あらすじ
時代がどんなに困難でもあなたという星は輝き続ける。売れっ子コピーライターの文香は、出張後に立ち寄った道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。盲目のその人は上品な言葉遣いで、戦時中の令嬢だった自らの悲恋、献身的な女中との交流を語り始め――「星がひとつほしいとの祈り」。このほか、20代から50代まで各世代女性の希望と祈りを見つめ続けた物語の数々。「楽園のカンヴァス」で注目の名手が静かな筆致で描く、極上の短編集。
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Posted by ブクログ
斉唱というお話が、とても心温まりました。絶滅危惧種トキを、愛情深く抱きしめる表現に、涙が込み上げました。原田マハさんの、心の表現が大好きです。トキに会いたくなりました(^^)
Posted by ブクログ
全て女性が主人公の7編の短編集
『あなたは、誰かの大切な人』の登場人物だった、ハグとナガラがこちらの短編集でも出てきた
先に『あなたは〜』を読んでいたので時系列が逆だったのですが、違う短編集に同じキャラクターが違うストーリーで出てくるのは読んでいて面白いなとおもいました。相変わらず2人の関係性がちょうど良いなと思います。
表題の「星がひとつほしいとの祈り」では、内容は全然違いますが、狐につままれた感じから、村上春樹の一人称単数のサルの話を思い出しました。
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2025.6.11
気づかず最後まで読んだけど二回目だった
一回目とは違う感想で面白い
確かにハグとナガラの話はちょっと既視感?あり
個人的には寄り道と長良川の話が良かったなぁ、
自分が歳とったからこそ、感じ方が違うんだろなと
Posted by ブクログ
どの短編小説もよかった心があったまった
長良川がでてきたのが地元民として嬉しかった
前にママが私の夫になる人は3人で旅行とか行ってくれる人だといいねって言ってたのを思い出した
そんな人を早く見つけたいねー