ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

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    小学校で起こるミステリーを、小学生だけで結成されたミステリクラブが解決していく本。

    ミステリー小説を書く知念さんが、子ども向けに書いたもの。
    なので、サクサクと読み進められる。

    途中で「読者に挑戦」というページを作り、思考をまとめる数ページを作るところが、大人版と違うところかと思う。


    個人的には、仲良し3人組の名前の頭を取って「ミステリトリオ」になっているのがさすがという感想。

    「ミステリ」になるように名前を考えたのかな?と思うと胸が躍る。

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    2025年11月30日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    映画→上下巻
    映画と小説は別物。でもどっちも良かった。
    3時間長いしトイレも心配…と思ってたけど
    原作の内容は正直3時間じゃ全然足りてへんなと感じたし、本筋はもちろん同じやねんけど重要なシーンやったり登場人物が違ってたりと、本を読んでみてビックリしたことがたくさん。
    上巻の冒頭からの感じてた違和感が、最後の方で解消されて、(あれやっぱおかしいよな?どういうこと?)てのが最後に分かって、でもモヤ晴れ切らんくて、
    喜久雄の親父さん殺したのはあの人で…、でもそのシーンを2代目も目撃してたよな?
    とか、その上で引き取った?とか乏しい理解力でなんとか読み切ったけど、これはもう一度映画も見ておきたい。

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    2025年11月30日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    backnumberのブルーアンバーをバックミュージックに読みたい本だった
    みんなが自分が幸せだと感じる方を選択できますように

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    2025年11月30日
  • ハイライトには残せないけど、生きていた日

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    言語化がうますぎる
    そしてこの方の、となりで一緒に座ってくれてるような文体が好き。
    次の本も楽しみにしてます。

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    2025年11月30日
  • すてきなルーちゃん

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    小学校四年生のツンちゃんが大好きなルーちゃんと過ごす一週間のお話。

    ルーちゃんはママの妹。大人だけど遊び心を忘れないすごく素敵な人で、主人公のつんちゃんはルーちゃんが大好き。絵かきのルーちゃんは絵を描きながらいろんなお話をしてくれます。

    挿絵はそれほど多くなくて文字が多め。語りも落ち着いているので、小学校中高年向けかな。

    以下、少しネタバレあり。
    ルーちゃんは、つんちゃんが学校で感じたモヤモヤを別の視点に転換するようなお話を毎回してくれます。それがとってもすてきなの。つんちゃんがいうように他の子の「かたをもつ話」ばかりかもしれないけど…やっぱりすてき。楽しくなるお話ばかりだけれど中には『

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    2025年11月30日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    騙されたっ!その一行を読んだ瞬間に世界がひっくり返る、まさに「どんでん返し」が鮮やかに決まる作品。シリーズ原点にして頂点。

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    2025年11月30日
  • 毎日読みます

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    本を読み終えても内容を忘れてしまう、途中で挫折してしまう本がある、読むのに時間がかかりもどかしい時がある等々。私の何百倍も冊数をこなしているであろう著者の様な読書家でも私と同じ様に感じることがあるという事実に安心した。更にはそれらを納得いく文章で肯定してもらった感じ。これからも忘れながら、自分でも知らないうちに変化して、堂々と読書を楽しんでいける。

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    2025年11月30日
  • 流氷の果て

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    ネタバレ

    1985年大晦日に北海道で起きた生存者7名という凄惨なバスの転落事故。時は流れ1999年12月も終わろうとしている中、新宿で起きた身元不明の首つり自殺。遺体を挟んで邂逅する二人の男女。立ち会った刑事の真宮が見たものは。点と点が繋がり事態は思わぬ展開をみせてゆく。真宮の感だけで物語が進んでいくところは若干の違和感を覚えたが、ミステリではなくサスペンス劇場を見ていると思えば次の展開が気になり、460頁を一気読みに近かった。読み終わったあと帯をみるとエモーショナル・ミステリー超大作と思いっきり書かれていました。

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    2025年11月30日
  • 深淵のテレパス

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    ネタバレ

    ホラーよりもミステリ要素が強めかも。
    ただただ怖いもの、ではなく徹底的にその理由、原因に対して挑んで調査をしていく…というのが良かった。
    最後まで手を尽くしたか?
    無いものを見つけるのが調査の鉄則
    など、色々と印象に残る台詞もある。
    深淵のテレパス…そういう意味か!と分かった時も良い。



    最後はめっちゃゾッとする。

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    2025年11月30日
  • 猫を処方いたします。5

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    ネタバレ

    椎名君、怖そうだったけど実は外見だけで滅茶いい人だった。そしてとうとう椎名君は事務所の隣の「中京こころのびょういん」に招かれてしまった。椎名君と離婚した奥さん、そして愛娘、いろいろとあるようだが頑張れ。千歳さんとあび野さんの再びの邂逅、涙があふれそうになるのを抑えるのに苦労した。千歳さんが消えてしまって、あとに残されたニケ先生。最後の客、須田心医師との対面を残すのみなのか。梶原友弥はどう絡んでくるのか。どちらにしても悲しい予感しかしないのだが、がんばれニケ先生。

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    2025年11月30日
  • ラッシュライフ

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    複数の主人公の物語が徐々に重なり合っていくまさに伊坂幸太郎ワールド。殺人事件の死体の描写などリアリティを持たせる一方、コミカルなセリフの言い回しなど独特でリズミカルな展開が心地よい。
    偶然と必然が混ざり合う世界で生きることへの問いかけてくるような読後感だった。

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    2025年11月30日
  • カラー版 あらしのよるにシリーズ(1) あらしのよるに

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    お恥ずかしながら初めて読んだ。なに、面白いじゃん!え、続き読みたい。早く明日学校行きたい(笑)これ人権週間に読み聞かせするのあり?ちょっと古い?でも今年20年ぶりに続編出たし、いいタイミングでは?

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    2025年11月30日
  • ガラスの城の約束

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    訳者あとがき
    「真実はつくられた物語よりも深い感動をもたらしうる。」
    「心の奥底に封印してきた過去に向きあうのは、ひどく苦しい作業だ。それが誰にも知られたくない重荷であり、他人の目には悲惨に映る体験であればなおさらのこと。けれど、艱難辛苦を乗り越えて、幸せにたどりついた人間が綴る真実の物語は、読み手の心を強く揺さぶり、深い余韻を残してくれる。」

    まさに。
    だから私はノンフィクションが好きなんだ、と改めて実感した。

    そして最後の解説は、恵まれて生きてきた人がなんとか想像力を働かせて書いたものであることがよくわかり、憤りを感じるものだ。
    「だが本書を読む人はみな、どんなにひどい男であり女であっ

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    2025年11月30日
  • 四角い空のむこうへ

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    『ハンチバック』の主人公と同じ病気なのかな。だとしたら、本を持つのも難しいだろうに、夢にむかって努力できるのは本当にすごいことだと思う。

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    2025年11月30日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    友人から勧められた作品。気持ちが落ちている時には要注意。久しぶりに本を読んで夢中になった。
    情に弱く、真面目なところが自分と重なった。

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    2025年11月30日
  • 阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし

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    1冊まるまるエッセイだと思っていたら、
    「はじめに」にて、なんと姉妹それぞれが挑戦した初めての小説も読めるとのことで、小説が好きな私としてはテンションが上がった。

    小説は、みほさん作のみほさんワールドな作品も良かったし、えりこさん作の作品は、長編で読んでみたいと思わせる力作だった!

    エッセイは、姉・えりこさんの丁寧に語りかけてくるような文章も好きだし、みほさんの笑わせてくるセンスのある文章も好き。

    引越しの予定はないけれど、間取りとか物件見るのは大好きなので、阿佐ヶ谷姉妹の物件探しのお話は、読んでいて楽しかった。

    綺麗事ばっかりではなく、2人それぞれが相手の愚痴をエッセイに書いちゃうと

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    2025年11月30日
  • 正体

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    ネタバレ

    泣きそうだった。あんた犯人じゃないんかい!

    死刑囚が脱獄して逃亡する。戸籍も身分証もない。身寄りもない。そんな社会でお金を稼ぎながら、道ゆく人に、警察に、バレないよう暮らさなきゃいけない。そんな辛いことある?私だったら、労働する必要もない、ただ刑期を待つだけの暮らしの方が楽だしそうする。

    でもやってなかったら。そして生きていきたかったら。

    逃亡中にいろいろな出会いがあったね。恋もしたんだね。縋るような思いで、井尾に接近して。
    『自分を褒めてやりたい』が、本当に切ない。よくやった!!!と私もあなたを褒めてあげます。

    一気読みでした。

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    2025年11月30日
  • 悲しみの秘義

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    悲しみ、特に愛する人を喪った悲しみを知る人に、強くお勧めできる一冊。
    悲しみを知ることで、初めて本当の生を知る。
    悲しみを知ることで、本当の私に初めて出会う。
    強い悲しみを経験することは、何か簡単には言葉にできない、ある種の究極的な真理に、気づく権利が与えられるということなのかもしれない。
    この本では、悲しみについての様々な思索が、古今東西の哲学や文学、特に詩歌をよすがに、とても豊かな情感とともに、そしてとても優しい筆致で、したためられている。
    「悲しい」と書いても、「愛しい」と書いても、「かなしい」とよめる。悲しみには、その深い深いところで、ただ悲痛なだけではない何かがあって、そしてそれは、

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    2025年11月30日
  • 非色

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    終戦後アメリカの黒人兵と結婚した女性主人公。出産後日本で差別に遭い、希望を持ってアメリカに行くも、もっとひどい人種差別が待っていて‥。
    差別への反骨精神。

    当時のアメリカの人種差別と生活がリアルでとても引き込まれました。
    人種差別、同じ人種間の階級差別。
    差別は本当に人の心を傷つけ、自尊心を失わせたり憎しみを生むということを深く思い知らされました。

    ラストの主人公が清々しい。

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    2025年11月30日
  • 黒馬物語

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    馬は単なる乗り物ではない、話しは出来ないけど人間と何ら変わりのない生き物なんだ、ということ、を学びました。人間に愛情を持って接するように馬にも接すること。当時の馬という交通は、友人で大事なパートナーであり、馬を操るプロフェッショナルの職業が成立していた社会を学びました。

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    2025年11月30日