ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 龍の守る町

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    登場人物が優しい。皆それぞれ傷を抱えながら懸命に生きている人々たち。傲慢にならず、もっとこうできたのでは?と後悔しながらも、ゆっくり前に進んでいる様を読んで、自分は生きてるけどただ生きてるだけかもなぁと思ったり。だんだんと5年前に何が起こったかが分かっていく順番も良かった。

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    2026年04月04日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 人参は微笑む

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    ネタバレ

    シリーズ6作目。
    これで、一応完結なのかな。
    続けようと思えば、いくらでも続けられそうですが。


    ◾️文旦とためらい

    館林優希と川島悟朗が、近所を散歩して高知の文旦フェスに遭遇。保田さんがスタッフ。
    それをきっかけに、靖子先生の過去が少しずつ分かってくる。
    靖子先生は、以前、マダム靖子としてテレビでも活躍する料理研究家だった。お店を始めてから、マスコミに出るのを避けてきた。色々言われることも多かったからだそう。
    そして、文旦フェスもお手伝いをしていたが、取材を受けたら、手伝いの靖子先生が主催しているかのような記事になっていて、かかわるのを辞めたそう。


    ◾️筍の胸さわぎ

    料理教室で筍を

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    2026年04月04日
  • みずいらず

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    今の自分の状況に刺さりすぎてくやしい程に☆5

    男女で法律婚してる夫婦の短編集
    一緒にいる時間が長くなれば、感謝も愛情も薄れてくるのかもしれない
    でもあの時の気持ちを思い出したり再確認したり、何十年過ごしていても知らなかったところを知ったり。

    会話が多くて読みやすく、すんなり入ってくる。

    いちばん大切に思ってた時代もあったのに、いまや愛憎入り交じり。
    いちばん近いからこそ、お互いに遠慮がなくてズタズタに責め合って起こってイライラして。

    でも家族なんだよねぇぇぇ
    家族になろうとして家族になった唯一の相手。

    夫に優しくしようと思える本。

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    2026年04月04日
  • 平家物語 1

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    なんだこの熱量は。初っ端からグイグイ引き込まれる。今まで読みかけてすぐに投げ出してた平家物語の訳は何だったのか。それほどにこの古川さんが手掛けた新訳が面白くて読みやすい。
    だいたい古典というものは分からない言葉が随所に出てきて、いちいち後ろの注釈を見るしかないもので、1ページ読むのにも労力使いすぎて読めないもの、だと思ってた。特に平家物語なんかは出てくる人も多いし、そもそもすごく昔の話だし。
    ところが実は、めちゃくちゃ面白いミステリーであり、ハードボイルドであり、人間ドラマであり、極上の歴史物、軍記物でもあった。そして読み進めることで当時の人々の信仰や俗世界にも通じることができるという。何より

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    2026年04月04日
  • 慈雨

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    「あの事件は、本当に冤罪ではなかったのか」——。退職後もお遍路の旅でさえ消えない神場の苦悩が、新たな事件の発生によって再び加速します。
    物語の軸となるのは、巡礼の地から指示を出す神場と、現場を走る若き刑事・緒方の師弟関係です。娘の恋人でもある緒方にとって、神場の言葉は一人の男としての「品格」に満ちており、その背中を追う姿には深い人間ドラマが宿っています。
    真実が明らかになれば警察の闇を暴くことになりかねないという極限状態。その中で、神場、緒方、鷲尾の三人が見せる信頼関係、そして彼らを支える家族の描写が、このミステリーをより気高いものに昇華させています。
    神場の父としての言葉に激しく感情移入し、

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    2026年04月04日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    静かなエールがもらえる本。
    本編と別のモノローグも良かった。
    疲れきった様子で突然帰省した娘と、くすんだ銀食器を磨く。
    「ひとの心の傷つきは、簡単に癒されるものではないけれど、こういう昔ながらの地道な作業は、古い友人のように、ひとを励ます。傷が残ることは仕方ないにしても、その炎症作用のようなものを鎮めてくれる。」
    一定の距離感を保ちつつ、優しく見守ってくれる存在は、どんなに心強かったかと思う。
    自分は、子供にとってそんな存在でありたいと思った一冊でした。

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    2026年04月04日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    パパがいい。
    パパが頑張っているところがすごくいい。
    パパが泣くところも、それに対する十和ちゃんの想いもいい。

    少女たちの苛立ちや家庭環境の変化を読んで
    同じ年頃の子どもがいるので、あーリアルだなと思う。

    やる気スイッチ、うちの子たちも入るといいなー。

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    2026年04月04日
  • マレ・サカチのたったひとつの贈物

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    「とんでもない作品に出会ってしまった」と思わせてくれる一冊でした。
    量子病によって、自分の意志とは関係なく様々な国へと跳ばされてしまうマレ。エピソードは断章形式で語られ、ひとつひとつがまるで短い夢や寓話のよう。
    全体を通して漂う、詩的で哲学的な空気、そしてどこか荘厳な気配。物語を追うというよりも、マレの旅の断片を拾い集めながら、世界や存在について思いを巡らせ、静かに胸に残り続けるものがある。イメージソングは前田愛『the Beautiful World』

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    2026年04月04日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    シャールさんがマカン・マランを離れて台湾へ。去年から台湾カフェに行くようになったので出てくるお茶や食べ物にワクワクしながら読みました。
    さくらやジャダと一緒に観光しながら、台湾との歴史をあまりにも理解していないことに気づき反省。フェアリーテイルゲイという言葉にも胸がチクっとしました。「マカン・マラン」を読むたびにシャールさんがいたらいろんな悩みを受け止めてくれそう、なんて思ってしまってて。
    今回もシャールさんの言葉に包んでもらって、さくらや真奈のように一皮剥けた?かも?

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    2026年04月04日
  • 蛍たちの祈り

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    町田そのこさんの連続短編。
    子どもは親を選べない…毒親に支配されて生きてきた子どもたちの話を他の作者のも読んできたけど、やっぱり重いよね。

    毒親に育った子どものパターンとして、毒だとわかりながらも、それは自分のせいだ。自分がいい子になればきっと愛してもらえる。ってのが、多いように記憶してるけど、この作品は自分が生きていくために親の命を奪おうとする…

    でも結局、縛られるんだよ…どんな形になろうが縛られる…

    生きていればいいことがある。とか、過去が辛くても自分次第でなんとかなる。なんてのは与えられてきた人間だから言える。
    本当に辛いときは言葉に出せない。心が死んでくんだよね…

    大富豪になり

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    2026年04月04日
  • 羆嵐

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    昨年の熊被害が近所でもあったため熊の小説で有名なこちらを手に取ってみました。
    テレビで内容は知っていたがグイグイと引き込まれてすぐに読み終わってしまった。
    熊の恐ろしさを改めて思い知ったので山に軽々と行けなくなりました。

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    2026年04月04日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    石神のトリック自体、その原動力となった頭の良さと愛情にとにかく驚いたし、切なかった。

    人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある…。

    ただでさえ美しい言葉なのに、これがあそこまでして親子を救おうとした石神の言葉だと思うと号泣。
    読めてよかった。東野圭吾は本当にすごい。死ぬまでに全ての東野圭吾の作品を読みたい。

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    2026年04月04日
  • 分水―隠蔽捜査11―

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    相変わらず読ませるシリーズ。今回はミステリー的な妙味は乏しいけれども、群像劇として読ませる感じ。竜崎は普通の人に近付いている中、今後のシリーズの行方も気になるところ。

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    2026年04月04日
  • 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

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    契約にはない業務を断ったら「契約社員なんだから」と上は言うかも、と言われた。
    言われて数日はモヤモヤして、この本を思い出した。
    私がこんなに考えさせられてるのに、言ったやつらは美味しいもん食ってんのか!って。
    自分なりの考えもまとまってきて、本を読んでいたら私はこれでイイんだと思えた。
    これからもそうやって言われるのかと思ったら、そこの契約社員じゃなくていい。
    そういう言い方は、もう今の時代、ハラスメントなんじゃないんだろうか。
    でもそこの会社は飲み込んでいる人が多い。
    私は辞めようと決めた。

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    2026年04月04日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    なかなかにハードな展開。
    血が苦手な身にとっては結構キツイ展開もありつつ、でもどうなっていくのだろう…とドキドキしながら読み進めた。
    凜音も初花も美央も、それぞれ自分の弱さをきちんと認め、真っ直ぐに向き合えて、友情を大事にできて、とっても素敵。そして彼女たちの姿と一連の事件がこうリンクするのか…!と驚かされました。

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    2026年04月04日
  • 白夜行

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    読み終わった後、今までの読書体験とは違う不思議な放心状態。驚愕の真実があるわけじゃないのに感じる心の充足感。
    今まで語られてきたことがゆっくりと繋がって、明らかになっていく真実が心を満たしていくような蝕んでいくような感覚に支配された。
    嫌悪感と恐怖の対象だった2人な幼少期から何も変わらない守ってあげたい哀れみの対象になっていた。

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    2026年04月04日
  • 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の百物語

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    この本はもともと54字シリーズを読んでいたので気になって読んだ1冊です!

    私は怖いものが苦手なのですがこれぐらいの怖さなら全然いけます!というか怖さを通り越しておもしろさや納得感が出てきます!
    題名通り全ての話が54字なのでとても読みやすいです!また、その作品が、100個詰め込まれていて読んでいて楽しいです!

    違う54字の作品もあるので、また読みたいと思う1冊でした!

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    2026年04月04日
  • 時をかけるゆとり

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    スタバで読んでいたのですが、肩が震えすぎて退店するくらいには面白いエッセイ。とりあえず何でもやるからこんな面白い体験ばっかりしているんだろうなぁ

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    2026年04月04日
  • 何者

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    今年から大学に入学する身としては、とても重要な内容でした。
    特に、ラストシーンは読んでて苦しくなった。
    最近、SNSで話題になっている「冷笑」という物について色々感じた。ツイートの言葉が全てでは無い、という事を心に留めておこうと思った。
    あと、他人ばかりを見て何かした気になるのではなくて、他人を気にせず挑戦し続け、自分自身に注目しようと思った。

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    2026年04月04日
  • もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

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    作中の随所に散りばめられたドラッカーの教えを元に、主人公のみなみがマネジメントに挑んでいく物語です。この小説は「ドラッカーの言葉をどう実践するか」が高校野球を通じて非常に具体的に描かれています。本来なら理解が難しいような抽象的な表現も、野球部の運営に落とし込んでくれるおかげで、スムーズに理解することができました。
    この本をきっかけに、作中でみなみが読んでいたマネジメントエッセンシャル版を読んでみたいという気持ちになりました。また、マネジメントによって野球部員たちがそれぞれ変化していく人間ドラマも素晴らしく、たびたび泣かされました。特に小説のラストは、涙なしでは読めません。

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    2026年04月04日