小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
シンプルに”面白い”そう思える良作でした。
上巻の感想同様にホントに登場人物全員が主役と思えるようにキャラが立っていて、常に躍動感があり、早く先に進めたいという欲が止まりませんでした。
徳ちゃんが一番のお気に入りキャラなんですが、彼の行動を起点として物語に展開が生まれているように感じ、次は何をしてくれるんやと期待しながら読み進めていました。
また喜久雄と辻村の病室での最後のシーンでは喜久雄のこれまでの成長の全てが表現されているように思い、凄く感動的でした。
おそらく読み返す毎に新たな感動を与えてくれる、そう思わせる素晴らしい作品でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれが20年前の作品とは思えないほどの題材だった。自分もK2のごとくこの作品に取り込まれていき、文庫本で450ページあるのに1日で読み切ってしまった。あまり読むのが早くない、かつ集中力が継続しない私にとってはそれほど面白かったということ。これほどまでに読んでいて頭に映像が浮かぶことはないほどの臨場感でした。ぜひ現代版で映画化してほしいとまで思ってしまった。何が本物で偽物で、頭が混乱して堂々巡り。
「クラインの壺」:メビウスの輪は二次元的に捻れているとしたら、これは四次元的に捻れている?表が裏で裏が表。
何が本当で何が嘘か、確かめる方法はひとつしかない、「はじめのところから始めて、終わりにきたら -
Posted by ブクログ
ネタバレバスで起きた些細な出来事が99個の異なる文体で、繰り返される実験的作品。
本作を読んで、私は「物語」の多次元性を強く認識した。
「主体」の多層性に始まり、質料としての「言語」の解体、「作家」自身も遊戯余地のある「主体」と捉える視座。
「どう書くか、そして書いてるのは誰なのか?」
という表現への無限の問いを与えてくれた。
訳者あとがきでも、親切にほとんどの文体練習の文化背景や操作規則を解説してくれている。
それを読むと、グノーの文体練習が、実に逍遥の自由さ持ち合わせた遊戯かがわかる。
彼の「万物を創作の血肉にする」という転用への貪欲な姿勢を見習いたい。
「一度触れたもの全てを創作に転用する清々し -
Posted by ブクログ
北欧ミステリ、面白い!
本当に久しぶりに、シリーズを追いたくなる傑作に出会えました。
先が気になって2日ほどで一気読みだったのですが、早く結末が知りたいような、まだこの豊かな読書をじっくり味わっていたいような、複雑な気持ちでしたね〜。
ブックガイドなどで「北欧ミステリ」の存在は認識していたものの、どうにも暗く重たいイメージがあってなかなか手が出なかったんです。
しかし、そんな私がドハマりしたのが『The Elder Scrolls V: Skyrim』(スカイリム)というゲーム。
おそらく北欧がモチーフであろうこのゲームの世界観に馴染んだことで、ようやく手を伸ばす気になったのでした。
結
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