あらすじ
時代がどんなに困難でもあなたという星は輝き続ける。売れっ子コピーライターの文香は、出張後に立ち寄った道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。盲目のその人は上品な言葉遣いで、戦時中の令嬢だった自らの悲恋、献身的な女中との交流を語り始め――「星がひとつほしいとの祈り」。このほか、20代から50代まで各世代女性の希望と祈りを見つめ続けた物語の数々。「楽園のカンヴァス」で注目の名手が静かな筆致で描く、極上の短編集。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
死も生も、出会いも別れも全てはグラデーションだなと教えてくれる(っ ॑꒳ ॑c) 儚くて脆いものたちのなかで、わたしたちは小さな光を希望として持ち続けるんだろうな
Posted by ブクログ
しんみり、ほろりと涙が出てしまう短編集。色んな地方が出てくるから、読みながら絵画が頭の中に浮かぶ。「読書感想画」を皆で描いたら素敵な展覧会ができそう。むしろ、何か絵からインスピレーションあって書いた文章では?と思うくらい。そんな表現の豊かさが、やはり原田マハならではなのかな。読み終わって気づいた、母と子がテーマなんだろうか。
Posted by ブクログ
星がひとつほしいとの祈り、長良川が特にお気に入り。もう会えない人のことを思うと、どうしてこんなに胸がぎゅってなるんだろう。来年、長良川の鵜飼行ってみたい!
Posted by ブクログ
ひとつひとつの物語がまるで夜空に浮かぶ星のように、静かに心の奥で光を放つ短編集でした。日常のなかに潜む小さな奇跡や、人と人との絆のあたたかさが、やさしい筆致で描かれています。
どの物語も穏やかな温度を持ちながら、ふとした瞬間にせつなさが胸を締めつける、そんな感情がページをめくるたびに広がっていきました。
特別なことが起こるわけではないのに、登場人物たちの想いや選択が、静かに「生きる」ということの意味を問いかけてきます。読後には、誰かを思い出したり、見えないやさしさに気づいたりするような、あたたかい余韻が残りました。
まさに“暖かくも切ない、心にグッとくる”一冊でした。
Posted by ブクログ
斉唱というお話が、とても心温まりました。絶滅危惧種トキを、愛情深く抱きしめる表現に、涙が込み上げました。原田マハさんの、心の表現が大好きです。トキに会いたくなりました(^^)
Posted by ブクログ
星がひとつほしいとの祈り、号泣しました...盲目の女性に生涯を捧げた女中さん、愛する人との出会いと別れ。戦争を経験した事がない現代の女性が、今のささやかな幸せに気づく事が出来る、とても心温まるお話でした。私も、盲目の女性のように、誰かの心を癒す人でありたいと、生き方に影響のある深いお話でした。マハさんの、心を綴る小説が大好きです。
Posted by ブクログ
どれも女性視点の短編集。妻子持ち男との子を孕んだ女、父不明母が大女優の娘、元華族の老婆の話を聞く売れっ子コピーライター、アラフォー女女の旅行で出会った25歳の喪服女、娘とトキを見に行く、夫を死別した妻の娘夫婦との旅行、元娘が人気歌手だが大麻の罪を、
Posted by ブクログ
全て女性が主人公の7編の短編集
『あなたは、誰かの大切な人』の登場人物だった、ハグとナガラがこちらの短編集でも出てきた
先に『あなたは〜』を読んでいたので時系列が逆だったのですが、違う短編集に同じキャラクターが違うストーリーで出てくるのは読んでいて面白いなとおもいました。相変わらず2人の関係性がちょうど良いなと思います。
表題の「星がひとつほしいとの祈り」では、内容は全然違いますが、狐につままれた感じから、村上春樹の一人称単数のサルの話を思い出しました。
———-
2025.6.11
気づかず最後まで読んだけど二回目だった
一回目とは違う感想で面白い
確かにハグとナガラの話はちょっと既視感?あり
個人的には寄り道と長良川の話が良かったなぁ、
自分が歳とったからこそ、感じ方が違うんだろなと
キラキラした星を集めたよう
一編一編がどれもキラキラと輝く星のような短編集でした。楽園のカンヴァスを読んで、原田マハさんのほかの作品も読みたくなり、でも絵画に関係する小説のほうが面白いのかな、と思っていたのですが、本編は絵画に関係したお話ではなかったですが、すごく素敵でした。
Posted by ブクログ
やっぱり原田マハさんの言葉は心にすっとしみ入る。
ちょっと訳ありの女性が描かれる短編集。
離婚や妊娠、家族の死、薬物…とテーマは重いながらも、それぞれが過去と向き合い前を向く様に光を感じる1冊でした。
日本全国様々な地域を舞台にしているのでそれぞれの方言や風土にも触れられて、旅気分も味わえました。
Posted by ブクログ
ほぼほぼ不倫関連の話で、特に「椿姫」、「夜明けまで」は正直しんどかったが、標題作以降はすごく心にくる作品だった。
特に、「寄り道」、「沈下橋」は人の温かさに励まされ、前を向けるようないい話。
不倫の加害者側で自分的には全く共感できない人物もでてくるけど、それよりも原田マハさんの描く自然の風景に爽やかな気持ちになる瞬間の方が大きく、不思議な体験だった。
Posted by ブクログ
原田マハさんの作品を久しぶりに読みました。どこか影のある、傷を負った主人公のお話。新潟や高知など、さまざまな場所を舞台に描かれ、現地の方言も交えた温かい人との交流が描かれています。読後は爽快感というより、なにか心に少しずしっとくるような切なさがあります。
Posted by ブクログ
20〜50代の女性の希望と祈りを見つめ続けた物語7篇。
いつもながら著者の観察力と表現力に驚かされる。
序盤から一気に惹き込まれる。
「斉唱」と「沈下橋」の母娘の心の動き、徐々に通じ合っていく姿に涙する。
またしても旅したくなる。
Posted by ブクログ
どの短編小説もよかった心があったまった
長良川がでてきたのが地元民として嬉しかった
前にママが私の夫になる人は3人で旅行とか行ってくれる人だといいねって言ってたのを思い出した
そんな人を早く見つけたいねー
Posted by ブクログ
表題作を読んだ。とても素敵な話だった。涙が出た。結構切ない話だけど、原田マハさんらしさの溢れるような文章だなと感じて、とても好きだった。上品な人になりたいと、改めて思う。
Posted by ブクログ
一遍ずつ書いていきます。(故に評価は最後)
椿姫「3.0」
男の子凄いね。大人と子供の違いって、「責任感」の有り無しで自分は区別しているので、それがある少年は少なくとも大人だなと感じた。
よって、主人公、主人公を妊娠させた男、少女はまだ子供だと感じた。
最後の主人公が男の子の肩に安心したように頭を預けたのは、一瞬の安心を求めてそうなったのかな。
夜明けまで「4.0」
この物語を読んで夜明けっていうタイトルから
連想する言葉は「希望」「安心」「帰るところ」ってワードかな。軽自動車に乗って山道をヒカルと一美が陽気に楽しんでいるシーンと、村落の自然と一体化するような雰囲気がとても好き!
星がひとつほしいとの祈り「5.0」
ヨネさんとお嬢様の関係性が自分には星のように輝いてみえました。どれだけ辛いことがそれぞれに起ころうとも、互いを生きる希望として乗り越えていく姿勢…。感動しました。
自分も誰かの一番星になれるだろうか。
また、自分にとっての一番星は見つけられるだろうか。終わり方は、なんであのようにしたのでしょう…。
寄り道「5.0」
親と過ごせる時間を大切にしたい…。ほぼ確実に自分より早く居なくなってしまう存在だとわかっているのだから、大事にしたい。現世に残る人の心に故人の思い出が残っている時は、まだ生きていられるってよく聞くから、長生きさせるためにも思い出を残したい。
妙子と喜美の関係性がとても好き。特に妙子好き。喜美と同じ感想で前向きな所がとても、、。妙子の前向きさを見習いたい。
風景描写も相変わらず好きだな〜。物語の季節は夏だし。とても良い
斉唱「4.0」
唯と亮太が一緒にトキを呼んでるシーン好き。
亮太嬉しかったんだろうな〜。
日本のトキ「キン」は救えなかったけど、梓と唯は最後救われて良かった。
亮太の家族と唯、梓が一緒に食卓を囲んでるシーンで美味しいご飯を食べられる喜びをもっと深く感じたいと思った。
長良川「5.0」
読んでて安心する…。いい人生だな〜堯子さん。
小さい幸せをみつけて楽しみ合うパートナーってなかなか、、ね笑
自分自身もそうでありたいけど、なかなか、、笑
女性側の結婚観ってこんな感じなのかな〜。でも僕自身もこんな感じなような気がするな〜。
長良川行って屋形船乗ってみたいな〜!!
沈下橋「4.0」
最後にこの話を持ってきますか!!最後に辛い気持ちになっちまったな〜…。こりゃ参った…。
でも、まだ希望がある終わり方で良かった。沈下橋のように辛い時はその状況を受け止め、落ち着き始めたら何事も無かったかのように。良い生き方というか耐え方というか、学ぶべきところがありました!しかし、沈下橋という知らない存在から学びを得るなんて…。その存在を使いながら私に語りかけてくる感じが凄いなぁ…。
Posted by ブクログ
短編とはいえどのお話も内容が深い。
二つ目と三つ目のお話は泣かずにはいられない
それと、お話に出てきた場所どこか一つでも行ってみたいと思った。
Posted by ブクログ
特に
星がひとつほしいとの祈り
長良川
がぐっときた。
私にとっての星はなんだろう
長良川、鵜飼見てみたいな。
マハさんの作品は私に旅をするきっかけを与えてくれる。
Posted by ブクログ
思ったよりピンとこない作品たちだった。
でも日本各地、各々の地方で人が生きている感覚が瑞々しく描かれていて、その土地に行ってみたいと思った。
好きだったのは、なんだかんだで「沈下橋」かなぁ。
でも、一番行きたいなと思った土地は佐渡島。
Posted by ブクログ
母と子がテーマ?愛が溢れるそれぞれの親子の物語にほっこり。短編なのでサクサクと読める。亡くなったあとに気がつく母の愛に♡♡なかなか母に素直になれない子供♡♡どの親子も最後は愛に溢れているstory。
Posted by ブクログ
美しい文章でスラスラと読めてしまった。
通勤時間にちょうどいい短編。
夜明けまで、寄り道、長良川がお気に入り。
現実離れしすぎてなくて、どこか人生でつまずいてしまった主人公が人の温かみに触れて希望を感じるような話が好きだな〜と。
Posted by ブクログ
20代から50代に渡る女性の心情を描いた短編集。
それぞれの世代のそれぞれの思いと、その土地ならではの温かい言葉があふれる作品だった。
表題作の「星がひとつほしいとの祈り」のしみじみとした語り口が印象的だった。
ファンタジーのような要素があるところにも惹かれた。
Posted by ブクログ
心に傷を負った女性が、ほんの少し明るい希望の光を見いだして一歩前に進もうとする短編集。自分のことを決して諦めたりしない、それぞれの姿勢に心強い意志を感じれて応援したくなる。
Posted by ブクログ
短編集を久々に読みました。
妊娠中絶という現実が自分の目の前に来たら、どうするだろうか。考えたこともないし、なんとか産ませてあげたいと思うのが普通だが、いろんな事情があって、中絶になることはあるかもしれない。
耐え難い経験であることに変わりはないだろうが、もし身の回りに経験をこれからする人、したことがある人がいたら、心の助けになれる行動、言葉をかけたい。
「沈下橋」
人の人生は、成功するのに長い時間がかかる場合が多いが、崩れるのは一瞬である。そんな時に身の回りに頼れる人はいるだろうか。何人いるだろうか。その人と関わることで、立ち直れるだろうか。自分にとって、助け合いができる人を何人作れるか、これが人生で一番大事なことじゃないかと思う。窮地に追い込まれた時は視野が狭まるものであり、そんな時でも、頼れる関係性を作ることを、元気な時から意識しないといけないからである。
自分が沈んだ時だけ、見える道がある、可能性がある
そんな時だからこそ、できる選択があり、人生をいい方向に舵を切り直すことができるのだ。
「自由になればいい」もし、今が窮屈な状況なら
気を楽にもつしかない。何か苦しくなっている理由があるなら、その状況を解決するために、一旦償うしかないのかもしれない。やり直して、自由になって新しい人生を歩き出すことも大事かもしれない。生まれ変わった自分を待ってくれている人は必ずいる。
この橋になればいい
嵐の時には水に沈み、じっと耐える橋。
空が晴れ渡れば、再び姿を現す沈下橋に。