【感想・ネタバレ】水の中の犬のレビュー

あらすじ

探偵の元にやってきた1人の女性の望みは恋人の弟が「死ぬこと」。誰かが死ななければ解決しない問題は確かにある。だがそれは願えば叶うものではなかった。追いつめられた女性を救うため、解決しようのない依頼を引き受けた探偵を襲う連鎖する悪意と暴力。それらはやがて自身の封印された記憶を解き放つ。 (講談社文庫)

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ネタバレ

暴力、恐喝、レイプ、銃をぶっ放すと内容は現実世界からぶっ飛んでいるがそれらの描写の臨場感、スピード感がすごく鮮明に残り、一気に物語を読み進めてしまう。アウト&アウトという本の前編でその中で登場した人物の関係や成り立ちが描かれていた。それらも気になるところであったが3つに分かれた章の物語の進行も気になって仕方がなかった。作者の木内一裕さんの他の作品も読んでみようと思った。

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2014年01月23日

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矢能さんシリーズは、これで最後の作品となりました(発表された順番を無視する形で読んでしまいました)。
今まで読んだ矢能さんシリーズの中ではもっともハードボイルドな感じの作品でした。

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2025年10月12日

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おもしれー。きうち先生、いや木内一裕すげえわ。切ないまでにハードボイルド過ぎんだろ。なんなのよこの悲しいまでに死に向かって突き進む主人公は。カッコよすぎるだろ。主人公の探偵の中には暴力や死や破滅に対する衝動があってどうしょうもなくそれに突き動かされるやるせなさを感じた。そして矢能の登場と刹那見せる友情もすごく良く描かれてる。とても良かった。そして物語はアウト&アウトに続く。

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2025年01月02日

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ネタバレ

【記録用】
一気に読める展開だし、自分好みだった。
誰も救われないハッピーエンド。
不倫案件から数珠繋ぎに事件に巻き込まれて行く探偵。
不倫、人探し、誘拐を救おうとして、過去を思い出して最後の事件。自分の娘と重ねる感じ。
アウト&アウトを早く読みたい。
矢能だけが救われたのかな。

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2024年05月23日

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アウトローな探偵が突き進む茨の道。
倒されても起き上がり続ける探偵が見定めたケジメの付け方。
矢能探偵シリーズの始まりを告げる兆しの物語。

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2024年05月04日

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ネタバレ

矢能シリーズ3作目
(ブラックガード・ドッグレースを先に読んだ)
シリーズというかエピソードゼロ的な作品で最初
『探偵』を矢能と錯覚していて「キャラが違うな」
とか思ってしまった、ま、独立した小説なので経緯
知らなくても楽しめますw
矢能は「探偵」ではなくヤクザとして印象的なかか
わりをするだけなのに、最終ページで驚いた
1冊目の主人公探偵は元刑事ので、独立した3つの
事件、人生左右する全体で大きなストーリー

面白い構成だと思う(´・ω・`)

ハードボイルド・ミステリのスタイルが心地よく原
初の物語を遡り読んでいます
民間探偵で元警察なのに暴力が絶えず描かれ、簡単
に殺しが起きるし、プロ情報屋まで登場する前時代
感が新鮮で、場面転換や決めたセリフが目立つし、
後のシリーズを思えば主役級の二人の絡みをもっと
見たかった

死ぬまでにやっておくべきことが二つあると矢能が
「探偵」に言う
「二つのことって何だ?」
「(祖父が言うには)人それぞれ違う。一つじゃ足
りねえし三つじゃ多過ぎる。二つのことをやり遂げ
れば、人は満足して死ねるんだそうだ」
さて、アタクシは満足して死ねるかな…(´・ω・`)

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2023年12月27日

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なるほどね。
「アウト&アウト」から読んだので、
矢能、栞、探偵の繋がりがこういう事だったんだと納得。
この探偵、体張りすぎ、命懸けすぎで常に危険な目にあってる。痛そうな暴力シーンも多い。面白かったけど、個人的には続編の方が好み。

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2023年08月14日

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 ちょうど、こんな本が読みたかった。BEーBOPを読み倒し『藁の盾』映画も観たが、小説は初体験。木内流ハードボイルドは満身創痍で曲者だらけ。続編直ぐ買わなきゃ!

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2021年11月03日

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ネタバレ

2018/12/17
映画アウト&アウトの情報を見て思い出したので木内さん再び。
アウト&アウトの前の話で主人公は死んだという情報を知ってしまっていたのですぐには読めなかったの。
だって悲しいじゃない。
でもこういうのは先にネタバレして読んだ方が安心。
予防線を張りながら読んでもすごくおもしろかった
木島が死んだのは悲しかった。予想してなかったので。
栞が矢能さんのとこに来たいきさつもわかった。
探偵にお花を供えてるってことは栞は母親の真相を知っているのかな。

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2018年12月24日

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ネタバレ

なんちゅう痛そうな始まりか・・・と思ったら終わりはかなりしょんぼりしてしまった。確かにこの探偵さんはとても落ち着いていて、でも人間味もあって、読んでいるだけで興味深い人。どんな修羅場をかいくぐれば命の残り時間を告げられて尚誰かのために動こうと思えるんだろう。想像以上に人が死ぬし、描写も血なまぐさいけれど、続きが楽しみです。探偵さんの名前が最後まで分からなかったのが心残りです・・・。

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2018年11月19日

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探偵の元にやってきた一人の女性の望みは恋人の弟が「死ぬこと」。誰かが死ななければ解決しない問題は確かにある。だがそれは願えば叶うものではなかった。追いつめられた女性を救うため、解決しようのない依頼を引き受けた探偵を襲う連鎖する悪意と暴力。それらはやがて自身の封印された記憶を解き放つ。

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2019年08月17日

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探偵さん、ずっと怪我しっぱなし。
最終章までよく死ななかったなぁ。
みんな銃撃戦シーンが多かったけどみんな撃つの下手じゃない?
でも全体的に面白かった。
矢能さんがカッコイイ。

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2016年01月13日

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木内作品の主人公は一様に目が離せない.向こう見ずで儚げで幸薄い姿が印象的.今作も最初から最後までハラハラドキドキの面白くてとても切ない作品でした.
以下あらすじ(裏表紙より)
探偵の元にやってきた一人の女性の望みは恋人の弟が「死ぬこと」。誰かが死ななければ解決しない問題は確かにある。だがそれは願えば叶うものではなかった。追いつめられた女性を救うため、解決しようのない依頼を引き受けた探偵を襲う連鎖する悪意と暴力。それらはやがて自身の封印された記憶を解き放つ。

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2015年04月12日

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元刑事の探偵が主人公のハードボイルドで、暴力や銃撃戦がてんこ盛り。というといかにもありがちな話な感じだけど、一味違う面白さがあった。クールでミステリアスな探偵さん(名前が明かされないのがまたヨシ)、脇を支える二人も魅力的だった。続編が楽しみ〜!

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2014年02月17日

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単純に面白かったです。ダラダラとした情景描写や内容に関係ないものは描かず、次から次へと展開するストーリーは、賛否両論あると思いますが私は好感を持ちました。「ノンストップ エンターテイメント ハードボイルド」といった所でしょうか。
続編の「アウト&アウト」も期待して読みます。

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2013年10月10日

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元警察官の探偵屋の話し。探偵屋の過去が明らかにされるにつけ、胃がきりきりと痛み吐き気すらしてくる迫力。けっこうハードだけど、これだけの本は読まないと損。先に読んでしまった次作アウト&アウトの成り行きの謎も解けた。でも、やっぱり水の中読んでからアウトを読みたかったな。

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2013年07月05日

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ネタバレ

著者木内氏は、『ビーバップハイスクール』が有名な漫画家でもあります、今作の存在は漫画家木内氏の手による、ということでちょっと気にしてました。そのような中、マイミクさんが高い評価をつけてらしたので手にしました。

3つの短編からなっています。主人公は元警官の探偵、彼の名前はとうとう最後まで語られることがなかった。よせばいいのに面倒なことに自ら進んで首を突っ込んでしまう、おせっかいなのか?親切すぎるのか?はたまた危険に己を追い込む被虐性嗜好があるのか?腕っ節がそれほど強いわけじゃないのに、とにかく食って掛かる。のっけからコテンパンにやられます、これほど読者の痛覚に訴える主人公もいないだろうと思う。彼が被る傷を含め、暴力の描写は読者の胸に強く突き刺さる。そしてやりきれない結末が、名前のない探偵の虚無感をさらに煽る。

というように序盤は陰にこもる探偵の痛々しさにやりきれなくなるのですが、中盤に入り、探偵の命も、殺し屋に狙われあとわずか!という時彼に絡んでくるやくざ、矢能の存在が物語りの色彩をガラッと変えます。彼のセリフはこの作品の全てであると自分は確信しました。

「お前がくたばったら…後は俺に任せろ」

たったこれだけのくさいセリフが、眩いばかりの光でゾンビのごとく意味もなくただ傷を負う探偵に血を通わせた気がしました。最近では一番痺れたセリフでした。しかしながらさらにやりきれない結末が…

終盤ではハードボイルドの正統である、主人公探偵の一人称で物語が語られます。ここは構成として非常に巧い、前の二つは神の目視点で語られていたので血の通った主人公を感じる効果が生まれています。探偵の過去、心の傷も明らかとなるのですが、さらに大きなトラブルと危険な相手に破滅的な予感がします。予感通りの終末となり、名前のない探偵の物語は終わり、その凄絶な最期は己の眼を熱くさせたのでした。

エピローグでは探偵事務所をやくざ矢能が引き継ぐこととなっており、続篇『アウト&アウト』へと流れていきます。

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2012年06月09日

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己の信念に基づいて行動するのが男であり、そんな愚か者を主人公にするのがハードボイルド小説である。
とにかくかっこいい。探偵もやくざの矢能も男の中の男であり、男が男に惚れるとは、この二人の関係をいうのだろう。情報屋や木野、ヤンの存在感も圧倒的である。
そして唯一のマドンナ・美容院の女の子は、最近現れない探偵のことをどう思っているのだろう。

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2011年10月03日

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なんというか、本書が始まった瞬間から用意スタートで人の道を転がり落ちて死ぬまでのRTAを見させられたような感じ。こいつは最高の男なんかじゃなく普通に頭のイカレた人殺しだと思ったよ。

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2025年10月02日

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面白かった!
矢能シリーズ第一弾(というより前日譚)
一応、第一弾と定義されているみたいだけど..
ハードボイルドミステリー
3篇からなる短編連作のような展開

ストーリとしては、ある元警官の探偵の物語
■取るに足りない事件
この探偵のもとに、一人の女性が相談してきます。恋人の弟に付きまとわれ、そいつが死んでしまえばと願っていること。
探偵はその弟を調べていくうちに、という展開
バイオレンス炸裂です
不死身ですね。この探偵

■死ぬ迄にやっておくべき二つの事
今度は別の女性からの依頼。兄を探してほしいとのこと。しかし、その兄は麻薬販売で実刑くらって、出所してからの行方を追うことに。結果、巻き込まれていきます。
さらに、探偵はヤクザからも命を狙われることに。
そして、矢能と知り合います

■ヨハネスからの手紙
娘が殺されると依頼してきた母親。
ここでもアングラ連中とのドンパチ
さらに明かされる探偵の過去の事件
そんな中、この依頼の真相にたどり着きます。

そして、何とも切ない結末に

暴力描写が厳しいですが、あっという間のストーリ展開でエンターテイメントとして楽しめます。

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2022年03月19日

Posted by ブクログ

再読だが殆ど忘れていた。
矢能シリーズの第一弾。


以下、作品紹介・あらすじより------------------------------
「他人の痛みを、自分の痛みに。依頼人の事件を、自分の事件に。いつだって当事者になっちまう。なあ、探偵。彼女のために、何でそこまでやらなきゃならないんだ?」

探偵の元にやってきた1人の女性の望みは恋人の弟が「死ぬこと」。誰かが死ななければ解決しない問題は確かにある。だがそれは願えば叶うものではなかった。追いつめられた女性を救うため、解決しようのない依頼を引き受けた探偵を襲う連鎖する悪意と暴力。それらはやがて自身の封印された記憶を解き放つ。

いったい、何がしたいのか、自分でもわからない。でも――「俺は約束したんだ。必ず助けてやるって」誰も頼れない、追いつめられた依頼人たちが、今日も彼の元を訪れる。礼儀正しくて、誠実。そして、麻薬常習者で、人殺し。木内一裕にしか描けない探偵がここにいる。

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2021年12月30日

Posted by ブクログ

怪我ばかりしている探偵ですね。
人も殺してしまうし、最後は•••
血生臭い小説ですね。
矢能シリーズの序章かな。

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2021年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は3。

内容(BOOKデーターベース)
解決しようのない依頼を引き受けた探偵に降りかかる、連鎖する悪意と暴力。それらはやがて、自身の封印された記憶を解き放つ。『藁の楯』木内一裕が贈る、待望の極限エンターテインメント第二作。

藁の楯と同じ作者だが・・暴力描写やピストルの描写はリアルである。好きな人にはたまらないかも知れないが私個人は小説でココまではいらないなぁ~。
登場人物の中には人情的で好感が持てる人もいるが、どうも暴力的で行き当たりばったりな主人公の探偵にハードボイルド特有のかっこよさや渋さを感じることが最後まで出来なかった。

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2017年01月31日

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初めは主人公の探偵がカッコつけなのに弱くて、ギャグなのか真面目にやってるのか良く分からなかったですが、個々の事件が一つに繋がっていくストーリー展開はとても面白かったです。
全体的に主人公の暗さが苦手でしたが、脇役の矢能がカッコよかったです。と思ったら、続編の「アウト&アウト」は矢能が主人公のようなので、こちらも読んでみたいと思います。

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2014年09月18日

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読みやすい。
ハードボイルドな探偵小説。
人殺しを厭わない元刑事の探偵。
ただ、設定は面白いのだけれど、
話の展開にメリハリがありませんでした。

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2014年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

藁の盾のあとがきで面白いとあったので読んでみました。
そしたら藁の盾より、こちらのほうがよかった!
スピード感がすごくて、いっき読み!
矢能さんが素敵なキャラですね。カッコいい。
肉体的にも精神的にもエグイ作品で、
簡単に言うならハードボイルド物って感じなのかな?
「どうせ最後はハッピーエンド」説を裏切ってくれたお話です。

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2013年07月10日

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ネタバレ

こういうハードボイルドものって、どれくらいぶりだろう…。
本屋の店員コメント見て購入。
読む前に「ビーバップハイスクール」を書いたマンガ家さんの作品だと知り、読んでてなるほど・・・と思うことも。
最初の方、描写がマンガチックだなーと思ったんでね。

最初はいきがってるクセにあまりにも弱すぎる探偵(主人公)にびっくり。
描写にも入り込めず、1章も2章も、なんか救いようのない虚無感しか残らない読後感。途中で読むのやめようかなーと思った。
でもがんばって3章まで読み進めたら、ん?ちょっと先が気になるようになってきた!

そしてラストまで読んで…おもしろかったです。
終わり方がこれまたマンガちっくといいますか、ビーバップの絵柄で書いたマンガが目に浮かびます。

ハードボイルドっていうと、強くてカッコイイ主人公を好むので、弱っちい主人公のためちょっと評価さげてしまいました。
同じくちょっとした弱さで評価さげちゃうもののおもしろいハードボイルドものといえば、私は新宿鮫シリーズを推します。
そういうの好きな方はぜひ。

でも、この本の続編もあるんですね。
それも読んでみようかなぁって思わせる作品ではありました。

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2012年07月18日

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アウトアンドアウトの前の話。

アウトアンドアウトの前に読んでおけばよかったぁ。

探偵の名前は最後までわからなかったな・・・。
かっこいいけど弱いんだ。
それでも立ち上がる探偵さん、かっこいい。

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2011年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだかなァ、と言う感じの本。
終わり方は好きなんだが、探偵と言うにはパンチが弱過ぎて……
そして実際弱過ぎて……

中途半端な本、と言う印象。

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2011年12月05日

Posted by ブクログ

最近ハードボイルドと言われる作品を読んでなかったのですが、先日北方謙三氏の作品を読んでから少しハードボイルド作品を読むようになりました。

ん〜なんだかハードボイルド作品に出て来る人達って皆同じ口調で喋るんでしょうね??

そんな疑問はさておき、ハードボイルド作品を読んでいてなんだか妙に違和感を感じるのは私だけなんでしょうか?

もちろん物語としては面白いのですが、あまりにも人が死に過ぎる…

ホラー小説ならそれも全く気にならないのに、なぜかハードボイルド作品の時にはそれが気になってしまう。。。

この違和感の招待がイマイチ自分で掴めてないのが最近の悩み。(笑)

しかし、先にも書きましたが面白い物語でした。

主人公である探偵の私と、その私を見守ることになった中年やくざの矢能の会話はなかなか秀逸です。

そして迎えるエピローグでの元やくざの探偵の語りは見事の一言です。

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2011年08月08日

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