あらすじ
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物は悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。笑って泣ける人情小説。
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。昼はジムで鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物には悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。
いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。
笑って泣ける人情小説。
こんなこと書いて大丈夫なのか?と思うほどガッツリな下ネタも交えて展開されるゴンママと愉快な仲間たちの日々。
森沢明夫さんはこんな作品も書くのか!と少し驚きました。
笑えて泣ける、とは正にこの作品の良さを言い得ているなと思いました。
【ゴンママ名言】
①
言葉ってのはね、大事なことほど小声でささやくものなの。その方が相手の心の奥にまでしっかり届くんだから。
②
あなたが生きられるのは、いまこの瞬間だけなのよ。過去と未来を思い煩っても、それは無駄なだけ。
やり直すことのできない過去を悲しんでいたら、せっかく生きている「いま」が不幸になっちゃうだけでしょ?
それにね、まだ来てもいない未来を不安がっても仕方ないじゃない。
大切な「いま」をつまらなくするだけだわ。
いまこの瞬間だけをしっかり味わっていきなさい。
「スナックひばり」のような、自分が自分らしくいられる素敵な場所が自分にもあったらいいなと思いました。
Posted by ブクログ
友達のオススメ。
スポーツジムに集まる愉快な面々を中心としたコンポジット小説。主に「スナックひばり」のママ、通称ゴンママを通じて登場人物達が救われていく様子が描かれている。
自分の心に残った短編は、最終編「権田鉄雄の阿吽」だった。最初に述べたように、人々の背中をそっと自らの言葉で押してきたゴンママだったが、最後の短編では一転してゴンママ自身も人生に苦悩していることが露わになる。そこが自分としては印象的であり、より言動に深みを持たせる要因になっていると思った。後、個人的に過去自分が救った人物に、後々自分が救われる展開が好き。
読み終わった後、読んでいる自分自身もどこか救われた気分になる小説。オススメです。
Posted by ブクログ
早く本を開いてゴンママに会いたくなった。2日で読み終えてしまったのが寂しいけど、読めばすぐにまた会えるとも思える温かいキャラクターたちにぞっこん!
小説を読んで声を出して笑うことなんてあるんだと読むほどに引き込まれて行った。
シュンくんにサイコーでサイテーな大人と言われるような大人になりたい。
Posted by ブクログ
とても良かった!!
ゴンママ、会ってみたい。スナックひばり、行きたい。
他人にかける言葉はあっても
自分にかける言葉が見当たらない。
他人を救おうとするけど
自分を救う方法がわからない。
そんなゴンママもよく分かる!!!
心にゴンママを住ませて過ごしてみよう!
Posted by ブクログ
前から読んでみたい本の一つで、やっと手に取ることができました。ジムのトレーナーであり、スナックのママであるゴンママのところに悩める人たちが集まり、成長していく姿に惹き込まれました。
キャラクターごとの短編になっていて一気に読みました。中でも、歯科医の話しが一番印象に残りました。オススメの一冊です!!
Posted by ブクログ
森沢さんのお話は本当に登場人物が全員ちゃんと人間くさくて、泥臭いし綺麗事だけみせるわけじゃないのにみんなやさしくて人情みがあってすばらしい
解説でも書いてたけどやさしい人たちをこれだけ出して、単純なお話にならないのがすごい
Posted by ブクログ
身長2メートル超のマッチョなオカマ、ゴンママとそのジム仲間のお話。
スナックを営むゴンママはジム仲間の悩みに合うカクテルを提供する。
ゴンママの毒っぽい言葉も下ネタも励ましの言葉も全部がいい。
笑って泣ける人情小説。
冴えないサラリーマン、売れっ子漫画家、大人をサイテーだと思っている男子高校生、おしゃべりな歯科医、パワフルなシャチョー、そして実は孤独なマッチョなオカマ。
全ての主人公のお話が笑えるし、グッとくるしあったかい。
みんなそれぞれ誰かを思い一生懸命生きているし、どこか自分と重なるような部分もあっていつのまにかほろっとくるところがいい。
出てくるみんなが魅力的なのであっという間に読めてしまった。
ぜひゴンママに会ってウィンクしてもらいたい。
Posted by ブクログ
カクテルにいろんな意味があったなんて知らなかった。言葉ってすごいなぁ。心にぴたっと寄り添ってくれるんだもんなぁ〜としみじみ。
どのお話も悩みを面白く打破していて、くすっと笑っちゃいました。
Posted by ブクログ
わかりやすい内容。孤独な時間についてがテーマなのかな。
第1話 本田は仕事がパッとしないうえに、家でも妻と娘から空気のように扱われている。お腹の贅肉を見て、ちょっと鍛えようかなとジムに入会した。筋肉モリモリのオカマに気に入られて、ダンベルでの鍛え方を教えてもらう。ジムの効果は徐々に出てきていた。ある日娘がフランスに料理修行に行ってシェフになりたいと言い出す。一気に冷戦状態に。妻に食事に誘われて行ってみると、娘が働いているレストランだった。娘から手紙をもらう。
第2話 美鈴はマッチョで美人な人気漫画家である。高校卒業後すぐに漫画の道に入った。アシスタントの麻美とコツコツバトル漫画を描いている。ストレス発散にジムに行ってダンベルを運んでいた時に右手の指を負傷した。
第3話 俊介は紙飛行機作りが得意で、ブログも書いている。両親は離婚していて、父方に引き取られているが、父は仕事が忙しくて帰ってこない。ジムで小学校同級生の恵那と出会った。恵那はすぐにジムのみんなと仲良くなる。
第4話 歯科医の四海は5歳の子供を小児癌で亡くしていた。妻とはうまくいってない。マシンガンのように沈黙を埋めるようにしゃべりつづける。
第5話 末次は周りの人にシャチョーと呼ばれている。パンフレットなどを作る会社で、実質4人で切り盛りしている。
第6話 権田鉄雄、通称ゴンママはビールケースを運んでいる時に転んでしまい、流血の事態になり、頭皮を縫合して、入院した。ゴンママは秒針の音が怖くてたまらない。
Posted by ブクログ
シンプルな感想を言わせて頂くと
面白い!!!
心温まる小説で
テンポも良くてスラスラ読める。
普段、本を読まない人に
「何かオススメの本ありますか?」
って聞かれたら、この本を薦めることにする。
必ず満足してもらえると思う。
Posted by ブクログ
スナックひばりのオーナーであり身長2メートルのマッチョなオカマ・ゴンママと、ジムに通う仲間たちの心温まるお話。時にクスクス笑い、時に涙がこぼれる、まさに森沢ワールドを満喫できました。
スナックひばりの可愛いバーテンダー・カオリちゃん、ジム仲間のケラさん、美鈴ちゃん、シュン君、センセー、シャチョー・・・みんな、それぞれ人生に悩みを抱えながらも今を大切に生きている素敵な人たちです。そして、折に触れ発せられるゴンママの言葉が、皆を勇気づけてくれる・・・もちろん、読者である私も元気と癒しをいっぱい頂きました。
ゴンママの言葉たちのなかで「阿吽」について語ったところ(p349)を引用します。
(ここから)
あなたが生きられるのは、いまこの瞬間だけなのよ。過去と未来を思い煩っても、それは無駄なだけ。
やり直すことのできない過去を悲しんでいたら、せっかく生きている「いま」が不幸になっちゃうだけでしょ?それにね、まだ来てもいない未来を不安がっても仕方ないじゃない。大切な「いま」をつまらなくするだけだわ。
辛い過去になんてとらわれないで、未来の不安もぜーんぶ忘れて、いまこの瞬間だけをしっかりと味わって生きなさい。
それが、禅の「幸せに生きる極意」なのよ。
(ここまで)
Posted by ブクログ
やばいめっちゃすきかもゴンママ
みんなの物語どれも素敵だサクサク読めた
四海さんの話と、シュンくんのはなし印象的あと美鈴さんも。美鈴さんみたいな素敵な女性になりたい
Posted by ブクログ
心に栄養をこれる本。
ちょっと変わったメンバーが織りなすアンソロジー。一人一人キャラが立っていて、その一人一人に物語がある。
みんなで楽しく支え合いつつ、肝心なところは自分で立ちあがろうとする強さに痺れました。
娘のために頑張るケラさんも、マシンガントークの四海さんも、バーテンのかおりちゃんも、ゴンママもみんな大好き!
こんな人たちと出会いたいと切実に思いました。
Posted by ブクログ
凄く良かった!
ジムで筋肉作りに勤しむゴンママことマッチョなオカマママと、その仲間たちの物語。
読み始めは、あまりにもうだつの上がらない登場人物が出てきたので、あれ?救いようのある話になってくれるのだろうか?と不安になったけど、彼を含め登場人物たちは、ものの考え方を変え、次第に好転してき、幸せというものを感じれるようになっていく。
ものの考え方次第・・と気付くきかっけをくれるのが、「スナックひばり」のゴンママや美少女バーテンダーのカオリちゃん。
どのエピソードも、ゴンママやかおりちゃんの温かさがこちらにも届き、登場人物に親近感を感じながら読めた。
登場人物のキャラクター(特にゴンママ)に笑え、感動でなける本。
心が疲れている方にもお勧めの一冊。
Posted by ブクログ
強烈なキャラクターたちとそれに負けないストーリー。ゴンママが他人に与えられた分最後に返ってきて救われたのが良かった。
阿吽の話と、夢は叶えるもの、過去を正解にするためがとても印象に残った。
こういうサードプレイス的バーとかスナック行きたい
Posted by ブクログ
マッチョなオカマのゴンママを中心に、心に傷のあるそれぞれの登場人物が、少しずつ癒されていく心温まるオムニバス作品。
それぞれちょっと難がある個性豊かな面々だが、共感できる部分も多く好感が持てる。
作品の中で歯科医の話は自然に涙が出てくる良い話だった。
心が癒されるとても良い作品だった。
Posted by ブクログ
森沢さんの小説はいつも大事な言葉を伝えてくれる。
本書にも心に響く言葉が小声で(大声で?笑)たくさんささやかれています。
ちょっと登場人物達のキャラに圧倒されたけど!
Posted by ブクログ
「身長2メートル越のマッチョなオカマ・ゴンママ」
このフレーズに惹かれて手にした1冊。
職種や境遇の異なる人々がゴンママを囲み、ゴンママの紡ぐ暖かくも力強い言葉に勇気づけられる物語。
人は誰しも苦悩と出会うが、そんな時、ゴンママが私に優しく語りかけてくれている様な、大丈夫だと背中を押してくれている様な、不思議な錯覚に陥った。
Posted by ブクログ
登場人物それぞれが抱える痛みや葛藤に共感。少しずつ前を向いていく姿に心が温かくなる。主人公が違うオムニバス形式で、読み終えた後にホロリと涙したり優しさがじんわりと残ったりと、日常の大切さに気づかせてくれる一冊だった。
映画化もされてたみたい。
Posted by ブクログ
2023.6.5
★3.6
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。
昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物は悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。笑って泣ける人情小
説。
登場する人みんな個性的で面白くて優しくてユーモアに溢れた人ばかり。だけど、人知れず悩みを抱えていて、ゴンママが紡ぐ言葉とかおりちゃんが作るカクテルとその意味で光の方へ導いてくれるお話。
歯科医の四海さんのお話は目頭も心も熱くなってでも最後は、希望に包まれた感じがして良かった。
どのお話でもゴンママの言葉とそれぞれの苦悩にリンクした意味を持つカクテルで、生き方のヒントを与えてくれるような暖かいお話で、現実の辛さを直視しつつも、人生は生きるに値することを静かに肯定してくれる小説。花言葉ならぬカクテル言葉いいな。
✍︎はっぴいのどきどき。
#さとの本棚
Posted by ブクログ
登場人物それぞれの悩みから解決?までが描かれていてスッキリした気持ちで読み終わることができた
どんなに元気に見える人でも、悩みはあって周りの人達が助け合うことの大切さを感じれる物語だった
Posted by ブクログ
第一章 本田宗一の追伸
本田宗一
四十五歳。小さな厚紙加工メーカーの営業課長補佐。SABに通う。ケラちゃん。
田中清史郎
一代で築き上げた中堅のコンドームメーカー清史郎ゴム株式会社の社長。
朋子
宗一の妻。
彩夏
宗一の一人娘。
鈴木
スポーツクラブSABのスタッフ。
権田
ゴンママ。SABの常連。オカマ。「スナックひばり」を経営するママ。身長二メートルを超える巨漢。
チロ
野良猫。スナックひばりの番猫。
カオリ
学級委員系メガネ女子。
四海良一
金髪ソフトモヒカン。歯医者。センセー。
末次庄三郎
いつもすけべなことばかり考えている広告代理店の社長。シャチョー。六十八歳。SABのフリーウェイトゾーンの常連。
国見俊介
小生意気で現役高校生。顔立ちはアイドルみたいな美形。SABのフリーウェイトゾーンの常連。
井上美鈴
謎のセクシー美女。二十五歳くらい。SABのフリーウェイトゾーンの常連。
第二章 井上美鈴の解放
井上美鈴
超売れっ子の漫画家。ペンネーム月影拓巳。
ゴンママ
権田鉄雄。
カオリ
麻美
美鈴のアシスタント。二十二歳。
チロ
美鈴の母
美鈴の父
重篤なレベルのCOPD患者。
西山
美鈴の担当編集者。入社二年目。
シャチョー
シュン
小生意気な高校生。
第三章 国見俊介
シュン
国見俊介。特技は紙ヒコーキ作り。紙ヒコーキ日記というブログを書いている。両親は六年前に離婚。
美鈴
ゴンママ
シャチョー
クマゴロウ
紙ヒコーキ日記の読者。八戸で縄文文化の研究をしている考古学者。
俊介の父
多忙な外資系の商社マン。
向山恵那
俊介の小学六年のときの同級生で吹奏楽部。卒業と同時に引っ越した。ジムで再会。
ケラ
センセー
チロ
カオリ
片桐
四角四面のカタブツで知られる数学の教師。
柳井
シュンの後ろの席。一年生ながら野球部で活躍している。
辻野
帰宅部。筋トレにハマっている。プロレスファンで坊主頭。
第四章 四海良一の蜻蛉
四海良一
センセー。
美鈴
ケラ
シャチョー
シュン
ゴンママ
葉月
センセーの娘。小児癌で三年前に亡くなる。
由佳
センセーの妻。
かおり
第五章 末次庄三郎の謝罪
シャチョー
末次庄三郎。社員数四名の末次プランニングの社長。三十五歳のときに起業。
マスター
純喫茶のマスター。
笹部
シャチョーの起業のパートナー。大学時代の同級生。脳卒中で植物状態になり、半年で逝ってしまった。
相原定子
末次プランニングのお局さま。まもなく五十歳。
小宮山道子
末次プランニングの四十を超えた独身女。人と接するのが極端に苦手なタイプ。
森田光輝
末次プランニングの入社三年目。
三田村友美
末次プランニングの入社二年目。
センセー
美鈴
ゴンママ
ケラ
シュン
カオリ
大原勉
福幸苑の広報担当。
第六章 権田鉄雄の阿吽
ゴンママ
タカちゃん
四十路風情のサラリーマン。
カオリ
チロ
矢島
馴染みの酒屋のお兄ちゃん。
白髪キノコ先生
女性医師。
夜勤の看護師
美鈴
シュン
センセー
シャチョー
ケラ
Posted by ブクログ
どの話も心温まる話で面白かった。
ただ、みんな基本的な人柄は良いけど下ネタやセクハラが多くて、もし自分がこの中に入ったら終始苦笑いしてそうだと思った。
Posted by ブクログ
知り合いから借りた本。
森沢明夫さんの本はこれで3冊目。
どれも人情小説って言うのかな?
いい人たちばかりが登場して、ミステリーみたいに殺人や血を見たりすることもないので、すごくホンワカした気分になれる。
でも、この本はちょっとストーリーとして出来過ぎかなと多少思ったので星3つ。
気楽に読む本としてはいいかもしれない。
Posted by ブクログ
とてもほのぼのとしたジム通いの常連たちの物語。
これ程まで平和な物語は久しぶりに読み、特にどんでん返しや最後に伏線を回収していくような刺激は無かったが、ムキムキのスキンヘッドのオカマ ゴンママを始め、それぞれの登場人物の個性が分かりやすく強く描かれている意外にもスラスラ読み進めることが出来た。
内容としては『夢をかなえるゾウ』を思い出すような、ゴンママがジムの常連たちの悩みツラミを名言によって励ます、解決していく物語。途中、ただ綺麗事並べているだけだなとか思ったり、しゃちょーの物語には終始若者に対して苛立ちを覚えたりと思うことはあったのだが、それもまた自分の解釈度や思考が幼いのだなと自覚することが出来た。
Posted by ブクログ
・舞台は一貫しているが、一章ごとに主人公が異なる短編となっているため合間合間にサクッと読めた
・仲間たちの会話がちょっと芝居っぽい
・読後感が心地よい