小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ不条理が罷り通る戦国時代にありながら、『弱者が虐げられず、誰もがその人らしく生きられる人間(じんかん)』を希求した、松永弾正少弼久秀を描く歴史フィクション。
フィクションとわかっていても、読み終わるまでに松永久秀のことが好きになってしまう。もっと多聞丸、三好元長、九兵衛の夢の続きを見たかった。
例えば『へうげもの』や、今の『豊臣兄弟』などの大河ドラマでも、おかしく爆死させてイロモノ扱いされていたり、三悪のイメージを強調して表現されていることが多い。たしかに私も、希代の梟雄ではあるけれど、あまり良い印象は持っていなかった。
しっかり裏切られます。
「世間の噂だけであの者は悪人だと決めつけていた。何も知らずに生きていた。」
今から500年近く前のことを描いているのに現代社会を揶揄されているようで、まったくその通りだな。と思う。
自分の目で見、音を聴き、手で触れ、心を通わせたものでなければ知ることは難しいことが殆どであるはずなのに、往々にして知ったかぶりをしてしまっているなぁ。
あれ?でも、これもフィクションか。
作り話を読んだだけで、松永久秀のことを好きになってしまっている…
作者にまんまと騙されているのに快い。 -
Posted by ブクログ
どうもアナキストです(驚きの早さで影響される)
というわけで大好きなブレイディみかこさんによる「政治批評」本とでもいうのかな?そんな感じのやつです(ふわっと感)
はいはいまずアナキストって何やねんっていうね
まずそっからですな
簡単に言うと「忌野清志郎」です
要するに「みんなを愛しちゃう人」です
つまりσ(゚∀゚ )ワイ
それにしてもだ
みかこさんもがっつりリベラルなんよな〜
ガッツリベラル(いらんやつ)
保守派を名乗ってるくせにわいの好きな人にリベラルの人多すぎないか?
これについては結論から言う
まぁいいじゃない!
みかこさんと國分功一郎さんと櫻井よしこさんと竹田恒泰さんが同時に好きでも、まぁいいじゃない!
保守派名乗ってるくせに清志郎を骨の髄まで愛しちゃってもまぁいいじゃない!
というわけでこの件に関しては結論が出たのでもう論じません(たぶん)
で、みかこさんに限らずこの手の「批評」を読んでいて思うのは、「引用」すげー!である
いやね、よくあるじゃん「この人はこう言っていた」「この本にはこう書かれていた」みたいなことを「引用」して、そこからさらに論評を重ねるみたいなの
あれさ、よく覚えてるなーって思わない?
わいなんかもう次から次へと忘れていって、どこに何が書かれてたなんてひとつも覚えてないから、批評家さんたちの「引用」には、いつもすごい記憶力だなーすごいなーって思って読んでます
というわけで記憶力のすごいみかこさん
★5です
いや評価のポイントそこかーい! -
Posted by ブクログ
著者の方ほどじゃないけど常に不調を抱えて生きてきて一回普通の会社員生活も挫折しかけた身としては共感するし励まされるものがたくさんあった。思いがけず自分の心身への理解も深まった。理解されづらいし甘えなのかもと疑心暗鬼になることもたくさんある中で、決して前向きというのとは違うけれど、自分を受け入れて文字通り「虚弱に生きる」方法を見つけて生活を続けている人が他にもいるんだなぁと思うと、なんとかなるかと思える。書くことで批判を浴びせられることもあるだろう中で赤裸々に書いてくださった著者の勇気に感謝したいし、健康な、元気な人たちにも読んでほしいと思う。
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Posted by ブクログ
タイトル通り、イワン·イリイチが自らの死を自覚し、死の恐怖と戦いながら自分の人生を見つめ直すが、しかし時は非情にも止まることはない……という苦しみを描いた「イワン·イリイチの死」、妻を殺した男が自らの真の罪を告白し、殺害までの一部始終を語る「クロイツェルソナタ」を収録。イワン·イリイチの死は状況が切迫し狭まった視点で自らの死を思い人生を考えるという苦しさが切々と描かれており主人公の視点に没入することができた。またクロイツェルソナタも現代の価値観に通じるところがあり(全く同一というわけではないが)、筆者の先見の明が窺え、また興味深く感じ、収録作どちらも面白く読めた。
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