ズッコケ三人組の未来報告

那須正幹 / 前川かずお

ある朝、ハチベエが奥さんとこどもの声で目を覚ますと、そばに安藤圭子が！ そう今は二十年後の世界。おとなになった三人組の未来は・・・？

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 児童書 / 児童文学
• 出版社: ポプラ社
• 掲載誌・レーベル: ズッコケ文庫Ｚ
• シリーズ: ズッコケ三人組シリーズ
• ページ数: 224ページ
• 電子版発売日: 2018年06月29日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

[ブクログ · ★★★★★]

ズッコケ２５弾
中年三人組にも通じる内容。
ここまでは小学生のときに読んだなぁ。
小学生の時から２０年。
長い年月だけど、ついこの間。
その頃の自分に恥じない自分になっているかな。
性格は一つも変わっていないと思う。

[ブクログ · ★★★★★]

小学校からは想像もつかない未来の夢の同窓会で、あの時からは皆立場は変わってしまって、でも変わらないものがあって。
なんだか悲しいようなうれしいような、そんな気分になりながら小学生当時読みふけりました。
時は流れて、自分も（といってもこの本の半分の10年ですが…）同窓会に参加したとき、この本で味わったような悲しさとうれしさが交錯した、そんな夢を見ているような気分に陥りました。
この本それ自体が、私にとっての未来へのタイムカプセルだったのかもしれません。

[ブクログ · ★★★☆☆]

コレも再読。
この夏休み、次男、私、私の母と3代にわたって狂ったようにズッコケを嗜む時間が続いている。幸せな時間だなあ。
那須さんはあまりに物語を作るのが上手いので、凄い凄いという呻きだけが残る。

未来報告を前に読んだとき、私は小5くらい。
このころの記憶はすごい。
読み始めたらすぐに細部まで思い出してきた。
その日、熱があって学校を休んだことまで、読んでいたら思い出してきた。

作中、メインの謎である人物の音楽世界は、初音ミクやYOASOBIがさらにダーティになったかんじかな。
現在の社会を言い当てているところもあれば、全然違うところもあり。
私も、ハカセの言う、労働はロボに任せて人間のエンタメがもっと発達した社会が良いよーー（泣）。

ハカセと荒井陽子はたしか中年3人組の1巻でもいい感じになってたと思うけど、今回もそれでしたね。
カラテマンカードはフェイントなんだ。ここも上手いよね。
児童会長を最近再読したので、ネズミこと皆本章の成長後のスポーツマンな姿には涙がにじんだよ…！
ラストも面白いなあ。みんなの未来予想は少しずつ違うんだ。
わかんねえぞ、未来なんて。というハチベエのセリフが本当にしみじみ面白い。

しかし、このころの30代で独身＝いきおくれ、特に女性は深刻な状況、というのは今と違うなあ。次男にも、そこはきっちり説明しときました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

久々のズッコケ。今回は小学校卒業から20年経ち、大人になった皆と同窓会を開くという設定。
モーちゃんはやはり大人になってもモテるんだな。

[電子マン · ★★★★★]

ハチベエが二人の子持ちに！？

今回はタイムカプセル行事から始まる物語。次の朝、目覚めるとハチベエは何故か二十年後の世界に！？
それぞれ八百屋、遺跡研究員、ホテルマンとなった中年の三人組が、消えた六年一組タイムカプセルの謎を解き明かします。
思い出のカプセルを盗んだ犯人は何者なのか？　その動機は？　元一組メンバーがホテル会場に集う同窓会シーンは圧巻です！　
ハチベエと圭子の熟年夫婦ぶりが楽しい。ハカセ×陽子の初々しい付き合いもいい感じ。そしてモーちゃんの奥さんが、フランス白人女性とは！　
オチは、ほのぼのハッピーエンド。

＃癒やされる

[ブクログ · ★★★★☆]

答え合わせはここではしないからね。
ちゃんと読み終えてから楽しみにします。

そんなこんなで未来の彼らの姿が見られます。
やっぱりハチベエに関しては結婚してたわね。
割とあっけない。

ハカセを除いては既婚者ね。

で、実はタイムカプセルに思わぬ事件が
発生してしまうのですが
実はなくなってしまったものは
ある訳ありの存在の子でした。

でも真相を知ると切なくなるよな…
まあ夢オチ…