小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ1930年代48歳のイギリス人女性、
娘の病気見舞いの帰りの沙漠で足止めになり、滞在した宿で自分自身とこれまでの人生を見つめ直す
自身の過去を回想し、人生に疑問をもち始める
良い夫、良い子どもたち、よい生活に満足していると思い込んでた主婦が、旅先で知り合った学生時代の友人との会話が切っ掛けとなり、足止めされた沙漠で自身の過去を回想していく
自身の内面や家族との本当の関係、愛の形に直面していく心理サスペンス
主人公ジョーンは自分の内面を都合よく解釈して正しい行いをしていると信じ込んでる
自分本位に、相手にとって何がよいことであるかを勝手に決め続けてた
これまで誰についても真相を知らずに過 -
Posted by ブクログ
『一人 小川哲さんフェア』の締めくくりにピッタリの一冊だった。
それぞれの小川作品のプロセスから、自分の解釈と小川さんの意図の答え合わせをしているようで楽しい。
小川さんは「どんな読者が自分の作品をどう読んでいるか」を論理的に分析している。
だからこそ生まれるギリギリ読者が置いてけぼりにならないぐらいの攻めた作品に、自分は強く惹かれる。
対談で読んでみたくなったのは、佐藤究さんの『テスカポリトカ』。でも、テーマを知ると自分には無理そうで悔しい。
中村文則さんの『列』も読んでみたい。
ちょうど読んだばかりだったテッド・チャンの『息吹』に触れられているのも嬉しかった。
また、葉真中顕さんが -
Posted by ブクログ
再読する少し前に京都に行った。冒頭で登場する智積院に行ったのだけど、もっときちんと見ておけばよかったと後悔。もしくはもう少し前に再読して智積院でじっくり長谷川等伯を見たかった。
美に対して尋常じゃない執着を見せる菜穂が少しこわい。一輝には同情を覚える。奈穂は一輝も母親も自分を信用していないと思っているけど、たかむら画廊の現状を知って、一輝からモネを売却しないか?と相談されていたらどうしていたんだろうと考えてしまうな。こういうのはやはりタイミングなんだなと思う。タイミングが少しでも違っていたら奈穂と一輝が別れたり菜穂が京都に残るという選択もしなかったのかもしれない。
この本を読むと京都に行きたく -
Posted by ブクログ
ネタバレ家族の幸せの形とはなにかを考えながら読もうとこの本を開いたときに考えていた。
主人公である十和はいい家族に囲まれながらも幸せじゃないと感じて生きていた。そんな十和に母は中学受験を勧める。最初はやる気にならなかったが、大阪に住む祖母の影響で志望校が決まる。そこからは中学受験の経験者でもある父と毎日みっちり受験生生活が始まった。そこからの十和は人が変わったように努力し続け第一志望校のみならず全ての受験校に合格した。初めは家族のもとを離れ、大阪の祖母と暮らす予定だったが、受験が終わってみると祖母を東京に呼び、家族と祖母と暮らすことに決めた。
これが十和なりの家族の幸せの形ではないのかなと思った。幸せ