あらすじ
祝・40周年! 大人気シリーズ18巻
「晴明よ、おまえ、おれのことが好きであろう」
晴明、動揺する!?
Xで話題になった「梅道人」ほか全8編を収録した、人気シリーズ最新作。
朱雀大路で焼き栗を商う行者が、晴明の屋敷を訪れる。聞けば夜な夜な烏天狗に踏みつけられ「罰あたりめ」と折檻されるらしい(「ちび不動」)。酒を愛する蘆屋道満が招かれた、怪しげな茅葺家の主の正体とは(「殺生石」)。古今東西の妖が引き起こす、愉快で怖い事件の数々。晴明と博雅のコンビの魅力が詰まった、傑作シリーズ第18巻!
単行本 2023年10月 文藝春秋刊
文庫版 2026年1月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
和風ファンタジーの題材としてすっかりおなじみの陰陽師。そのブームの火付け役であり、9月に市川染五郎・市川海老蔵らによる歌舞伎座公演も決定したのがこの「陰陽師」シリーズです。
平安時代の天才陰陽師、安倍晴明。その親友で音楽の才能豊かな源博雅。この二人が鬼や生霊など様々なものの怪にまつわる怪異を解き明かしていくこの物語。映画のような派手なアクションはほとんどなく、彼らは問題の怪異の原因となった人の業を探り、ものの怪達を納得させることで怪異を見事に解決していきます。
この物語の大きな魅力は、主人公二人の掛け合いが格別に面白いこと!
厄介事を頼まれ困り果てた博雅が、二人で酒を酌み交わしながら晴明に解決を依頼するのですが、その軽妙なやり取りに、自分も仲のよい友人と庭を眺めながら、美味い肴片手にお酒を舐めたくなる事間違いなし!
美しくも怪しい平安時代の余韻から抜け出せなくなりそうな不思議な物語です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1巻から急に18巻を手に取ってしまったのですが、
1巻の後にNetflixのアニメを履修したので
道満や露子姫が出てきてくれて高まりました!
「梅道人」の男子二人の掛け合いが尊かったです…。
合わせて、著者のインタビュー記事も読ませて頂き、
うるうるしながら楽しませて頂きました…!
道満の「殺生石」もお気に入り。
平安の美しい四季の色と香りを堪能しながら、
闇と対峙する一つ一つのお話が本当に面白い…。
さすが大人気シリーズ…。集めていきたい…。
40周年おめでとうございます…!
Posted by ブクログ
陰陽師シリーズ18作目。
収録作品は以下の通り。
「兼家奇々掻痒」
「金木犀の夜」
「ちび不動」
「媚珠」
「梅道人」
「殺生石」
「哪吒太子」
「按察使大納言 不思議のこと」
文庫本の帯には、祝!40周年とある。陰陽師の記念すべき第1作「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」が発表されたのが、1986年。今年でちょうど40周年という事になる。
40年も経つとたいぶ作品の雰囲気もずいぶんと変わってきた。
最近は、蘆屋道満が主人公となり、晴明や博雅がほとんど出てこない作品があったり、虫めづる姫君、露子姫という新しいヒロインが出てくるようになったりといささかテコ入れもあるが、基本は、安倍晴明と源博雅の名コンビが事件を解決する構図は変わりないのだが、この二人の活動の幅がかなり小さくなってきている。動きが極めて少なくなっているというべきか。
あとがきを読むと作者も72歳と老境の境地に入ってきたとある。安倍晴明と源博雅の二人も年は取っていないようだが、すでに作者同様に老境の境地に入ってきたようだ。
陰陽師のイメージを大きく覆した、この陰陽師の安倍晴明も、どうやら元のイメージ(おじさんの陰陽師)に近くなってきたような気さえする。
ただ、永遠のワンパターンとも言えるこの小説、なんだかんだと言いつつあっという間に読み終えてしまった。まだまだ、お付き合いできそうである。
※藤原兼家、最近やられキャラになってない?
Posted by ブクログ
陰陽師シリーズの最新文庫
毎回パターンはほぼ決まっているが
マンネリ感はまったくなし
このシリーズも長い
今までほぼ全部読ませてもらっている
各巻ごとに晴明と博雅の仲が深まり
それが話にコントラストをつけているように感じる
季節ごとの描写もほっこりして良い
これからも読み続けたいシリーズのひとつ
Posted by ブクログ
陰陽師は私の中でさらりと読める好きなシリーズ。⭐︎5にしたのは、あとがきの追記を見て。もうそんな設定あったの覚えてないです先生!笑 おかげで今確認作業のために1.2巻探してます!それくらいもう初期の設定が薄れるくらい彼のキャラは今のキャラで固定してるのだなと。
今回の内容でいくと一番飛びついたのが梅道人。これに食いついた人は多分同志です笑 今まであまり気にしていなかった相棒2人の関係性。梅道人を読んでえ!そういう仲だったの!とものの見事に思ってしまった。晴明を戸惑わせる博雅、流石だよ。すぐさま真実を確かめるべく、先生のインタビュー記事を探しあて安堵笑 でもあとがきでそのワードについての先生のコメントを読んで、そこから出てきて2人の会話になったのかととても胸が締め付けられた。闘病されてるのは知っていたけれども。
そんなこんなで最後の最後まで感慨深く読めた1巻。終わりはないと言われているが、お元気でもっともっと続きを書いていただきたい。
追記:絶世の美女を最も簡単に手に入れる蘆屋道満。外道っぽいのに毎回嫌いになれなくて困っている。
Posted by ブクログ
新刊が出れば読むのがライフワーク。
なぜか2度もひどい目に遭ってしまう
藤原兼家が気の毒になってしまう。
蘆屋道満がいよいよダークヒーローとして、
かなり個性を確立させてきた。
しかし、九尾を丸呑みする男が怖れる男、安倍晴明。
彼が本気を出したなら、どこまでのことができてしまうのか。
Posted by ブクログ
晴明の館で博雅と晴明が酒を交わす。
蜜虫が酌をする。
ただそれだけのシーンがこれほど読みたくなるのは何故なんだろう…と、いつも思う。
晴明の妖退治やそれにまつわる様々な人々の物語は、もちろん語り的にも内容的にも素晴らしい。
ただ、晴明と博雅のシーンが無ければこれほど胸に沁みない気さえする。
中でも帯にも記載のある、博雅の晴明を思う素直な心持ち…ファンにはたまらない御褒美のよう。
作者も楽しんで書いておられるようなので、今後もますます楽しみたい。
Posted by ブクログ
楽しい。サクサク読めてニヤニヤ楽しい。
ささっと読むからお話の記憶はほとんど残らないんだけど、でもなんとなく残る。人に話せるほどは覚えてないけれど、間違ってもう一度読み進めたら絶対思い出す。きっとそう。
あぁ楽しかった。
Posted by ブクログ
久しぶりに「ゆこう」「ゆこう」のやりとりがあった気がする。
長さ的に短いのであっという間に1話を読み終えて、いつもの晴明に言葉で誤魔化されることもなく怪異が解けていってちょうどよかった。