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中東で起こった戦争をきっかけに世界各地で核爆弾が炸裂。 避難したシェルターの中で、母も父も、弱って死んでいった。 シェルターに一人残された少年。 そんな時に無線機が受信したか細い声。 少年たちはどうなったのか?(表題作) 卒園6年後に行われた幼稚園の同窓会、そういえばあの時……だんだん全員が思い出しはじめたあの子のこと。 (「六年目のクラス会」) 刊行当時に衝撃を呼んだ、那須正幹の名短編10編がよみがえる。
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Posted by ブクログ
児童文学という割にはとてもシビアで深いお話が多く、これを理解できる今の子ってとっても大人なのですね…。
文章が易しいからすらすらと読みすすめて、身構える暇もなく重い内容がどかん、と頭上に降ってくる感じ。
現代版「まんが日本昔話」のようで、読んでる間中頭の中を「ぼうや~良い子だねんねしな♪」が流れてました。
個人的には「お民の幽霊」と「ガラスのライオン」が気に入りました。
「お民の幽霊」、これ理解できちゃう子供って、めっちゃ大人だと思うんだけど???
極悪人のいない(クズはいたけど)悲喜劇で、お民の性格の様にサバサバとしたテンポの良い展開は、落語を聞いているよう。今も昔もダメンズっているんですよねぇ(笑)
それにしても、今の子ってこんな男女の機微まで理解するの???
「ガラスのライオン」は、真実は神のみぞ知るなんだけれど、もしかしたらお別れが寂しかった坊ちゃんは、みんなとの思い出の品が欲しかったけれど、恥ずかしくて言い出せなかったから、こっそり宝箱を掘り出したのかもしれない。案外ビー玉も思い出の品としてまだとってあったりして…かもですが、主人公にとってはなんとも落としどころのつけ辛い結末で。
今更事実を問いただすのも野暮だしね…。
人生はほろ苦い(時々甘い)出来事の積み重ねだなぁと思った一冊でした。
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