作品一覧 2024/04/26更新 アヒル命名会議 試し読み フォロー カッコの多い手紙 NEW 試し読み フォロー 何卒よろしくお願いいたします 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> イ・ランの作品をすべて見る
ユーザーレビュー アヒル命名会議 イ・ラン / 斎藤真理子 短編小説集には外れもあるけど、おもしろかった! 珍しいサイズで珍しい横書きで進む、新世代価値観の物語。 Posted by ブクログ アヒル命名会議 イ・ラン / 斎藤真理子 何なのだこの本は。フィクションなんだけど、どこかで私たちが思ってる「あれ?これっておかしいのでは?何かちょっと違う?」みたいなことを、不思議で可愛くユーモラスに書かれている。 私が感じている違和感を、数々の登場人物が一緒に持ってくれる。そしてその違和感は、決しておかしいことじゃなくて、それを限りなく...続きを読む自分の世界へと落とし込んでくれる。 Posted by ブクログ アヒル命名会議 イ・ラン / 斎藤真理子 はじめ、わ、横書き! とおどろいて、それから後書きにお母さんが寄稿していることでまたびっくり。 よみすすめていくと、けっこう母親との相克を題材にした作品がちょこちょこあるので(キョンヒ台風とか)それはきっとテーマのひとつなんだろうなと思い、そうなるとあとがきがまた、いっそう重く感じられたり(^_^;...続きを読む; じつは、毎日、お風呂に入りながら一編ずつ読んでいたのだが、どこからでも読めるし、それぞれの作品の感触がちがって、全体としてとてもよかった。 表題作の「アヒル命名会議」は、大丈夫なの?と思うくらい神がひどい(笑) 神がこしらえたアヒル様生物を命名することになって、サタンがduckはいかがでしょう? というと、ラファエルら太鼓持ち一同からいっせいに総スカンをくらい、神からは「なにさまのつもりなんだ?」と言われる始末。で、ラファエルがdamnはいかがでしょう?と提案すると、おっ、いいねと決まってしまう。よりにもよって(笑) なんちゅー話だw 「手違いゾンビ」「韓国人の韓国の話」「おまえのすべての動きを認知せよ」(新手の詐欺?)「キョンヒ台風」あたりがおもしろかった。 そうそう、あとがきに母親が寄稿しているのがすごくめずらしいなとびっくりしたのと、「キョンヒ台風」など、強い母親に苦しめられる話がいくつかはいっていたので「んん??」と思っていたのだが、『マザリング 現代の母なる場所』(中村 佑子)にあるイ・ランのインタビューをちらっと読んだら、父がDVの人で母は暴力をふるわれていた人だったんだ。だから母に自分の物語を取りもどしてほしかったんだね……。 Posted by ブクログ アヒル命名会議 イ・ラン / 斎藤真理子 韓国人作家の小説はいくつか読みどれも挑戦的な内容でしたが、本作も然り。 フェミニズム、キリスト教、貧困がブラックユーモアたっぷりに表現されていた。 女性が描く女性性の問題提起だからか、同性の私は共感できるものがあった。これが男性側からのメッセージだったら、きっと頓珍漢で憤りをもよおさせるものになった...続きを読むかもしれない。 どんな人もお互いに尊重して気持ちよく生きていける社会になれたらいい。 Posted by ブクログ 何卒よろしくお願いいたします イ・ラン / いがらしみきお / 甘栗舎 イ・ランもいがらしみきおも、どちらも好きな作家なので嬉しい。 韓国、日本と遠距離での文通のやり取りをまとめた本なのだけれど、今LINEやSNSのようにオンタイムでやり取りが可能になってしまう時代だからこそ、文通って素敵だな〜〜と思った。イ・ランさんは知的好奇心がとても強く、この世の色んな事を知りたい...続きを読む、感じたいって熱量がある人なのだなと。その熱量の球を、優しく受け入れるいがらし先生の大人の余裕、というか人間力… 世代も、国籍も、性別も違う(生まれ育ってきた環境もしかり)2人の手紙のやり取りからは、お互いアーティストとして、1人の人間として尊敬し合う純粋な感情が伝わってきた。 Posted by ブクログ イ・ランのレビューをもっと見る