小説・文芸の高評価レビュー
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うっわ、すっきーーーー!!!!
ってなりながら読みました。
ただ、レビュー見てると好みは分かれるようで(笑)私が少数派なのか?と笑ってしまった。
まさきとしかさんの作品は他3作読んでいて、まさにイヤミス、と言ったズーンと重くなるような内容が多かったのですが、これは割とライトめかも。でも人間の汚さや嫌なところ、不可解なところがちりばめられていてイヤミス好きとしてはとにかく面白かった。
オムニバス形式なのもいい。
いろんな視点、少しずつ進む時系列で判明していく事実。被害者の輪郭。
名前だけだった登場人物の背景がはっきり肉付けされていくのがいい。
読みながら『南田蒼太』という人物につ -
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本書のことは、ゲンロンのイベントで便所サンダルの話を聞いて知った。
最近はAIが生成した「意図のない文章」を読む機会が増えた。自分が命令してAIに書かせた文章ならまだしも、同僚の謎プロンプトによって生み出された物量だけ多くて何も伝わってこないテキストを解読しているとき、言い表せない虚しさを感じる。
本書で説明される小説観にのっとれば、優れた小説の構成要素には「象徴的で影響力の大きな出来事」と「その出来事の伏線」しか存在しない。空間をどう立ち上がらせるかの設計に従って、書かれる情報の順番が丁寧にコントロールされる。無限に生成されるAI生成テキストで食傷気味になった自分には、そんな意図に満ちた -
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小泉内閣時代に製造現場への派遣が解禁された時から、現在に至るのはある意味「必然」だったと思う。そして一度その領域に足を踏み入れたら二度と抜け出せないだろうなぁ、とも思う。本作のような「革命」でも起きない限りは。
企業が非正規労働者を雇用の調整弁としていること、そして消費者が「送料無料」の恩恵を受けるために、その水面下で大勢のワーキングプアが苦しんでいる、と似たような構図は他にも存在していると思う。
例えば原発問題。みんな東北の大震災で原発は危険という認識は持ったはず。そもそも何万年単位での高レベル放射性廃棄物の管理なんて、人智を超えていて人類の手に負えない、って薄々気付いているはずなのに、 -
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リンカーン・ライムシリーズのジェフリー・ディーヴァーと元法執行官のイザベラ・マルドナードの共著作品。
共著という事で、リンカーン・ライムシリーズとは異なるリズムで物語が進みます。連邦捜査官のカーメンと、セキュリティコンサルタントの大学教授ジェイクのコンビが、サイバー空間の闇の中から犯罪すれすれの行為で(ってか、犯罪行為で?)犯人に迫る証拠を掴んでいくんですが、リンカーン・ライムシリーズはどちらかというと静の印象ですが、こちらの作品は動の印象です。
女性と男性という組み合わせはリンカーン・ライムシリーズと同じですが、全く異なる物語に仕上がっています。シリーズ化もされ、且つ、映像化もされるよう -
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夫婦や家族の絆がテーマの連載短編小説。
めちゃめちゃめちゃめちゃよかった!
感涙しまくりで、文句なしの★5のおすすめ作品です!
時に我が身を振り返り反省もし、
(_ _*)・・・
人の優しさというものを余すことなく実感できました。
やはり、夫婦は長い時間一緒に過ごすので
時にワガママにもなり、優しさを忘れてしまうこともあるのですね。
時々でもいいので、足を止めて我が身を振り返るのが大切ですね。
どの話も本当にいいので、
一番が決められません。
ラストの『シングル』という話は、作者さまの実話?
実話に見せかけたフィクション!?
この話も切なくてよかったです。^^
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ゴッホとゴーギャンのお話。2人は一緒に住んだことがあったらしい。でもゴッホがウザすぎて、ゴーギャンが逃げ出したようだ。なんか、わかる。
ゴッホ絶対にウザいよね…たぶんゴーギャンだって相当にウザったいってのに。二人を養って支えていたテオは本当に大変だったと思う。
ゴッホが自殺に使ったという拳銃が、冴の勤めるオークション会社に持ち込まれた。ひとまず精査させてもらうことになったが、ファン・ゴッホ美術館での展覧会で、「ゴッホの自殺に使われたとされるリボルバー」として出品されたことがあるという。
担当者に話を聞きにいく冴。しかしこれと出品されたものは別物だと証言されてしまう。ゴッホが最後に過ごした家 -
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ネタバレ心が穏やかになれる本。
瀬戸内の風景も穏やかにさせてくれる。
健康なだけで充分に幸せだと思える。
・思いっきり不幸を吸いこんで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう。
・自分の思い通りになることなんて、ほとんどない。腹を立てて怒ったところで相手を傷つけるだけだし自分も疲れるし、いいことないよね。
・私は街灯のない所まで歩いて行って、そこからもう一度空を見上げた。よーく目を凝らすと、ひとつ、ふたつ、みっつ、と星の輝きが見えてくる。決して、満天の星ではないけれど、それは、ベアさんとメアリーが私に見せてくれた特別な星空だった。私がきちんと見ようとしなかっただけで、星はち -
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感動した。最後は泣きそうになった。華やかなステージはやっぱり夢のようで、でもそこを離れればやっぱり厳しい現実があって、でもやっぱり夢を見ていたくて、みんなにも夢を見てもらいたくて、打ちのめされそうになりながらも続けることはやっぱり簡単ではなくて、でもステージにはやっぱり夢のような瞬間がたくさんあって。
僕はいわゆる現場オタクではなかったけれど、かつてNGTの中井りかさんと小越春花さん、ももクロの有安杏果さんに魅了されていた時期がありました。もしかしたら、それがこの物語に深く感情移入できる片鱗になっているのかもしれません。
渡辺さんの小説は、いつも思いがけないところから思いがけない言葉が飛んでく -
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小学生の時、塾の国語のテストで西の魔女が死んだ、が題材として出ました。小説の面白さに、塾の帰りに本屋さんに行き、黄緑色の背表紙の小さな文庫本を買って、それから私の読書人生は始まりました。
社会人になって、一年に数冊しか本を読まなくなり、引越しのタイミングでほとんどの本を手放したりしましたが、何がきっかけであったか。また、すっかり読書は生活の一部に戻ってきました。
年老いた父に貰ったら図書カードで、ずっと大切にできる本を買いたいと思い、約20年振りに、このとても素敵な装丁の西の魔女が死んだを購入しました。
父の膵臓癌の手術の待ち時間で読もうかと思い、手術の待合室に持っていきましたが、どうしてか、
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