あらすじ
美容師の美咲に恋をした晴人。彼女に認めてもらいたい一心で、一度は諦めたカメラマンの夢を再び目指すことに。そんな晴人に美咲も惹かれ、やがて二人は恋人同士になる。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。美咲は、人の何十倍もの早さで年老いる難病を発症してしまったのだった。老婆になっていく姿を晴人にだけは見せたくないと悩む美咲は……。桜のように儚く美しい恋の物語。
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Posted by ブクログ
とても悲しくて優しくて儚くて心が暖かくなる。
内容は全てネタバレになりますので、書きませんが本当に涙が止まりませんでした。
大切な人のことを思いながら読んで欲しい恋愛小説です。
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大切な人がいる方にはとにかく読んでいただきたいです。
大切な誰かと過ごすときの些細な仕草、発した言葉、たわいもない表情、傷つけてしまった時の心の痛み。
いいことも悪いことも、次の日には2度とやってこないかもしれないということを強く思いました。
あるとき、「1人で生きたい」なんて思ってしまった自分は浅はかだったなと感じます。
僕はすでに大切な誰かと共に生きているし、これからも大切な誰かと生き続けることができる現実を噛み締めていく義務があるなと実感しました。
Posted by ブクログ
ステキな恋愛が始まる予感からの急速な病いと
老い。頭から襲いかかるような悲しみの中、
読み進めるしかできませんでした。
あまりにも残酷で悲しすぎます。
病気で老いて衰弱していく様子を愛する人に見せたくはない。絶対に見せたくない、合わせる顔がない。
そして別れを選ぶ…しかも相手を裏切るような別れ方。私なら本当のことを言って相手を困らせてしまうかもしれない。彼女ほど私は強くない…
最後に個展に杖をついていく。最後の最後のお別れ。会いたい。
きっと分からない、分かるはずもない
変わり果てた姿でも会えて良かった。
その時彼が気が付かず、後に桜の帽子で気がついた物語の流れに悲しくて悲しくて、しばらく大号泣でした。
物語を読み終わり、現実の日常生活でも
「さくら」と言うワードが耳に入ってくる度に、
どんな場所でも泣いてしまい、自分でも呆れました。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ号泣。実際に存在する病気でかなり残酷。美咲の気持ちになると胸が痛い、途中から涙が止まらなくなってティッシュ片手に読み進めた。写真展の後の美咲と晴人が会うシーンは辛かったけど、美咲が前向きに捉えていたのもまた涙が溢れる。最後は晴人くんも前を向いて進めたようで好きな締めくくりだった。
Posted by ブクログ
これまで読んだ方の中で一番泣いた。最後の方で泣くべきなはずだけど中盤くらいからずっと泣いてた。個人的に自分の経験と重ね合わせてしまっていろんな思いが入り混じり切なくも愛おしい、そんな読書体験だった、、。
とにかく切なくて涙が止まらない!
Posted by ブクログ
今まで読んだ本の中で1番泣いた。
恋人の目線と、それぞれの立場からの目線で描かれた想いに涙が止まらなかった。
恋人を愛する気持ちがまっすぐで、愛するほど切なくてステキな物語だった。
写真で恩返しをするのもかっこいいと思ったし、どんな写真を飾っていたのかすごく見てみたくなった。
Posted by ブクログ
美容師の美咲に恋をした晴人。彼女に認めてもらいたい一心でカメラマンの夢を再び追いかけることにした。やがて二人は恋人同士になるが幸せな日々は美咲の難病発症のせいで長くは続かなかった。老婆になっていく姿を見せたくない美咲は一方的に別れを告げる。美咲を忘れられない晴人、兄、兄の婚約者、みんなに愛された美咲は儚くて美しい桜のような人でした。
Posted by ブクログ
カメラマンを目指す晴人と美容師の美咲の儚い恋のお話。誠実で真面目で少し鈍臭い好青年の晴人が一所懸命に美咲にアプローチするところから話がスタートします。晴人の感情の描き方がとても楽しくて面白くてどんどん読み進めてしまいました。ここで晴人の誠実さがしっかり心に残り、より話がグッと切ないものになっている気がします。美咲の心の葛藤も十分過ぎるほど心に深く残り、涙が止まりませんでした。美咲を支える兄の貴司と恋人の綾乃の想いも辛くグッときます。ただ淡々と時間が過ぎていきますが、それがあまりにもリアルで、本当に存在しているかのような世界観でした。頭が痛くなるほど涙流したのも久しぶりでした。鼻水も止まりませんので、一人で読むのをオススメします!
Posted by ブクログ
リズムの良い話の流れに時間も忘れ読んじゃった。
最近聞き覚えた「点描の唄」
度々その歌を口ずさみながら〜
良い作品に出会わせてくれた友達に感謝!
泣ける
小説を読んでこんなに泣いたの久々です。私が看護師として働いていた時、美咲と同じ早老症の女の子を見たことがあり、その時の遣る瀬無い気持ちや、大切な人をなくした後の喪失感、死んだような毎日の中でも、体の細胞一つ一つが生きようとしているのを感じたとき、生き物は生きなければならないことを知りました。晴人の心情が当時の私と重なって涙が止まりませんでした。
泣けました
彼女のように今自分が死んだとして、1人でも多くの人に影響与えることができるのだろうか。
忘れないでいてもらい、人の心に残ることができるのだろうか。
誰かの背中を押してあげることができるのだろうか。
死は恐ろしいけど、私自身彼女のように残り少ない命を精一杯生きないといけない。
桜のような僕の恋人
普段は全く本を読まないのですが、友人に勧められ読んでみました。ページを捲るたび続きが気になってしまう程この作品は素晴らしい内容です。晴人と美咲のお互いのことを本当に愛し合ってることが伝わり、後半は交えそうで交えない、自分だったら耐えられないなどたくさんの感情が溢れ出てしまい、涙なしでは読めません。必ずハンカチを横に読んでください。
それほど素晴らしい作品でした。
衝撃的
正直いって、全体的な内容よりもヒロインが主人公を認識するときのシーンが衝撃的すぎます
なんらかのネットニュースで取り上げられていたときに「あれ・・・?なんか読んだことあるな・・・?あ!?ヒロインが主人公の〇を〇ってしまうやつだ!?」と思い出しました
小説の内容はもちろん面白かったのですが、それ以上に衝撃的な出会いだったので、これは読んで確かめてほしいです
涙無しでは見れない
友人のオススメでこの本を読みました。
序盤の初々しくて何とも歯痒い恋話から、中盤にさしかかるにつれて物語が思いもよらない方向に進む涙無しでは見れない、とても心に残るお話でした。
また桜の季節がきたら読みたいと思います。
久しぶりに本で泣いてしまいました。
時間の大切さや伝えたいことが明白でストレートに表現しているので心情や感情の揺れ動きは分かりやすかったです。
このストーリーはとても切ないのですが、そのどこにも行き場の無い思いの切なさ、取り返しのつかない
すれ違い、儚く散っていく恋の美しい物語でした。
泣きたい小説を読みたい人にお勧めです!!!!
兄が最高すぎる
美咲の兄が好きすぎる。妹の病気を治すために必死になりながらのたうち回る姿は痛々しくとても心に響くものがありました。ありとあらゆる方法を試して少しでも効果のあると思ったものを試して...結局病気を止めることはできなかったけど、そんな兄が病院を偽ってただ電気を流すだけの詐欺病院に引っかかって何百万とスられて困憊していたときに言った言葉がとても衝撃的で印象に残っています。その言葉を聞いた兄は自分の不甲斐なさに傷つきましたが同時にそれ以上に兄を救った言葉のように思いました。貴司は妹思いで自分の夢を犠牲にしてまで頑張ってきたので、今度は本当に貴司には幸せになってほしいですね。
Posted by ブクログ
カメラマンの主人公と、美容師の彼女との恋を描いた切なく温かい物語。
一目惚れから始まるまっすぐな恋は、穏やかな恋愛ドラマとして進んでいくかと思いきや——
突然、彼女に“人より何十倍もの速さで老いてしまう難病”が発症し、2人の時間は一瞬で非情な方向へ進んでいきます。
どうしようもない不条理の前で、強がったり、優しくなれなかったり。
「大切だからこそ見せたくない姿」が胸を締めつけ、読みながら自分まで感情を揺さぶられる場面が多々ありました。
心理描写がとにかく細やかで、2人の心の揺れや弱さがそのまま伝わってきます。
そして読み進めるほどに、「あの時もっと優しくできたら」「あの言葉を言わなければ」…
そんな後悔や願いが、誰の心にも静かに重なるのではないでしょうか。
ラストはとても静かで、美しくて、痛いほど優しい余韻が残ります。
儚さと愛おしさが混ざり合った、忘れがたい恋物語でした。
Posted by ブクログ
人の何十倍もの早さで年老いる病気を発症した美咲と、プロのカメラマンを目指す晴人の切ない恋物語。
年老いた姿をみられたくないと晴人を遠ざける美咲の心情が辛い。
美咲をサポートする兄の貴司やその妻綾乃も、なにかしてやれることはないだろうかと焦燥を感じながらも見守るしかできない。
もし自分や周りにいる家族、友達が同じ状況になってしまったら、と想像せずにはいられなかった。
美咲と晴人の最後の会話は切なかったが、この物語の儚さと美しさが詰まっていた。
大切な人との別れはいつやってくるかわからないから悔いを残さないようにしようと改めて思わせてくれる。
ただ登場人物のキャラが一人一人はっきりしているため小説よりも映像で観たほうがより楽しめたかも。
Posted by ブクログ
悲しい話だった。
桜はすぐに散ってしまうけど、本当は桜自身もずっと綺麗に咲いていたい。けど、すぐに散ってしまうからこそ、とても特別で綺麗なんだと思う。
後悔しない生き方をしたい。
Posted by ブクログ
過去記録
前半は結構退屈で、中盤辺りから一気に面白くなった気がする
再会の場面は衝撃的で、悲しくて、切なくて、そこだけ強烈に記憶に残っている
本を読んで久しぶりに涙した
Posted by ブクログ
高校生のころに読んですごく感動したことを覚えていて、また読んでみた
当時とは違った感情が読んでて沸いたが、なんとも切なく、人の優しさや、虚しさなどが描写されていてそれぞれの章に心動かされるものがある
特に、兄が美咲を救うと誓ったところ、ずっと変わることを恐れていた美咲が晴人の写真をみて、風景や思い出は変わることなく心に残り続けると気づくシーンがお気に入りだ
当たり前の日常を大切にし、容姿ばかりを気にするのではなく人としての温かさを育んで行きたいと感じる作品です
Posted by ブクログ
恋人がすごいスピードで年老いる病気を発症し、それを隠して別れを告げる。最後に会うことになるが、年老いた姿に気付かない、というまぁありきたりなストーリーなのだが、出会いから別れまで素敵な恋が描かれ、温かい気持ちになる。年老いていく彼女の切ない気持ちも泣ける。わかっていても続きが気になり、一気に読み進めた。
Posted by ブクログ
同じ女性だからこそ美咲の優しさや強さに
涙が止まらなかった ( т т )
読み続けるのは本当に辛かったけど 、、
最後は綺麗な美咲のままの記憶で残せたことが
美咲の願いでもあるから良かったのかも 〇 .
最高に幸せで不幸な話
早老病、もし自分がたった24歳でなったら、、て思うと辛すぎる。人は日々老い続ける。普通なら緩やかに。でも、一生分の恋をしたんだと思ったら泣けてきた。せめて、良かったね、幸せだったね、と言ってあげたくなった。
眠たくても読破させられました。
最後に再会する場面は、案外さらっと書かれています。
確かに特に長い時間でもありません。
しかし、彼女にとってはどれだけ待ちわびた瞬間だったか!そこに至る彼女の心理を読み進めるほどに想像して、後半は涙が止めどなく流れてしまいました。
次の日忙しいのにも拘らず、夜中まで読みふけってしまいました。
Posted by ブクログ
美容師の美咲とカメラマン見習いの晴人の切ない恋物語。切なく、そしてどうなるのかモヤモヤしながら読み進めました。内容はよくある切ない恋愛小説という感じでした。
Posted by ブクログ
学生時代に表紙に惹かれて購入した、読書で涙が出る経験を初めてした一冊。
切なくて、思わず「もっと微笑ましい展開にして、、」と悔しくなった。
Posted by ブクログ
泣けるとの口コミ。評価も高かったので読んでみた。
確かに、読者が泣けるように強弱をつけられたストーリーや構成は、読み手の感動をうまく引き出しているように思う。
しかし、私自身は、筆者の表現方法に疑問を感じる場面も少なくなかった。
読者の感動を誘うために、ことさら「老は醜いものであると」思わせ、悲しさや絶望を煽る書き方は読んでいて不快感や怒り、悲しみを感じる人もいるのではないかと思う。
若さを失う辛さが、「老いに対する侮蔑」以外の方法でうまく表現されていたら、純粋にもっと感動できたので、そこは残念だった。
Posted by ブクログ
病は、どんな人にも他人事じゃない恐怖で、でも自分ごととして考えられない、いざ身に降かかるまでどうしても遠く感じてしまうような、そんな心情をすごくすごく胸に迫らせられる文章。苦しくて悲しくてやるせない、だけどとても幸せな時間もそこにある恋愛物語で、毎日を大切に噛み締めて生きようとおもった。
Posted by ブクログ
号泣。ティッシュ10枚。
書き下ろしの文庫から、映画とかいろいろできたみたいです。
映画はミスチルの主題歌がはまってて見たいなと思ってるけどきっと映画も号泣でしょう。
Posted by ブクログ
〜1周目〜
2021.11.02
表面的なところを取り繕っているというような感じがした。
展開が少し予想できてしまったということもある。
もう少しサブキャラを強くすると濃い物語になりそうだなと思った。
Posted by ブクログ
シーンが想像しやすい描写で読みやすく良かったのですが、冒頭の文章で展開が分かってしまうのがやや勿体無い気も…
不器用ながらに好きな人のために一生懸命な晴人とその想いに惹かれる美咲の2人に青春だなぁと思っていたのも束の間、中盤からは同じ女性として、兄妹がいる者として美咲に感情移入してしまい何度も涙ぐみながら読み進めました。
前向きな締め方だったものの読み終えた後も少し複雑な心境…
恋人がいる方は特に今を過ごす大切さを強く教えてくれる作品だと思います。
Posted by ブクログ
とっっても読みやすい。サクサクいけるし泣ける。
耳たぶ切られるのは普通に痛そう。
兄が妹のために高額な治療費をかけた病院が詐欺だった時は絶望した。
Posted by ブクログ
切ない。
2人の恋路はこれからだ!ってタイミングでの不治の病。年老いていく自分を受け入れられなくて、嫉妬して、周りに辛く当たって、自己嫌悪してしまう。そんな美咲を見るのが辛かった。
また、唯一の家族である美咲のためにどんな物にも縋りつき無理をする貴司も不憫で、見ていられなかった。
晴人が美咲に気づいて綺麗に終わらせる事も出来たと思うけど、気づかせないところがリアルだなって思った。多分自分だったら気づけない。晴人的には罪悪感が残る結果だけど、美咲的には晴人の中では可愛かった時の自分だけが残るから、切ないけどこれで良かったのかなって思った。
Posted by ブクログ
たまにこういうお話を読むのもいいな。
すごく素直な恋愛小説。
出会いは鮮烈だけど笑、女の子も男の子も、すごく素敵で、うん、素敵すぎる!!!
すごく、切ないけど、最後の写真展のオチはすごくよかったし、手紙もよかったし、最初のデートの言葉が最後に出てきて、フラグ回収的な感じになるのも良かった!!
女の子が老いていく過程や周りとの葛藤は結構リアルだったけど、うーん、ここには教えが欲しいなって思った。
この子の運命的に病は治せなくても、心の面で、救いというか、うーん。生老病死とか、、いやもっといい、響くものがあるのかもしれないけど、それは光の釘を刺したいなって思ったかな、、、。
Posted by ブクログ
泣けたよ~とおすすめされたので読んでみたけどそんな泣けなかった。
映画ベンジャミン・バトンを観た人なら、序盤であらかたの展開は読めてしまうと思う。
でも読後感は良いのと、登場人物もストーリー展開も素直でケチの付け所があんまないので、こみいった複雑な話を読む時間はないけど、なんか手軽に読書したいなって時はおすすめかも。
Posted by ブクログ
このタイトルにした意味がよくわかる。苦しくて、切なくて、とても綺麗な話だった。けど、これ以上は感想が出てこないかな。読んでて嫌な気持ちになることはないが、個人的には少し軽かったような気がする。
病気の内容が泣ける
初めて知った難病だけど、これはつらい。
恋愛小説というよりほんとに病気になった女性の気持ちの一つを代弁したした内容として泣けました。
出会いから付き合うまでは唐突で都合がいいストーリーで違和感ありました。
女性キャラも昭和っぽい純粋なこんな子今時いるかなーと思ってしまった。