【感想・ネタバレ】セルリアンブルー 海が見える家 下のレビュー

あらすじ

魔法青少年担当省・通称:ディコミーでケースワーカーとして働くライナスは、マーシャス島児童保護施設を存続すべきかどうかを調べる重要任務に抜擢された。 1カ月間の視察の期限が終わりに近づくにつれて、施設長アーサーと個性豊かな子どもたちに翻弄されながらも、彼らと向き合い、理解を深めてきた。 謎の多い施設長アーサーが気になるライナスは、地下室へとつながる扉を発見し、思いもよらない【事実】を知る。 そして、児童保護施設の存在を良く思わない村人たちも不穏な動きを見せたとき、ライナスとアーサーは強い意志で立ち向かうのだった── かけがえのない絆とロマンスを描く現代ファンタジー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

差別と偏見は個々の気持ちで乗り越えられる。ファンタジーというクッションを挟みつつも誠実に伝えてくれる良書。大きな目標は大切だけど、ともすればどこから手を付けたらいいのか途方に暮れる。自分が、今、目の前にいる人間をちゃんと見ているか。小さなところから奇蹟が生まれる。

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2023年01月09日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ良かった…!!!
梅田の蔦屋で推されてたから気になって買った本。
めちゃくちゃ良い!と激推しやったから、期待のハードルが上がってたけど悠々超えてきた…
ひとりひとりがとても愛おしくて、世の中を温かい目で見れるようになる本でした。

0
2023年07月09日

Posted by ブクログ

アーサーは魅力的で、子どもたちは可愛い。ライナスは彼らに影響されどんどん変わっていく様子にぐっと惹きこまれた。

児童保護施設にいる子どもたちに対する村人の偏見は根強いが、そこから守るだけではなくて変えていこうと試みる。それはやがて小さな変化に繋がっていく。

アーサーの子どもたちの能力や自立心を育てる素晴らしい教育。その背景にはアーサーに辛い過去があったとは…。

ライナスは子どもたちにとっても失いたくないと思える存在になって、自分に正直なり、かけがえのない居場所をみつけた。そんな彼の成長した姿に心打たれた。読後は幸福感で満たされた。

0
2023年07月09日

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