ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • きよくしぶとくやかましく

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    いやー!よかった!!
    まずタイトルからしていいよね! 絶対読もう、ってタイトルで決めた本は久しぶりだったなぁ。そして大当たり。私の勘、よくやった!

    中心人物は、中高年世代。世間一般のイメージする女性よりも、しぶとくてやかましい女性たちだ。田舎町の男たちからは「こわい女」という括りにされる、たくましくて底力のある女性たち。

    全体としてのテーマは、ジェンダーだ。女性にあてがわれるイメージからの脱却であったり、色事であったり。弱いとされる女性の本当は強いところに焦点がある。と同時に、男性のジェンダーも扱っているのがよかった。男だから言い出せない、男だからわかってもらえないという厄介さも描いている

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    2026年08月20日
  • 東京近江寮食堂

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    東京にある、滋賀県民優遇の宿泊施設「東京近江寮」。
    ひょんな事からそこの食堂で働くことになった妙子が、10年前に家を出たきりの夫を探しながら、近江寮を通して様々な出会いに触れ、見えていなかったものが見えてくるお話。

    滋賀県の郷土料理が出てくるが、描写を見ても派手さはない地味な料理。ただその素朴さや温かさが人々の心を開き繋げていくのが、読んでいて心地よかった。

    人は何歳からでも再スタート出来るのだと思わせてくれる、そんな勇気がもらえるお話だった。

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    2026年08月20日
  • 春にして君を離れ

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    【ネタバレあり】『春にして君を離れ』レビュー
    読んだきっかけ
    文芸評論家の三宅香帆さんがおすすめの一冊として挙げていたのがきっかけです。「平凡な主婦の話で、誰も死なない」という紹介に興味を惹かれました。アガサ・クリスティー作品は『そして誰もいなくなった』『オリエント急行の殺人』を読んだことがあり、もう一冊探していたタイミングだったため、別名義(メアリ・ウエストマコット)で書かれた本作を手に取りました。

    あらすじと物語の背景
    3人の子供に恵まれ、一見すると非常に幸せな家庭を築いてきた主人公のジョーン(名前はマザーグースの「ジャンプのジョーン」に由来)。彼女は娘の住む中東を訪ねた帰り道、砂漠のレ

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    2026年08月20日
  • クロエとオオエ

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    ネタバレ

    Instagramでコラボジュエリーが出ていることを知っていたけど本は読まずにスルーしていたところ、久しぶりに本を読みたい、と思って購入。

    有川ひろといえば、のラブコメがやっぱり大好きでした。くっつきそうでくっつかない二人にヤキモキしつつ、たまに気付く頼任くんが可愛すぎないか…。
    ジュエリーに関しては本当に素人で、読んでいくうちになんとなーくで理解したつもりになれた。読んだ後に実際のジュエリーを見ることができて、ちゃんと欲しくなった。

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    2026年08月20日
  • おいしくて泣くとき

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    映画の予告を見たんだったかな、映画って言っても演者は誰だったかな、何にも覚えてなかったけれど
    本のタイトルを見て確か読みたいんだったって思い出した。
    著者の作品を今まで読んだことがなくて、面白ければいいな、くらいの気持ちで読んでみたらびっくりするくらい面白かった。

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    2026年08月20日
  • ブラッディダイスの殺人 下

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    やっぱりワシントン・ポー面白い!みんな大好きすぎる!!とても良かった!!!おめでとう!!
    KILLER‘S MARKを今読んでるのとこなのでこれで更にスピード上がりそう〜〜

    (二箇所とも同じミスで 「 が無かったので校正しっかり確認して欲しい)

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    2026年08月20日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    2ヶ月前の学園祭で自殺した同級生。その生徒の顔と名前が思い出せない。どうして忘れてしまったのか、誰が死んでしまったのか。下巻がどうなっていくのか続きが気になる。
    ホラー描写も結構あって、ホラーが苦手な自分には結構怖い場面もあった。

    角田春子のことを擁護するつもりはないけど、ストレスなどからくる自分の不安定さの原因を自分ではなく他者のせいにしてしまいたい気持ちも理解できるからとても心が抉られた。春子からの被害妄想からなる嫌がらせを、自分自身のせいだと自分を苦しめ続ける深月、春子のことを嫌いになることもできず周りに相談もできず自分の内に溜めてしまう深月の善人さ。深月の心を軽くしてくれる友達が周り

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    2026年08月20日
  • ハヤブサ消防団 森へつづく道

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    ネタバレ

    面白かったです!私としては、前作よりよかったです。
    殺人、汚職、盗作…、いろいろなことが絡み合っていて、それらを解決する礎となるのが消防団の絆と魂。
    ドラマ化されたら観よう。

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    2026年08月20日
  • 悲しみの歌(新潮文庫)

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    文庫本は、昭和五十六年六月十五日 印刷。
    昭和五十六年六月二十五日 発行。

    私が読んだのは、この初版の文庫本です。
    大学二年生ぐらいに読んだと記憶しています。
    この頃は、安部公房や遠藤周作、松本清張、司馬遼太郎などを読んでいました。
    この物語は、「海と毒薬」で取り上げられていた人体解剖を行った医師が話の軸になり様々な人間が絡みついて進んで行きます。
    定価400円なので、今なら800円以上するかな。

    古い本を整理・処分するために記録を残したが、文庫初版本のため手元に残すことにした。

    2026年8月20日 記録。

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    2026年08月20日
  • 天地明察 上

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    まだ天文の知識もほとんど確立されていない時代に、大きな目標を持って生きている人たちがいたことに感動した。真面目で真っ直ぐな春海さんが愛らしかった。

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    2026年08月20日
  • 支那扇の女

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    『支那扇の女』
    金田一耕助には「多聞修」という助手なのか御用聞きなのかがいるというので、出てくる本を読んでみよう。


    「支那扇の女」として知られる毒殺容疑者がいた。八木子爵の妻の克子は、姑と義妹を毒殺しようとしたとして逮捕され、本人は無実を訴え続けたが審理中に死亡した。
    代は代わり、八木子爵の子孫の朝井と、志那扇の克子の子孫の美奈子が結婚した。この家で新たな殺人が起こる。等々力警部と金田一耕助は捜査に乗り出し…。

    「多聞修」出てこないなーと思ったら、最後にちょっと出てきた。なんでも「数犯の前科を持つ30歳前後の町のあんちゃん風の男で、以前殺人犯の容疑が掛けられた所を金田一耕助の推理により助

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    2026年08月20日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    やなせさんの生涯を通して、アンパンマンがどう生まれたのか、バックボーンまで知れて、心が動かされました。
    アンパンマンをこれからも愛していきたいと思う、そんな一冊です。

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    2026年08月20日
  • 鶏小説集

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    ネタバレ

    久しぶりの坂木司の小説。鶏をテーマにコンビニのあげチキ、フライドチキン、手羽先のスープ、鶏ハムなど様々な鶏料理が登場。それぞれの話の登場人物も意外な所で繋がっていて面白い。思春期の自意識過剰な感じとか、初めて彼女と手を繋いだ瞬間の鳥がとまるという表現など、繊細な描写が魅力的でした。リアルな描写もありつつ、奇想天外なストーリー展開が楽しく、一気に読み進められました。

    彼の小説にしてはダークな部分もあるのは意外でしたが、最後にはやっぱり愛がある? 

    コンビニの駐車場であげチキに食らいつきたくなりました笑

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    2026年08月20日
  • ひとつむぎの手(新潮文庫)

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    純正医大付属病院・心臓外科医の平良先生は努力の人だ。
    そして、患者に寄り添うということの本当の意味を知っている医師だ。


    小説の中で「ひとつむぎの手」の意味がわかる。
    そんな手を持つ医師と出会えたら
    患者は幸せだろう…


    小説の舞台、純正医大付属病院は
    『祈りのカルテ』の舞台でもある。
    なので
    もちろん諏訪野良太も登場!


    著者の知念実希人さんがインタビューで
    『ひとつむぎの手』は
    「ハッピーエンドでもバッドエンドでもない」
    と、おっしゃっていたが…
    『ひとつむぎの手』を読み終えて
    これから進む道が
    たとえ真っ直ぐな広い道でなくて
    脇道の曲がりくねった細い道だったとしても
    はるか遠くに小

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    2026年08月20日
  • 顎十郎捕物帳(上)

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    十二代将軍家慶の時代。旗本次男坊三男坊は江戸では食いっぱぐれ。風来坊の仙波阿古十郎(せんば あこじゅうろう)は、目鼻口は顔の上半分に固まって下半分は巨大な顎という異相の持ち主。しかし彼の前で「あご」なんて言おうもんなら斬り付けてくるもんだから、皆は面と向かっては「あ こ 十郎さん」と呼び、だが密かに「顎」と呼んでいる。
    親戚の叔父さんっていうのは北町奉行所の取締役与力の森川庄兵衛。南町奉行所に比べたら地味だし実績も上がらん。この叔父さんは頑固一徹なんだが、顎十郎はひょうひょうと訪れてはサラッと事件解決して叔父さんからも小遣いせしめるちゃっかりっぷり。庄兵衛も「こやつ、案外目の付け所が良いぞ?」

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    2026年08月20日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    盲目的になってしまうと傲慢になってしまうのではないかと考えてしまった。留利絵の思い込みや幻想は怖かったが愛と友情、周りが見えなくなると怖い。

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    2026年08月20日
  • 国宝 上 青春篇

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    オーディブルで読んだ(聴いたが)、長崎のヤクザの父親を目の前で殺され、小学校の朝礼で仇を討とうとした少年・喜久雄が京都で歌舞伎役者を目指す…そんな出だしから引き込まれてしまい、、

    弁慶のように喜久雄を守り、助ける相棒のトクジや同郷のハルエも、同じ歌舞伎役者を修業する丹波屋坊ちゃんの俊介、喜久雄に襲名させることを決める花井半二郎…人物そのもの、関係そのもの、生きているエネルギーが大きくて、長崎から京都、そして東京への、その場所その場所での芸事に携わる人物達の凄みに圧倒されてしまった

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    2026年08月20日
  • タルト・タタンの夢

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    面白かったー!
    近藤さんの本にハマり、3冊目。

    フランス料理を思い浮かべながら、わずかなヒントで謎を解いていくシェフすごい!
    こんな手が込んでいるけど入りやすいフランス料理屋さんの常連になりたいな〜。

    ヴァン・ショー飲んでみたい!!

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    2026年08月20日
  • 鋼鉄のレガシー

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    堂場瞬一25周年記念書き下ろし作品。主要キャストが、今までの警察もの作品登場人物で、主人公日下啓太はじめ、鳴沢了・朝比奈由宇・沖田大輝等、馴染みのオールスターキャスト。といっても堂場作品を知らなくても十分楽しめる1作。緻密な捜査過程とそれに反する自分の正義にたつ刑事の交差が確かな文章力で紡がれる。ラストが尻すぼみで結局おおもとの事件が未解決なのはかなり不満足感は残るが、それでも事件プロットと捜査・人物描写は確かなので安心して読める。

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    2026年08月20日
  • けんぐゎい

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    「けんぐぁい」ってケータイに関わること以外に想像できなくなっていた、
    想像力をなくした現代人の自分に向けられた荒々しい衝撃作。
    題名とサブタイトル数ページからは想像のつかない物語だった。

    時代劇の中、主人公の女の子の数奇とも思える人生についてのお話。
    それなのに、イマジナリーな空想のウニコーンのおかげで
    重苦しい話がどこか御伽噺にも読めてくる。

    少し話が変わるかもしれないが、
    私は直木賞の受賞作を毎回読むようになって早6年。
    毎回作品を読む度に喜怒哀楽に恵まれて、
    その上で想像しきれないほどの文章の多彩さに驚くばかり。

    今作もまた同じような気持ちになったけれど、
    こんな気持ちにさせてくれ

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    2026年08月20日