ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 空、はてしない青 上

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    最初はなんで重たいテーマなんだ…と頭を抱えてしまい、読み進めるうちに日常の中から「ブラックアウト」する瞬間の恐怖に恐れ慄きながら呼んでいたけれど、ジョアンヌの持つ詩的で豊かで美しい世界を通して、私もエミルと一緒に救われたような気持ちになった。

    「きみは、僕が感じてないことを感じてる。僕が見てないものを見てる。だからきみに教えてほしいんだ。僕の世界では、すべてがもっと粗くて、もっと色彩に乏しくて、微妙な変化もないから」

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    2026年05月12日
  • 夜のピクニック

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    私にとっての長い長い歩行祭が終わった。
    ただ歩くだけの行事に、
    登場人物をこれほどまでに
    心情を繊細に、ユーモアに
    描けるってすごいこと。

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    2026年05月12日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

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    著者の当時の香港・マカオでの体験とその時の感情ががとてもリアルに描写され、まるで自分も海外に行ったようなワクワク感で読み進められた。
    自分も旅に出たくなった

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    2026年05月12日
  • 羊と鋼の森

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    ⭐︎4.5
    好みでしたー!読んで良かった。

    自分が音楽・ピアノを好きなのもあって、すらすら読めました。落ち着いた世界観なので、読んでいて心が休まる感じがしました。楽しい読書時間を過ごせました。

    音の世界をこんなにも美しく言語化できるのだなと感動しました。音楽っていいなと思えます。

    音楽の言語化に興味がわいた(自分が音楽を言葉で表現するときの参考になりそうだと感じた)ので、次も音楽に関わる物語を読んでみたいと思いました。

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    2026年05月12日
  • 世界99 下

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    統率されてく社会怖い。今も遺伝子とか知能とか、最適解が徐々に分かり始めてる世界になってきてるから、いつかこの世界も一つの良いものに向かって収束してく気がする。
    後半、役たたずのピョコルンにイライラしてしまった。気持ち悪い世界観で面白かった。
    世界99に住んでる人は、多分沢山いる。

    ○49歳
    白藤さんは、10%の「かわいそうな人」そのものの行動をするので、たまに一緒に買い物に行ったりするととても恥ずかしい。どうして、「怒り」だとか「憎しみ」だとか、誰かを「叱る」だとか、そういう「汚い感情」を持ち続けているのだろう?

    私たちは矛盾している。でも、矛盾してなかった私たちなんて存在しただろうか?な

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    2026年05月12日
  • 新月譚

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    さすがだ、、!
    久しぶりに貫井徳郎作品を読んだら、圧倒された〜。
    ほんまにそういうコンプレックスがある女性が書いているかのような没入感だった。
    さすがです。

    初めから結末がどうなるかわかっているつもりだったけど、ほんまのラストはまさかの、ではあった。そこも貫井徳郎作品らしい展開で、おもしろかった。
    とはいえ、これ以外の貫井徳郎作品とは一線を画す、女性主人公で、ほぼ一人の視点で描かれる。性別はともかくとしても、貫井徳郎が1人の人間の視点で物語を描くと、こうも描写が深くなるか、、、、と納得した。

    ちょい役ではあったものの、天才小説家・鴻池のセリフが印象的だった。

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    2026年05月12日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    初めましての芦沢央さんの本を読んでみる。
    圧巻。短編集5本すべて良かった。
    ただのどんでん返しではなく、返された後にもうひと返しもふた返しもあって、ふぇ〜ってなる。
    別の芦沢さんの本も読んでみよう。

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    2026年05月12日
  • IDOL

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    めちゃくちゃ面白かった。生まれてこの方歌って踊る創作ものに弱いのもあるけどめちゃくちゃ泣きそうになった この世にエコブラが存在したならあたしは絶対にサトシ推しです

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    2026年05月11日
  • 此の世の果ての殺人

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     直径七・七キロメートルを超える小惑星が熊本県阿蘇郡に衝突する。それはこの世界では確定事項となっています。衝突によって三十億人が死ぬとされ、仮に生き残ったとしても気象・環境への多大な影響により、結局、人類は滅亡するという予測が立てられていて、留まるも地獄、逃げるも地獄、という状態です。暴動、逃亡、悲観……混沌とした世界の中で、小春は自動車教習所に通っている。ある時、小春は車のトランクの中から他殺体を発見する。自殺するひとはめずらしくない。だけどどうせもうすぐみんな死ぬのに、どうして今殺したのだろう。

     ということで本書は間もなく死ぬことが分かっている状況で、なぜ殺人が起こったのか、という魅力

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    2026年05月11日
  • スピノザの診察室

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    突き詰めれば「生きる」とは、
    思索することではなく行動することなのである。

    教訓の多い一冊だった。

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    2026年05月11日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    舞台をきっかけで知った作品。小説版から読んだけれど、戯曲が先なのね。読みながら舞台のシーンを思い出し、と思ったら舞台では出てこなかった場面や情報も含まれていて、さらに奥行きが広がった印象。
    果たして戯曲はどうなのか、これから読みます。

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    2026年05月11日
  • 神様のカルテ2

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    ほっこりするけどやっぱり泣ける。

    人は必ず家族の誰かを看取らねばならないし、自らの死からも逃れられない。人生、出会いの数だけ別れがあり、関係が深くなればなるほど別れは辛くなる。どう自分らしく生きるかに重きが置かれる昨今、どう死ぬか、どう別れるかは見落とされがちではないかと思う。

    神様のカルテはそんな事実に目を向けさせると共に医療が患者の死とどう向き合っているのかということに気付かせてくれる。当たり前だけど医者をはじめとする医療従事者が全ての病気を治せるわけではない。死は公平に訪れるけれど、それは辛いし不条理でもある。だからこそしっかり生きたいし家族や友人を大切にしたい。

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    2026年05月11日
  • 廃用身

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    ネタバレ

    「介護のために手足を切断する」という倫理を大きく逸脱するような療法に度肝を抜かれたのは私だけではないはずだ。
    しかし漆原医師の遺稿を読みはじめると、患者自身の心身の負担だけでなく、介護の現場の負担も軽減できる至極真っ当で合理的な療法のように感じた。
    今後さらに逼迫していくであろう老人介護の現場を考えた時、合理性が求められることは必須で、Aケアが老人介護のスタンダードな療法となる可能性も十分あるのではないか。
    それほど漆原医師の遺稿は老人介護のリアルが克明に記されていると感じたし、患者と介護者、両者の視点に寄り添った結果、考え出された療法だと感じた。当初は無しだと思っていた手足切断という療法だが

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    2026年05月11日
  • 私たちはたしかに光ってたんだ

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    バンド好きな自分は、読み進めるのがとても苦しい作品でした。

    リーダーへの尊敬、畏怖、敬愛etc…とあるバンドを人生の全てだって言えるくらいに支えられてる自分は瑞葉の気持ちが痛い位届いてきました。
    けれど、そのポジティブな気持ちとは裏腹に才能が無い事への僻み、劣等感を持ち合わせるのは至極当然で、必死に喰らいつく様は心に残ります。

    仲良しこよしだけでやってない、真剣に上を目指す。そんな仲間だからこそ、ぶつかり、反省し、また励んで…けど、大好きな自分のバンドがもっと行って欲しい。

    ラストの3ページは兎に角圧巻です。読み終えたくないのに、読むのを止められない。苦しくなるほどなのに、見届けたい。そ

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    2026年05月11日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

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    涙なしには読めませんでした。
    これが実話とは。
    人として大事なことを改めて教わりました。
    映画もとても良かったです。

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    2026年05月11日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    久しぶりの星5つ。
    読んでよかった、買ってよかったと思った。
    ただの旅行エッセイではなく、帯にも書いてある通り「傑作紀行文」と呼ぶのにふさわしい、著者独自の感性と哲学に基づいた文章だと感じた。
    出てきた3つの国に実際に行ってみたいと思ったし、他の作品を読んでもっと若林正恭の内面を知りたいと思った。

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    2026年05月11日
  • 隣人の愛を知れ

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    山頂で読み終わった本。
    いつだって本は然るべきタイミングで求めていた言葉を用意してくれる。読んでよかった

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    2026年05月11日
  • 月の立つ林で

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    自分が読みたいような心温まる作品が読めました。
    月に関連するポッドキャストを起点に物語間で間接的な繋がりがあります。
    月の満ち欠け、地球と月の距離感、人間関係や生活にも通ずるところがあり気付きも多かったです。

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    2026年05月11日
  • 空、はてしない青 下

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    すごくすごく満たされる物語。

    誰かの人生に責任を負うこと、誰かに人生を預けること、どちらも人間がなしえる最大の愛情表現で、愛の行き着く先だと私は思った。

    ジョアンヌがエミルの人生を預かっていただけではなく、エミルもまたジョアンヌの人生の大きな一部であったことがこの物語の美しさを際立たせている、本当に美しくて心が満たされる物語!

    珍しく映像化が見てみたい小説!

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    2026年05月11日
  • 高宮麻綾の引継書

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    麻綾姐さんが(たぶん)同い年で、ある種の親近感を抱きながら楽しく読みました。
    こんな3年目いねえよ!!!と思いながら、姐さんの突き抜けんばかりの行動に感動。
    作中の浮き沈みある場面にも共感…自分もまさに沈みの真っ最中で色々と思い巡らしてしまいました(笑)
    それでも、仲間の力を借りながら立ち向かっていく麻綾さんの強さ!見倣いたい。

    癖のある主人公で、好き嫌いハッキリしそうですが、僕個人的には元気をもらえて、巡り会えて良かったな〜と思う作品でした。

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    2026年05月11日