あらすじ
『元気ですか? 浮上したら漁火がきれいだったので送ります』彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。聡子が出会った冬原は潜水艦乗り。いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。そんなクジラの彼とのレンアイには、いつも7つの海が横たわる……。表題作はじめ、『空の中』『海の底』の番外偏も収録した、男前でかわいい彼女たちの6つの恋。有川浩がおくる制服恋愛小説!
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Posted by ブクログ
潜水艦・軍勤務の恋愛話。
4つめの「有能な彼女」が最高だった。
年の差で5個上の海兵彼氏と防衛省勤めの彼女。
言葉で殴り合い喧嘩ばかりの2人だけど、相手を思う強固な気持ちがある。
距離が離れているからこそその強固さが重要なんだろうな。
強くみえる海兵が彼女相手にタジタジなのが好。
それと、1つめの短編に出てきた冬原の後日談が垣間見えるのも短編ならではの楽しみで最高。
Posted by ブクログ
甘い!甘すぎる!っていう感じだったけど、一つ一つの文章、表現がとっても素敵でした。
なるほどなあってこういう恋愛素敵だなあって思って読み進めました。
私は自衛隊とは違いますが、海上保安官の潜水士にに片思いしていた時期がありました。その人から聞く話は私の住んでいる世界とは本当に違って、私なら無理!って思うことも慣れだよ慣れって言って日々仕事を頑張っていました。その大きな背中がとってもかっこよくて大好きでした。私が出会った時は救命士の学校に通っていたときで、来年度には新天地で機動救難士になる予定らしいです。お互い思い合ってはいたと思いますが、何より仕事一筋な人なので思い出が増える前にということでお互い泣きながらもうすでに連絡は絶っています。人生で1番好きで初めて泣いた恋愛だったのですが、今では彼の幸せと安全を思いながら前を向こうと必死に自分磨き中です!
どうかご無事でご安全に
そう思えたきっかけになった本です。
Posted by ブクログ
あまり恋愛小説は読んだことがないのですが、すごくキュンキュンしてときめきました!!!
大人で、甘くて、切なくて、、、、恋愛って素敵だなあ。この本の前に書かれているシリーズがあると知ったのでぜひそっちも読んでみたいです!
Posted by ブクログ
年数がわからないくらいの間の積読です。一番大好きな作家さんなのに…笑
自衛隊三部作の番外編も入ってる、自衛隊の人のお話!脱柵がとてもとてもおもしろくて一瞬で読んだ笑笑
空の中と海の底、また読みたいけど海の底怖いんだよなあ…という葛藤をしました。
積読が無くなったら、有川浩さん全部読み直すんだー!!!
Posted by ブクログ
有川浩さんのラブコメが大好きです。
自衛隊員の恋愛短編集でサクサク読み進められます。
ベタ甘好きはぜひ!
「海の底」と「空の中」の番外編も収録されているので、自衛隊三部作を読んだ方にもおすすめです。
Posted by ブクログ
読みやすくて面白かったです!
自衛隊の方々にまつわる恋愛短編集であり、どこから読んでも理解しやすいようになっていますがよりもっとこの短編集の面白さを深めるのならば
3部作が読みたくなりました。
個人的には、「ファイターパイロットの君」が
何度か読み返すほど好きです。
Posted by ブクログ
中学生の頃、スピンオフとは知らず初めて読んだ有川浩作品。それでも、この本から有川浩にはまった。
クジラの彼、海の底を思い返して切なかった〜!
海の底と空の中、ラブコメ今昔も読み返さなきゃ!
Posted by ブクログ
「空の中」「海の底」の番外編が載っているということで手に取りました。
好きな作品のアフターストーリーは子供や孫を見るような気持ちで読めるので幸せな気持ちになれます。
人が人を愛することがテーマだった作品のような気もします。
有川浩を読み続けて幸せです。
冬原くんと夏木の恋愛番外編が嬉しすぎる!!
クジラ🐳ってステキな表現。
夏木さんのヘタレ具合も可愛くて仕方ないし、
でもその底抜けの優しさに最後はやられちゃいました。
Posted by 読むコレ
自衛隊ラブコメシリーズ(短編集)
*クジラの彼
【海の底】の冬原は飄々としているが。
*ロールアウト
艦にトイレを作る
* 国防レンアイ
*有能な彼女
【海の底】の夏樹と望の○年後
* 脱柵エレジー
夜の駐屯時での会話
*ファイターパイロットの君
【空の海】のスッピンオフ。たかみとみきの○年後
Posted by ブクログ
ミリタリー×恋愛の短編集。
有川さんの描く女の子がめちゃくちゃ好みに刺さる。基本的には強い感じなんだけどたまに見せる弱さとのギャップがすごくいい。特に光稀さんはヤバい。
どの話も面白かった。特に好きなのは脱柵エレジー。脱柵者を捕まえてホッと一息。寝不足になりながら過ごす2人だけの特別な時間。このムードある感じがすごく良かった。
読んでて幸せな気持ちになれた。
Posted by ブクログ
『海の底』番外編的短編集
「くじらの彼」
『海の底』で活躍した自衛隊員・冬原の恋愛事情。
任務で海に出る彼を待つ彼女の不安。
「待つ身が辛いか、待たれる身が辛いか」
──太宰治には言われたくないけど、待たせる方もきっと辛かろう。
“くじら乗りの彼”という言葉に、『海の底』の記憶が重なる。
冬原なら、誰だってほぼほぼ、待てる。そう思わせる誠実さがある。
「ロールアウト」
冬原の真面目な部下だった記憶の高科自衛官。
航空設計士の女性との恋の始まりを描く。
生活の重要課題・トイレを巡る、自衛官と設計士たちとの攻防戦。
自衛隊界隈で“ロールアウト”とは、開発完成披露のスタートライン。
新型機と恋のロールアウト——どちらも、まだ空を飛ぶ前の物語。なんちゃって。
「国防レンアイ」
WAC―つまり女性自衛官。
自衛官同士の“国防レンアイ”を描く一編。
駐屯地の近くに住んでいた頃、国防夫婦を時々見かけた。
下の娘の大学の同級生に婦警になった子がいて、
卒業式には防衛大の彼が迎えに来たという。
高校の同級生同士、立派な護国カップルエピソード╰(*´︶`*)╯♡
「有能な彼女」
『海の底』で出会った自衛官・夏木と、当時女子高生だった望。
彼を追って自衛隊に入隊した彼女は、仕事でも恋でも抜群の行動力を発揮する。
自衛官としても有能、彼女としてもめちゃ有能。
“できる女”の成長譚にして、恋の続編でもある。
「脱柵エレジー」
彼女、彼氏持ちの新人自衛官たちが経験する、恋の通過儀礼。
数々の“通過儀礼”をくぐってきたベテラン自衛官に訪れる、本当の恋。
任務も恋も、逃げ出したくなる瞬間がある。
でも、それを越えた先に、╰(*´︶`*)╯♡フフン
「ファイターパイロットの君」
タイトルからも察せられるように、『空の中』の番外編。
ファイターパイロットを妻に持つ、幸せな夫の視点で描かれる。
義父母の理解を得られないこと、子どもの誕生日に間に合わないこと——
家族の中にあるジェンダーレスのかたちを穏やかに映す。
それでも、幸せそうでなにより。
Posted by ブクログ
ラブコメ好きだ!!
感動でもないハラハラでもないほっこりでもない感情が味わえる!それも甘ったるい感じじゃないから良い。
男性目線なのも新鮮ですごく好きです。
Posted by ブクログ
6作品が収録された短編集。有川さんと言えば恋愛だが今作は恋愛×自衛官という特殊な設定で引き込まれました。特に自衛官の恋愛という考えたことのないシチュエーションから遠距離恋愛が常であり、様々な壁があることのハードルの高さを学ぶことができました。中でも「国防レンアイ」が最も好みでした。
Posted by ブクログ
有川浩さんの描く恋愛ものがすごく好きです。ベタ甘!と評されるけれど、わざとらしくなく、しつこくない感じがします。
この1冊の中だと、やっぱり、標題のクジラの彼が好き◎自衛隊三部作は未読なので、前後するけどこれから読もうと思いました。
Posted by ブクログ
自衛隊の恋愛小説6本立てです。
恋愛小説が好きな方なら楽しめると思う。
出てくるキャラがバリエーションに富んでいるので、誰しも「この話は好き」というものが見つかるのではないか。
個人的には「クジラの彼」と「ファイターパイロットの君」が好きでした。
有川さんは、色々なタイプのキャラを書き分けして小説として形にできるのが凄いと思う。嫌いなキャラも勿論いたが、そう思わせるほどリアルなディティールで人物を描けるのは尊敬する。
Posted by ブクログ
『ラブコメ今昔』と同様に、自衛隊の恋愛短編集。
どの話も女性がカッコいい!
もちろん糖度もバッチリ、しっかり甘い。
『海の底』のスピンオフにはじまり、『空の中』のスピンオフに終わる構成は、有川浩さんファンにはぐっとくる。
『ラブコメ今昔』と『クジラの彼』、久しぶりに読んだ有川浩さんは、やっぱり有川浩さんだった。
Posted by ブクログ
6人のやや甘めの恋愛小説。
自衛隊が主人公であり、彼らに繰り広げられる自衛隊故に会えない期間の葛藤が細かく描かれていた。
個人的には、くじらの彼と国防レンアイが好き。
潜水艦勤務中は通信が遮断されるため、長期勤務であればあるほど外との連絡は出来ない。愛する人同士の信頼があってこそ、愛の強さが感じられる。
悪くない
悪くないけど、もう少し具体性が欲しい点もある。具体性があると、なぜそうなるかにもっと納得できるのだが。流れとしては十分書いてあるが、二人の甘いやり取り(これは内容の性質上難しいとは思うが)や、波乱の詳細がさらに書かれていたら、もっと楽しめたし、説得力があったと思う。
くじらの彼
くじらの彼は誰か?って事で。自衛隊三部作のサイドストーリーですね。三部作読んだら読まないとね。図書館戦争の小牧さんとクジラの彼は私の中でカブるんですが。そんな訳で声はあの人です(笑)