【感想・ネタバレ】放課後にはうってつけの殺人のレビュー

あらすじ

1988年北海道千歳市。クリスマスイブの夜、十三歳の浅葉悟は、父の机から「血のついたコート」を発見する。テレビは白いワゴン車が絡む女児殺害事件を報じ、警察は町を巡回していた。父の乗る車もまた白いワゴンだったのだ。平穏な日常を守るために、悟は少し離れた林に行き、「血のついたコート」を焼くのだが、その一部始終をクラスメイトの見船美和に見られてしまう。見船は悟に「私といっしょに、犯人をさがしませんか?」と意外な提案を持ちかけるのだった。

乙一氏絶賛――目隠しをされて夜のドライブに連れ出されたような緊張感と暴力。なんて心を抉ってくる小説なんだ。胸が引き裂かれた後、食い散らされるような読書体験だった。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

想像を超える終幕に唖然とする小説。

正直、思春期時代にはなんともえげつない内容です。
最初の事件の結末や「血のついたコート」が父の抽斗から出てくる。
色々な謎が全て繋がった時の悍ましさは今でも忘れられません。
ずっとトラウマになりそうです。

ただし、続きが気になってページを捲る手が止まりませんでした。
それぐらい中毒性のある小説でした。
とにかくえげつない内容でした。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

 貴方は、子どもの頃にクリスマスプレゼントを見つけたときの感情を思い出せる?
 私は「中には何が入ってるのかな?」ってワクワクしながら、リボンを解いて包装紙を綺麗に剥がすのに必死になってた。一気開けるのが勿体なくて、ペリペリとすっごい時間をかけて包装紙を剥がしてプレゼントを開けた覚えがある。
 
 この小説はそんなクリスマスやプレゼントに関係ある心抉るもの。読み進めれば進めるほど、皮膚をベリベリと剥がされるような激痛がはしって痛い。本当に痛い。スラスラ読みやすい文章のなかに、しっかり抉ってくるあたり著者は凄い。主人公の浅葉が冒頭「こんなプレゼント欲しくなかった」って言ってるんだけど、最初から最後までこの小説は正にそうだった。子どもの頃に例え中学生とはいえ、こんなプレゼントもらったら、私だったら発狂する。凄い抉る内容なんだけど、中学生を主人公にここまで書けるのは読んだことなかったので星5。

最後に、この小説に青春と呼べるような春はない。本当にない。冬しかない。しかも、極冬。ここに詰まってるのは、サスペンスで皮膚が剥がれ落ちるような痛い冬。そういうのが好きな人はお勧め。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ



面白かった。
元の連載名は『妻を殺したくなった夜に』で、夫から妻への殺意をうかがわせるが、本作では逆。
加筆修正されているのかは知らない。
(夫の)妻(になろうとしている子)を殺したくなった夜に、か?

今までの作者(ユヤタン)なら、兄と弟で力を合わせていたりしてたのかなあと思った。壊れた家族でも兄弟姉妹で仲良くやってるのが多かったので、今作で兄弟の間にも断裂があったのが面白い。弟の透の存在が薄すぎる。だから透明で透?悟は悟りきってるので悟?

時代設定も、ケータイも監視カメラも無い不便な時代。サブスクも無く、ビデオショップ全盛期時代か。
そこで出回る裏ビデオ。反吐が出る。
伊地知君の父親も顧客だったのかもな。

主人公が射精して賢者タイムになって犯人を突き止めるのはギャグか?何考えてんだ。
真面目に考えると性愛を知った悟が、愛ゆえに人を殺すという心理を知ったから犯人にたどり着けた、ということだったのかもしれない。

見船はどのタイミングで悟の母親が犯人だと思ったのか。
母親にアリバイは無く、その母親から監視され、犯人だと当たりをつけたのか?
猟銃という凶器まで手にしたから実行に踏み切ったんだろうなと思う。
見船の復讐は妹を見捨てた自分にずっとあったから父親からの虐待に耐えていたのかもしれないなと思った。
支笏湖で犯人は人間ではなく熊だと気付き、熊だと気付いた者が他にもいると気付き、犯人を特定した感じかな。





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2026年02月18日

Posted by ブクログ

とても考えさせられたミステリー小説でした!
次から次へと事件の怪しい人物が出てくる中、セリフであったり出来事を細かく推理して楽しめる作品でした。
家族とはなにか、各家庭を覗き壊れていく姿がゾクっとしました。

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2026年01月31日

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なんだか不思議な雰囲気の小説だった。
どこかB級ホラー映画のようでもあった。
結果、真犯人があいつなのが1番救いのない真実。
弟が可哀想だったな。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

どうだろう…星を付けるのに戸惑う小説だった。
中学生の恋物語の様相から一変して、ジェノサイドの章からはイヤミス大全開の暴れぶりに、嫌な気分になりながらも読み進めてしまう魅力?があった。
小説だからこんな世界を描いても良いとは思うのだが、反発する気持ちもありながらも⭐️5つにしてしまった。
常識に抗う物語は嫌いではない。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公、浅葉。

父の机から血のついたコート。
弟が帰ってきたので、咄嗟に自分の部屋のタンスに隠す。

ニュース。
女児の遺体。白いワゴン、目撃。女児のコート行方不明。
白いワゴン、父のと同じ。コートはさっきタンスに隠したのでは?

夜、コートを持って、公園で燃やす。クラスメイトの見船美和に目撃される。彼女に全てを話すことに。

見船は痩せていて、そんなにかわいくない。

父は犯人ではない?犯人だったら、そんなものを見つかりやすい場所に置いておくわけがない。
一緒に探すことに。

見船、父のアリバイを聞きたいと浅葉の家に来る。

夜中に父の書斎、火事で燃える。

祖母の家に泊まることに。

もう見船には付き合わないことにした。

学校からの帰り、バスで上野原と一緒になる。クラスの美女。

草壁奏一郎、あやしい人。容疑者?
たまたまビデオ屋でコーラをひっかけられら話す機会が。

宿泊合宿。肝試し。
熊。そして、人殺し。
上野原は人殺しによって、浅葉の目の前で殺された。その後、浅葉は熊に襲われた。
熊による被害二人、死亡。人殺しによる被害二人。浅葉だけが生き残る。

雫ちゃん行方不明事件、家族でたまたま知り合った子。父、事件に関係?
今回の宿泊合宿でも父、アリバイなし。

上野原、文通相手がいた。

上野原の親友という体で家にお悔やみに行く。上野原の部屋で文通相手の文通をゲット。

その住所に見船と行くことに。

上野原、体を売っていた。クラスのマドンナはセックス大好きだった。
その住所の相手は、裏ビデオを撮って、販売もしていた。
その販売先相手のリストをゲット。見船は、その相手から猟銃も奪う。
ここらへん空イヤミス感が加速していく。

浅葉、上野原のことを考え、オナニーしまくり。

販売先リストに父の名前もあった。
父を問い詰める。
ロリコン裏ビデオを見ていたことを認め、犯行は否認するも、錯乱して飛び出し、交通事故で死亡。

弟、行方不明に。

オナニーしまくって、賢者タイムで
犯人にたどり着く。

犯人、母親。
弟は床下から死んだ姿で出てきた。
最初の被害者は父がやった。それ以外は母親が父に先を越される前にと、殺していた。

見船、家にやってきて、母親を猟銃で撃つ。
家で被害者の服見つかって、父にはアリバイがある相手もいたので、母親しかいないと思っていた。

雫(最初の犠牲者)、見船の妹だった。

見船、父に近づくため、セックスもしていて、処女も喪失していた。

母親、最初の被害者を殺したのが父田と思っていたが、熊が犯人だったのに途中で気づいた。

息子は、自首を勧められて殺した。

父、自殺?
と思われたが、実は見船が仕向けた。認識したと嘘を告げた?

見船は実の父に暴力を日ごろ受けている。それを利用し、浅葉の家に呼んだ。これから、浅葉の家でイチャイチャ。

最後に実の父も殺す計画。
父が乗り込んできて猟銃ぶっぱなした。浅葉の母親も実の父が殺したことにする。
猟銃を奪って父を正当防衛で殺したことにする計画。

フリッカー式の佐藤友哉っぽい。それが好きならば本作も好きだろう。幼児性愛や児童売春やオナニーなど下ネタ系が苦手な人はパスすべき。

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2026年05月28日

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ネタバレ

悟。コート。燃やす。見船美和。上野原。弟、透。雫ちゃん行方不明事件。白いワゴン。赤い軽自動車。売春。買春。支笏湖。道子。恥。家族。家族を維持するだけ。

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2026年02月21日

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ちょっとびっくりした。まさかこんな本だとは。
・キャラクターが濃い(みんなおかしい)
・色々とギリギリ。
苦手な方は、どうにも無理だと思う。
でも自分はけっこう楽しんでしまった。
そこはかとなく初期の白井智之さんのような雰囲気。読後感はB級ホラー映画を見たときに近い。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと不気味な雰囲気が淡々と続いている感覚。
登場人物は皆、どこかが少しずつ狂っている。それが重なってしまうと起きる最悪な結末。
だが、読みやすさはあり、読後感が悪いわけでもなく、個人的に好きな作風だった。

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2025年11月27日

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なあんだ、ってほんとその感想

テンポ感よくどんどん人が死にます
きったねぇ人間がぽんぽん出てきます
救いどころが一切ない登場人物ばかりの話

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

初読みの作家さん。

途中まで現実離れしていて、ちょっと肌に合わないかなぁと思って読み進めましたが、ラストはよかったです。強引な幕引きのように感じましたが、個人的には有りかなぁと思いました。

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

冒頭は、クリスマスに中学1年生の主人公が父親の部屋で血まみれのコートを発見したことから始まる。
家族の、というより自分の日常を守るためにそのコートをこっそり燃やそうとするけれど、クラスメートに見つかってしまう。

そんなドキドキの展開から始まるのに、意外とその後は中学生の初恋?違う意味でドキドキの楽しい学校生活の描写が続く。のに、時々不穏な予感がしてちょっとゾワゾワしながら読み進める…。

が、ある所から話は一変。
ジェットコースターのような怒涛の展開でとんでもないことになっていき、最後まで駆け抜ける。

終盤までは(いや何これ、現実感無さすぎだろ)とB級ホラーみたいに思っていたけれど、自分も中高生の頃、家族のことにそんなに興味持っていただろうか。とヒヤリとする気持ちもあった。

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

すごい話でした。
待ち時間に一気に読めました。
悲惨すぎる。夢オチ?と思いたくなるくらい。
リアルにありそうで怖い、と言う感じは全くなく、
単純にすごい展開でそれはそれで一気に読めました。
2時間ほど待たなくてはいけない待ち時間を、あっというまに過ごすことができて大満足!

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.5
気持ち悪いのには一気読みしちゃったわ…
読みやすいからのめり込んじゃう。
全員自分のことしか考えてない奴らで、おぞましかったな。
母親が犯人堕ち

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2026年02月01日

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