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ヴェロニカ・マクリーディは八十五歳の気むずかしいおばあちゃん。スコットランドの大きな屋敷にひとりで暮らし、お茶をしたり動物番組を見たりしながら、自分の遺産をどこへやろうかと考えている。ある日、南極でおこなわれている資金不足のアデリーペンギン研究を知った彼女は、遺産をゆずる相手としてペンギンがふさわしいかを見極めるべく、はるか南の大陸へと一世一代の旅に出た──。世界16か国以上で翻訳刊行、明日を生きる希望に満ちた傑作ペンギン文学!
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Posted by ブクログ
最近5が増えてて自分の基準が甘くなってるのかもだけど、面白いのだからしょうがない。突然ペンギンの魅力に取り憑かれた大金持ちの80代で家族がいない独り身お婆ちゃんが、自分の遺産を託すに値するかを自ら見極めるため、単身南極のペンギン研究施設に(強引に)乗り込んだ。 まずこのお婆ちゃん(というかお婆様、か...続きを読む)の歯に衣着せぬニヒルな発言がたまらなくおかしい。最初はただの空気読めないお年寄りが周りに迷惑かけながらも、という話かと思ったら、途中からなんだかこれは違うぞと。何やらお婆ちゃんの強さの裏に隠れていた過去が少しずつ解きほぐされていくと、物語はガラリと様相を変える。その様が見事だし、エンディングに向かう幸せな気持ちは、読書ならではの素晴らしさだろう。 ある種いかにもイギリス的な物語。ヒューグラントのロマンティックコメディ映画が好きな方には、とんでもないご馳走になるでしょう。
品のあるお婆様の思考で綴っている話ってすごく読んでて心地良い。登場人物全員素敵で人間の温かみを詰め込みましたみたいな作品で、読んでて幸せな気持ちになった。またこの世界に戻ってきたい。 ヴェロニカの過去を知るとかなり遣る瀬無い気持ちになった。どうかこの寂しい少女を救ってほしい、と現在の時間軸に目を向け...続きを読むると、周りの温かい人とペンギンたちに囲まれていて安堵して目頭が熱くなる。
こういうの大好き!! ついつい手に取ってしまう動物&冒険もの。 そこに気難しい孤独な資産家のおばあちゃん要素が加わり、何だかドラマチックで面白いことが起こりそうな予感をヒシヒシと感じていました。 遺産を譲る相手としてふさわしいかどうかを見極めるために、85歳で南極へ行くなんてどうかしてる!! 強行...続きを読む軍で訪れた南極の地で待ち受けていたのは、必要最低限の暮らしと研究センターでペンギン研究に日々忙殺されているディートリッヒ、テリー、マイクの三人。そしてアデリーペンギンたち。 天涯孤独のおばあちゃん・ヴェロニカとペンギンの未来はどうなる? 愛しいペンギンと共にいる時間と、存在すら知らなかった孫の存在が、ヴェロニカの人生を大きく変えていくーーー。 ヴェロニカの過去を知ると、もうただの気難しいおばあちゃんじゃなくなる。彼女には若い頃から強い意思の力がずっと備わり続けていて、これまでの印象が変わっていく。 彼女の冒険心と行動力には目を見張るものがありました。ヴェロニカに喝采を! ペンギン愛にあふれた1冊。 たとえほんの少しの時間でも、たった一度の経験が、その後の人生を明るく照らす道標になり得ることがある。出会いにも、人生を変えるのにも、遅すぎることはないと感じさせてくれるペンギン小説。 ペンギンを感じられたのも嬉しかったし、おもしろかったです
動物大好きなので、ペンギン目当てで読み始めたが、いつの間にかヴェロニカさんの行動力と魅力的な人間性にどんどんはまって読んでいた。後半はヴェロニカさんの人生が語られ、涙が溢れた。最初はこんなに分厚くて読みきれるかと不安だったが、その不安もどこかに消え、いつの間にか読み終わっていた。半分過ぎた辺りから、...続きを読む終わらないで、もっと読みたいという気持ちに駆られた。人間模様に加え、戦争や地球環境など考えされられるテーマが盛り込まれている。
主役のヴェロニカ婆ちゃんがかわいい 読み終わって改めてカバー画をみると ホントかわいい 最初頑固で融通の利かない少しボケの入った婆さんの描写が続き コイツはちょっと と思わせといて途中から絡む孫息子が更に輪をかけてダメ人間で うわぁ~ となるが ばあちゃんの若い時の日記の部分あたりから俄然キャラに...続きを読む深みが出てくる 特に扉の開け締めに厳しい理由がわかる所とか 泣かせるなぁ 作中にも描写があるがこれ ばあちゃんと孫息子が美男(元)美女だから成り立ってるお話だよね~ いや美人は得だわ(笑) 続編があるみたい 翻訳されたらすぐ読もう
頑固な資産家の85才になるおばあちゃんがペンギンに会うため南極へ。また今まで存在すら知らなかった孫との関係。それらがペンギンと触れ合うことで変わっていく。孫のパトリックも思った以上にいい奴で良かった。 ペンギン日記で、いろんなペンギン事情がわかり勉強になりました。
外国著作の翻訳本なので仕方ないのですが、言い回しがまどろっこしい感じがあり、ちょっと疲れてしまう部分もありますが、ちょっとしたきっかけで遺産の譲渡先をペンギンに向けるというのがちょっと愉快な感じです。パワフルなおばあちゃんで、南極行きを強行してみたり。細かく話者が変わりながら話が進むので、いろんな視...続きを読む点から見ている感じで面白かったです。
おばあさんが南極のペンギンに会いにいく冒険物語かなと思って読み始めたら、思っていたよりも深い話で、どんどん引き込まれていきました。 主人公である85歳のヴェロニカ・マクリーディの人生が丸ごと詰まった1冊。 スコットランドの豪邸にひとりで住むヴェロニカ。筋金入りの頑固で気難しくて毒舌キレッキレのおば...続きを読むあちゃん。ペンギンの危機を知って財産を託すことを思いつく。 そこからの行動力がすごい!研究機関を視察したいとあっという間に手配して南極に行ってしまうんだから! ヴェロニカを突き動かしたものはペンギンはもちろん、封印していた過去、十代の頃の日記の存在が大きい。パトリック(見つけ出した唯一の身内である孫)が日記を読み進める中でヴェロニカの過去を知るわけだけど、それはもう壮絶。大切な人たちを次々に奪われて人間不信にもなります。 哀しみも涙も封じ込めて生きてきたヴェロニカ。南極で生活するうちに硬い殻で覆われていた過去が少しずつ溶け出し始める。 ヴェロニカが、そしてパトリックがどうなるのか、目が離せなくて一気読みでした。 孤独に傷を抱えて生きてきたヴェロニカを癒したペンギンと自然の力、南極チームの温かさ、パトリックの存在。読み応えがありました。読み終わる頃にはヴェロニカのことが愛おしくなります。 そして、子ペンギンのピップが本当にかわいい! あとこの本のタイトルがとても良い…
面白かった。 最初からヴェロニカの人柄にひきつけられて、グイグイ読み進められた。 自分で決めたことを曲げない頑固な性格で年寄り扱いすることを嫌がるような性格ではあるが、なぜか憎めない性格。 自分の気持ちに素直で毒舌な面もあるがそれがキャラクターを引き立て面白く読むことが出来た。
85歳になる大金持ちのヴェロニカには、家族がいない。子どもはおらず、夫とは離婚している。 しかし、いろいろ調べさせ孫がいることを突き止め、会いに行く。だが、たった一人の孫パトリックは、失業中で大麻を吸って応対され、がっかりする。 南極のアデリーペンギンの研究が、資金難で困っていることを知ったヴェロニ...続きを読むカは、遺産を譲る相手としてふさわしいかを判断するために、南極の研究施設に乗り込んでしまう。 何とも痛快なおばあちゃん。でも、その過去の体験は悲しくつらいものだった。 かわいらしい子どものペンギンとのシーンに癒されつつ、ヴェロニカの過去とこれからに惹きつけられた。 エピローグは、あったほうが良かったのかどうが、意見が分かれるかな。
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ペンギンにさよならをいう方法
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ヘイゼル・プライア
圷香織
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