ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • GOAT meets01

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    吉田棒一「インフルエンズ」
    吉田棒一、何となく知っていたけどえぐいっすね。こんなヘンテコな小節が許されるかよ!と怒鳴りながらめちゃくちゃ推してしまう、舞城王太郎、佐川恭一に続く奇人現るーーーーー

    小田雅久仁「魑魅虫」
    独特な語りと雰囲気はものすごく好きなのだけど、悪が集まり結局何が起こったのか、ニュアンスしか分からず……

    冒頭、女性作家陣の全てのエッセイ、小説、ラフ画、対談、全て素晴らしかった。韓国に興味なくてもあっても、国を超えるとはどういうことは、戦争をするとはどういうことか、読み応えしかない。

    全体的に、詩や短歌が挟まっていたり(どれも良い)、目を見張るような絵がページいっぱいに広

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    2026年01月30日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    今回も日常の皮を被った物語だった。
    ひと癖もふた癖もある主人公たちが面白い。

    解決編でやはりそうかと思って読んでたら
    まだ相手の方が一枚上手だったようで脱帽。
    やつはとんでもない獣だった。

    相変わらずやられた を楽しめるのは良いことだ。




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    2026年01月30日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    ロンドン郊外の街で起きた資産家の殺人事件の話


    犯人は、語り手の医師。
    医師の自筆の記録という体の小説のため、巧妙に犯人の行動が見えにくくなっている。(しかし、よく読むとちゃんと医師が犯人だと分かる文章があるのは見事)

    読みながらひっかかった部分が伏線だったので、気付けたことが少し嬉しかった。

    イギリス人らしい皮肉まみれで楽しい。
    作中で麻雀をする場面があり、イギリスの田舎にも麻雀が普及しているのは意外だった。

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    2026年01月30日
  • 深泥丘奇談

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    ネタバレ

    ミステリーのように解決編が無いので、ただただ不気味な現象を不気味なまま受け止めなければなりません。ふんわりと、不気味なことだけが頭に残ります。この感覚もなかなか良いものですね。
    サムザムシは、うわぁぁぁぁ~、となってしまいました。

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    2026年01月30日
  • さよならに反する現象

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    これぞエンタメ小説、個人的に乙一は好みのど真ん中。怖いけど優しさや切なさがあって、でも今回の短編はその後オチがちょっとだけ怖い。良いスパイス。
    短編だけど、1つ1つに引き込まれてしまった。設定が少しヘンテコで、力抜けてるのがまた面白い。趣味が心霊写真合成とか…
    通勤電車の良い息抜きでした。

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    2026年01月30日
  • スロウハイツの神様(下)

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    本作の魅力は、まず何よりも登場人物ひとりひとりの造形が際立っている点にあると思う。
    創作者特有の矜恃、他者の才能に向けられる嫉妬、そこ絡みつく恋情といった関係性が入り組んでおり、物語がいわゆるミステリー要素に依拠することなく、「スロウハイツの神様」の世界へ没入させられる。

    終盤、チヨダ・コーキの過去が回想される局面では、それまで周到に張り巡らされてきた伏線が怒涛の如く回収される。その鮮やかな展開によって、彼が秘めてきたひとつの動機を軸に、何気ない場面のそれぞれが新たな意味を帯び、物語全体の構造が違う世界として見えてくる。結果として本作が極めて緻密に設計された物語であることを強く感じた。

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    2026年01月30日
  • ライオンのおやつ

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    余命が分かっても、それを受け入れることは難しいのですね。私もきっと受け入れられない。そして食べ物のことなんて考えている余裕も無さそう。しかし、食べることとは生きること。最期に美味しい食べ物に思いを馳せるのは、とても素敵に思えました。
    私が最期に食べたいものはなんだろう?頭の片隅に置きながら、これからは大好きなスイーツを頬張りたいです。今のところ、オレンジのパウンドケーキが良いな!

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    2026年01月30日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    主人公に共感できるところがある。
    二谷にも共感できるところがあったがら結末の方が苦手。愛なのだろう。
    押尾のような人間はよくいるけれど、私は押尾タイプも苦手。頑張っているという自分が惨めになるとか、でしゃばってしまう自分が嫌だとかそういうところから羨ましいという感情があるだけなのだろうけれど。
    果たして二谷と押尾の生活は続くのだろうか。食に対する価値観などが異なる2人は...と考えたけれど押尾タイプは意外と強そうだし心配するも何もかと思えてきた。
    モヤモヤしたりしたけれど、物語の後のことを考えようと思えたので星5です。

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    2026年01月30日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    ネタバレ

    疾走感があって好き。ひとりだけど皆んながいる、離れてもまた別の皆んなと出会える、人生の次のステップに踏み出す勇気をもらえる。

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    2026年01月30日
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち

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    ネタバレ

     女性の性被害では、なかなか立ち入りづらい話題なのだけど、男性の性被害は自分も被害者であったかもしれない。ジャニーズの問題は確かに半笑いで通り過ぎていた。他にも男性がセクハラに合う映画も特に気にすることなく笑っていた。それらを常に他人ごととしてとらえていた。

     家族による、父親による性加害も指摘されている。息子の性器をふざけ半分で指ではじくなどしていたら、後年「最悪でした。思い出すだけで死にたくなります。あれからトラウマになって今もPTSDで苦しんでいて、うつ病の診断もくだりました」などと告白されるかもしれない。変なことをしないように気を付けなくてはならない。

     この本は勇気ある人々による

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    2026年01月30日
  • 非色

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    有吉佐和子ってストーリーテラーなんだなぁと改めて思った。
    1964年に刊行された本であるが、古くささを感じることなく一気読み。
    差別という難しいテーマを扱っているのだが、終始、重苦しくなることなく、読み終えた。

    戦後、GHQの黒人兵と結婚して幼い子メアリイを連れて、ニューヨークに渡った笑子(えみこ)だが、待っていたのは貧民街ハアレムの半地下アパートでの生活だった。
    そんな最底辺のような生活を送る黒人だが、プエルトリコ人を激しく差別する。
    白人の間にも、イタリア人差別、ユダヤ人差別などがあり、戦争花嫁(ウォーブライド)として日本から渡ってきた日本人女性はアメリカに来て初めてそれに気づくのだった

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    2026年01月30日
  • 私の最後の羊が死んだ

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    『ともぐい』で直木賞を受賞した著者によるエッセイ。大学卒業後に羊飼いになった理由や、そこから小説家の道に専念するまでの経緯が語られ、著者の半生がとても興味深い。家族や周囲の人とのつながりを大切にしながら、自分のやりたいことを少しずつ形にしていく姿が印象に残った。可愛らしい表紙からは想像できないほど読み応えがあり、読み終えるころには、美味しい羊料理が恋しくなった。

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    2026年01月30日
  • 女の一生

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    ネタバレ

    この本は大学生くらいまでによんだほうがいい!とおもいながら
    ありきたりなタイトル?からは想像もつかない普遍でありそうでないような展開。
    本の帯もあらすじもなにもなくよんだほうがいいとおもう。
    最後のロザリの境地になれるのは相当な晩年かもな。これは語りたい。とおもいました。

    にしても,主人公ジャンヌは40代半ば。作者は33歳のときに、これを書いている。どういう事?とおもいました。
    物語でない素顔の人間の姿。というかんじ。宗教観や村の様子もこんなかんじだったんだろうな。だれが悪いとかいいとかでなく社会制度やお金に振り回されていてはらはらした。

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    2026年01月30日
  • ズッコケ三人組の未来報告

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    すごくキャラクターの作り方がうまいと思ったし、どんな小学生でも大人になれば変わっていくんだなっていう子どもの可能性も感じてしまった。

    無鉄砲で先のことを考えるのが苦手だったハチベエが、3人の中で一番冷静に先のことや家族のことを考えていたり、モーちゃんに度胸がついて積極的になっていたり、ハカセが女性に興味を抱くようになっていたり。たしかに三人組が成長したら、こうなるんだろうなってイメージできるものだった。

    またミステリーテイストで、オチがどうなるのか興味津々で一気読みした。この作品って、未来が不透明で可能性に満ちている、子どもが主人公だからこそ書ける作品だなと思った。

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    2026年01月30日
  • 新装版 讐雨 刑事・鳴沢了

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    たまたまだが爆発に関連する小説が私の中で続いた。
    本作と爆弾である。時期的には15年以上離れた二作品であるが、本作に古さを感じさせる描写は何もない。どのタイミングで読んでも楽しめるのは堂場瞬一さんの筆致だと思う。
    相変わらずの固い了だが、今回も言動や行動から目が離せない。
    捜査とは関係ないが、個人的には優美との関係の進展が最も気になる内容であり、ここはまた小出しになったが次作でのサプライズに期待する。

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    2026年01月30日
  • 何者かになりたくて

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    1ページに1回笑わせてくれるような、面白いエッセーでした。なので本が読めないしんどい日でも、1回笑うまで読んで寝ようって読み方をして3ヶ月くらいかけて読みました。
    元々ガクテンソクの奥田さんがすごくかっこいくて、好みで、たぶんスーツにメガネだからだと思うのだけれど。
    人生なんか最後に勝てばいい、と言うフレーズが心に残りました。
    自叙伝を書こうというよりかは、面白いメモを書こうとされているような印象で、読者を笑わせよう楽しませようとしてるのも伝わってきました。
    とても読みやすい一冊です。

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    2026年01月30日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    久々に本でぶち飛んだ
    巻末の作家による序文案は、文章に対してありがたいとさえ思ってしまった笑
    いままで読んできた本ベスト5には入れたい

    カオスな時代を生身で経験したからこその重みがすごい
    まさに知的な反抗って感じでかなりくすぶられた

    オーウェルあんた最高にロックだよって感じ

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    2026年01月30日
  • ミステリ作家、母になる

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    いやーーー、面白かったなぁーーー。子ども達の面白い仕草や発言をこぼすことなくちゃんと拾ってエッセイにしてくれてて読者に届けてくれてありがとう!面白いだんなさんもありがとう!作中に出てくる人、みんなにありがとうと言いたい。

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    2026年01月30日
  • 透明な夜の香り

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    まず目次がお洒落。
    そんで圧倒的な朔の能力にワクワクさせられる!それ故に真実がわかってしまう苦しさ、普通の人じゃ気付けない感情の揺らぎの種類の多さ…私達は目も耳もそれなりで全部把握してる気でいるけど、本当はなんにも見えてないんだとハッとさせられる!
    香りが本心を開く鍵となるこの洋館と、素直じゃない主にしっかり魅了されました。

    無条件に読んで良かった、もっと朔さんをみてたいと思える良作です。

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    2026年01月30日
  • 懲役病棟

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    以前、「後悔病棟」を読んで、不思議な感動を覚えた。
    「希望病棟」はまだ読んでいなく、先にこちらを読んだ。

    不思議な聴診器で、心の内を覗くことができる。
    今回は、女子刑務所が舞台。
    金髪のキャラ濃い香織と看護師のマリ江の掛け合いが、
    何とも楽しかった。

    女子刑務所という、普通の人はほとんど知ることのないリアルを、とても細かく書かれている。
    女性受刑者が少ないので、殺人から万引きまで、刑の重さや年齢に関係なく一緒の部屋で過ごす。
    高齢で認知症などの介護が必要な者もいる。
    海外では介護施設で過ごす国もある。
    刑務官の過酷な仕事もとてもよく分かった。

    なんといっても、村木厚子さんの解説文にさらに

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    2026年01月30日