あらすじ
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物は悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。笑って泣ける人情小説。
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Posted by ブクログ
大好きな森沢明夫さんのこの本、ようやく読めました。とってもよかったぁ。
みんな顔を合わす時は冗談をいいあうけど、人には言いにくい悩みを抱えていることなんてざらにある。そんな時にゴンママの言葉にみんな救われていい方向に向かって行くところがとてもよかった。
そのゴンママも、カオリさんに救われる。巡り巡ってる。なんか自分のモヤモヤも晴れる気がします。
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ミステリーを読むことが多くてちょっと違うのをみたくなってこの本を取りました。ほっこりするないようです。ゴンママの「人生に大切なのは自分に何が起こったかじゃなくて、起こったことにたいして自分がなにをするか、なのよ」というくだりはじーんときます。
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人は24時間365日を生きているけれど、その大部分を他人は知らない。
一緒に過ごしたり、話を聞いたり、SNSを見たりしても、それはその人のほんの一部でしかなく、その裏には誰にも見せない苦しみや悲しみ、迷いやずるさがある。
この物語は、そんな人には見えない部分を「ゴンママ」という存在を通して、とても丁寧に描いているように感じました。誰かに相談し、何気ない一言をもらうことで、その人の誰にも知られていない時間や気持ちが少しずつ変わっていく。
楽しそうに見える人にも、きっといろいろなことがある。親子、兄弟、仕事、恋愛、結婚。朝昼晩、春夏秋冬、それぞれの人がそれぞれの時間と気持ちを抱えて生きている。
そんな当たり前だけれど忘れがちなことに、改めて気づかせてもらえた一冊でした。物語も面白く、心に残る言葉も多い、とても好きな作品です。
Posted by ブクログ
餞別
連作短編集
各編はスポーツジムの会員たちが主人公
思春期の高校生の娘との関係に悩むサラリーマン
ジムに通い体を絞ることで得た心境の変化とは?
人気漫画家の美鈴
人気すぎてしばらく実家には帰れてない
学校にも家庭にも居場所がなく
屈折している男子高校生のシュン
事務局には通うもののダラダラとトレーニング
が、ある人物とジムで出会ったことから
本気てトレーニングに取り組むことに
マシンガントークが特徴の歯医者だが
実は無言恐怖症で、その理由が徐々に明かされる
セロテープで本のカバーの補修をしてはいけない
零細企業の社長、妻を亡くすもまだまだ現役
69歳
ゆとり世代の社員との距離を感じるが
意外にも、、、
自身に重ねて読んでしまった
最後は5人の登場人物にそれぞれ関わる、
個性的なキャラクター
身長2メートル筋骨隆々の権田ママ、略してゴンママ
ゲイ
全ての作品は彼女の経営するスナック
彼女の胸の内に秘められている孤独感
それを癒す言葉
どの作品にもカクテルとそれを意味する言葉が登場
気持ちを花言葉に例えて花を贈るように
カクテル言葉をうまく小道具に使っている
Posted by ブクログ
何でしょう…とってもいい本でした。
これは何かのサイトの広告か?あるいはお勧めの本の紹介・・だったか…
とてもしみじみいい人…達で、涙は勝手に出てくるし、うれしくなるし。
10年以上前の…まだまだたくさんあるんですね…こんないい本…
Posted by ブクログ
【あらすじ】
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。昼はジムで鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物には悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。
いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。
笑って泣ける人情小説。
こんなこと書いて大丈夫なのか?と思うほどガッツリな下ネタも交えて展開されるゴンママと愉快な仲間たちの日々。
森沢明夫さんはこんな作品も書くのか!と少し驚きました。
笑えて泣ける、とは正にこの作品の良さを言い得ているなと思いました。
【ゴンママ名言】
①
言葉ってのはね、大事なことほど小声でささやくものなの。その方が相手の心の奥にまでしっかり届くんだから。
②
あなたが生きられるのは、いまこの瞬間だけなのよ。過去と未来を思い煩っても、それは無駄なだけ。
やり直すことのできない過去を悲しんでいたら、せっかく生きている「いま」が不幸になっちゃうだけでしょ?
それにね、まだ来てもいない未来を不安がっても仕方ないじゃない。
大切な「いま」をつまらなくするだけだわ。
いまこの瞬間だけをしっかり味わっていきなさい。
「スナックひばり」のような、自分が自分らしくいられる素敵な場所が自分にもあったらいいなと思いました。
Posted by ブクログ
友達のオススメ。
スポーツジムに集まる愉快な面々を中心としたコンポジット小説。主に「スナックひばり」のママ、通称ゴンママを通じて登場人物達が救われていく様子が描かれている。
自分の心に残った短編は、最終編「権田鉄雄の阿吽」だった。最初に述べたように、人々の背中をそっと自らの言葉で押してきたゴンママだったが、最後の短編では一転してゴンママ自身も人生に苦悩していることが露わになる。そこが自分としては印象的であり、より言動に深みを持たせる要因になっていると思った。後、個人的に過去自分が救った人物に、後々自分が救われる展開が好き。
読み終わった後、読んでいる自分自身もどこか救われた気分になる小説。オススメです。
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早く本を開いてゴンママに会いたくなった。2日で読み終えてしまったのが寂しいけど、読めばすぐにまた会えるとも思える温かいキャラクターたちにぞっこん!
小説を読んで声を出して笑うことなんてあるんだと読むほどに引き込まれて行った。
シュンくんにサイコーでサイテーな大人と言われるような大人になりたい。
Posted by ブクログ
とても良かった!!
ゴンママ、会ってみたい。スナックひばり、行きたい。
他人にかける言葉はあっても
自分にかける言葉が見当たらない。
他人を救おうとするけど
自分を救う方法がわからない。
そんなゴンママもよく分かる!!!
心にゴンママを住ませて過ごしてみよう!
Posted by ブクログ
前から読んでみたい本の一つで、やっと手に取ることができました。ジムのトレーナーであり、スナックのママであるゴンママのところに悩める人たちが集まり、成長していく姿に惹き込まれました。
キャラクターごとの短編になっていて一気に読みました。中でも、歯科医の話しが一番印象に残りました。オススメの一冊です!!
Posted by ブクログ
森沢さんのお話は本当に登場人物が全員ちゃんと人間くさくて、泥臭いし綺麗事だけみせるわけじゃないのにみんなやさしくて人情みがあってすばらしい
解説でも書いてたけどやさしい人たちをこれだけ出して、単純なお話にならないのがすごい
Posted by ブクログ
身長2メートル超のマッチョなオカマ、ゴンママとそのジム仲間のお話。
スナックを営むゴンママはジム仲間の悩みに合うカクテルを提供する。
ゴンママの毒っぽい言葉も下ネタも励ましの言葉も全部がいい。
笑って泣ける人情小説。
冴えないサラリーマン、売れっ子漫画家、大人をサイテーだと思っている男子高校生、おしゃべりな歯科医、パワフルなシャチョー、そして実は孤独なマッチョなオカマ。
全ての主人公のお話が笑えるし、グッとくるしあったかい。
みんなそれぞれ誰かを思い一生懸命生きているし、どこか自分と重なるような部分もあっていつのまにかほろっとくるところがいい。
出てくるみんなが魅力的なのであっという間に読めてしまった。
ぜひゴンママに会ってウィンクしてもらいたい。
Posted by ブクログ
カクテルにいろんな意味があったなんて知らなかった。言葉ってすごいなぁ。心にぴたっと寄り添ってくれるんだもんなぁ〜としみじみ。
どのお話も悩みを面白く打破していて、くすっと笑っちゃいました。
Posted by ブクログ
凄く良かった!
ジムで筋肉作りに勤しむゴンママことマッチョなオカマママと、その仲間たちの物語。
読み始めは、あまりにもうだつの上がらない登場人物が出てきたので、あれ?救いようのある話になってくれるのだろうか?と不安になったけど、彼を含め登場人物たちは、ものの考え方を変え、次第に好転してき、幸せというものを感じれるようになっていく。
ものの考え方次第・・と気付くきかっけをくれるのが、「スナックひばり」のゴンママや美少女バーテンダーのカオリちゃん。
どのエピソードも、ゴンママやかおりちゃんの温かさがこちらにも届き、登場人物に親近感を感じながら読めた。
登場人物のキャラクター(特にゴンママ)に笑え、感動でなける本。
心が疲れている方にもお勧めの一冊。
Posted by ブクログ
2026/08/29
すごく心温まる話だった。
明るすぎず暗すぎず、明るい中に暗さがあって、人間らしさをすごく感じた。
ごんママはいいことを言う。
阿吽、孤独、不安、愛
人間の悩みというのは、それぞれであるなあ
ジムのああいう輪の中に入ってみたいなあ
Posted by ブクログ
時に、家族や職場の仲間から離れて、まったく別のコミュニティに身を置くことに憧れました。そのためには、重い腰を上げて、新たな環境へ一歩ふみだすことが必要ですね。
歳を重ねるにつれて、柔軟性のない凝り固まった頭の自分がいたり、過去を振り返って悔やんだり、先を不安に思う自分がいたりします。そんなときは、ゴンママの言葉を唱えてみます。
メモ
やり直すこのできない過去を悲しんでいたら、せっかく生きている「いま」が不幸になる。まだ来てもいない未来を不安がっても仕方ない。大切な「いま」をつまらなくするだけ。それが幸せに生きる極意。
2026,8/1-4
Posted by ブクログ
巨漢でマッチョなオカマのゴンママを通じて、ちょっと笑えてちょっと泣けるようなお話が詰まっていました。ゴンママが通うジムの個性的なジム仲間たち一人一人にフォーカスを当てた連作短編集のような感じでした。
始まりの少し暗い雰囲気の真夜中の場面が最後の章である権田鉄雄に繋がり、いつも明るいゴンママに迫るお話となる。ゴンママのキャラクターははじめからとても好きだったが、最後のお話で更に好きになった。
映画が公開されていたことを知らずに小説を読んでいました。映画もまた見てみたい。
Posted by ブクログ
壮大なことは特に起こらないけど、掛け合いがテンポ良くてキャッチーなキャラクターで面白い
そんなに昔の出版でもないのに令和の時代にはコンプラに引っかかってもう出てこなさそう
ゴンママの下ネタは大丈夫だけど、シャチョーのはきっつい笑
末次庄三郎の謝罪は下ネタ言い過ぎたことを謝罪する話かと思ったのに。チャチョーはちょっと読むの厳しかったかな
Posted by ブクログ
強烈なキャラクターたちとそれに負けないストーリー。ゴンママが他人に与えられた分最後に返ってきて救われたのが良かった。
阿吽の話と、夢は叶えるもの、過去を正解にするためがとても印象に残った。
こういうサードプレイス的バーとかスナック行きたい
Posted by ブクログ
マッチョなオカマのゴンママを中心に、心に傷のあるそれぞれの登場人物が、少しずつ癒されていく心温まるオムニバス作品。
それぞれちょっと難がある個性豊かな面々だが、共感できる部分も多く好感が持てる。
作品の中で歯科医の話は自然に涙が出てくる良い話だった。
心が癒されるとても良い作品だった。
Posted by ブクログ
森沢さんの小説はいつも大事な言葉を伝えてくれる。
本書にも心に響く言葉が小声で(大声で?笑)たくさんささやかれています。
ちょっと登場人物達のキャラに圧倒されたけど!
Posted by ブクログ
「身長2メートル越のマッチョなオカマ・ゴンママ」
このフレーズに惹かれて手にした1冊。
職種や境遇の異なる人々がゴンママを囲み、ゴンママの紡ぐ暖かくも力強い言葉に勇気づけられる物語。
人は誰しも苦悩と出会うが、そんな時、ゴンママが私に優しく語りかけてくれている様な、大丈夫だと背中を押してくれている様な、不思議な錯覚に陥った。
Posted by ブクログ
登場人物それぞれが抱える痛みや葛藤に共感。少しずつ前を向いていく姿に心が温かくなる。主人公が違うオムニバス形式で、読み終えた後にホロリと涙したり優しさがじんわりと残ったりと、日常の大切さに気づかせてくれる一冊だった。
映画化もされてたみたい。
Posted by ブクログ
2023.6.5
★3.6
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。
昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物は悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。笑って泣ける人情小
説。
登場する人みんな個性的で面白くて優しくてユーモアに溢れた人ばかり。だけど、人知れず悩みを抱えていて、ゴンママが紡ぐ言葉とかおりちゃんが作るカクテルとその意味で光の方へ導いてくれるお話。
歯科医の四海さんのお話は目頭も心も熱くなってでも最後は、希望に包まれた感じがして良かった。
どのお話でもゴンママの言葉とそれぞれの苦悩にリンクした意味を持つカクテルで、生き方のヒントを与えてくれるような暖かいお話で、現実の辛さを直視しつつも、人生は生きるに値することを静かに肯定してくれる小説。花言葉ならぬカクテル言葉いいな。
✍︎はっぴいのどきどき。
#さとの本棚
Posted by ブクログ
気軽に読めて嫌な人が出てこない、どんな人でも孤独や閉塞感に押しつぶされそうになるときはあるよなあ〜
私がこのバーに通ってたら、あまりの下ネタに苦笑いすることになりそうだなと思いながら読んでた。でもゴンママのいるバーは絶対に通いたい
Posted by ブクログ
第一章 本田宗一の追伸
本田宗一
四十五歳。小さな厚紙加工メーカーの営業課長補佐。SABに通う。ケラちゃん。
田中清史郎
一代で築き上げた中堅のコンドームメーカー清史郎ゴム株式会社の社長。
朋子
宗一の妻。
彩夏
宗一の一人娘。
鈴木
スポーツクラブSABのスタッフ。
権田
ゴンママ。SABの常連。オカマ。「スナックひばり」を経営するママ。身長二メートルを超える巨漢。
チロ
野良猫。スナックひばりの番猫。
カオリ
学級委員系メガネ女子。
四海良一
金髪ソフトモヒカン。歯医者。センセー。
末次庄三郎
いつもすけべなことばかり考えている広告代理店の社長。シャチョー。六十八歳。SABのフリーウェイトゾーンの常連。
国見俊介
小生意気で現役高校生。顔立ちはアイドルみたいな美形。SABのフリーウェイトゾーンの常連。
井上美鈴
謎のセクシー美女。二十五歳くらい。SABのフリーウェイトゾーンの常連。
第二章 井上美鈴の解放
井上美鈴
超売れっ子の漫画家。ペンネーム月影拓巳。
ゴンママ
権田鉄雄。
カオリ
麻美
美鈴のアシスタント。二十二歳。
チロ
美鈴の母
美鈴の父
重篤なレベルのCOPD患者。
西山
美鈴の担当編集者。入社二年目。
シャチョー
シュン
小生意気な高校生。
第三章 国見俊介
シュン
国見俊介。特技は紙ヒコーキ作り。紙ヒコーキ日記というブログを書いている。両親は六年前に離婚。
美鈴
ゴンママ
シャチョー
クマゴロウ
紙ヒコーキ日記の読者。八戸で縄文文化の研究をしている考古学者。
俊介の父
多忙な外資系の商社マン。
向山恵那
俊介の小学六年のときの同級生で吹奏楽部。卒業と同時に引っ越した。ジムで再会。
ケラ
センセー
チロ
カオリ
片桐
四角四面のカタブツで知られる数学の教師。
柳井
シュンの後ろの席。一年生ながら野球部で活躍している。
辻野
帰宅部。筋トレにハマっている。プロレスファンで坊主頭。
第四章 四海良一の蜻蛉
四海良一
センセー。
美鈴
ケラ
シャチョー
シュン
ゴンママ
葉月
センセーの娘。小児癌で三年前に亡くなる。
由佳
センセーの妻。
かおり
第五章 末次庄三郎の謝罪
シャチョー
末次庄三郎。社員数四名の末次プランニングの社長。三十五歳のときに起業。
マスター
純喫茶のマスター。
笹部
シャチョーの起業のパートナー。大学時代の同級生。脳卒中で植物状態になり、半年で逝ってしまった。
相原定子
末次プランニングのお局さま。まもなく五十歳。
小宮山道子
末次プランニングの四十を超えた独身女。人と接するのが極端に苦手なタイプ。
森田光輝
末次プランニングの入社三年目。
三田村友美
末次プランニングの入社二年目。
センセー
美鈴
ゴンママ
ケラ
シュン
カオリ
大原勉
福幸苑の広報担当。
第六章 権田鉄雄の阿吽
ゴンママ
タカちゃん
四十路風情のサラリーマン。
カオリ
チロ
矢島
馴染みの酒屋のお兄ちゃん。
白髪キノコ先生
女性医師。
夜勤の看護師
美鈴
シュン
センセー
シャチョー
ケラ