無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「アンネは、死んでも私たちの心の中に生き続けているのです。そして、世界の歴史を変える存在になりました」(池上彰『世界を変えた10冊の本』より)
ユダヤ系ドイツ人の少女アンネが、ナチスの「ユダヤ人狩り」から逃れるため家族と共に二年間潜んだアムステルダムの“隠れ家”。彼女はそこで、架空の友人キティーに宛てて日記を綴りました。戦後、残された父オットー・フランクにより編集・公表されたこの「アンネの日記」は各言語に翻訳され、2009年にはユネスコ世界記憶遺産にも登録されました。わが国も同様で、1952年に「光ほのかに」のタイトルで文藝春秋より刊行されて以来、綿々と読み継がれています。
実は、アンネの綴った日記は二種類あります。アンネが自分のためだけに書いたものと、後の公開を期して清書したもの。そのふたつを編集し直した〈完全版〉をもとに、さらに1998年に発見された5ページ分を加えたのが本書〈増補新訂版〉です。尋常ではない環境の中で、13歳から15歳という思春期を過ごした少女の夢と悩みが、より瑞々しく蘇り、私たちの胸を打ちます。平和を愛し、誰かを愛するすべての人に改めて贈る、永遠不滅の一冊です。
Posted by ブクログ 2023年12月14日
ユダヤ人迫害下における隠れ家生活を、思春期の少女のみずみずしい感性で筆記した日記文学。ユネスコ世界の記憶。
ホロコーストの悲劇を象徴する一冊として有名なので、大体の概要は知っていたが読むのは初めて。
13歳の誕生日に父から贈られた日記帳にキティという愛称をつけ、友人として語りかけるように日々の生活...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月22日
感性、語彙、表現、リズム、着眼点 どれも高いレベルで知性とセンスに溢れた若く瑞々しい文章。
戦争というだけで全ての人がしなくていい苦労を強いられるのに、さらに民族虐殺を恐れて身を隠さなければならない中、彼女が日記の中で放つ青春の光は小さく弱くも眩い。
1944-5-3の日記で「戦争は市民一人一人に責...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月20日
社会や世界史の資料集で表紙のお顔は知っていたけど読んだことがなかったアンネの日記。
ゲシュタポに捕まるまでの2年間の生活でアンネが感じたことなどが丁寧に書かれていました。
潜伏生活前は結構モテモテだし自信家なハキハキしてる女の子だなあといった印象。読み進めていくごとに実は内面はすごく深く物事を考えて...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月07日
COTEN RADIOでシンドラー編を聴いて、シンドラーのリストを観賞し、その感想を呟いたところ、相互フォロワーさんから中学生時代にアンネの日記とシンドラーのリストのWパンチを喰らったというお話を伺い、そう言えば有名な作品なのに読んでなかったことを思い出した。
1942年初夏から1944年の夏まで...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。