ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    少女はなぜ、死刑囚になったのか


    帯に書かれたキャッチコピーに惹かれて購入したけど、少女がいかに残酷で卑劣かを記しているわけではなく、自分の死を願う少女について他人目線で懺悔と共に真実が描かれていた。


    読み出したときは「暗いな」って思ってたけど、読み進めていくごとに、死ぬために必死に生きようとする彼女のこれまでの人生を読まないといけない、知らないといけないとどんどんのめり込んでった。


    序盤で結末は分かっていたはずなのに、終盤は「間に合え、間に合え、間に合え…!!」と心で叫びながらページをめくってた。

    でも刑務官が幸乃を救おうとわざと精神的に追い詰めて倒れさせようとした時に、幸乃が必

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    2026年05月17日
  • ジャガー・ワールド

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    分厚い本でそれでも割と短期間で読めたのは物語の魅力。
    後半もう少しスレイ視点読みたかった。あと本の分厚さに比例して登場人物も多いので、一覧作ってくれたら助かる。
    神話的な部分もあるんだけれど、結局神に選ばれたチートなんて出てこず、どれだけ頭が良いか、喧嘩が強いかっていう分かりやすい部分で突出している人が生き残るよね。あと、ここで、行動するって思い切るのも重要だけど、引く強さも必要だなあと読んでいて感じた。

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    2026年05月17日
  • クララとお日さま

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    とても素晴らしい作品だった!

    同じくカズオイシグロの「わたしを離さないで」と通じるところがあって、生きるとは何か、その人らしさとは何か、それを問い続けることがカズオイシグロのテーマの1つなのだろう。

    この作品でも、思いもかけないアプローチで生きることへの問いかけを試みている。

    最後に再びクララの前に現れる店長の姿は何を物語っていたのだろう。あれはもしかしたら「わたしを離さないで」とリンクしているのかもしれない。

    そして読後はもう、なんとも言えない気持ちに襲われてしまった。
    AIであるクララの言葉が清らかで淡々としていて、そのことがより一層読み手の感情を揺さぶるのだろう。

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    2026年05月17日
  • 人文知は武器になる

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    コテンラジオ含め、深井さん出演のラジオを聴いてまわっています。各所でお話しされている内容を、改めて文書で読むことによって、より自分の中で整理しながら、考えを知ることができたように思います。

    AIの登場によって、問題に対する答えを出す能力は不要になった。これにより、そもそも問題とは何か、すなわち問いを立てる能力がこれから求められるとのこと。
    日本人の特性として、嫌いな人ともうまくやっていく能力があるが、フロンティアのない世界で、有限のリソースを分け合うためには、この特性は有効であるとのこと。これは欧米のキリスト教的世界観では理解が難しく、武器として磨いていくべきだと理解しました。

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    2026年05月17日
  • 夏と花火と私の死体

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    この本が私が小説にハマったきっかけです。
    とにかく伏線回収と読後の余韻が好きだった。
    死体の目線という新しい視点という面白い小説、一番最初に読んだのがこの本で良かった!!

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    2026年05月17日
  • 白鷺立つ

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    読み応えのある内容でした。戒閻の想いの刹那さには、涙してしまった。一日のばした訳をいろいろと考えてしまった。大行満大阿闍梨に、二人でなってほしかった。最後に、恃照がなしとげられたのも戒閻あってのこと。大行満大阿闍梨に、なったことを知らせてあげたい。何というのか、聞いてみたいとおもう。

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    2026年05月17日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    ネタバレ

    終わってしまうなんて寂しいが
    最後はケーブルのカラーと同様だなんて。

    林さん、
    リンさんって読むのかな?

    黒幕的な存在の匂わせもあり
    今後も楽しみ

    四季の春夏秋まで先に読んでしまってたのが悔しい、、、

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    2026年05月17日
  • 失われたものたちの本

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    母親を亡くした少年の心の闇が見せた不思議な世界への冒険物語ですが、はてしない物語の構成に少し似ているなと感じた。
    ですが、この本はグロテスクで凄まじい冒険で、普段は絶対に読まないような生々しい描写が多い。
    にもかかわらず、最初から引き込まれて止まらなくなりました。
    読み終わったらまた最初から読みたくなった。
    おもしろい!

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    2026年05月17日
  • 極楽征夷大将軍 下

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    この小説はすごく面白かったです。
    下巻では、朝敵となった尊氏らが、弟直義や家宰の師直など、足利家の一族郎党とともに、足利の幕府を作り上げます。しかし、高師直の一族と
    直義一派との攻防があり、まずは高家が駆逐され、その後、直義一派も尊氏義詮の将軍家から一掃されます。その後も南朝方や残党との戦は続きます。
    さて、師直や直義が中心となり、時代もこの小説も続きます。自分の考えや自分の家や仲間のことを中心に考え、策を弄して、戦となるのです。様々なすれ違いや判断ミスや勝手な考えで、どちらかが無くなるまで、争いは続き、一度治っても恨みに思う連中がまたむくむくと頭をあげて、いつまでも戦は終わらない。
    でも、や

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    2026年05月17日
  • 私たちはたしかに光ってたんだ

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    ネタバレ

    『私たちはたしかに光ってたんだ』は、女子高生4人組バンドの青春と、その後の人生を描いた作品で、特に「才能のある人のそばで、自分の限界を知ってしまう苦しさ」が強く残った。

    主人公はバンドのリーダーを心から尊敬していて、大好きで、その才能を信じている。だからこそ、自分が足を引っ張らないように必死に努力する。練習量だけは誰にも負けないくらい頑張るけれど、その努力ゆえに、自分には越えられない才能の壁があることにも気づいてしまう。

    印象的だったのは、後輩の天才的なベーシストを見た場面。主人公はその子の演奏そのものだけでなく、リーダーの目が輝いているのを見て、「このバンドは自分ではなく、あの子がいれば

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    2026年05月17日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    2026年現在、日本で初の女性総理大臣が日本を動かしています!
    2013年に発刊されてから約12年の時を経ていると思うとようやくかという気持ちに。
    「政治家になったのは必然。女性なのは偶然。」という文章が印象に残りました。性別なんて関係ないと。確かにそうだと思いました。
    総理の理想像ではないが、こんな総理大臣がいたら素晴らしいだろうなという読み応えのあるエンタメでした。

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    2026年05月16日
  • 深海潜航

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    本書収録の「陸の甲鉄艦」が強烈。戦車が登場する10年以上前に書かれた話で、ウェルズの先見性を評価するときに話題になる短編。
    しかし本短編は先見性以上に文明人とされる西洋文明の驕り、陳腐さを激烈に批判しているところに価値がある。
    敵方の最新兵器として登場する戦車(機械)に対して、当初は「人間対機械」と敵方を戦車に操られた人間として批判する書き振りであったジャーナリストの主人公が、味方の屈強な兵士が戦車を田舎者が扱う鉄器と見下したところで、「人間対鉄器」とかえた。西洋文明を代表する味方の発言から知性の死滅を感じ、敵方を人間としてとらえ西洋文明人を人間から鉄器にすり替えるウェルズのブラックユーモア。

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    2026年05月16日
  • 殺人出産

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    理解できないのに読みやすいという新鮮な感覚を味わえた。
    友達にこの本の内容を掻い摘んで話して爆笑しています。
    国語科のおじさん先生にこの本を貸してみたら少し面白い反応をしてくれて楽しかった。

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    2026年05月16日
  • まち

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    「ひと」に続き2冊目の小野寺さんの本。
    小野寺さんの本は、心が疲れた時にも安心して読めるなと思いました。主人公の瞬一も、出会う人々も、本当に優しくて温かい。こういう考え方が、行動が、人間にとって一番大事なんだよなぁ、って何度も思わせてくれました。人の善意を信じてみようって素直に思える。好きな言葉や場面に付箋を貼ったていったら、付箋だらけになっちゃいます。笑
    いつどんなスタンスで読んでも読者の心に寄り添ってくれるような、素敵なお話です。

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    2026年05月16日
  • 未来

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    読むのに体力精神力を必要とする作品
    読み込むほどにドッと疲れます
    救いのないクズおとなたちに翻弄され
    あがくこどもたち
    すべては未来のために
    とは言うものの
    胸が締め付けられすぎて
    湊かなえ作品を手にとった自分を恨みます
    ちょうど映画も公開されてるから
    奥さんに
    『観に行こう』って誘われたけど
    丁重に断りました
    次は心穏やかに読み込める作品を選ぼう

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    2026年05月16日
  • 愛の夢とか

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    かなり久しぶりの川上未映子。どうしてか文章のリズム感がいまいち馴染まず読み切るのに時間がかかった。もっと透徹した文章のイメージだったけど、記憶違いかも。

    一番初めの「アイスクリーム熱」の温度感がとても良かった。こういう何かがはじまりそうだけど、結局は何事もなく過ぎ去ってしまった小さな出来事が思い出の欠片としていつまでも胸に残っていたりする。

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    2026年05月16日
  • ライオンのおやつ

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    ネタバレ

    柔らかくあたたかい言葉、表現で、とても優しい気持ちで読み終えた。

    雫さんの素直で人間らしい感情にとても共感した。
    死が迫る自分のことを俯瞰して見られる冷静さもありながら、残された時間を精一杯生きる情熱もある。

    優しいお父さんに対する雫さんの甘え、態度が幼い子どものようで良かった。
    おやつの際の、お父さんとのエピソードからは涙が止まらなかった。
    食べるものや周りの人、日々を、丁寧に大切にしながら生きていこうと思わせてくれた。

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    2026年05月16日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    読み終わりました…。
    これから舞台版を見に行きます。
    登場人物がみんな印象に残るのも良い。(名前も相まって)

    これをどう表現するのか…!?
    あと、こんなに他の読者の感想を読み漁りたい気持ちになった本は久しぶりです。
    とにかく面白かった。

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    2026年05月16日
  • 揺籃の都

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    ネタバレ

    『蝶として死す』に続いて読破。
    小さな気づきから、謎を解いていく主人公の健気さが、蜜を吸い集める蝶のようで健気に映る。それとは反対に、その謎解きの後に、それを実はわかっていた…とにんまりと笑う主人公の兄が蝶をガラスのケースに入れて楽しんでいたかのような傲慢さを見せる恐ろしい人間のようで恐ろしく思えた。
    主人公には、蝶ならば隙をついて兄の手の中から落ち延びて欲しい……

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    2026年05月16日
  • 極夜の灰

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    初めから終わりまで、ずっとおもしろかった!
    あれもこれも伏線か?と思い巡らせ、きっとトリックはこうなんだろう!なんて意気揚々と読み進めてびっくり。そんな簡単なはなじじゃなかった。
    とくに後半読む手が止まらない。さらに言うと最後の50ページくらいがもう…!

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    2026年05月16日