ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • うらぎり長屋

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    裏霧長屋、別名うらぎり長屋に住む人々のお話。よくありそうな話でいてそうでない、絶妙な匙加減。しっかりと人々の生きざまが書かれている。どれもさりげなく「うらぎり」が入っているのがよい。

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    2026年06月30日
  • 鬼平犯科帳[決定版](四)

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    今回はやはり「血闘」だろうな。
    平蔵とおまさ、身分違いなれどお互いを深く思いやる姿が美しい。
    後に密偵となる五郎蔵の話も良かった。

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    2026年06月30日
  • バスカヴィル館の殺人

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    ネタバレ

    孤島の洋館で巻き起こる連続殺人事件。クイーン、カー、クリスティに見立てられた事件は、資産家である「探偵」を饗すための推理ゲームだった。迂闊な言動により犯人役として殺人を犯さざる得なくなった凛子は、一行に潜む「探偵」を見つけ出し、早々に事件の幕引きを計ろうとする。一方、ゲーム運営側でも進行に支障をきたす大きな問題が起こっていた。

    前作「奇岩館の殺人」の続編であり、既読だと登場人物の行動(特に真犯人)の意図がわかりやすいが、未読でも問題なく理解できると思う。前作はある意味においてコメディのように感じられたが、今作はミステリーに別のミステリーを重ねられており、最後の最後まで謎を楽しむことができた。

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    2026年06月30日
  • コンカツ?

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    おお、良かったなあ!!という幸福感に包まれた。


    智香と彩野、沙都子は3人暮らしを始める。1日目、颯爽と3人は合コンに出かけていくが、ハズレっぽい。結有が泊まりにくる。部屋が気に入ったらしく、4人目の同居者になる。

    沙都子は32歳でバツイチ。子供が欲しいので婚活を頑張るけど、智香も一緒に頑張ってくれないかとお願いする。大学時代の友達に男友達を紹介してもらう。だが彼は1年ちょいで東京勤務が終わって、海外にいくらしい。

    沙都子と婚活パーティーに参加する。ところが婚活パーティー主催会社の社長に言わせれば、誘えない男と待ってるだけの女で婚活市場は持っているようなもので、成婚率は低いらしい。

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    2026年06月30日
  • ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち

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    ムーミン全集5までは、それぞれ長編小説になっていますが、こちらは短編集でした。

    ムーミン谷の仲間たちがそれぞれ主人公として描かれた短編が全9篇収録されています。

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    2026年06月30日
  • ムーミン全集[新版]4 ムーミン谷の夏まつり

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    洪水で家が沈んでしまったムーミン一家。
    流されてしまった劇場で、ムーミンパパはお芝居の脚本をかくことに。そしてムーミン一家と仲間たちの初演の幕があけます――。

    一人キャンプを張っていたスナフキンは、何故か24人の子ども達の父親?になることに。スナフキンの面倒見のいい意外な一面が描かれていて面白かった。

    夏至前のムーミン谷は大騒ぎ。

    ちょうどこの本を読んでいた時も、6月のダブル台風の最中でした。冬がながい北欧の人たちは、きっと夏を心待ちにしているのでしょうね。

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    2026年06月30日
  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

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    ムーミントロールのムーミン一家は、冬になるといつも皆で冬眠するのです。ところが、ムーミンだけながい冬の最中に目が覚めてしまい、夏の間には出会うことのない新たな仲間たちと冬の冒険へ乗り出します。

    筆者は雪の降らない地方でそだったので、ムーミンが降雪に感動している場面はとても共感しました。
    ながい冬を乗り越えたムーミンは、またひとつ成長したのでした。

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    2026年06月30日
  • 怪物の祈り

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    薬丸岳『怪物の祈り』角川文庫。

    2027年公開の映画原作。2023年4月に刊行された単行本『最後の祈り』を加筆修正、改題、文庫化。

    死刑囚の贖罪、被害者遺族の遣り切れぬ思い、加害者家族の複雑な心の内、死刑執行に立ち会う刑務官の苦悩、死刑制度の是非といった非常に難しく、重いテーマを薬丸岳が素晴らしい筆致で描いて見せる。

    現在、日本には105人もの死刑囚が収監されているが、死刑が執行されることは極稀である。本作の中でも死刑判決から執行までは原則6ヶ月であることが紹介されている。

    死刑制度を容認しておきながら、検察や法務大臣が世論を気にして執行を先延ばしにして、死刑囚が病死か老衰で死亡するこ

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    2026年06月30日
  • ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出

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    自叙伝を書くことにしたムーミンパパ。
    その生い立ちや、若かりし頃の冒険。
    スナフキンのパパであるヨクサルとの出会い。
    そしてヨクサルとスナフキンのママのなれそめ。
    スナフキンとリトルミィが実は姉弟だったというのを、これを読んではじめて知りました。
    そして、思い出記の最後にはムーミンパパとムーミンママの出逢いのシーンのエピソードも。

    こうして全集を読んでみると、知っているはずのムーミン一家やムーミンの仲間たちについて、また新たにたくさんの発見があったりします。

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    2026年06月30日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    五木さんの小説「親鸞」シリーズの4冊目。越後から関東に出た親鸞が、連れ合いの恵心と別れ、再び京に上るつもりになるまでの二十数年間を描く。いろいろと誠実に悩む人間・親鸞の姿が相も変わらずドラマチック。

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    2026年06月30日
  • 人間標本

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    最後の最後まで結末がわからずハラハラさせられた。蝶の世界に魅せられた人物たちが人間を標本にしたらと考え実行したが、蝶と登場人物をリンクさせていたのが印象的だった。

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    2026年06月30日
  • 日本の犯罪小説

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    宮部書評新書でのオススメもあり、ずっと気にはなっていたけど、ようやく読めた本書。いわゆるミステリ好きではあるんだけど、”本格”と付くとイマイチなんだよな…、っていう自分のモヤモヤに、実際に好物なのは”犯罪小説”とされる一群なんだと、今さらながらに気付かされたのでした。それだけでも本書を読んでよかった。これからの自分の選書における大きな指標ができた。で、本書。20世紀までの作家・作品がメインで、自分的には21世紀以降が好みなだけに、ちょっと残念。それでも読みごたえは十分だったし、続編もぜひ!って思っちゃう。

    飢餓海峡 黒い画集 恋(小池) 魔術はささやく

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    2026年06月30日
  • 月とアマリリス

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    やっぱり町田そのこは良い、と思える。話の展開とか、濃さとか、そういうものももちろん良いんだけだ、私が欲している風景を見せてくれる気がする。欲している言葉で撫でてくれる。そんな気がする。
    連続殺人事件を追う記者と友人と被害者と加害者。
    人間の世界だな、と思えた。

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    2026年06月30日
  • 隣人の愛を知れ

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    こちらの作品についていた帯の「恋してないと、弱くなる。恋ばかりだと、脆くなる。」という言葉に惹かれて、あらすじを確認せずに表紙買いしました。

    冬から春へと移り変わっていく季節の描写がとても美しく、その中で登場人物たちそれぞれの「愛」が丁寧に描かれていました。

    誰かを好きになること、誰かを大切に思うこと。恋愛における愛だけではなく、自分自身に向ける愛についても考えさせられる作品でした。

    共感できる部分もあれば、自分にはなかった考え方に触れて、新しい視点をもらえる部分もありました。

    特に印象に残ったのは、「自分を愛するとはどういうことなのか」という部分です。
    誰かを愛するためには、まず自分

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    2026年06月30日
  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

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    友達から「恋愛小説でおすすめの本教えて〜」と聞かれたら、必ず紹介している作品です。

    まず、タイトルが大好きです。
    「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う」という言葉だけで、その人の存在の大きさや、何気ない日常の中にある恋の瞬間が伝わってくる気がします。

    綺麗な景色を見た時、美味しいご飯を食べた時、嬉しいことがあった時、反対に辛いことがあった時。「この気持ちを一番に伝えたい」と思い浮かぶ相手こそ、本当に大切な人なのかもしれない、という言葉をよく聞きます。

    この作品は、まさにそんな“日常の中でふと気づく恋”を描いた一冊でした。

    大きな出来事やドラマチックな展開だけではなく、何気ない瞬間に

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    2026年06月30日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    途中、現実はそんな上手くいかないよなって思っていたけれど、最後まで読んで、上手くいくことが大事なんじゃない。上手くいくこととは違う大事な事が、伝わってきた。

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    2026年06月30日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    「私は誰かの良心によって生かされている」その通りだと思った。これまでの人生で自分によくしてくれた人たちを思い出した。
    現代は人と人との繋がりが希薄になっていて、地域の人と助け合うというよりかは身内で助け合う感じだけど、こんなに色々な人がつながってるのってなんかいいなと思った。

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    2026年06月30日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    モキュメンタリーというジャンルを初めて読みましたが、小説の中の世界の話だとわかっているはずなのについつい本当にあったことなんじゃないかと思わされてしまう怖さ、ゾクゾク感が堪りません!
    怖いもの見たさで一気に読み進めてしまいました。
    表紙に仕掛けられている工夫も含めて、背筋が凍る作品でした。

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    2026年06月30日
  • ボッコちゃん

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    ネタバレ

    星新一との出会いの作品

    昭和46年の作品ということにビックリ。
    いまでも全然面白い。
    109刷。まじか。こんな数字初めて見た。。

    ショートショートでとても面白いと中学の社会の森先生が言ってたのを覚えてて、いつかは読みたいなぁと漠然と思っていた
    お母さんに話したら貸してくれた
    短編だけど、全部面白いよ!って聞いて、いやいやそんなことないでしょ、と思ってたけどところがどっこい!全部面白い!
    ショートショートって、ハッピーで読みやすい、絵本みたいな物語なのかな、と想像してたけど、覆された!

    思ってたよりもブラックで、落語みたいにオチと教訓があって。たまに、あっ!そういうことか。。って考えないと

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    2026年06月30日
  • ブレイクショットの軌跡

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    いろんなストーリーが絡んで、一つ一つが面白い!本当は3冊分くらいのネタが入っていそうなのに、逢坂さん太っ腹!
    そして今の社会にあるマイノリティの方の思い、障害を持った家族との関わりなど考えさせられることがてんこ盛り。ワクワク、ハラハラ、切なさぜーんぶ味わえます。

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    2026年06月30日