あらすじ
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物は悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。笑って泣ける人情小説。
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Posted by ブクログ
身長2メートル超のマッチョなオカマ、ゴンママとそのジム仲間のお話。
スナックを営むゴンママはジム仲間の悩みに合うカクテルを提供する。
ゴンママの毒っぽい言葉も下ネタも励ましの言葉も全部がいい。
笑って泣ける人情小説。
冴えないサラリーマン、売れっ子漫画家、大人をサイテーだと思っている男子高校生、おしゃべりな歯科医、パワフルなシャチョー、そして実は孤独なマッチョなオカマ。
全ての主人公のお話が笑えるし、グッとくるしあったかい。
みんなそれぞれ誰かを思い一生懸命生きているし、どこか自分と重なるような部分もあっていつのまにかほろっとくるところがいい。
出てくるみんなが魅力的なのであっという間に読めてしまった。
ぜひゴンママに会ってウィンクしてもらいたい。
Posted by ブクログ
カクテルにいろんな意味があったなんて知らなかった。言葉ってすごいなぁ。心にぴたっと寄り添ってくれるんだもんなぁ〜としみじみ。
どのお話も悩みを面白く打破していて、くすっと笑っちゃいました。
Posted by ブクログ
わかりやすい内容。孤独な時間についてがテーマなのかな。
第1話 本田は仕事がパッとしないうえに、家でも妻と娘から空気のように扱われている。お腹の贅肉を見て、ちょっと鍛えようかなとジムに入会した。筋肉モリモリのオカマに気に入られて、ダンベルでの鍛え方を教えてもらう。ジムの効果は徐々に出てきていた。ある日娘がフランスに料理修行に行ってシェフになりたいと言い出す。一気に冷戦状態に。妻に食事に誘われて行ってみると、娘が働いているレストランだった。娘から手紙をもらう。
第2話 美鈴はマッチョで美人な人気漫画家である。高校卒業後すぐに漫画の道に入った。アシスタントの麻美とコツコツバトル漫画を描いている。ストレス発散にジムに行ってダンベルを運んでいた時に右手の指を負傷した。
第3話 俊介は紙飛行機作りが得意で、ブログも書いている。両親は離婚していて、父方に引き取られているが、父は仕事が忙しくて帰ってこない。ジムで小学校同級生の恵那と出会った。恵那はすぐにジムのみんなと仲良くなる。
第4話 歯科医の四海は5歳の子供を小児癌で亡くしていた。妻とはうまくいってない。マシンガンのように沈黙を埋めるようにしゃべりつづける。
第5話 末次は周りの人にシャチョーと呼ばれている。パンフレットなどを作る会社で、実質4人で切り盛りしている。
第6話 権田鉄雄、通称ゴンママはビールケースを運んでいる時に転んでしまい、流血の事態になり、頭皮を縫合して、入院した。ゴンママは秒針の音が怖くてたまらない。
Posted by ブクログ
シンプルな感想を言わせて頂くと
面白い!!!
心温まる小説で
テンポも良くてスラスラ読める。
普段、本を読まない人に
「何かオススメの本ありますか?」
って聞かれたら、この本を薦めることにする。
必ず満足してもらえると思う。
Posted by ブクログ
スナックひばりのオーナーであり身長2メートルのマッチョなオカマ・ゴンママと、ジムに通う仲間たちの心温まるお話。時にクスクス笑い、時に涙がこぼれる、まさに森沢ワールドを満喫できました。
スナックひばりの可愛いバーテンダー・カオリちゃん、ジム仲間のケラさん、美鈴ちゃん、シュン君、センセー、シャチョー・・・みんな、それぞれ人生に悩みを抱えながらも今を大切に生きている素敵な人たちです。そして、折に触れ発せられるゴンママの言葉が、皆を勇気づけてくれる・・・もちろん、読者である私も元気と癒しをいっぱい頂きました。
ゴンママの言葉たちのなかで「阿吽」について語ったところ(p349)を引用します。
(ここから)
あなたが生きられるのは、いまこの瞬間だけなのよ。過去と未来を思い煩っても、それは無駄なだけ。
やり直すことのできない過去を悲しんでいたら、せっかく生きている「いま」が不幸になっちゃうだけでしょ?それにね、まだ来てもいない未来を不安がっても仕方ないじゃない。大切な「いま」をつまらなくするだけだわ。
辛い過去になんてとらわれないで、未来の不安もぜーんぶ忘れて、いまこの瞬間だけをしっかりと味わって生きなさい。
それが、禅の「幸せに生きる極意」なのよ。
(ここまで)
Posted by ブクログ
やばいめっちゃすきかもゴンママ
みんなの物語どれも素敵だサクサク読めた
四海さんの話と、シュンくんのはなし印象的あと美鈴さんも。美鈴さんみたいな素敵な女性になりたい
Posted by ブクログ
心に栄養をこれる本。
ちょっと変わったメンバーが織りなすアンソロジー。一人一人キャラが立っていて、その一人一人に物語がある。
みんなで楽しく支え合いつつ、肝心なところは自分で立ちあがろうとする強さに痺れました。
娘のために頑張るケラさんも、マシンガントークの四海さんも、バーテンのかおりちゃんも、ゴンママもみんな大好き!
こんな人たちと出会いたいと切実に思いました。
Posted by ブクログ
とっても面白くて心がふんわりと
あたたかくなる作品です。
とあるスポーツクラブでトレーニングをするおかまのゴンママとその仲間たち。
いつも下ネタで和気あいあいと盛り上がる面々だけど、それぞれの日常には辛い事をかかえる一面もあり…
みんなをいつも笑わせたり元気づけたりしているゴンママにも寂しさや辛さがあり。
だからこそ、ゴンママは人に優しくいられるんですね。(;;)
『スナックひばり』私も行きたいって皆思っちゃうよねー♪^^
文句なしの★5です!
Posted by ブクログ
広くて狭いこの世界で、色んな人が色んなことを抱えて生きている。今まで生きてきた自分の人生や生き方はどうだっただろうと振り返ると共に、明日からは大なり小なり今日までとは少し違った一歩を踏み出してみようと思わせてくれる作品だった。
Posted by ブクログ
audible 。
身長2m超えのマッチョなオカマは筋トレ好きでスナックのママ。
彼の周りに集まる面白人間たちと一緒になっての大騒ぎ。
といっても実は憎めない人たちの人情ばなし。笑ってスッキリいたしましょう。森沢明夫さん、広がるねえ。
Posted by ブクログ
audible⭐︎
大好きな作家、森沢明夫さん♡
またまた心に沁みる物語に出会えた!
もーゴンママ最高⭐︎
こんな温かい人が集まるジムに通いたいし、ゴンママのお店に行きたいって終始思っていた。
そんなゴンママにも不安で押し潰される時がある。
何度も読み返したくなる本だった。
Posted by ブクログ
森沢明夫さんの作品は、書籍化されているものはほとんど読んできたつもりだった。
けれど、この『大事なことほど小声でささやく』だけは、なぜか手に取っていなかった。
正直に言えば、
「オカマのママの話なのかな?」という先入観があって、
少し避けていたのだと思う。
読まず嫌いとは、まさにこのことだった。
読後、そんな自分を反省しつつ、
森沢さんに心の中で謝っていた。
物語の舞台はスポーツジムとスナック。
そこに集う人たちは、個性的な人ばかりだ。
冴えないサラリーマン、売れっ子の少年漫画家である美女、
スケベな広告代理店の高齢社長、
生意気だけれどどこかシャイな高校生、
マシンガントークの金髪ソフトモヒカン歯科医。
そして、彼らと関わる
マッチョなオカマのスナックのママ・ゴンママと、
童顔で美人のバーテンダー。
登場人物たちはみな、
表向きの顔とは別に、
人には見せていない弱さや憂いを抱えて生きている。
それは「裏の顔」というよりも、
本来の姿に近いものなのかもしれない。
森沢明夫さんの物語が描いているのは、
そうした憂いが、人とのつながりの中で、
少しずつ形を変えていく過程だと思う。
劇的な成功や大きな奇跡が起こるわけではない。
けれど、人と人が関わることで生まれる
小さな気づきや、ほんのわずかな成長が、
生きる希望や優しさにつながっていく。
僕が森沢さんの作品を読むたびに涙を流してしまうのは、
この「つながりのあたたかさ」に触れたときなのだと思う。
それはきっと、自分自身が
人とのつながりを求めながら生きているからなのだろう。
物語の中で誰かが、
誰かとの関係の中で救われる瞬間に出会うと、
心が震えてしまう。
物語の終盤では、
これまで周囲に元気を与え、支えてきたゴンママ自身の憂いが語られる。
その弱さを知ることで、
それまでの物語すべてに、
静かな深みが加わっていった。
読み終えたあと、
派手な感動が残るわけではない。
けれど、胸の奥に、
じんわりとあたたかいものが残る。
森沢明夫さんの作品は、
読後、少しだけ世界を優しく見られるようになる。
この本もまた、
そんな力を持った一冊だった。
Posted by ブクログ
最初から最後までよかった。
ゴンママの人間の深さ自体は描かれてないのに、言葉の節々からそれが感じられるのが素敵。
ジムではみんな気丈に振る舞ってるけれど、それぞれいろいろな思いを抱えている。大人になってからでも人は変われるし成長できるんよなあ。
夢と阿吽の話がよかった。今を生きる。これがきっと共通のテーマ。今を大切にしたい。
Posted by ブクログ
当たり前の中にある大事なことを改めて認識させてくれる素晴らしい作品。
オカマのゴンママの言葉が的確でハッとさせられることが多く、読後感がとても良い小説であった。
「人生に大切なのはね、自分に何が起こったかじゃなくて、起こったことにたいして自分が何をするか、なのよ。」
「相手は変えられない。変えられるのは自分」
「目の前の他人って、じつは鏡のなかの自分の姿だって」
とりあえず、明日からジム通いを再開しよう。
Posted by ブクログ
森沢さんの小説はいつも大事な言葉を伝えてくれる。
本書にも心に響く言葉が小声で(大声で?笑)たくさんささやかれています。
ちょっと登場人物達のキャラに圧倒されたけど!
Posted by ブクログ
「身長2メートル越のマッチョなオカマ・ゴンママ」
このフレーズに惹かれて手にした1冊。
職種や境遇の異なる人々がゴンママを囲み、ゴンママの紡ぐ暖かくも力強い言葉に勇気づけられる物語。
人は誰しも苦悩と出会うが、そんな時、ゴンママが私に優しく語りかけてくれている様な、大丈夫だと背中を押してくれている様な、不思議な錯覚に陥った。
Posted by ブクログ
登場人物それぞれが抱える痛みや葛藤に共感。少しずつ前を向いていく姿に心が温かくなる。主人公が違うオムニバス形式で、読み終えた後にホロリと涙したり優しさがじんわりと残ったりと、日常の大切さに気づかせてくれる一冊だった。
映画化もされてたみたい。
Posted by ブクログ
2023.6.5
★3.6
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。
昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物は悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。笑って泣ける人情小
説。
登場する人みんな個性的で面白くて優しくてユーモアに溢れた人ばかり。だけど、人知れず悩みを抱えていて、ゴンママが紡ぐ言葉とかおりちゃんが作るカクテルとその意味で光の方へ導いてくれるお話。
歯科医の四海さんのお話は目頭も心も熱くなってでも最後は、希望に包まれた感じがして良かった。
どのお話でもゴンママの言葉とそれぞれの苦悩にリンクした意味を持つカクテルで、生き方のヒントを与えてくれるような暖かいお話で、現実の辛さを直視しつつも、人生は生きるに値することを静かに肯定してくれる小説。花言葉ならぬカクテル言葉いいな。
✍︎はっぴいのどきどき。
#さとの本棚
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登場人物それぞれの悩みから解決?までが描かれていてスッキリした気持ちで読み終わることができた
どんなに元気に見える人でも、悩みはあって周りの人達が助け合うことの大切さを感じれる物語だった
Posted by ブクログ
ゴンママが仲間達を励ます言葉に、
私も励まされる。
たくさんの付箋でいっぱいになった。
歯科医の四海先生の第4章は
涙、涙…泣けた
最終章で描かれる
みんなを励ますゴンママの孤独が本当に切なくて
生きるってままならないな〜と思いながら。
仲間達の優しさにも心温まる
Posted by ブクログ
1話ずつオムニバスで読みやすかった
それぞれの人生にゴンママさんが暖かくつながっている
4話の四海さんの話は涙が止まらなかった
今を生きる少し生きにくい人達に温かい感動をもらった
Posted by ブクログ
オムニバス形式だけど、つながってるって言うタイプの本。
そういう意味では、三人屋シリーズみたい。
でも、三人屋よりも明るいかも。
当然のことではあるけれど、同じ空間を共有する人でも、そこから出たらそれぞれの人生があるんだなぁって改めて自覚する本。
星1つ減らした理由は、情緒的な表現とか描写が少し一遍等だったり下手かなぁって個人的には思った。
涙の表現がいつも目の奥から雫がみたいな表現だったり、風の表現も少し似ていたかなぁって思った
でも、総じて良い本◎
Posted by ブクログ
知り合いから借りた本。
森沢明夫さんの本はこれで3冊目。
どれも人情小説って言うのかな?
いい人たちばかりが登場して、ミステリーみたいに殺人や血を見たりすることもないので、すごくホンワカした気分になれる。
でも、この本はちょっとストーリーとして出来過ぎかなと多少思ったので星3つ。
気楽に読む本としてはいいかもしれない。
Posted by ブクログ
とてもほのぼのとしたジム通いの常連たちの物語。
これ程まで平和な物語は久しぶりに読み、特にどんでん返しや最後に伏線を回収していくような刺激は無かったが、ムキムキのスキンヘッドのオカマ ゴンママを始め、それぞれの登場人物の個性が分かりやすく強く描かれている意外にもスラスラ読み進めることが出来た。
内容としては『夢をかなえるゾウ』を思い出すような、ゴンママがジムの常連たちの悩みツラミを名言によって励ます、解決していく物語。途中、ただ綺麗事並べているだけだなとか思ったり、しゃちょーの物語には終始若者に対して苛立ちを覚えたりと思うことはあったのだが、それもまた自分の解釈度や思考が幼いのだなと自覚することが出来た。
Posted by ブクログ
・舞台は一貫しているが、一章ごとに主人公が異なる短編となっているため合間合間にサクッと読めた
・仲間たちの会話がちょっと芝居っぽい
・読後感が心地よい
Posted by ブクログ
ゴンママがカオリちゃんに語った「夢は必ず叶えなさい」のくだりがとても心に刺さりました。
本作はマッチョなオカマがジム仲間たちの人生を良い方向に導いていく短編集ですが、1話1話が質・量ともにちょうどいいボリュームで、サクサク読み進めることができました。
「マッチョなオカマ」ならではの魅力がふんだんに描かれながらも、ジム仲間たちやゴンママ自身の人間味、彼らの人生模様も垣間見れる、素敵な短編集でした。
Posted by ブクログ
とあるジムに通う人々の日常の話。
ジムに通うという共通の趣味はあるが、それぞれの話は、それぞれの視点から見たり聞いたりしないと分からないもんだなと思った。
ジムでの会話があんまり好きではない内容が多かったが、楽しめた。
色々悩むことはあっても、笑って話せる相手というのはとても心強い存在だなと思う。
Posted by ブクログ
オカマのママはいいんだけど
全体的にあんまり好きになれるキャラクターじゃなかったかな。
おじさん耐性がないからかも。
下ネタ出るたび、うっっってなった。
文章自体は読みやすいし、出てくるカクテルも、スナックひばりも、設定もすごくいいんだけど