ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アムリタ (上)

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    ネタバレ

    好きな情景描写や言葉が多くあった。「何もかもに触ってから確かめたい」という言葉が好きだった。
    とにかく触って確かめる。そういう心の持ちようみたいなものがいいなあと思った。
    また朔美が弟にたいして、何かしてやりたいと思ってしまう感情に共感した。なにもしてやれないのに。何もできないことを知った上でも、してやりたいという感情に。
    特に印象深い情景は、「夜は油のように重く、静かに町並みを満たしていた。あらゆる路地、街角が意味を持って暗く黙っているようだった。」街そのものが二人の行末、二人自身を見守っているような描写。
    物語の間に挟まれる情景描写がとてもよくて、空気感を味わえるのが好きだった。

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    2026年02月02日
  • 真珠とダイヤモンド(上)【毎日文庫】

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    桐野夏生『真珠とダイヤモンド 上』毎日文庫。

    始めこそ大昔の安っぽいテレビドラマを見せられているかのような感覚だったのだが、読み進めるにつれ知らぬ間にストーリーに引き込まれていった。

    バブル前夜の証券会社に入社した2人の女性を中心にストーリーは展開していくのだが、バブル期を知る者は懐かしさを覚えることだろう。

    自分自身もバブル期の中で就職活動を行い、意外と簡単に第一志望を含め、数社から内定を貰えたのだが、内定を貰った証券会社に断りを入れるのには難儀した。人事担当に断りを入れたのに何度となく、飲みに行こうとか、卒業旅行をプレゼントするから入社して欲しいなどと3月末までコンタクトがあったのだ

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    2026年02月02日
  • おしごとそうだんセンター

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    ヨシタケさんのお仕事本ってどんな感じだろう?と気になってめくってみたら、相変わらずユニークな職業がたくさん並んでいて笑ってしまいました(笑)
    個人的に「インスピレーション屋」が気に入っています。こんな職業あったら常連客になってますね(笑)
    地球にやって来た宇宙人が地球の仕事について聞くみたいな内容で、ゆるい世界観で物語が進みます。ですが書かれている文章は真面目で、とても優しい。ヨシタケさんのお仕事観が丁寧に書かれていて、読んでいて心に沁みました。

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    2026年02月02日
  • 日本人が立ち返る場所

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    内容の割合が養老先生が3、内田先生が7くらい。

    個人的にはもう少し養老先生のお話を聞きたかった。

    内田先生の育児に関してなど知らない部分を知る事ができた。

    子供が野生と現実の中間的な存在であるとは知らなかった。

    劇場が額縁である事、感情は主観と主観から生まれる事も勉強になった。

    お二方とも知識豊富なので、対談から勉強になる事が多かった。

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    2026年02月02日
  • クラインの壷

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    ネタバレ

    超面白かった!!!!!!
    展開が早くてイライラしなかったし、何より読みやすかった!!
    後味悪く終わるのも最高。
    現実とゲームの中の境界線が揺らいでいく描写が上手かった。途中これツボの中にいるんじゃね??って予想しながら読んでたけど、最後は予想以上に裏切られて満足。

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    2026年02月02日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    連続放火事件の犯人を探す新聞部に対して、小鳩君と小佐内さんがどう関わるのか、読み進める手が止まらなかった。暗躍と復讐が凄い。

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    2026年02月02日
  • マリエ

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    表現がうつくしい。

    私も離婚した身なので、わかるなあって思うところがちらほら。
    「知ってる関係におきかえなくてもいいのよ。どんな人との関係も初めてのものなんだから」
    この言葉が、可能性に満ち溢れていて、すてきだと思った。

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    2026年02月02日
  • ペンギンにさよならをいう方法

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    最近5が増えてて自分の基準が甘くなってるのかもだけど、面白いのだからしょうがない。突然ペンギンの魅力に取り憑かれた大金持ちの80代で家族がいない独り身お婆ちゃんが、自分の遺産を託すに値するかを自ら見極めるため、単身南極のペンギン研究施設に(強引に)乗り込んだ。
    まずこのお婆ちゃん(というかお婆様、か)の歯に衣着せぬニヒルな発言がたまらなくおかしい。最初はただの空気読めないお年寄りが周りに迷惑かけながらも、という話かと思ったら、途中からなんだかこれは違うぞと。何やらお婆ちゃんの強さの裏に隠れていた過去が少しずつ解きほぐされていくと、物語はガラリと様相を変える。その様が見事だし、エンディングに向か

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    2026年02月02日
  • 成瀬は信じた道をいく

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    今シリーズも主人公の成瀬はどんな人にどのような影響を与えるのか、ワクワクしながら読んでいると、あっという間に読み終えてしまった。

    日常生活でも成瀬あかりだったら、こんな時どのような行動をとるだろうと考えてしまうくらい、成瀬シリーズに取り憑かれたみたいだ。

    次のシリーズで終わりなのは悲しいが、成瀬あかり史を見届けたい。

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    2026年02月02日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    ネタバレ

    「あの戦争になぜ負けたのか」は、昭和日本の敗戦史を通して、今なお続く日本型組織の病理を炙り出す一冊。
    年功序列、人事ローテーション、合理性軽視――それらがミッドウェーやインパールの失敗と地続きであることに、正直うんざりさせられる。
    昭和が終わっていない会社で働いている人ほど、刺さる内容。

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    2026年02月02日
  • 終着駅で待つ君へ

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    自分の地元の話だったので、のめり込んで読み、そして泣きました。
    いつも使ってる天浜線が特別のように感じました。

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    2026年02月02日
  • 光のとこにいてね

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    2026年一冊目。

    面白かったです。
    2人の女性の人生が描かれています。

    読みやすくて、引き込まれました。瑞々しい文章です。

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    2026年02月02日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    隠しごとや後ろめたいことに対しての各々の思考や行動が生々しかった
    周りにもこういう考え方や咄嗟の嘘のつき方で大ごとにしていく方がいる気がする
    自分もそういう行動してるかも…と戒めになる1冊でした

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    2026年02月02日
  • 共喰い

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    暴力と性が題材でありながら登場人物の会話は非常に軽やかで生き生きとしています。

    自慰のときにうなぎの顔、父の行為が重なる部分も素晴らしいと思いました。

    最後、父と関係があるアパートの女性と行為をした主人公と主人公の彼女とした父の対比が素晴らしいなと感じました。これが共喰いかと驚嘆しました。

    他にも母の義手など細部まで施しを感じて気に入りました。

    田中慎弥さんにしか出せない作品の雰囲気にすごくハマったのでほかも読んでみたいです。

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    2026年02月02日
  • 素晴らしきレトロケーキの世界

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    題名のとおり、素晴らしい
    あの頃を思い出し幸せな気持ちになる
    心癒されたい時、見れるように近くに置いておこう

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    2026年02月02日
  • 新史 太閤記(上)

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    たぶん3度目の再読。今まで読んできたいくつかの本とつながる。司馬遼太郎史観はその時のひとになって描かれているように思う。また、暫くしたら読もう。

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    2026年02月02日
  • ハゴロモ

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    あとがきで、弱っている時にこそじんわりと効いてくる、と言っていたが、まさにそうだと思った。
    るみちゃんが私は大好きになった。
    るみちゃんの紡ぐ言葉が好きだし、全てが綺麗でなく、水虫があったり寝相が悪い所も、不器用なペディキュアも全部が好きだなと思った。
    そして、そんなるみちゃんも過去の孤独だった寂しい自分を抱えたまま過ごしていて、その抱えきれないような寂しさや辛さの延長線上に、ほんのりとした温かさ、優しさを持ち合わせて、負の感情も全部ぎゅっとして生きているところが素敵だった。
    私もそんな深みのある人になれるのかもしれない、そんな淡い期待を抱けるようになったし、自分が今精神疾患を患っていて辛いこ

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    2026年02月02日
  • 少女地獄

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    ネタバレ

    女性特有のねちっこい執着心や虚言癖、足の引っ張り合い、全部見たことあるなあと思いながら読んだ
    その根底にあるのは、やっぱり女性って男性から「選ばれる性」であるから、「選ばれたい、特別でありたい」っていう気持ちなのかなって

    でも本作に出てくる「少女」は大抵美少女で、そんな傲慢さも美しさで許されてしまうんだよね
    そういう耽美主義なところもまた女性らしさだし、本人にも周囲にとっても「地獄」であるのかなと感じた

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    2026年02月02日
  • 空に浮かぶ密室

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    ★5 古の本格ミステリーここにあり! 聞き取り、現場検証、推理考察が楽しすぎた~ #空に浮かぶ密室

    ■あらすじ
    1930年代のイギリス、弁護士のイブズは依頼人に合うために刑務所に向かっていた。容疑者の名前はカーラ、彼女は観覧車の中で銀行支配人である夫を殺害したらしいのだ。事件の目撃者に聞き取りを行うも、重要人物の手がかりはつかめない。

    その後イブズは、自身の趣味である奇術ショーを観劇に行く。なんと舞台上で新たな死体が発見され…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 伝統的な古の本格ミステリーを楽しみたい方、この本ですよーー! 前作『死と奇術師』に続く、奇術師ジョゼフ・スペクターシリーズの第

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    2026年02月02日
  • 滅びの園

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    恒川先生初読み。

    異世界や異生物が登場するSF小説。時に前置きなく世界観が提示されるため、すぐ物語に引きこまれた。
    個人的に世界観の説明や理屈がないのは読みやすくて嬉しい点でしたが、気になる人もいるかな?

    物語の命題は自分の人生と自分以外の人生、どちらを優先すべきか、というなかなかシビアなもので、最後までどちらになるのか、ハラハラしながらの読書。面白い小説でした。

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    2026年02月02日