天才はあきらめた

天才はあきらめた

650円 (税込)

3pt

「自分は天才にはなれない」。そう悟った日から、地獄のような努力がはじまった。

嫉妬の化け物・南海キャンディーズ山里は、どんなに悔しいことがあっても、それをガソリンにして今日も爆走する。
コンビ不仲という暗黒時代を乗り越え再挑戦したM-1グランプリ。そして単独ライブ。
その舞台でようやく見つけた景色とは――。

2006年に発売された『天才になりたい』を本人が全ページにわたり徹底的に大改稿、新しいエピソードを加筆して、まさかの文庫化!
格好悪いこと、情けないことも全て書いた、芸人の魂の記録。
《解説・オードリー若林正恭》


【目次】
はじめに
プロローグ

●第1章 「何者か」になりたい
「モテたい」という隠れ蓑
母ちゃんの「すごいねえ」
お笑いやってみたら」
全ては芸人になるために
「逃げさせ屋」を無視する
大阪怖い!
人見知りは才能?
“ならず者”たちとの日々
先輩の涙

●第2章 スタートライン
芸人養成所という魔境
相方は絶対男前
暴君山里
キングコングの快進撃
偽りでも天才になりきる
伸びる天狗山里の鼻
「もう許してくれ……」

●第3章 焦り
富男君
加速する相方への要求
天才ごっこ
圧倒的な敗北感
モチベーションは低くて当たり前
芸人になれない日々
「おもしろい」がわからない
超戦略的オーディション
“姑息ちゃん”の勝利
初めてネタを創った日
解散
「もう一度」と言えなかった
いいネタはどうしたら生まれるのか?
媚びを売って何が悪い!
ピン芸人・イタリア人
最強の相方を探せ!
南海キャンディーズ結成

●第4章 有頂天、そしてどん底
襲ってくる恐怖感
自分の立ち位置は何か?
やっと見つけた僕たちのネタ
お前たちは「素人だから」
怒りのパワーを成仏させる
僕を変えた運命の出会い
僕の中のクズとの付き合い方
「お前らのやったことの結果を見ておけ」
マネージャーを志願する男
嫉妬は最高のガソリン!
M‐1グランプリ2004スタート
医者ネタ
失うものなんか何もない
夢の始まり
M‐1バブル
しずちゃんとの初めてのぶつかり合い
ドヨーンの始まり
人と話すのが怖い
壊れていく心
M‐1グランプリ再び
「もう終わりだな」

●終章 泣きたい夜を越えて
「おもしろいから早く死ね」
よみがえる「張りぼての自信」
しずちゃんへの嫉妬
最悪だったコンビ仲が
「M‐1に出たい」
周囲からの攻撃的な言葉
「死んだ! 」
しずちゃんの涙
初めて見た景色

●解説 ぼくが一番潰したい男のこと 若林正恭(オードリー)

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天才はあきらめた のユーザーレビュー

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    購入済み

    すごい。

    分かりやすくてどんどん読み進められ、読み終わりにはスカッとするような気分でした。
    たくさんの人に読んでもらえたらいいのにな。

    1
    2018年10月11日

    Posted by ブクログ

    南海キャンディーズ山里亮太の自叙伝的な本。
    芸人となり、M-1グランプリで売れて、その後もくすぶりながらもM-1グランプリに出続ける事が描かれています。
    テレビに出てる人たちって、何万人といるお笑い界ピラミッドの上位の人たちなんですね、過酷な競争社会で生き残っていると思うと見方が変わりました。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かったし、なんなら最後泣いた。若林さんの解説で(本編も好きです!!!)

    努力出来る天才って最強じゃんか。。。
    カッコイイかよ。。。

    自分を追い込む姿が痛々しくも勇ましくて
    共感もするし心配もするし、なにより愛しいと思った。
    これはファンになるで…(納得)

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    読み終えたあと、M-1グランプリ2004年を見返す。
    結成1年目 初出場だったとは…。
    華やかな舞台裏には血の滲む努力があることが、ひしひしと伝わって。あの場面での一言、このボケの背景、普段知り得ない思考や目線が垣間見れて、M-1がより楽しく鑑賞できた。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    数々の心折られるような経験も、逃げず努力することで自らの成長に繋げていく姿に感銘を受ける作品である。自分の失敗や過ちを振り返り、自ら反省することはとても難しいことだが、自分を客観視し、それを自伝として人々に語ることで、多くの人が、泥臭くても少し頑張ってみるかと前向きに考えることができるような内容だと

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    言葉を扱うお仕事の方々の文章は真っ直ぐで力強く、それでいて美しい。
    熱い気持ちを掻き立ててくれる一冊に感謝。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    南海キャンディーズの山里亮太さんが、天才にはなれない自分が如何に劣等感をガソリンにして努力をしてきたかを知ることができる。

    文章の中では勝つために行ったことを姑息と言ったりしているのだけど、行っているアクションは本当に努力の天才というようなもので、ワードセンスや面白さはこの努力からきているのかと感

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった!

    さすが芸人さん!

    と言いたい気持ちだが、苦難を積んだことを「笑い」に変えてしまう技術と精神力(?)にたいして「さすが」という言葉を使いたい。
    ただ、ひたむきに努力しました、ってだけの話ではなく、嫉妬と憎悪と怠慢さの中に、努力を見出していることがリスペクトできる。

    そして、ゴー

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    山ちゃんのいいところ悪いところの全てが描かれていた自叙伝です。自分自身を下げながら相手も下げて道連れにしていく、謙遜しながら刺すような共倒れ芸がいつのまにかのし上がりここまで来たということですね。自分の考えをノートに書いてずっと分析をして、忘れない。山ちゃんにとってはずっと就職活動をしている感じかも

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    「自分は天才じゃない」今の山里亮太からはありえない言葉。朝の帯のMCやって出演本数ランキングに入るような売れっ子芸人。コンビ結成から思ったよりはやく売れてたのは少し意外。そこからの2005年のm-1の最下位。漫才アワード」でとろサーモンに負けた話は相当辛かったと思う。そこから山ちゃんも売れて、しずち

    0
    2024年12月22日

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