あらすじ
田中さんの作品を見て青山さんが物語を執筆し、その物語を読んで田中さんがさらに作品を作成した、楽しさに満ちた連作短編小説
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青山さんの、詩のような、ほんわか、ほっこり、とても優しい文章に、癒された。
少し泣きそうになる、優しい気持ちになる本。
読書って、改めて、良いなぁと思った。
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皆からぐるぐるめと呼ばれている遊園地を舞台に、
来園した人たちが章ごとに、主人公となり話が進んでいく。
登場人物同士が違う章でも登場してきて、楽しい、面白い。
青山美智子さんらしく、
心が温かくなる優しいストーリー。特にそれぞれの「ぐるぐるめ」の解釈、観覧車を表す表現が美しかった。
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読み終わった後、幸せな気持ちで胸がいっぱいになった。登場人物たちをひたすら肯定的に書く物語で、読んでいたらいつのまにやら自己肯定感が増し増しになる本。田中さんの作品とのコラボというのもまた素敵。借りた本だが、自分でも購入しようと思う。
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ほんわりと温かいお話でした。
カップル、友だち、夫婦、仕事で1人、家族、遊園地で働くピエロ、、と、遊園地の一日を色んな人たちの目線で描いていて楽しかったです。
テーマパークってこうやって色んな人たちが来ていて、色んな気持ちで過ごしているんだなぁって、遊園地にいる気分で読んでました。
“ぐるぐるめ”っていう名称もその人その人で捉え方が違って、、ステキだなって思いました。
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山中青田遊園地。この町に昔からあるアミューズメントパークだ。
全国的に知られた大きな遊園地のような最新の乗り物があるわけではないけれど、町の人たちには心和む憩いの施設になっている。
人々は親しみをこめ、この施設を「遊園地ぐるぐるめ」と呼ぶ。
青山美智子さんと田中達也さんが贈るアートファンタジー。
◇
開園前の遊園地がキラキラして見える。今日は僕の隣に結乃ちゃんがいるからだ。
他愛ない会話に柔らかく微笑んでくれる結乃ちゃんを見て、僕の心臓がドクンと鳴る。
勇気を出して誘った初めてのデート。快くOKしてくれたけれど、彼女は本当のところ僕のことをどう思っているのだろう。そんなことを考えているうち、開園時間になった。
重そうなゲートが開き、明るい異世界に一番乗りで足を踏み入れたときだった。
ドーン、ドーン、ドーン!!
太鼓が鳴り響く。思わず音のする方に目をやると……。 ( 第1話「メリーゴーランド」) ※全8話。
* * * * *
本作は、
「田中達矢さんの造形作品を見て青山美智子さんが物語を創作し、その物語を読んで田中達矢さんがさらに作品を創作した」
というコラボアートだそうです。
青山さんと田中さん。文章と造形の違いはあれ、どちらも夢のある作品をお作りになるステキな作家さんです。
そのおふたりが互いの作品から着想を得ることで、優しく楽しいアートファンタジーの世界を見せてくださいました。
物語の舞台は、とある町にある山中青田遊園地です。
ただ遊園地と言っても、東京DLやUSJのように派手な演出で知られる大型アミューズメントパークではなく、昔ながらの ( でもよく手入れされた ) 乗り物たちが迎えてくれるこじんまりした施設です。
刺激的ではないけれど、ゆったりした温かい時間が過ごせる憩いの場としての遊園地。そんな山中青田遊園地は、「ぐるぐるめ」という愛称で町の人々から愛されているのでした。
物語は、遊園地の来場客だけでなくスタッフにもスポットが当てられて進みます。
各話の主人公は、それぞれ胸のうちに悩みや不安を抱えているのですが、それが園内でのちょっとした出来事や心の触れ合いで希望へと変わっていく、その過程が温かく優しいタッチで細やかに描かれます。まさに青山さんらしい展開の作品です。
各話ともいいお話で甲乙つけがたいのですが、個人的に印象深かったのは第7話「プール」でした。
この第7話は、主人公が来場客からスタッフへと変わります。スポットが当たるのは、園内でパフォーマンスをしてお客さんを楽しませるピエロさんです。
第6話までの主人公たちの気持ちが前向きになるきっかけを作ったのがこのピエロさんで、物語の中ではとても重要な役割を担っています ( 詳細は控えますが『お探しものは図書室まで』の小町さんに似ています ) 。
そんなわけで、てっきり救世主的な存在だと思っていたピエロさんの思いが語られるだけに、この第7話は胸にグッとくるものがありました。
あとは、プロローグとエピローグ代わりの第1話と第8話を飾る恋物語の主役、健人くんと結乃さんの初々しさが、とても微笑ましくて印象に残りました。
ところで、この「ぐるぐるめ」がある土地の名の「山中青田」。お気づきでしょうが、青山さんと田中さんのお名前を組み合わせたものなんですね。もうこれだけで、夢や希望の溢れる場所だとわかります。
青山さんのこんなちょっとした茶目っ気も、とても好もしくて、楽しい気持ちで物語の中に入っていけました。
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遊園地=正式名称:山中青田遊園地。地元の人には通称名のぐるぐるめで浸透、愛されている。
短編連作集で読みやすく、一つ一つの物語が濃さはあれどどれも愛がいっぱい。でも人間臭さもある。
田中さんの世界観も素敵。
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青山さんも田中さんも好きなので個人的に嬉しい1冊!
告白に心がぎゅっとなったり、大変なことに共感したり…「一人一人に寄り添ってる」って感じがしてめちゃくちゃ面白い。
「そういうことって、誰しもあるものよ。でもね、疲れているのと、悲しいのは、すごく似ているから、勘違いしないように気をつけないといけないわ」という言葉、すごと心に残りました。
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やっぱり好きです青山先生❤️
派手な事件は起きないけどだからこそ安心して読めます
青山先生の文章でホッとしたところに、田中達也さんの作品でワクワクして、良い意味で感情のジェットコースターです笑
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大好きな青山さんの新作!
カバーが相変わらず可愛くて買ってしまった…
エピソードがひとつひとつとっても読みやすくて、読書を始めたいという人にはぴったりだと思う。
遊園地を舞台にいろんな人の人生がちょっとだけ変わっていくシーンがたくさんで、心が温かくなるし、なんとなく小さな遊園地に行きたくなる☺︎︎
また読みたい〜!
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安定の青山作品に安定の素晴らしい田中氏のミニチュアアート。可愛らしい世界観は働く女性が主な読者層だろうが、中高生女子にも響きそう。電子ではなく書籍を本棚に飾っておきたくなるよう、田中達也とコラボし続ける戦略が憎い。初々しいカップルがほわほわとした可愛さを持った上、芯のある若者で見守っていきたくなる。お一人様遊園地を満喫した営業マンも好き。ひらパーに行きたくなってきた。
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今回もほっこりして良かった!
特に営業マンの人の話と、家族でヒーローショーを見てた話が好き!!
ラストは、各話の主人公とは別の登場人物からの視点の短いお話で良かった!
あと、他の作品の猫も出てきた!
Posted by ブクログ
ミステリが続いていたので、ここで青山さん投入。全8編の短編集だが、安定のほのぼのさ。ミニチュア作家の田中達也さんとのコラボで、目でも楽しめた。
人それぞれ悩みはあるけど…前を向いて歩いて行こうと思わせてくれる作品。
もしもあなたの心が疲れていたら、一服の清涼剤として手に取ってみては。
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遊園地にやってきたそれぞれの人たちのお話。
老若男女問わずいろんな人が出てきて、いろんな心温まる群像劇があった。
若い男女の恋も夫婦愛も友情も仕事愛もそれぞれ星のように散りばめられている。
読み終えて。
レモンスカッシュのような爽やかな爽快感が残る。
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優しくてあたたかくて少し不思議な物語と、見ていてワクワクするミニチュア作品。作中でアッと気付くとニヤリとしてしまう表現もあり、楽しい読書時間を過ごせた。
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ひとつひとつのお話が温かくて、素敵だった。田中さんの作品を見て青山さんが物語を執筆し、その物語を読んで田中さんがさらにアートを作成する趣向も面白く、楽しい。"イメージとリアル"の境界である遊園地、この中にいる時くらい、難しいニュースや忙しいことに溢れた日常を忘れたって良いじゃないか、と前向きになれる。ピエロのお話と観覧車のお話が特に好きだったな。
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青山美智子の短編小説とミニチュアアート作家の田中達也氏のジオラマがコラボ。
山中青田遊園地を訪れた人や施設内で働く道化師を主人公にした短編8編、それぞれに田中氏のミニチュア作品写真が前後にくっついて、読んでは観て観ては読み返す。一粒で二度おいしい構造。
一つ一つの短編は短めかつ掘り下げ方はいつもの青山美智子作品に比べたら若干浅煎感もあるけど、ミニチュアを見て余韻を感じる二度おいしい構造にはちょうど良い長さ。
さっくり読めてしまうけど、読後感もほっこり優しくて温かくて。こういうのばっかりだと刺激が足りないけど、世知辛かった2025年の締めくくりにはこういうのをきちんと読んでおきたい、読んでおいて良かったなぁと。
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遊び・食べ物・仕事・日常がぐるぐる溶け合って、地続きになった温かい物語。
田中達也さんのミニチュアが、物語の世界をさらに盛り上げてくれる。
食べ物で表現されるアトラクションが緻密でとても可愛いく、ワクワクしながら読んだ。
「ジェットコースター」が特に好き。
視野が狭く一つのことに集中しているときには見えないものが、回り道をしたことでふっと現れるような感覚が心地よかった。
「イベントステージ」で子どもから出てきた
「正義のヒーローは悪者に暴力をふるってもいいのか」という問いかけには、立ち止まって考えてしまった。
暴力でなく、技で競い合うという優しい答えに癒される。
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―ヒューマンドラマ短編集―
思わず「この人か!」と探したくなる笑
山中青田遊園地 通称「ぐるぐるめ」
そこに集まる多様で豊かな人々の物語。
田中達也さん(カバー写真等見立ての世界ミニチュア写真家)の作品を見て青山さんが物語を執筆し、その物語を読んで田中さんがさらに作品を作成した。
とあるように、田中さんのミニチュア世界の人々に、青山さんがスポットを当て、短編物語が紡がれる。そこに田中さんの写真が短編毎に入っていて、思わず探す笑
一つ一つの物語も素敵だし、本の最後にある、ナレーターが俯瞰して読んでいるような補足続編も凄く好き。
Posted by ブクログ
なんとも軽いなぁ…。日常の心温まる良いシーンだけをスーッと剥いだ感じだ。
先日田中達也さんの展覧会に行ってきた。いい感じだった。
それは、この軽さと共通しているかもしれない。
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連作短編。
みんな色んなことを抱えて、考えて生きている。でも、気持ちを温かくするのは他者の気遣いや自分とは違う思考。
遊園地を舞台に暖かな人々が織りなす日常。
イメージとリアルの世界の狭間で行ったり来たりできるぐるぐるめ。ココアを練るスプーン、神社の大木を回る猫、地下に続く螺旋階段、人々を運ぶバスのタイヤ、抹茶を点てる茶筌…
ときて、ここで初めて気づきました!みんなぐるぐるだぁ!気づくの遅いな自分(笑)
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遊園地ぐるぐるめに遊びに来ているいろんな人の人生を、ちょっとずつ掻い摘んで紹介していく短編集。
告白の勇気が持てなかったり、仕事で上手くいかなかったり、そんなちょっとしたモヤモヤや落ち込んでいる人を前向きにしてくれるお話です。ストーリーも文章も優しくて、行間が広くとってあるから全体的にのんびりとした雰囲気があって読みやすい。読む絵本って感じ?
ただ日常ほのぼの系はあまり得意じゃないので評価としては微妙。
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ぐるぐるめの通称で愛されるローカル遊園地を訪れるお客さんとピエロのショートほっこりストーリー。ちょっとの時間でほっこりできる。特にヒーローショーの会が好き。不覚にも泣けてしまった。
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青山美智子さんのほっこりとした世界観が好きなので読んでみました。
この本も予想していたとおり、ほっこりで
読んでいる間は心が穏和な時間を過ごせました。
あらすじは...
通称「ぐるぐるめ」と親しまれている遊園地を訪れる人たちのお話。
ミニチュア作家?というのかな、田中達也さんの作品も小説とともに載ってるんです。
その写真を見ながら、これは田中さんの作品に青山さんが小説を書いたんだろうか?とそれともその逆なんだろうか?とちょっと気になるくらい、どちらも素晴らしくて!
どっちかに合わせれるその才能に拍手してました!
登場人物は一人ではなく、カップル、友達、サラリーマン、老夫婦などいて、たぶん読む人ひとりひとりでここが良かった!は違うんだろうけど、今の私は老夫婦が印象的でお互い
への愛情が、短い物語の中からすごく感じられました。
Posted by ブクログ
ほのぼのとしました。こころに残った言葉。割り箸は、割らなければ使うことはできない。割ってこそ、やれること、生まれるものがある。ならば割っていこう。恐れずに、楽しみながら。
Posted by ブクログ
心温まる連作短編集。自信を持てずくよくよしてしまうけど、違う視点を持つと世界は拓けるんだ!と色んな世代の気持ちに寄り添ってくれる。物語にぴったりなミニチュア写真がますますワクワク感を高めてくれる素敵な1冊。
Posted by ブクログ
サラッと読めるオムニバス小説。章を跨いで登場人物の重なりがあるところが憎い。田中達也さんのミニチュア作品が表紙や章区切りページに使われていて、遊園地のワクワク感が味わえるのも魅力。