あらすじ
無限に襲いかかる虫!虫!虫!
死の孤島で生き残れ!
『アリアドネの声』で話題の著者最新文庫
衝撃の音楽(ムシカ)×パニックホラー
スランプに悩む音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは小さな無人島。
そこには霊験あらたかな音楽の神が祀られているという。
しかし、上陸し神社をお参りする彼らを待っていたのは、カメムシの大群だった。
カマキリ、スズメバチ、ムカデ……次々と襲撃される彼らの前に現れたのは謎の巫女。虫の怒りを鎮める音楽「鎮虫譜」の真実とは?
解説/若林踏
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ムシカ、Musica、虫。音楽と虫。
虫のオンパレード。虫嫌いな人は読むのをオススメしませんが、パニック物が好きな人はオススメしたい。
音楽や音で生き物と意思疎通したり操るのは『獣の奏者』に似てる。こちらはずいぶんと荒ぶった虫の奏者だけど。
「手足笛」の正体がまさかの物で、ただのパニックホラーじゃなかった。
ラストの「オセサマ」になる過程が痛いほど優しい過去だった。
Posted by ブクログ
主人公達は音大生!
そして戦わなければならないのは虫!?
本書を手にしたきっかけは作者が『その可能性はすでに考えた』の井上真偽氏である事と、表紙の気持ち悪さ(人による・・・)
スランプと自分の才能に悩む音大生達は音楽の神が祀られているという無人島の神社を訪れる事に?
しかしそこには、牢のような所に捉えられている巫女が?
不気味に思った主人公達を襲ったのは亀虫の大群?
蟷螂の大群?
雀蜂の大群?
何とか島を脱出しようとする、主人公達は虫を鎮める島の巫女達や、島の悪事を暴こうとするジャーナリスト達と出逢う・・・
果たして主人公達の運命は・・・?
主人公達に残された武器は・・・
音楽
各所に散りばめられる虫と音楽の豆知識も良かった!
Posted by ブクログ
最初は、何だかホラーのような、猟奇殺人のような感じなのかなと思いましたが、違いました。穏やかとは行きませんが、思ったより酷い有り様で終わらなかったのは予想外でした。
表紙の印象が強くないですか。
音楽で虫を操るというのが面白かったです。ただ、思わせ振りに出てきた人物の役回りが、重要すぎて、ご都合ヒーロー感があったので、仲間内で解決してほしかったなーという感想でもあります。視点が変わるところは、はらはらして面白かったです。