ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 推理大戦

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    面白かったです!各国の名探偵達がカッコ良く、しかも魅力的に描かれるのでそれぞれの章が終わってしまうのが少し寂しく感じてしまう程でした。最後の章もそれぞれ活躍の場があってどんどん読み進めてしまいました。名探偵達が何人も出てきて魅力的なんて、贅沢な一冊でした。それぞれのスピンオフ作品、期待してます!!

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    2025年11月25日
  • 平場の月

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    映画を先に見た。そして、すぐにこれを買った。あっという間に読んでしまった。映画とは構成がやや異なるし、映画では場面が追加されていたり、逆に原作にある場面がなかったり、それはそれでいい。不思議なんだけれど、堺雅人と井川遥が演じる主人公たちや、それ以外の人物たちが、この原作の中で動いているように感じられた。映画は原作から生まれたはずなんだけど。もう一度、映画を見ようと思う。そうしたら、直接映画では描かれていないところを想像しながら、より深く映画が観られるのではないかと思うから。

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    2025年11月25日
  • 或る集落の●

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    ネタバレ

    7話からなる短編集…
    なんだけど、最初の4話は1枚のフロッピーディスクに入っているという設定で、短編の間にフロッピーディスクの画像が扉絵として置かれてました。各フロッピーにはタイトルと年代とかが記されてもいる、工夫された装丁(残り3話は、それぞれ1枚ずつのフロッピーディスクに納められている)
    この装丁がお話の展開にどう生きてくるんだろって思いながら読み進めてました。
    このフロッピー達は、最終的に、矢樹純さんの手元に集まったということなのかな? 


    ここからは勝手な想像。。

    6話目までのお話をフロッピーにまとめたのって、榊さん(佐藤梨穂さんの父)なのかな。年配の方だから、あえてのフロッピー…

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    2025年11月25日
  • 黒い家

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    子供が親に殺されるって事が辛すぎる。

    ヒトコワの頂点作品です。

    頭のおかしい人に執着されるのが人生で1番の問題。災害と変わらない、どうしようもない。

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    2025年11月25日
  • 存在のすべてを

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    分厚い本なのに、読みやすく、先が気になって一気に読んでしまった。一つの事件の真相を突き止める話がここまで人と人とのつながりや愛情に涙がとまらなくなるとは予想してなかった。私のベスト1⭐️

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    2025年11月25日
  • 星を掬う

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    ページを閉じる瞬間まで胸にそっと置いておきたくなる言葉がいくつもあって読み終えるのが名残惜しかった(T_T) 誰かのせいにしてしまいそうな出来事も、根っこを辿れば自分の内側にある問題と向き合うことが必要なんだと気づかされた。だからこそ自分の足で前へ進もうとする登場人物たちの強さが沁みたし、私もそんなふうにありたいなと思えた!

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    2025年11月25日
  • 向日葵の咲かない夏

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    賛否両論あるのでしょうが、絶賛したい。
    途中までは、不思議な世界の話なのかな?と思ったが、終盤で一気にひっくり返った。
    物語内の世界は客観的には何も不思議ではなくて、現実とそう変わらなかったことに驚いた。
    叙述トリックにまんまとやられた。

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    2025年11月25日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    昨今のクマ被害のニュースが気になったため手に取った1冊。

    非常に読みやすく、OSO18のヒグマ被害の実態とハンターの活動内容の理解が深まった。
    自然を守ろうと保護区域を設定した中、逆にその保護区域をヒグマの逃げ場として使われていることは皮肉に感じた。

    本を読み最近のクマ被害ニュースを改めて見ると、食物連鎖の外側で生きていると思っていた我々人間も実際は食物連鎖の中でしか生きられていないのでは、と思う。

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    2025年11月25日
  • 撮ってはいけない家

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    序盤はだらだら感が抜けきれず、約1年積読化してしまっていた。
    初めから一気に読んだけど、終盤差し掛かって色々な謎が解けていくところから、伏線回収のスッキリ感と共にとてつもない恐怖を感じた。
    終盤特に、話が繋がる瞬間が毎回ゾワゾワした…
    怖すぎ……

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    2025年11月25日
  • 白鷺立つ

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    ネタバレ

    叡山延暦寺の密教修行、北嶺大先達大行満大阿闍梨の話で、大阿闍梨と言えば千日回峰行という特に”堂入り”の9日間、断食と断水、不眠、不臥を達成させること、また不達すると自死せねばならぬという厳しい修行を達せねばならない。そんな修行に挑むのが普通の修行僧ならいざ知らず、帝の血を受け継ぎながらも世に知らしめることのできない曰くつきの僧で、自死させること即ち帝の子を見殺しにすることになり修行決行を認めるわけにいかない。それを押して修行を始めたもんだからさて大問題。こんな流れで話が始まりその修行結果は...
    坊さんの修行話とか興味がないどころかそんなもの物語になるのかと疑ったがどっこいこれほど苦しくも目の

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    2025年11月25日
  • 桜待つ、あの本屋で

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    ネタバレ


    最初はあらすじを読む前に完全にタイトルと表紙の儚くて幻想的な暖かい雰囲気に惹かれました

    内容は全四章の連作短編です
    最後の章で、ようやくこの物語の核に触れられます

    中々に重く感じる内容もあり、人によっては未だに覚悟のいる描写もあるかと思いますが、心の整理と再生、前へ進むための背中を押してくれる物語です

    どの話にも共感できる部分、これから経験していくであろう想像が混ざりあっていて、うまく言葉にまとめられませんが、人としての生きる力を支えてくれるような気がします

    タイトルにもありますが、桜の描写がとても綺麗で美しい風景が目に浮かびます

    どんな時代のどんな場所とも繋がることの出来る本を、

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    2025年11月25日
  • 掬えば手には

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    私の心のたったひと匙の気持ちも、掬われた気がした。大竹さんはなんと厄介な…と思いつつもやはり人間らしいというか、根本の思いやりが見えてきて憎めない、素敵な人だった。河野さんも助けを借りたり手を差し伸べたりしながら強く生きていて、梨木君もそうだったけど生命力を感じた。誰しもがこんな力あったら良いなと思う。私も思った。でもそれは、もしかしたら普通のことに自分では感じていても周りからは特別な力に見えて、知らないうちに誰かを救っていたとしたらそれこそヒーローだ。すごくオムライスが食べたくなりました。

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    2025年11月25日
  • 悪魔情報

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    2chのスレッド形式で進むユニークな短編?集。オカルトな場面で現れる「悪魔情報」というユーザーと、面白くも不可解な事態とが絡み合っていく様子が面白い。良スレを見終わった後のような感覚になりました。これ、1人で作成したのはすごいですね。2chとまとめに馴染みある人におすすめ。

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    2025年11月25日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ネタバレ

    全くの他人事ではない。読んでいてもどかしくて、イライラして、胸糞という言葉がピッタリ。病気や介護、更には親の教養のなさによって、子どもが縛られることに、胸が締め付けられそうになる。それでも、さちが自分で自分の道を生きていく方向に向かっていくことが救い。熱中して読みました。

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    2025年11月25日
  • 現代アートはすごい デュシャンから最果タヒまで

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    美術は好きなつもりでいたけど、なんてこった…
    現代アートがすごい、すごすぎてわからない。

    哲学をしているとよく、「哲学なんて難しそう」「そんなことして何になるの?」みたいなことを聞かれる。

    わたしとしては、「哲学するのが好き」「気づいたらやっていた」という感じだから、そこに利益も結果もない。「好き」に理由はないのと同じで。

    そんな自分が、現代アートに対して、自分がかけられていた言葉を掛けずにはいられない笑

    アーティストってすごい。。

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    2025年11月25日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    ネットのどこかで気になって読みました。
    最後の方にとても共感できる箇所があり、やはり同じ世代なのかな…と。
    ゆるい生き方は悪くない…同感です。

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    2025年11月25日
  • 薬指の標本

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    静かで冷たい「標本室」という職場で、少しずつ引き返せない恋に溺れていく一人の女性の物語。
    ここでの「標本」が何を意味するのか、姿を見せなくなった少女は、前任の女性たちは、何処へいってしまったのか。はっきりとしたことが書かれていないからこそ、美しく密やかな世界観が楽しめた。
    「彼に封じ込められていたいんです。」という帯にもなっている主人公の言葉が読後も心に残り続ける。

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    2025年11月25日
  • 何者

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    ネタバレ

    ずっと、自分や、私のまわりの誰かのことを言われているようで、居心地が悪かった。
    最後理香に詰められている時、自分も大ダメージをくらっていた。
    かっこ悪いことを認めること、それがこの本の学びだ。

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    2025年11月25日
  • ときときチャンネル ない天気作ってみた

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     こんとき〜。

     前巻に引き続き、色々ととんでもない事をさらっとやってましたね。
     電気を作るとかサンドボックスとか、多分インターネット3での本来の使い方とは違うけれど、なんか出来たからやってる感が危うく感じつつも、惹きつけられる要員なんでしょうね。
     +ぬさんはもう、常連だし、高次元とか時間とか宇宙とか、結構気軽に手に掛けてるしで見てて飽きないです。

     次回の配信も楽しみにしています。

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    2025年11月25日
  • たとへば君 四十年の恋歌

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    本当に涙が止まらず、読んでいてしんどくなるほどだった。
    河野さんと永田さんの出会いから別れまでが短い小説の中に凝縮されていた。
    河野さんの発病から亡くなるまでの描写が丁寧すぎて、当事者になったかのような気持ちになり、とても辛かった。本を読んでいて、早く終わってほしいと思ったのは初めてだった。今も思い出すと涙が出てくる。
    最期まで詩人であった河野さんとそれを見守るご家族の温かさが非常に心に染みた。
    最後、永田さん目線の河野さんの話もあり、多面的に事柄をみることができたことで、物語の厚みを感じられた。

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    2025年11月25日