小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
10年間テレビには出れなかったが、ずいぶんと多方面で忙しくしていたことがよくわかります。あまちゃんのおかげで著名人のファンが、能年玲奈さんを応援して、声をかけてくれていました。だからいろいろな経験を積んでいます。
子どもの頃の話はちょっと意外。20歳で生まれた能年玲奈はお母さんの影響を受けていたのですね。
見かけによらず、意志が強くて、熱量の高い頑固なアーティスト。それを支えているのは『チームのん』であり、社長のんでした。チームのんの主要メンバーは演技指導の滝沢充子さんと漫画家の神崎将臣さん。
2026年はあちこちのテレビにも出演してますます多忙なのんさんですね。 -
Posted by ブクログ
あとがきにもあるように、これは単なる小説ではない。
なんとも不思議な家族と、その家族を取り巻く世界。
それをつないでいるものは、(なかなか完成せず、常に研究し続けている)親子丼だった。それがタイトル「どんぶり」につながってくる。
妙にわかっている。えっ?と驚くと、
「アカシックレコードにアクセスできるからね」と、さらりと言ってのける。
私たちが生きているこの世で見えているものは、ほんの、ほんのかけらなのかもしれない。
ばななさんの本からは、いつも違う世界が見えてきます。
元気な野菜は、農薬なんて使わなくてもあまり虫はつかない。そういったことを自分の目で確かめる人生を生きたい(あとがきより)。
薔薇はむりだよな~、とおもいました。
(農薬ではなくニームを使っています。いいですよ~、ニームは) -
Posted by ブクログ
夜の時間だけ空いてる洋菓子店。
猫に導かれて、色んな思いを抱えて来る人。
分かる…分かるわぁ…と最初のお話から、いくつものお話で分かり過ぎる…って事が多くて、共感しまくりました。
そして、文字だけなんだけど、そのケーキたちを想像して読書をする夜中にとんでもなくケーキが食べたくなってます笑
甘いものって、目でも口でも、鼻でも、心からほぐされて、癒されますよね…
沢山考えながら周りを見ながら生きていかなければいけない世界で、自分の気持ちは自分だけのものって言葉は響きました。
でも、今いる自分の環境、小さなことに幸せを感じれるようになれたのも環境や自分自身の心境の変化だと思います。
それに気づけるのも自分自身。
明日ケーキ買いに行こうかな…! -
Posted by ブクログ
ネタバレえぐい小説だった。と思った。
ここまで踏み込んだテーマを扱えるのか。
しかも書き方が普通に上手い。ただそれだけでは人気になりきれない。
この小説が人気であることは、これが時代にとても即しているからというのがひとつの大きな要因だと思う。これを受け入れる人が増えているという時代の変化を感じる。
佳道、夏月、大也たちに感情移入させられる。
そして後半になるにつれ八重子がおめでたくて正義感に浮かされているやつだと思ってしまう。
そうやって印象の高低もコントロールされていたと思う。けれど八重子の人生では八重子が正しいんだと思う。というか、手の上で転がされるように主人公たちを正しい、八重子は浅はかだと思わされるのが癪なだけかもしれない。
人は皆違う。
では、その人の個性、生まれ、そして欲は、どこからは「正」しくて、どこからは「犯罪」なんでしょうか。
社会に「犯罪」だと線を引かれた人は、どうやって生きていき、どうやってその欲を解消すればいいんでしょうか。
多様性、ジェンダー論という言葉を聞くようになった時代で色々な存在がrevealされてきた。そうした人たちと現行の法律の折り合いの悪さ……いや、恐らく昔からその時代に生きていた全ての人が納得できる善悪の定規や法律など無かったはずで、それは時代やメインな価値観が変われば後から悪かったことにされたり可哀想だったことにされたりする(隠れキリシタンや、戦時に平和を願った人など)。
授業で一度だけ聞いたことがあった。
小児性愛者が、自分の欲を叶えるのは社会的にいけないことだから、必死に抑えていて苦しいのだというインタビュー。
でも多分そのインタビューは多くの人は知らなくて、ネットでは「ぺド」と略され絶対的な悪とされている。
でも、そう呼んでいる人たちは、自分が時代の価値観に合わない側になった時にどうするんでしょうか。
そして呼ばれている人は、それを正しいと信じているのか、それとも社会の側と同じく悪だと「把握」しているのか。それを考えたことはあるのでしょうか。
私は幸い大学で触れたことのあるテーマが多少絡んでいたけれど、このような題材と出会いが無かった人が呼んだらショッキングかもしれないね。
追記
「マイノリティの中でもマイノリティ」が主人公だったけど、「マイノリティの中でもマジョリティ」の人だって世界を恨んだり苦しかったりしてるよ。と思ったけど、それは八重子が終盤で似たようなこと言ってたわ。あれは八重子がヘイトキャラで終わらないためだけでなくそういう読者からの非難への予防線だったんだろうか……というメタ推察。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ舞台はナチス下のドイツだけど、現代的なテーマだなと思った。今も昔も多様な人がいて、勝手に他人のことをわかった気になるなというメッセージを感じた。
スタンド・バイ・ミーのような青春冒険譚で、線路の先に何があるのかを探しに行く徒歩の旅はワクワクした。後半の冒険の目的が四者四様で、特にヴェルナーの「生きたいように生きるには、強制収容所の存在が不快である」という、正義感や綺麗事じゃない素直な行動の動機がとても良かった。ドクトルの言う爆弾の例えも良かった。彼だけは例えではなく爆弾そのものだったけど…。
読み終えた後に冒頭の現代パートを読み返すと、最初に読んだ時と思ったことが全然違うことに驚いた。人はだれも悪者になりたくないし、都合の悪い歴史は伝わりづらいものなんだな、とレオやドクトルを想って悲しくなった。
戦前も戦後もいい人であり続けるホルンガッハー先生は、安全圏から見ると嫌な人にも見えてしまうけど、同じような状況だったらどうするのかを想像すると安易に責めるのは違うとも思う。
自分がどう生きるべきか、どう生きたいのか、自分できちんと指針を持てるようになりたいと思った。
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