湿地

湿地

雨交じりの風が吹く10月のレイキャヴィク。湿地にある建物の地階で、老人の死体が発見された。侵入の形跡はなく、被害者に招き入れられた何者かが突発的に殺害し、逃走したものと思われた。金品が盗まれた形跡はない。ずさんで不器用、典型的アイスランドの殺人か? だが、現場に残された3つの単語からなるメッセージが事件の様相を変えた。しだいに明らかになる被害者の隠された過去。そして臓腑をえぐる真相。ガラスの鍵賞2年連続受賞の前人未踏の快挙を成し遂げ、CWAゴールドダガーを受賞した、北欧ミステリの巨人の話題作。

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湿地 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    主人公の刑事と一緒に、複雑に張り巡らされた人間関係を紐解いて行き、真相に1ページずつ近づいて行く感覚が最高に良かった。

    この感覚こそ日本でもアイスランドでも面白いミステリー小説と言われる要素なのかも。
    この本の帯にも書いてあった通り「(国境も人種も関係なく、)警察小説の普遍性を証明した作品」であっ

    0
    2022年03月16日

    Posted by ブクログ

    「”アイスランド”の犯罪ミステリー。って言われても、何も浮かばない(^^;???」
    そこが良かったのかもしれない。
    物語の先は常に濃い靄に包まれているようで、次に何が待ち受けているのかが分からないのがイイ。
    事件の奥に、また事件が判明し、その向こうに繋がりが見えてくる。
    小さな章建てで進む物語は、ま

    0
    2021年09月20日

    Posted by ブクログ

    ミステリ。警察小説。
    『声』『湖の男』『厳寒の町』は既読。
    この物語を面白いと言っていいのかは分からないが、とにかく素晴らしい。
    犯人に迫る過程の意外性、深い真相、丁寧な心理描写など、優れた点ばかり。
    特に、この事件の真相は、あまりに悲しい。
    文句なしの傑作。

    シリーズ1作目だと思っていたが、実際

    0
    2021年09月06日

    Posted by ブクログ

    読書友達がすすめてくれていたのだけどずっと読んでいなかった小説。

    ラストまで一気読み!おもしろかった!!
    もっと早くに読んでおけばよかった~

    アイスランド・レイキャヴィクのアパートで殺害された老人。そして残されていた奇妙なメッセージ。杜撰な手口から犯人はすぐに捕まると思われたのだが…
    明らかにな

    0
    2021年08月31日

    購入済み

    雨・闇・胸苦しさ

    最果ての地、アイスランド🇮🇸から届いたミステリー。現場にしがみつき、昇進を拒む男エーレンデュレ捜査官を主人公に据えたシリーズ第4作目(らしい)。それが謎解きのキーになるのか!?ちょっと持ち込むにはムリっぽくないのか? 等とも感じましたが、アイスランドという特殊な背景においては成り立つという。しかし、

    0
    2019年07月19日

    Posted by ブクログ

    無駄な描写が無く最初から最後まで集中して一気読みできる警察クライムノベル。訪れたことがないアイスランドの様々な描写や麻薬などの社会的問題も垣間見えて、興味深く楽しめました。主人公の刑事が同い年だったことでも没入できました。

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    アパートの半地下の一室で老人男性が撲殺されているのが発見されたが、それは単純な強盗殺人ではなく、大昔の強姦事件を発端とする哀しい事件だった、というアイスランドの警察小説。
    アイスランドは人口が少ない単一民族の国で、全国民の家系情報・遺伝情報がデータベースに登録されていて辿っていくことができるようにな

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    アイスランド発、ミステリー。
    かなり陰鬱な物語。
    湿地というタイトルからイメージする
    じめっとした空気や匂いの表現が気分を重くする。

    ヴァランダーのシリーズと少し似たところがあるかも。
    頑固そうで自分の道を突き進むおっちゃん刑事。
    ちょっと(かなり)やんちゃな娘もいたりするところが。

    事件の核心

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    ずっと気になっていた北欧ミステリ。
    こういう作風は初めてかも。
    地道な捜査でストーリーに派手さは無い。
    感情的な表現も控えめ。
    だけど胸にせまるものがあって、淡々とした印象なのにどうにも心が揺さぶられる。
    人物の心情に焦点を当てているからかな。
    最初は意味の分からなかった犯人のメッセージも、意味を知

    0
    2025年05月10日

    Posted by ブクログ

    北欧ミステリを初めて読んだ。

    最初は文章に馴染めるか不安だったが、慣れたらスラスラ読めた。
    犯人が誰なのかドキドキ考える!というよりは、登場人物一人一人のヒューマンドラマ的な感じはあるのかな?


    最後の方は、この人が犯人だろうなと分かってしまって、ミステリ要素が消えてしまっのが少し残念ではあるが

    0
    2025年03月05日

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