小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった〜〜〜!
パワフルでコミカルでテンポがいい。
これまで読んできた村田作品の中では一番ライトで、たびたび声出して笑いながら読んだ。
表題作『丸の内魔法少女ミラクリーナ』そして『秘密の花園』『無性教室』『変容』の4篇を収録。
ダントツで面白かったのは表題作。
ストレス社会を"キュートな妄想"でやり過ごしている、自認・ベテラン魔法少女の茅ヶ崎リナ(36)が可笑しくも愛おしいキャラクター。
世間的にはいい大人とされる年齢の人間(たち)が、子供の頃の無垢をそのまま大事に胸に抱いて、真剣に再現し続けているちぐはぐさが絶妙で面白い。
漫才とかコントとかで演ってもきっと真っ直 -
Posted by ブクログ
600ページ強のこの本、とてもおもしろかったです。
戦後、GHQが日本の民主化へ向けて、モデルケースとして4人の女性を選び、一定期間安定した衣食住と民主主義教育を与えるという試みがなされた······。その場として自分の邸宅を供給した仁藤子爵夫人、民主主義の教師として派遣された日系2世リュウ・サクラギ、そして個性豊かな4人の女性たちが主となり描かれた小説でした。
この4人の女性たちが学びながら、あるひとつのことで一致団結し協力していくのですが、最後の最後の決断と結果が、なんとも晴れやかな気持ちになるものでした。
日本の戦前までの意識を変えていくために民主主義を学ぶという実験の被験者となっ -
購入済み
バブルの東京を自力で生きる女の成長物語。
青子の人生にはいつだって一ノ瀬が寄り添っていた。
東京で生きていく希望になり、勝手にプライベートバラされて彼氏と危うくなった時も、仕事で理不尽なことがあった時も。 -
Posted by ブクログ
ネタバレスリルがありテンポもよくて読みやすい。残り三分の一からは気になって一気に読んだ。
犯人についてもちゃんと登場人物から出てきており、変な捻りもないので納得のいく展開だった。
警察ではないから捜査に限界があるけどどうするのかと思ってきたけど近親者だからこその推理と行動力だというところが良かった。
アンディの死体が出てきてないから監禁されているのだと最初から思っていたから良い意味でまんまと裏切られた。あと、犬のところが辛い。
評価の高いミステリーはとにかく読者を裏切るところに注力してるから結末に納得できないことがあるけど、この作品は王道に則っているから後味も良い。 -
Posted by ブクログ
女流文学賞
今さらながら有吉佐和子の不朽の名作というものを読むが、さすが素晴らしかった。
一文一文、練り上げられたであろう文章。
なのに!新潮文庫がそれを台無しに!
巻末に17ページにもわたって注解というものがついているのだが、それを無視すればいいのに、いちいち巻末を見てしまう私。
稽古事、刑死体、側室、仁術、写本、小姑、十八番、などなど、読者を馬鹿にしているのかっ!と思うような単語にまでいちいち解説しているのである。
そのたびに流麗な文章が中断してしまう。
途中で、数ページまとめて読む方法に切り替え、少しましになったが、これは国語の教科書なのか!
その割に、最後の方で出てくる、華岡青洲が -
Posted by ブクログ
一言で言うと、ほんっとに凄かったぁ~。
犯人探しをしちゃダメっていう大前提の下にストーリーが進むわけだけど、戒律を破ったのがバレたらThe ENDの緊張感やば~。
わりと早い段階で「犯人この人じゃね?」って予想できたけど、読み進めるごとに「えっ、違った??」→「やっぱ犯人じゃん!!えっ、待って、これまでいったいどの立場で…???」の驚きがすごい。
こんなの、主人公の緊張感マジでハンパないじゃん。まだ若いのによく耐えたな。件の爆弾に無関係な人たちもお利口にしてて偉かった。自分なら3日間乗り切れなかった。
ところでこれは余談なんだけど、解説にある方舟を読んだ人だけ~のところ、ネタバレ気にしない派 -
Posted by ブクログ
美大生の苦悩と孤独が詰め込まれた一冊でした。
天才と呼ばれている人にも、天才を見て自分の限界を知った人にも苦悩がある。
芸術を志す人にとって、自分とは何ぞや?という問いは一般人のそれとはまるで違った意味を持つのだなと深く思いました。
描けなくなった時、表現出来なくなった時、それでもこの自分は自分自身と言えるのだろうか?描けない自分を愛してくれる人はいるのだろうか?
学生時代に自分の道を決められる人、ましてや才能がある人を羨ましいと思っていたけれど、それ故に苦しい思いがあるのですね。読んでいてとても苦しかったです。
ミステリー要素もふんだんに盛り込まれていて読み応えたっぷりだし、終盤はファンタジ -
Posted by ブクログ
物語が入ってきやすく、スラスラと味を感じながら読めた。
一方で内容自体の後味は悪い。
それぞれの視点からの情報、感想がイメージしやすかった。一つの事件に対する多方面からの思惑は環境や性格も伴って、様々である。
共通しているのは家族や誰かへの愛を求めている。
誰かに認められたい、愛したい。愛されたい。
その欲求が満たされてないからこそ起きるそれぞれの思いがあった。
渇愛という頂女子りりちゃんの様子を描いた作品と類似している部分が、歪んだ家庭環境と愛されていなかったという点。
この作品で加害者となった人物も同様にかんじる。
結局人間は誰かに認められたい。という気持ちが強いんだなと改めて感 -
Posted by ブクログ
同い年の主人公・都の悩みや揺れに、自分のことのように共感しながら読んだ。
家族のこと、仕事のこと、恋愛や結婚への不安。どれも簡単に答えが出るものではなく、ぐるぐると考え続ける姿がとてもリアルで印象に残った。
特に、貫一との関係の中で見える価値観の違いやすれ違いが苦しくもあり、どちらの気持ちにも共感できるからこそ、より深く考えさせられた。
「不安は相手ではなく自分への不安なのではないか」という言葉や、「幸せに拘るほど寛容さを失っていく」という考え方も心に残っている。
周りと同じであることに安心を求めてしまうけれど、それが必ずしも自分の幸せにつながるわけではないと感じた。自分の人生だからこ
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