あらすじ
HALの祭典、ふたたび。
シリーズ累計11万部
2025年本屋大賞にノミネートされた恩田陸の新たな代表作、
傑作バレエ小説『spring』への熱いアンコールに応えた待望のスピンオフ!
けれど今、こうして僕らは一緒に踊っている。戦っている。
互いを理解するために、対話するために。
二人の神に近づくために。
本編『spring』では描ききれなかった秘められし舞台裏に加えて、深津、ヴァネッサ、ハッサン、フランツ、そして萬春自身はもちろん、永遠の師匠ジャン・ジャメやエリック・リシャールの教師コンビ、ロシア留学を果たした滝澤美潮など様々なキャラクターたちの気になる過去と未来を描く全12章の小説集。中編「石の花」ほかたっぷりの書き下ろし&『spring』刊行時に期間限定で公開された幻の一篇「反省と改善」をはじめ、これまでに明かされた『spring』のストーリーを余すことなく完全収録。
【電子書籍版には紙書籍版に収録されている「パラパラ漫画」は付きません】
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Posted by ブクログ
2024年版に登場したバレエ団の面々の物語。
萬春(よろず はる)をめぐる物語と言えるかな。
忘れていたのだけれど、読んでいるうちに、2024年版の記憶が蘇ってくる。
さすが恩田陸さま。
安心するような、切なくなるような。
他のキャラクターのその後も知りたいところです。
陸さま、ぜひお願い!
Posted by ブクログ
前作『spring』でHALに魅せられた人のための短編集。登場人物や設定の説明が一切されないのに、次々と『spring』が思い出されて驚いた。それだけ私にとって魅力的な作品だったんだなぁ。
Posted by ブクログ
あの「spring 」のHALが戻って来た!
少年、青年のHALも良かったけど、歳を重ねたHALにも会えた!
「spring 」では描かれなかった裏話的エピソード満載で、本編を丁寧に補足してくれた。
これでホントに終わりなのね。
なんか淋しい〜。
Posted by ブクログ
「spring」のスピンオフ。
あの時のあの人の感情…とかも書かれていてとても面白かった。
ほとんどはHALとフランツのことだったりするけれど、それはそれでまた良き。
二人は数多な恋人がそれぞれいる中の二人なのかと思っていたけれど、そんな遊び人ではないのね苦笑。
二人は色んな意味での「運命」の相手。
だけど当然別れもやってきて…。
この二人だからこの美しい物語になるんだなと思う。
美しくて切なさもあるお話しでした。
Posted by ブクログ
大大大満足です。
私は、この先の人生も萬春に憧れ、惚れ続ける。
春はミューズであり、サキュバスみたいな、
アガペーとエロス的な、人間の魅力という魅力を全部セットにした人で、全人類にモテる、魔性な人間って彼のことだな、って感じる。
スピンオフでも色気たっぷり茶目っ気たっぷりで、
より春のことをしれて、またメロメロになってしまった。
今回のスピンオフは、フランツと春の話が多く、2人の特別な関係がより深く、より密接に描かれている。この一生で一度の、普通の人が生きてるうちに出会えるか出会えないか分からない、最高のパートナーだったんだなぁと感じる。
何より、フランツの解像度がとても高まった。
もう一度読み返すとしたら、やはり、フランツが引退する時の話だ。二人の関係性がより分かり、フランツの春への気持ちが伝わってくる。
フランツ目線で語られるこの場面は、春への表現できないほど大きな愛を感じて、フランツにとって、春はプリンセスであり、太陽であり、ライバルなんだと私は思った。フランツは春を[運命]と言語化したけど、まさしくその通りで、うっとりすると同時に羨ましさを感じる。お互い高みを目指すもの同士のみがたどり着ける境地に、1番大好きな愛する人と共に立てるのは特別な2人だからこそ出来ることだから。
そんなことを考えさせられる作品ですが、私にとって最高の作品であり、今後一生手放せない本だと心から思います。
Posted by ブクログ
「spring」が大好きなので、本当にご褒美のような作品集でした。素晴らしかったです。
フランツとの関係がより深く描かれていて、胸に迫るものがあったし、私はJUNが好きなので、やっぱりJUNの好青年っぷりが堪らなかった。
晩年?のHALのストーリーが読めるとは思わなかった。感動。
バレエに生きる人々のバレエを通じた非凡な世界。楽しかった。
Posted by ブクログ
前作「spring」があまりにも素敵な作品で
今作も楽しみでした。
中でもフランツの章がグッときました。孤高の人であるが故の苦悩、でもHALと出会えたことでさらに深まった人格、踊り。短編でHALの周辺の人々の声が聞こえて前作をいろいろと思い出し、懐かしく感じながら読み終えました。やっぱり素敵な作品でした。
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本編の過去から未来まで幅広い年代の短編であり、一話ごとが短くそれぞれの心情にスポットライトを当てているので、本編の人間関係に更に深みがでて面白かった。
Posted by ブクログ
Springの番外編。登場人物がいきなり出てきて喋りだしたりするので、本編と続けて読むことをオススメします。本編読んでない人は多分あまり楽しめません。Springが面白かった人は是非。BLの世界に忌避感あるかたは、本編でとどめた方がいいかも。ということで、本編もですが、小学校にはNG。
ハル、ジュン、フランツはたくさん登場します。個人的に好きだった七瀬(音楽得意)の姉の方、美潮のその後読めたのは楽しかったな。七瀬も読みたかった。あと、フランツのキザなセリフが毎回刺さって楽しかったです。
Posted by ブクログ
どこまでも耽美な世界に浸り、あっという間に読み終えた。また、ハルたちに会えて、その後のストーリーまで読めるなんて贅沢すぎる。読み終えてから本棚の白いSpring本編の隣にこの紫のAnotherSeasonを並べると、綺麗すぎてテンション爆上がりだった。
Posted by ブクログ
「spring」のスピンオフ。
それぞれの思いがあった。
芸術の神とともにある人達。この人達のすごさもだけど、この物語を生み出す恩田陸さんが計り知れなくすごいと思う。
「spring」では春の祭典を観たくなったように、今回は「DANCE in Matisse」観てみたいと思いました。
Posted by ブクログ
springのスピンオフ短編集。バレエの知識がほぼないので専門知識が必要だった本編とはまた違い、HAL、フランツ、JUN、ヴァネッサ、ハッサンのバレエの天才達、その周りの関係者であるバレエの師匠や先生、美潮や七瀬達の視点が短編で読めるので気軽に読める所がよかったです。本編を思い出しながら読み進めました。
私の中で一番残ったのは「石の花」。HALとフランツのバレエという踊りに対してのそれぞれの想いや互いに認められたいという欲求だったり、独占欲だったり。バレエ以外でもHALの立場、フランツの立場お互いが唯一無二なのに将来必ず訪れる別れを承知している関係が切なく思う。だけども、これが運命なんだなと強く思いました。
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Springメンバー?の個性がキラキラと描かれていて興味深い。ただ、萬春自身がもっと際立っていると良かったかな。と思ったりして。
『続編だ!』と手に取ったけど、anotherだったのね。納得。
Posted by ブクログ
これは、「spring」を愛する人達のファンブックです。
ハルのスペシャル・ガラ見てみたい。「DANCE in Matisse」ならお金払っても見に行きます
Posted by ブクログ
「スピンオフ」という言葉は、
オタクが大好きな言葉だと思っております。
前作を読んでから気になっていた登場人物たちのその後がまた読めるなんて…!!最高でした!!
相変わらずバレエには疎いけど、情景がはっきり想像できるほど、恩田さんの書く文章は生命力に溢れていて、瑞々しい。
特に好きだったのは、「梅の木、桜、林檎の木」。
ここはハルだけが出てくるお話で、坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」をバレエにし、そのひと幕を語る流れになっている。
ひと幕の語りしか出てこないといってもいいくらいなのだけど、ここが目が離せなくて…!
吉田修一さんの「国宝」で、近松門左衛門の「女殺油地獄」の表現に感動したことを思い出しました。
それくらい本当に目の前で上映されているみたい。
このバレエは、ぜひともいつか観てみたい…
※調べてみたらこれまで何度か題材にされているとのこと
ハルとフランツの絡みもうちょっと見たかったなあと思っていたので、フランツがたくさん出てきたのが嬉しい!あれ?恋愛漫画読んでたっけ?ってなるくらい、ちょっとドキドキしちゃった。
ハルが女だったら…のくだり、ふたりでどんどん妄想を膨らませていくところも最高だった笑
ぜひ本編で…!
前作も充分面白くて、そこで終わりでも全然良かったのだけど、やっぱり彼らにまた会える喜び。
単行本だけ買おうかなと思っていたら愛蔵版をみつけ、それぞれサイン入りだし、ポストカードも、
ハルが自作した作品の解説付きのプログラムもついていたりで、嬉しいことばかりでした。
好きすぎて、文庫本も出たら絶対買うと思う…
それまでまだまだ楽しみ!
Posted by ブクログ
後日談として、本編の内容を思い出しながら、楽しく読み進められた。時間は流れていくけれど、本を読んでいる時、読んでいた時の時間は止まっているように、いつでも心の隙間からスッと入り込んできて、いつまでも想いを巡らせることができる。楽しかった短編集。
Posted by ブクログ
ちょうど1年前、
春の訪れを遠くの方に感じる頃に読んだspring
美しくて豊かで鮮やかな、気高い物語だった。
季節も相まって花の香りがするような作品だった。
今作はスピンオフということで
本編ほどの感動はないものの、
またふわっと、花の香りを楽しむことができる作品だった。
Posted by ブクログ
「spring」のスピンオフ的な作品。
前作を読んだ時の読書メモを引っ張り出して、登場人物や関係性などを思い出しながら読む。
春、ヴァネッサ、ハッサン、深津純、エリック、フランツ、美潮、そしてジャンが語り手となり繰り広げられる前作の“another season”。
なんだけど、前作が長編でかなり読み応えがあっただけに、今回はなんとも手応えのない薄っぺらい話に思えた。
若干長めの「石の花」の章だけは、春とフランツの物語だから多少読み応えはあったものの、全体的にさら〜っと読み流せる感じ。
それにしても、母親に自分の恋人をあてがう神経だけは理解できない。
Posted by ブクログ
待ってました!!
『Spring』のスピンオフ
また彼らに出会えることが嬉しくて嬉しくて…
1ページ目を開く時は クラシックバレエの
舞台の幕が上がるようなワクワク感で
いっぱいでした!
軽やかに、鮮やかに
恩田陸さんの描くバレエの世界は
言葉たちがまるで舞台上で踊っているみたい
宙に舞う瞬間のような 静謐さと熱狂が混ざり合う
あの心地よい緊張感に
またどっぷりと浸れるなんて幸せすぎる!
私も昔 クラシックバレエを習っていたことや
クラシック音楽も好きなので
頭の中では 美しい旋律やダンサーの
美しいプロポーションが
映像のように流れてきて
それはそれは…幸せな読書時間でした
一瞬の煌めきを永遠に閉じ込めたような
美しすぎるアンコール
読み終えたあとの心地よい余韻は
まさに至福のカーテンコールでした
Posted by ブクログ
とても綺麗な、透明感を感じる文章と内容でした。
本編の内容忘れかけてたけど、何となく思い出しました。
良かったけど、本編で読むのやめても大丈夫だったかな~。
話が短く淡々としていて、流して読む感じになってしまいました。ハマりはしませんでした。(私個人としての感想です。)
Posted by ブクログ
Spring の登場人物を忘れ気味でしたが
でもだんだん思いだしてきましたよ。
恩田陸さんの文章は美しく
現実とは違うどこか透明感のある世界が
ただよっていました。
登場人物の消息も知れました。
HALも還暦を過ぎたのですね。
パートナーは誰?
ただ、スピンオフ作品はついつい読みたくなり
その後の展開に納得感はあるのですが
Spring だけ読んで
終わりにしてもよかったかもしれません。
Posted by ブクログ
珠玉のバレエ小説のスピンアウト短編集。
12編の短編からなっていて、 HAL(萬春)が振付師になった後の物語が中心で、特にフランツとの関係性が多く語られながらも、深津純、ヴァネッサ、ハッサン、ジャン・ジャメ、エリック、リシャール、滝澤美潮などの話が綺羅星のごとく散りばめられていました。
特にフランツの引退を描く「石の花」がたっぷりしたボリュームで読み応えがあり、HALの老年のインタビューと併せての2編の書き下ろしは作者が本シリーズに幕を下ろす気で書かれた感じがします。
本編に続いての「パラパラ漫画」付きもうれしかったです。
音楽で言えば本作が小品集で本編は大作という感じでしょうか、自分はガラコンサートを見ているような気もしました。
Posted by ブクログ
まさに恩田陸さんのスピンオフ作品という感じで、各登場人物のアフターストーリーが凝縮された作品だったと思います。
本作は本屋大賞候補にもノミネートされた「spring」のスピンオフ作品。各バレエダンサーのその後や、主人公である春とのやり取りなどが描かれます。
前作のspringは面白かったけれど、そこまでハマっていないかつ、登場人物の多さと、前作を読んでから少し経ったことも相まって、個人的にはあまり響かず、坦々と読み終えた印象です。バレエダンサーの表現を文章で伝える表現力や情景描写に関しては、さすがの恩田陸さんという感じでしたが、芸術系のお話だと、どうしても他作品の印象が強いかなぁという印象でした。もちろん面白い作品ですし、あくまで私の好みと感想という認識で、本感想を読んでいただけたらと思います。
Posted by ブクログ
「spring」のスピンオフ!
本家springは日本人天才バレリーナ“萬春”のことを章別に春の周辺人物が語るってストーリーだったけど、今回のスピンオフはサブキャラクター達の人となりもより深く知れた気がする。
推しの深津純視点の話も多かったし、彼のことを春達が話題に出してくれたのが嬉しい〜。
推し贔屓で深津が出てる話は全て好きだけど、美潮ちゃんお話が1番じ〜んときたし、先生のセリフが全て好き。
Posted by ブクログ
『spring another season』とのタイトルで恩田先生またしてもスピンオフを出版してくれました♪
とは言え、原作の『spring』は本屋大賞ノミネート作として今年拝読したはずなのですが、正直あまり覚えておらず、記憶を呼び起こすのが結構大変でした。本自体のボリュームは少ないのでサクッと読めるかと思います。
さて、肝心な内容ですが、BL系のストーリーが多くてウンザリ。(これ途中で思い出して、あーそうだったーって思い出しました)周りの登場人物にフォーカスを当てて萬春【HAL】との関連性・関係性を交えた複数の話がまとまって入っている感じ。何でも、BL強すぎて綺麗な描写とかそんなのが全然入ってこない。むしろ、「何故そこを強調したかった!?」っていうのが多い。
ちょっと私には合わなかったかな。読まずに原作だけで留めておけばよかったと、ちょっと後悔。でもねー、スピンオフは飛びつきたくなるのよー。