小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレここがとても面白いとかではないが、読めば読むほど引き込まれていく。
個人的に好きだなと思った文面は「瀬をはやみ〜の成瀬あかりでございます。本日は琵琶湖大津観光大使として初の活動となります。現在は敦賀駅より北陸新幹線つるぎにて金沢駅を目指しているところです。金沢といえば石川県の県庁所在地であひ、加賀百万石の歴史があることでも有名でございます。我々は琵琶湖大津の代表として、恥ずかしくないPRを行う所存です。この投稿をご覧になっている金沢近辺の方につきましては是非本日の十七時までに金沢駅コンコースにお越し下さい。琵琶湖大津観光大使のたすきをつけて藤原かれん氏とお待ちしております。」 -
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個人的に隠れ蓑と梅雨の柚の花の話が好き。
・隠れ蓑
仇討ちの為に藩を出た嘗ての若武者が、老いて病を得て盲となる。その仇であり、置いた侍を助ける僧の奇妙な取り合わせ。
老僧を膾斬りにしようとした武士を止めに入った大治郎がこの老僧と知らずとは言え、出会っているのも面白い関係性。
老僧を口封じのために襲う武士たちを盲の侍が返り討ちにする展開も熱い。戦闘描写が丁寧なので臨場感あって何度も読みたくなる。
・梅雨の柚の花
父親が再婚し、家の中での立場がなくなりグレた笹野新五郎。珍妙な人相をしているが、剣に対する熱意は本物。とあるきっかけでグレていたところから一念発起、大治郎の門下生として稽古に打ち込む。新 -
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かなり前に本を読んで、アニメも見た。それから随分時間が経った。つい最近、偶然にこの四畳半神話大系が話題になった日があり、それからなんだかまた読みたくなったので、会社帰りに本屋に寄って買った。
久しぶりに読んだけれど、印象は昔とそう変わらなかった。
主人公はなんかこう捻くれ気味で拗らせ気味で結構な厄介な具合……だけれど、その語り口は滔々としてリズムが不思議と良く、思わず声に出して読みたくなるものがあった。
自分も“薔薇色のキャンパスライフ”とは言えない(可もなく不可もない)大学生活だった。けれど、読んでいると、大学生だったあの頃がどうしようもなく懐かしくなって胸が少しだけキュッとなるような…… -
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噂のスケキヨみたさに読んだら、金田一耕助にどハマりしたそのきっかけ。
もじゃもじゃ頭の風采上がらぬ珍妙な男、金田一耕助。そこに舞い込んだ妙な手紙をきっかけに湖畔の屋敷で繰り広げられる凄惨な連続殺人事件。
これの面白いところは符牒と、金田一の立ち位置だ。
金田一耕助を元ネタにした金田一少年や名探偵コナンなどの昨今の探偵小説では探偵が解かざるおえない状態に持っていくのが殆どだが、金田一耕介は職業探偵であり、関係者とするには繋がりが弱い。始まりに耕介関係者の死亡があったとしてもいつでも手を引ける状態であると言うのは最近の推理小説ばかり読んでいた身としては新鮮だった。
ラブロマンスもあるので、是非未来 -
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ネタバレ死刑とは何か?判決が出るとどうなるのか?無期懲役との違いは?どちらが厳しい罰なのか。なぜ死刑は執行されないのか?
被害者の親族はどうなるのか?
加害者の親族はどうなるのか?
どんでん返しはさすがでした。ネメシスの使者ではないなんて、唖然。
ぜひ刑法を学ぶ学生に読んでほしい。決して死刑制度について偏った内容にはなっていないので。
条文、判例、通説、有力説だけ機械的に勉強して、多くの法曹や国家公務員が誕生する恐ろしさが背景にあるのではないかと考えてしまいました。
死刑を考えるためには、無期を含む懲役刑の現実を知ることも必要なのでしょう。再犯をする人もいれば、そうでない人もいる。割合で語る -
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探偵小説の始祖と聞いて読んでみた。
詳しくは知らないが詩人らしく、幾つかのお話は散文で、具体的な描写は少なかったものそれ以上に殺人たらしめる心理的な切迫感が伝わってきた。
どの話も面白かった。
有名なのはタイトルの2話と早すぎた埋葬だろうけど、私にとっては他の話の方が興味深かった。
アモンディリャードの樽
はどんな酷いことをされても耐えていた主人公が恥辱だけには我慢できずに殺人を決意するという、ことだけが描かれており、具体的にやられたことはわからない。ただ、殺人を計画した主人公が酔った相手を巧みに誘き出して家の地下のカタコンベ兼ワインセラーの奥深くに生き埋めにする。道中挟まれるアモンティリャー -
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読みやすいし面白いンデス!
私にとっては絶対に読んで損は無いと胸を張って万人に推せる本でした!推し本!
走れメロスを読んでいれば十分楽しめるし、古代ギリシャや哲学史、太宰治を知っていれば十二分に楽しめる!
そして、読んだこともなければギリシャ?何それヨーグルト?な人も、メロスと一緒に相棒を連れて走りだせば楽しく最後まで読めるのが本作の良いところ!だと、私は勝手に思っています!
そしてなんと言っても人生は結局フィジカルが大事だと気付かされました。
力isパワー、暴れる力、説得力のある拳。
何事もフィジカルで解決出来ないことはない。
早速今日から筋トレを始めます。私はキントレデス。 -
Posted by ブクログ
あとがきにもあるように、大人が読んでこそ感じることの多い小説だと思った。
中高生の時に誰しもが味わう、同級生とは違うという大人びた感覚について、それが特別なものではないことを突きつけられるような感覚を感じた。かっこよく生きる主人公と自分を重ねつつ、私自身が当時考えていた・感じていたことは、決して無駄ではなくその後に人生を見つめるために必要な時間であったことを認めてもらえる感覚もあり、心地よいものでもあった。
主人公の生い立ちとして「ひとり親(母子家庭)」というのが、一つ要素としてある。これは私もそうであるからこそ、境遇に対する共感と差異を両方味わえた。
読後に思ったこととして、ひとり親の子供と
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