生にも起こり得る話を軸に、悲しさだけで終わらせないお話がたくさんあった。
Posted by ブクログ
ねこちゃんが可愛い!
いやあ、ねこ好きのツボを的確についてくるその手法、流石です^^
短編集。もちろんネコとその家族の人間とのお話なのだけど、一冊通して、生と死がテーマのような気がする。
猫の生死もそうだし、人の生死もそう。
最初のニ編が猫旅リポートの外伝なのもその感を強くする。
でも、どのネコも優しいんだよなあ。ハチもナナもスピも浩太も、みんな大好き。
こんな子がうちにも居たらなあと思ってしまう。
どこかに居ませんか?
久々の有川さんだったのだけど、しっかりと有川節を堪能させてもらった。良き。
Posted by ブクログ
心温まるお話たちだった。
猫は人と人を繋いでくれる。本当にそうだなと思う。
シュレーディンガーの猫が印象的だった。
人間一人を一人前にするなんて、やっぱり猫って凄い!!
Posted by ブクログ
有川ひろさんの小説は植物図鑑や空飛ぶ広報室などを読んだことがあったけれど、みとりねこを読むと本当に幅広いジャンルの物語を書かれる方だなと思った。
みとりねこを読んでいると猫と一緒に暮らしたことはないけれど、想像するだけで可愛くて堪らない気持ちに。それぞれの猫ちゃんや人がお互いを思う気持ちに胸がギュッとなった。
Posted by ブクログ
猫が登場する猫が主役のショートショート7作品が収録されている。猫の目を通して飼い主や家族の生活を見守る。穏やかながらも死別のストーリーもあり、動物との別れが苦手な人はご注意ください。