レーモン・クノーの作品一覧

「レーモン・クノー」の「文体練習」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 文体練習
    4.2
    1巻2,616円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある日、バスの中で起こった他愛もない出来事が99通りもの変奏によって変幻自在に書き分けられてゆく。 20世紀フランス文学の急進的言語革命を率いたクノーによる究極の言語遊戯。

ユーザーレビュー

  • 文体練習

    Posted by ブクログ

    ・原書の発想も凄いが、
    翻訳のセンスが凄すぎる。

    翻訳でこんなに味が出るとは…
    フランス語ができる人であれば、
    合わせて原書も読んでみたら、
    より楽しめそう。


    ・本文はもちろん面白いが、
    訳者のあとがきを最初に読んだのはよかった。

    訳者が苦心したこと、
    翻訳しながら考えたこと
    またそれぞれの章の注釈が書かれているので、
    より味わって読むことができる。



    ・書かれている文章の内容は同じ。
    でも、書き方が違うとこんなに印象が変わるのかと驚かされる。

    21区別
    バスのなかで(風呂の話ではない)、わたしは、ひも(女に貢がせる男のことではない)を巻いた帽子(某氏ではない)をかぶった男を見か

    0
    2021年07月04日
  • 文体練習

    Posted by ブクログ

    すごい。
    言語にはこんな可能性とバリエーションとがあるのかと、感激した。
    こんなふうに、言語自体にスポットを当てて考える機会が初めてでとても面白かった。

    真剣に大人が言葉で遊んでいるのをみさせてもらった感覚。

    0
    2021年01月04日
  • 文体練習

    Posted by ブクログ

    20世紀フランスの作家レーモン・クノー(1903-1976)による実験的な作品、旧版1947年、新版1973年。ある単純な出来事を99の文体で書き表したもの。

    一時期はシュルレアリスムや実存主義のグループと近かったこともあった。その後もミッシェル・レリスやジョルジュ・バタイユらとは交友が続いたという。1960年に発足した文学グループ「ウリポ」にて、言語遊戯などを通した文学実験を展開した。



    言葉が世界の像であり、世界が言葉の像であるならば、言葉遊びは世界をおもちゃにする遊び。言葉が世界と精神との境界接面であるならば、言葉遊びは精神をおもちゃにする遊び。世界も精神もいっぺんに笑って面白が

    0
    2020年08月16日
  • 文体練習

    Posted by ブクログ

    何の変哲もない日常の一コマを、99種類の文章で描き出すっていう実験的な(?)一冊。原著はフランス語。

    なにこれ、面白ー。変なことを考える人がいたもんだ、と思って読みたい本リストに入れたまま、ずっと忘れていた。。。
    やっぱり面白かった。一朝一夕で99種類かけるようにならないよね。すごい。

    もう、翻訳する人の苦労が推して知るべしだよ…超楽しそうだけど、想像しただけで涙出ちゃう。
    原文のフランス語のものは、フランス語学習にも用いられるくらい有名な作品なんだって。

    10. 虹の七色: こういうのすてき。どうやら原文も絶妙らしい。
    23. あらたまった手紙: 夢野久作の少女地獄を思い出した。
    63

    0
    2015年10月07日
  • 文体練習

    Posted by ブクログ

    おもしろいです。
    おんなじ文章が こんな風に変わってかけるんですね。
    とても 参考になりました 自分でもやってみようと思います。
    しかし…翻訳…大変だったでしょうね。

    0
    2014年02月08日

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