あらすじ
リストラされた私は、妻と息子に言えず、クマの着ぐるみを着て風船を配るアルバイトをしている。ある日曜日、バイト先の住宅展示場で風船をもらいにやってきた子供の一人が息子だったと気づいた瞬間……(「そしてクマになる」)。心霊写真の合成が趣味の僕。あるとき撮影中に一人の写りたがりの幽霊が顕れる。彼女がこの世に残した未練とは?(「悠川さんは写りたい」他、切なく怖くて優しい、書き下ろし4篇を含む全9篇。作家生活30周年記念。
※電子化に伴い、一部省略されたページがございます。あらかじめご了承ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ショートドラマとかを見てる感覚‼️ おもしろすぎる、絶対に一気読みしてしまう本
ミステリホラーの短編集
まず、ミステリで短編ってあんまりないな~って
感じてたからそれ自体がすごく新鮮だったし、
家政婦、悠川さんは映りたい、は丁度いい怖さで
ドーパミン中毒のガキにうれし~‼️
結末がはっきり書かれていない、後味悪めのミステリに苦手意識があったんだけどこの短編は自分で考察→解決! も、考える→わからない! も面白く感じてしまった、
感動、恐怖、驚愕、全ての感情を味わえる1冊✨
Posted by ブクログ
これぞエンタメ小説、個人的に乙一は好みのど真ん中。怖いけど優しさや切なさがあって、でも今回の短編はその後オチがちょっとだけ怖い。良いスパイス。
短編だけど、1つ1つに引き込まれてしまった。設定が少しヘンテコで、力抜けてるのがまた面白い。趣味が心霊写真合成とか…
通勤電車の良い息抜きでした。
Posted by ブクログ
『夏と花火と私の死体』以来の乙一さん。
少し長めの短編集から見開き1ページのとても短い短編集もあり、どれも乙一さんワールドだった。
幽霊的怖さが強めかと思いきや人間の怖さとも融合しており面白い。
特に、『家政婦』『悠川さんは写りたい』『犬が婚約者を追い返した話』が面白かった。
⭐︎『家政婦』→無職の主人公が家政婦として雇われた家はどうやらその街で亡くなった人が現れるというお屋敷。段々と仕事をこなして行くうちに幽霊の対処方法にも慣れていく主人公だが、この主人公が幽霊と隣り合わせの状況なのにお屋敷の住人やら近所の男性やらに恋心を抱いて楽しそうにしているところがなんとも変わっていて強靭なメンタルだなと思った。ちゃんとお屋敷に現れる幽霊がある事件と繋がっているのも面白かった。
⭐︎『悠川さんは写りたい』→心霊写真を合成して作るのが趣味な主人公が本物の幽霊悠川さんと出会い、頼まれごとをされる話。変な趣味趣味を持った主人公と思いきや、過去が壮絶だった。幽霊悠川さんは基本的に怖くない人物として登場するが、ラストのオチに見事その印象を覆された。
⭐︎『犬が婚約者を追い返した話』→タイトル通りの話で見開き1ページで完結する話だが、最後のオチに驚いた。いくら飼い主に従順な犬でもその飼い主が危険ならばちゃんと危険を伝えてくれた犬の賢さに感心した。でもよく考えると犬がどちらのことに関して吠えていたのかは犬にしかわからないなと思った。
Posted by ブクログ
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哀しみの先には、
何があるのだろうーー。
恐ろしくて切ない物語。
祝!作家生活30周年!
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子どもの頃に母親が乙一さんの本を読んでて、
その影響で読み始めた作家さんです。
30周年!
もうそんなに時間が経つんですね。
本作は複数の短編集です。
ホラーは苦手な私でも読めました。
「そしてクマになる」では、
とある作品を思い出したのですが、
解説でも同様に挙げられていて、やっぱりみんなそう思うのか!と。
そうやって思い出す作品て、すごいなあと。
その他もちょっと怖かったり不気味だったりするけど、バラエティ豊かで、読後はそこまで重くなく読みやすかったです!
乙一さん、30周年おめでとうございます!
Posted by ブクログ
幽霊と現実の人間が交差する
前もそんな話を読んだなあと思いながら
不思議なこの世界観が好きで
特に家政婦 が良かったなあ,
めちゃくちゃミステリーでもなければ
ホラーでもなくSFでもない
少しずつの要素を上手い塩梅で足しているなぁ
って感じだった
星野源さんのフィルムも好きになった。
Posted by ブクログ
お気に入りは家政婦、悠川さんは写りたいです。ただおそ松さんの推理小説や星野源さんのフィルムを小説にした物語もあり、Xでの正直素人文も入っていたりで実に乙一さんらしいと思った。 編集者の意向もあるか? さて、この短編集の主人公達はどこかおかしい、淡々としてるがズレてる。 そこが奇妙な出来事に拍車をかけている。悠川さんはの主人公はそうなってしまった事に理解はできるが。 この短編集はホラーやミステリージャンルなので死者が出てくるが、生者より死者の方がマトモに見えるのがこの短編集の面白いところだ。
Posted by ブクログ
どの作品にも共通してどこか奇妙な感じがあるのだけれど、読後の気分の悪さを感じさせることはなく、読みやすい。
どの短編も個性的で、様々なジャンルが取り入れられていて、それぞれで異なる感情を味わうことができて非常に面白かった。
Posted by ブクログ
乙一先生、作家生活30周年の短編集。久しぶりに読んだ乙一は、昔の作品とは作風が変わっていて驚きました。怖さの中にも優しさがあり、人間の悲しさなんかも感じられます。ホラー色強目の短編集でした。