小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
同じ著者の「なぜ日本は原発をやめられないのか」を読んだので、選考出版社された本書読んでみた。原発事故直後は「プロメテウスの罠」なども出るたびに読んでいたのだが、読まなくなってしまった。
この本の出版が2018年3月だから事故から7年後である。
原発事故関連死、原発の現地採用者の声、形式的で本当に除染しようとはしていない除染、安全でないのに奨励される帰還、官僚の本音、原発いじめ、支援打ち切りされる避難者などについてよく取材をして書いている労作だと思った。
どの問題も奥が深く、ただただ当事者が不幸になっていく原発事故の知られざる側面をよく教えてくれたと感謝する。
被災者の苦労や悲しみもわかるが -
Posted by ブクログ
今月からドラマが始まる『コンビニ兄弟』の作者が手掛ける王宮ロマンスファンタジーです。
わたしはカタカナが苦手なので、冒頭の「主要登場人物一覧」に20人以上のカタカナの名前が一斉に並んでいるのを見たときは、正直に言うと覚えられる自信が全くなく、どうしようかと思いました( ̄◇ ̄;)
しかし最初から一気に20人登場する訳ではなく、少しずつ増えていく感じになっているので、頻繁に登場するキャラクターについては難なく覚えられました。
一つ引っかかったのが、第一章の最初に登場するキャラクター達は誰も「主要登場人物一覧」に載っていないし、その後にも登場していないので重要じゃない…のかな?(゚ω゚)
どのキ -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んでいる時の感覚がとても心地よかった。
環璃が皇后星として通り過ぎた国を見る時は、世界が視界の端を流れていくよう。
チユギの野宿の様子は、夜の闇の中が思い浮かび、焚いた火を見つめる温かさを感じる。
環璃が星を見て過去のヒトの在り様を知った時の、個人では体験できない長い長い時間の流れに沈み込み、視界が広がると同時に無力感を覚え、個の意識が遠くなる感覚。
チユギが長く生きて繋いできた記憶が、環璃へ繋がり、カミによる刑場の出来事で、ヒトを超越した存在の起こす力の爽快さを感じながらも畏怖するような…最終章で環璃に一度すべてが収束された場面のエネルギーがすごかった。
長く生きる者の見る未来も、変わった -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ切ない物語。序盤から悲しい要素が多くて、読み進めるほど胸が苦しくなっていった。あんさんとの関係、お義父さんや琴美さんの冷たさ、そしてそれとは対照的に昌子さんや秀治さんの深い愛情が重なって、本当に印象に残る一冊だった。
虐待についても、親側の葛藤やストレス、見て見ぬふりをしてしまう人の事情、そして傷つく子どもの気持ちなど、いろんな視点が描かれていて、読んでいてすごく複雑な気持ちになった。イトシがあまりにも愛おしくて、最後は涙が止まらなかった、、!
あんさんという存在が大好きで、あんなふうに静かでミステリアスで、優しさのある大人になりたいと思った。心に残る表現が多くて、全国民に読ん
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