あらすじ
奇跡を起こせるのは、最後の最後まで奇跡を信じきったやつだ――
資金なし、経験なし、計画性なし。
あるのは志とビジョンだけ。
ベンチャー起業の紆余曲折と仲間たちとの絆を描いた、お仕事×青春小説!
なにかを成し遂げたいのなら、死ぬ気で働かないといけない時期が必ずあると思うんだ。
黒川虎太郎は大学四年生。大手企業からの内定も獲得し、堅実な人生を送っていく――はずだった。だが、ステージIVの悪性リンパ腫になったことで人生が一変。
絶望に襲われるコタローを救ったのは『生きるための起業』という一冊の本だった。治療が奏功し、なんとか死を免れたコタローは退院と同時に、「生きるために」起業することに。
高校時代の同級生、白井博と二人で会社を立ち上げたものの、事業内容も資金の調達先も何も決まっていない。
決定したのは社名――「サバイバーズ」だけ。動画制作会社としてスタートを切ることにしたものの、行き当たりばったりすぎる経営で、この先、生き延びることができるのか……!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ポットキャストで作者のインタビューを聴いて、興味が湧いたので読んだ本。
世の中に求められているものをプレゼンして、出版社に売り込む作者の姿勢そのものが反映されている作品だなと思った。
失敗やマイナスだと思うことも、未来に繋がっている。その様子が何度も何度も描かれていた。
私もがんサバイバーなので、とても勇気づけられた。
私の場合は、今まで充分働いてきたから、もう働かなくていいやって方向に振れたけど、一生懸命働いている登場人物たちを想像しても羨ましいと思わず、元気づけられるなと思えるのはいいなと感じた。
Posted by ブクログ
めっちゃくちゃ面白かった!!!
岩井さん(とドラマでハク役をされた相馬理さん)のトークショー&サイン会がきっかけで購入し、読みました。
ある程度展開が読める感じはありますが、夢中で読み進めてしまいますし、何度も泣きそうになりました。
コタローは、(バックグラウンドとして病がある人は多くはないかもしれないけど)周りを振り回す勢い、無鉄砲だからこその強さなど、こういう若手創業者っているよなーと思わせるリアルさがありました。
これを読むと、働きたい欲がムクムク出てくるし、なんなら創業したくなりますね。とにかく元気になるお話です。
Posted by ブクログ
面白かった。表紙から登場人物のイメージはできていたが、読んでいくと個性的な面も含めて入りやすかった。主人公かステージ4のガンを克服するところからストーリーが起業へと、展開していき、回りを巻き込みながら進んでいくのがテンポが良く読みやすかった。
Posted by ブクログ
上手くいきすぎと見せて最後は上手くいかない、けど何かを得るという展開が続き、最後まで行く末が気になって読めた。まさに100回負けても1回勝てば勝ちだった。
自分の強みは「人生」そのものだというのも面白かった。自分が人に何かを伝える時に、自分が歩んできたからこそ伝えられることを考えたいと思った。
Posted by ブクログ
もし家族や親しい人が癌だったら、その癌がステージIVの悪性リンパ腫だったら、そしてその人が退院と同時に一緒に起業しようと言われたら。。
私だったらとりあえず全力で止めるなー。
自分が病気の立場なら、ゆっくり過ごしたいと願う。
でも主人公のコタローは高校時代の同級生ハクとベンチャー企業を立ち上げる。
登場人物たちの熱量がとにかく凄い!
一生懸命に頑張ることのカッコよさがまっすぐ描かれている。面白かった(๑˃̵ᴗ˂̵)و
Posted by ブクログ
経営中毒のポッドキャストで紹介されており、自分がベンチャーキャピタルに所属していることもあり読んでみた。素晴らしい作品だった。
ステージⅣのがんから復帰を果たした主人公が、仲間たち共に起業する物語。青春×起業という珍しい設定だが、展開としてはジャンプ漫画のように王道。
ご都合主義もありつつ、完全に綺麗なフィクションにはなっていないところもよい。時折、語り手が交代する群像劇チックな要素もあり、深みがある。
立ち止まったり後退したくなった時に火を灯してくれる一冊だと感じた。
Posted by ブクログ
悪性リンパ腫ステージⅣの闘病から始まる本書。
血液内科での抗癌剤治療の壮絶さを垣間見たことのある私は、抗癌剤治療に懐疑的。
だから読み進めることが辛くて途中でやめようかと思ったものの…岩井圭也さんだからきっと読ませてくれると信じて読み進める。
治療場面は一章まででその後は起業に話が展開しグイグイと惹き込まれた。
広告代理店で勤務していた友人から、中小企業は大手の下請け孫請けで利益なんてほとんどないという話を聞いていたけれど、どこの業界でも悪しき構造は同じ。
そこをどうにかするなんて誰もできないことだと思っていたけれど、コタローのような人はきっといると思うと勇気がでる。
一度死ぬ程の思いをすれば、人はなんだって挑戦できる…
なんてことはないと思う。
コタローは起業することで、生きる意味を見出したけれど、何に生きる意味を見出すかは人それぞれだ。
生きる意味を見出すために何かに挑戦しなきゃ行けないわけではなく、コタローは挑戦することで生きる意味を見出したのだ。
ベルナルド宮本に言われた通り、自分の強み、アドバンテージを見つけることができたからこそ、コタローは起業し、事業を継続させることができた。
「生きる意味」を見出すこと
「自分の強み」が何かを知ること
それが、辛い状況を切り抜けながら生きていくヒントなのかもしれないな…
ただ今生き方についてのお悩み中の私に、考え方のヒントをくれた。
若い人だけでなく迷走中のすべての方にオススメ
Posted by ブクログ
大病を克服して起業する。
クセの強い人物が一人また一人と仲間になる。
ひとやま超えたと思ったら新たな問題が降りかかる。
ありがちな設定だと思った。でも読み出したら面白くて一気に読んだ。
作中の短編映画『沙彩は、死なない』を見てみたい。
Posted by ブクログ
ー 資金なし、経験なし、計画性なし。
あるのは志とビジョンだけ。
・・・てさ。
がんサバイバーの起業というテーマは、それだけでも困難に満ちており、読むのが辛いと感じる方も多いのではないか。
作中では、主人公であるサバイバーたちに、作者が容赦なく難題を突きつける。状況はなかなか好転せず、読者を不安にさせる展開が続く。
しかし、主人公たちサバイバーズは少しずつ前進していく。このわずかな前進が、実は大きな意味を持つ。そして、何事も諦めないことこそが、最も重要な推進力なのだと学ばされる。
希望を見失わない彼らの強さは美しく、読者の心の奥深くに響き渡る。
この小説を読んで、元気になりましょう!
Posted by ブクログ
大学4年で大手企業からの内定も獲得したコタローが、ステージⅣの悪性リンパ腫になったことで人生が一変する。
絶望に襲われる彼を救ったのは、『生きるための起業』という一冊の本と入院中にお見舞いに来た高校の時の同級生・ハクの「奇跡を起こすのって、コタローみたいな人間だと思うんだよね」の言葉だったように思う。
退院後、県庁を辞めたハクと二人で会社を立ち上げたものの、資金なし、経験なし、計画性なしだったが、紆余曲折しながらも仲間を増やして未熟なりに挑んでいく。
それぞれの強みを活かして協力して突き進んでいく姿は好感がもてる。
上手くいかないときこそ、絆が深まっていくのは信じあっているからだろうと思った。
Posted by ブクログ
胸熱!これでもかってくらい困難が押し寄せてくる。何度も何度も苦渋を舐める。それでも立ち上がる。へこたれない。コタローたちに頑張れ負けるな。
こちらも感無量で涙が。
「たとえ百敗しようが、一勝できればおれたちの勝ちだ。」その一勝が掴めそうで掴めなくて、諦めなくて、掴み取るまで心折れないってすごい。
Posted by ブクログ
爽やかな読後感。ベンチャービジネス『サバイバーズ』を立ち上げたコタローとハク。彼らに魅せられ仲間入りしたヨツバ、タニケン、シンディ。若者5人たちが、夢に向かって突っ走る愚直な姿に胸を打たれた。著者の引き出しの多さ、人物造形など、緻密に練り上げられた物語に、毎回唸る。
Posted by ブクログ
SL 2025.12.5-2025.12.7
大学卒業を目の前にして、ステージⅣの悪性リンパ腫を乗り越えたコタローが高校時代の同級生ハクと会社を立ち上げる。
絵に描いたようなお仕事サクセスストーリー。そこに末期がんという感動要素もぶっこんでベタだなーと思うのに、メチャメチャ面白かった!
Posted by ブクログ
癌にかかった主人公が起業し、成長していくお話。
話の内容が実際にありそうな話でとても面白かったし、仕事に対する価値観を自分の今と比較することで、とても興味深く読むことができた。
Posted by ブクログ
とても爽やかな青春群像劇。この作者さんの本の中ではかなりライトな感じかなと思いました。
癌患者になったことをきっかけに、自らの生き方について真剣に向き合うようになった主人公が、起業することを通して仲間を得ながら、ともに成長していくストーリー
互いにぶつかったり、それぞれの課題と向き合いながら、前に進んでいく様子がすごく眩しい
話の展開的に、主人公の癌が再発するのでは?と予想しながら読んでいましたが、そのような無粋な(?)ことは起きませんでした。
奮起からの成長を描きたかったのだろうな、と思いましたので、それでよかったと思います。(おかげで変に安っぽくならずに済んだ)
あと、軽々しく成功が手に入らないところもリアルで良かったです笑
そういうもんだよね。
Posted by ブクログ
ありありとドラマやアニメ、漫画が浮かぶような、丁寧な情景と心情の描写は毎度おなじみ、わかりやすい方の岩井圭也作品だった。飽きさせずそれができるのも才だと思うし、実際、止まることなく高速で読み終わった。
ただ、個人的にはもっと黒いほうが好きではある。もうちょっと、わからないままにしてほしかったことと、知りたかった点がある。
ベルナルド宮本と福地氏は、もっと理解できない謎の人物にするか、もっと感情の内面まで見せるか。そしてあの子は、その後、どうなったのか。その塩梅を思わせるのも構成の力なのか。
Posted by ブクログ
王道だな。題材としての目新しさはあまりなかったが、多彩な作風の岩井さんが書くからこそ「こんな作品も書くのね」的な面白さがあった。20歳でがんを患った主人公。無事社会復帰できたが、闘病の希望になったのは企業するという夢。具体的に何がしたいのかもわからないまま仲間と模索しビジネスを学んでいく。最近「ワークライフバランスを捨てます」という発言が記憶に新しいが、まさにそれを体現したような内容だった。生きているからこそ、仕事が楽しい。2日徹夜も当たり前。大丈夫ですか?と言いたくなったがフィクションとして楽しんだ。
Posted by ブクログ
400ページ超えの大作だけれど、面白くて一気に読み終わってしまった!
昔TBSでやっていた、
ベンチャー企業をおこす若者たちについてのドラマ「ユニコーンに乗って」に
「半沢直樹」に出てくるような敵役を出している感じの作品。
ただ、主人公を末期がんのステージ4サバイバーにしたことで、
主人公の、仕事、ひいては生きることへの熱量が圧倒的でぐんぐん引き込まれた。
何もやりたいことがないけどただ起業したい、と思っていた学生が、
がんに打ち勝った経験から、
どんどん仲間を増やし、メンターに会い、でも次々に困難が降りかかって、、
まったく飽きずに読み進められた。
仕事へのやる気が湧いてくるような作品。
Posted by ブクログ
生きること、働くことについて何か忘れてたことに気づかせてくれたような、熱々な青春起業の物語。若いって良いねー。いや、年齢に関係なく熱くなりたいと思わせられました。
Posted by ブクログ
ポップな装丁とは少々イメージが違った内容の小説だった。
末期癌から自らの生き方を考え直し、孫請として苦労する父親の姿に反発するように起業した虎太郎。
起業しても簡単には成果が得られない過程に共感を覚える。
重篤な病からの再生という物語にも共感してしまう。
Posted by ブクログ
これは入り込める。
働ける事がありがたい、とはこの事ですね。元気になれます。胸熱なのは、この仲間が揃ったという事もぶっちゃけ奇跡ですよね。
分量は多めですが一日中かからず読み切れると思います。是非是非!
Posted by ブクログ
20代で癌になり凄絶な治療に耐え克服した後に、起業。
したのはいいが、次から次へと押し寄せる困難。
岩井圭也さん、読ませます。さすがです。
応援したくなっちゃう青春お仕事小説でした。若さって素晴らしい。
Posted by ブクログ
経営中毒で取り上げられていたので、読んでみた。
確かに経営中毒のリスナーなら共感できる内容が満載だった。
奇跡を信じる人にしか奇跡は起こせないとの言葉に共感した。
Posted by ブクログ
読むか受け流すか迷いましたが、素知らぬ顔ができないのが岩井圭也さんです。まぁ、設定・展開ともベタな「お仕事×青春」物語でしたが、やっぱり岩井さんは上手く引き込み、読ませます。
サバイバル=極限状態からの生存。本作では病気と仕事のダブルの危機があり、そこからどう未来を切り拓いていくかが読みどころになっています。
ダブル危機を乗り越える各段階で、そんな上手く行くかよーとツッコミを入れたくもなります。が、それらを差し引いても、無謀さが許される若さと仲間との信頼関係が眩しく、応援している自分がいました。
極限じゃなくても、困難な状況を打破するためのヒントも含まれている気がします。知識や技術、体験がなくても、日頃感じている疑問や違和感を起点にして、個性を強みにし武器に変える生き方を模索することは、確かに成長につながる気がします。
「サバイブ」に「!」が付いてるから命令形? 岩井さんの、いろんな困難から「生き延びろ!」というメッセージと受け止めました。
自分は終わったとは思いたくなくても、明らかに失ってしまった脇目も振らずとか、無我夢中とか、そんながむしゃらな若さと熱量…。「そんな時代もあったねと〜♪(中島みゆき調で)」と、歩んだ我が道へ郷愁を馳せながら、羨ましく思う読書でした。
Posted by ブクログ
スタートアップ企業に派遣で赴いてる自分とってタイムリーな話だと思い、手にした小説でした。
「たとえ百敗しようが、一勝できればおれたちの勝ちだ」
このコタローの言葉。スタートアップ企業は特に資金調達が目まぐるしくあり、それは開発・人材と拡張していってるなかで、自分たちのサービスに的を得てくれるクライアントを待つのではなく自ら行動を起こすが、必ず当たるとは限らない。それを物語ってるように感じる。
コタローは、がんサバイバーだったし親の下請け・孫請の問題を見てきた人生。
その中で感じたことをアウトプットしたツール。
『不合理』や『理不尽』なことを改善し、世の中が人が回れるように働き方の理想的な形をよりより環境を提供できるためのツールを作っていってるんだと、彼らの行動・考え方を読み解いていくうちに、スタートアップ企業に在籍してる人たちは、そういった志を持っているんだなと実感が湧く。
現代社会の日本の企業の数多あるスタートアップ企業のリアリティを増す。
彼らの生き様、仕事に対して愚直に生きる。べルナルド宮本が言った言葉
「一生懸命働かなくてもいいとされる世のなかで、あえて一生懸命働くのって、カッコよくない?」
社会環境の改善をするためにツールやクリエイティブの仕事を、愚直に向き合うことを、どの年齢でもやっていくことは悪くはないなと。。。
Posted by ブクログ
「奇跡を起こせるのは、最後の最後まで奇跡を信じきったやつだ!」
信念を貫いて生きる清々しさ。ベンチャー企業だからこその葛藤も散りばめながら、心をうつ小説。
若いって素晴らしい!100敗しても1勝すれば良い。泣かせる!
Posted by ブクログ
癌サバイバーのコタローは生きるために起業する。その名もサバイバー。親友と2人で始めるお仕事小説。だんだんと人が増えて会社らしくなっていく様子、いろんなアクシデントや妨害にも立ち向かっていく姿にワクワクした。
Posted by ブクログ
私がこれまで読んできた岩井さんの作品とはまったく雰囲気が違っていて、ジャンルの幅広さに驚いた。主人公・コタローが何度も失敗を重ねながらも立ち上がり、前を向いて生きようとする姿に励まされた。夢中になって生きることの大切さを感じる作品だった。エンタメとして十分楽しめたけれど、「最高だった!」と言い切るには、もう一歩何かが欲しかった。