小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
本書でも取り上げられている、初音ミクと結婚した人の存在はなんとなくずっと頭の片隅にあった。偶然この本を発見し、興味を持ったので読んでみることにした。
ラブドールと愛を育むだなんて、私は思いついたこともなかった。しかし、本書に登場する人物のうち、ラブドールと愛を育む者は全員本気でそれら(彼ら/彼女ら)を愛している。その愛への向き合い方は真摯で、誠実である。それが(いささか当事者に対して失礼だが)興味深く、面白かった。
ラブドールにアイデンティティを与える。そして、そのアイデンティティは所有者(ラブドールのパートナー)のどこかの一面と共有している。自分の理想をラブドールに投影し、それを楽しむ -
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最後らへんすごくよかったなー。
冒頭は普通のクライムノベルっぽく、主人公がうっかり慈悲をみせてしまって狙われることになるのも、イイネ。
中盤では主人公の奥さんが丁寧に描かれるので、最後の無慈悲な悲劇が身に迫る。
最後らへんの保安官の独白がすごくよかった。小説の終わらせ方として大変クールでかっこいいし、職業人生を終わらせる決断に際しての心の動きとしてのリアリティーもある。夫婦で馬に乗って佇む絵図が静かで悲しくてイイネ。
アメリカ社会の非情な一面を克明に描き切っている。
悪役は自然現象のように描写されていて、それも含めて筆者はドラマとか心理とかではなく、アメリカという国家を書いたのではないかと思う -
Posted by ブクログ
親になって初めて本書の存在を知り、手に取って読んでみた。
是非とも子供が大きな負担なく読めるような歳になった時に読んでもらいたい一冊になった。
時間とは何か。心のゆとりとは何か。
タイパ・コスパを優先したことでIT・AIが瞬く間に成長した。何もかもが効率優先主義の世界になり、数十年前の人間が一生かけて得た知識を数年・数ヶ月。へたすれば数日で得られるような世界になっている。
確かに生活の質は向上しているが、精神。心の質はどうだろうか。
家族を養うために働き、休みは家族で出かける。何不自由ないが、良くも悪くも仕事の効率が上がっているので昔の人が何日もかかって成し遂げていた仕事を数時間で終わらせ -
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怖かった〜!!!!!
読みながら「こっわ…」と小さい声で言ってしまう、途中で深いため息(深呼吸?)が何度も出てしまうくらいに、とても怖かった。
結局、人が1番怖い。
自分が主人公のような立場でなくてよかったと感情移入してしまうくらい、没頭できた。
筆者の語彙量が多いためか、表現の力が素晴らしい。
話の詳細も作り込まれていて、読み終わった後はまるで1本の映画を見終わった気分になった。
実際に映画でも見てみたいくらい。
ヒヤヒヤする展開が過ぎ去ったかと思えば、最後にまた大波が押し寄せる。
少し思想が強い部分と、もう一度読み返すには気力が必要なところを踏まえて星4にしようか迷ったが、久しぶりにこ -
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大学時代(もう20年以上前)、とある病院の先生が、バルーンカテーテルのオペについて講義をしてくださいました。
その時、ただひたすらカテーテル手術の手技に感動していました。
この本を読んだ後になってから思い返してみれば、カテーテル自体もすごいものだよなと思います。
その講義の時に、海外製のものはサイズが大きく、日本人用のものが無かったこと、後に日本人にも合うサイズのものが出来、子ども用も出来たことを聞いた覚えがあります。
春日井市にある東海メディカルプロダクツさん。
人口心臓は叶わなかったものの、カテーテル製造で多くの人の命を救っている会社で、医療従事者なら知っている人も多いと思います。
で -
Posted by ブクログ
ネタバレすごい!すごすぎるぞ!
読み終えての感想はこのタイトル以外あり得ない!
たとえどんなに愛する人がいても私には殺人を犯すことはできない。そう思いました。
本作では湯川の人間味の強い描写が多くあり、驚きと喜びを感じました。湯川の同窓生である天才数学者石神、彼との再会は微笑ましく、そして胸がいっぱいになる気持ちで結末を迎えます。
湯川が旧友である石神を疑いたくないという気持ちが伺えて苦しくなりました。
草薙と湯川が刑事と協力者という関係ではなく信頼し合える友人として事件に向き合う姿がアツかった!
石神は靖子に一目惚れをし、彼女を生きる希望として守ることにした。そんな些細なきっかけで愛するも -
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内容(ブックデータベースより)
「うめえ。食いすぎちまいそうだ」
心がじんわりと温まる。
お江戸の郷土料理小説、待望の第二弾!
故郷の味を振る舞う店が軒を連ねる「ふるさと横丁」。
その一角にある輪島屋で働くおなつは、蝦夷地の探索を任された許婚・丹十郎の帰りを待っていた。
輪島が恋しくなる海藻鍋にぶり大根。
いくら料理に精を出しても一向に帰ってこない彼に不安がこみ上げるおなつ。
そんな時、丹十郎の上役である間宮林蔵付きの足軽がおなつを訪ねてきて告げた。
丹十郎は戻らない、調べを受けていると――。
第一話 海藻鍋
第二話 ぶり大根
第三話 かぶらずしと大根ずし
第四話 いさざの卵と
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