あらすじ
ショッピングセンターの片隅で占い師を始めたルイーズ吉田は、元OL。かつて営業職で鍛えた話術と、もちまえの直感で、悩む人たちの背中を押してあげるのが身上だが、手に負えないお客も千客万来。「お父さんとお母さん、どっちにすればいいと思う?」という小学生。何度占いがはずれてもやって来る女子高生。「俺さ、物事のおしまいが見えるんよ」という大学生まであらわれて、ルイーズはついに自分の運勢が気になりだす…。ほっこり優しい気持ちになる連作短篇集。
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Posted by ブクログ
ルイーズ吉田は占い師。実はいいかげんな占いだけど、よく当たると評判。
営業時代に培った記憶力と直感で相談者の悩みを聞き、適当なアドバイスを送るだけで客は満足して帰ってゆく。
ルイーズにはあらゆる占いで「強運の持ち主」とされる恋人・通彦がいる
そんなルイーズの元には、時おりちょっと変わった依頼もあり…。
落ち込んだ時、だれかに話を聞いてもらって、背中を押してもらう。それだけで、ちょっとだけ勇気がでるのです。
それは占いでも相談(最近ではAIに)でも、結局は同じことなのかもしれない。
人って結局、自分以外の誰かに話を聞いてもらえて、「大丈夫だよ」って言ってもらいたいんですね。それだけでほんの少し元気になれる。
「強運の持ち主」は、誰かに「大丈夫だよ」と言ってもらえるような、あったかい物語でした。
Posted by ブクログ
気軽に楽しく読める本でした。
占いに何度もやってくる小学生のや女子高生の話は、伏線が回収されていく感じが面白かったです。占い師視点の考え方の描写や、主人公と周囲の人の会話のやりとりも、面白かったです。
Posted by ブクログ
人との繋がりや、温かさを感じました。
商売としてではなく、人として
相手に寄り添うって素敵だなぁ。
で、このルイーズ吉田さん他の著書にも
出てきてて「あらっお久しぶり」と
声をかけたくなりました。笑
Posted by ブクログ
自分の考えを打ち明けるのってなかなかはずかしいなあって思うけど、それを言ったらどう思うかな、どんなふうに受けとるのかなって不安や心配になってしまうとき
背中を押してもらいに行くのが占いなのかなあって思いました
自分の心の奥にある気持ちを言葉にして伝えてくれた時、占いが当たったとかおもうのかなあ
がんばりたいときになんだかんだ漠然とした目標・目的をもらって、なんとなくそれに向かってやってみて達成できた時
占いが当たったっておもうのかなあ
自分で自分を占ったときが1番当たるな、なんて思っているけれど
ちょっぴり自分に自信がなくなったとき、大切な人に打ち明けることが難しくなったら
占いの力をかりてみてもいいかなあって思いました
あたたかい気持ちになる本でした
Posted by ブクログ
2006年に単行本が出された本書。
悩みを持っている人は、本書のルイーズさんのような占い師さんにお金を払って、どう行動するか聞きにいっていた。
20年経った今では、AIが幅を利かせるようになっていて、大事な質問をして、真に受けて行動した結果、実父を失業に追い込んだりする娘さんもいる。 無料だし24時間相談できる。
今朝たまたま、連続ドラマの再放送を観た。
今や大女優となっている人が、初々しいヒロインをやっていた。
今なら、わたしでも当時の彼女にうやうやしく明言することができる。あなたは、ある俳優さんと電撃結婚して、出会った作品の続編で、後々も共演できるでしょう! とか。
占いは統計学だと聞く。AIは潜在学習だとも。
これまでのデータを活用して可能性を言い放つ。
人は未来が気になる。だから誰かに相談したくなる。
イーロン・マスクは誰かに相談して宇宙開発を決めているのだろうか?
森保監督の采配はどうなのだろう?
本書の末尾で、ルイーズさんはこう言う。
「占いに直感に、アシスタントに師匠に恋人に。いろんなものを頼りに進んでいけば、なんとなくそれらしいものにたどり着けそうな気がする。」
占い師やAIは、ワールドカップの優勝国はどこだと言っているのだろう?
先日読んで感想を書いた本をきっかけに本書を再読して、時の流れや、その間の自分や他人の人生や、占いや、AIについて考えることになってしまった。
いんちき占い師が主人公の小説が、ここまで深い感慨を宿していたなんて、20年前のわたしは知るよしもなかった。。。
やっぱり文学ってスゴい。
そして、サムライ・ブルー、ガンバレ!
Posted by ブクログ
かなり前に読んでたけど再読。やっぱり登場人物が愛嬌があって可愛らしい瀬尾さんの本。人間味というか、面白いなぁと思い出し笑いに似た感覚というか。場面を色々想像できちゃう描写が、元気づけてもらえる。
Posted by ブクログ
占い師の女性の物語。
誰かと働くのがいやになった時や、人間関係に疲れた時に人間っていいなって思える本でした。
恋人との話や家族の話誰にでもいい時と悪い時があるのをうまく乗り越えられそうです。
Posted by ブクログ
強運ってなんだろうって考えてしまった
個人的に占い好きなので、ルイーズのあの適当な占いの仕方がすごい刺さった
占いは正直エンタメで、あくまで今の状況をどうよくしたらいいのかというアドバイスをくれるのものだと思ってるからルイーズの話術から観察力はちゃんと占い師だしお金払ってまで占ってほしいと思っちゃう
通彦との関係性もなんだかんだよかったな
いつも変な料理が気になっちゃう!そういうのも許せて一緒に楽しく味わえるのも愛だな〜〜
Posted by ブクログ
ルイーズが占いをする内面が書かれていて面白い。占い師が呪術を用いた能力者ではなく、直感を上手く言葉にする能力に長けている人だとわかるのがいい。
Posted by ブクログ
「悩みなんて、人に話せた時点で半分は解決だから」というワンフレーズが印象的だった。確かに、人に話すことができるようになった時点で少し前を向けているし、ある程度自分の中で方向性は決まっている気がする。解決策を提示してほしいというよりかは、話を聞いてほしい人の方が多いと思う。相談してもらえた時、相手が何を求めているか考え、伝えることは、占い師に限らず、人として必要なスキルであるなと感じた。
Posted by ブクログ
読みやすくてすらすらと読めた。
営業から占い師になった女性の話。
同棲してる彼氏は、占いのお客さんで来てた人の彼氏が、すごく強運の持ち主かつ相性が良くて、
試行錯誤して付き合うことになった人。
料理のアレンジが癖があり、
休みは合わないし、冷めてく感情はあったが、
いない生活は嫌だと彼女が思えたこと、
彼が彼女のアタックに惚れたわけではなく、
スーパー?での買い物を付き合った後にした時に好意を感じたこととか素敵だった。
占いも大事だけど、
大切な子供第一に人生を考えたり、
直感を大切にすること、
周りを頼ることが大切だと教えてくれる小説。
Posted by ブクログ
そんなもんですよ。
悩みなんて、人に話せた時点で半分は解決だから。
『強運の持ち主』 / 瀬尾まいこ
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元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、
ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。
ショッピングセンターの片隅で、
悩みを抱える人の背中を押す。
父と母のどちらを選ぶべき?という小学生男子や、
占いが何度外れても訪れる女子高生、
物事のおしまいが見えるという青年.......。
じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。
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初!瀬尾まいこ作品!
年末にThreadsでおすすめの作家を募集したところ
瀬尾まいこさんの名前がずらりだったので買ってみた
ほんとに内容がすっと入ってきて、スラスラと読めた
他の瀬尾さんの作品も読んでみたい
Posted by ブクログ
占いのものがたり。
それぞれの人が抱えてるもの、感じてること、解決することが全てじゃない。
誰かの影響を受けるのも悪くない。それをまた誰かと違う形で共有していくのもちょっと愉快だ。p200
私の運勢を動かすのは、今はまだ自分自身だ。だけど、ほんの少し、私のこれからを決めるのに、通彦が入り込んでる。通彦も同じ。私が入り込んでいるはずだ。p258
いろんなものを頼りに進んでいけば、なんとなくそれらしいものにたどり着けそうな気がする。p262
占いと言えど
ルイーズと通彦の掛け合いがほっこりします。占いの舞台裏が笑えます。コミュニケーション能力が問われるし、人間力がないと務まらない仕事だと思ういます。だから、占い師さんの言葉を、私たちは信じるんだろうな。素敵な仕事だと思います。
Posted by ブクログ
元営業マンだった女性が占い師に転職して、営業で培った話術で上手い事お客さんにアドバイスする話。
設定が面白いし、もっともらしいアドバイスをするところなんかは妙にリアリティがあった。
最後は結局占いよりも直感を信じるべきというところも自分としては納得感があった。
Posted by ブクログ
占い好きな人が読めば、それなりに面白く読めるかもしれない。結局は自分次第と思っているので占いは信じていないけれど、この話も結局そーいう事なんじゃない?と作者も思ってる気がする
Posted by ブクログ
私もよく占いに行くので、占い師目線の話は面白そうだなぁと思いながら手に取ってみました。
統計やカードで占いをしてる人が多くて、占い師本人に特別な力なんてないことが多いのはわかっているけど、実際にこんな感じで占いされてたらちょっと悲しいなあと思いました。
通彦の独特な料理センスは面白すぎました。
Posted by ブクログ
ルイーズ吉田『吉田幸子』の占い館でお客様との占いを中心にコミカルなハートフル短編。
なんかこのネタで深夜連続ドラマができそうな感じ…
誰かに背中を押してもらいたくて占い館に来るお客様はやはり多いのかな…そういう意味ではルイーズの結局のところお客様を見て直感を頼りに背中を押してあげるスタイルが良いのかも…
この物語に出てくる登場人物がお客様も含め良い人ばかりなので疲れた時の読書にちょうどよいと思われる。
Posted by ブクログ
将来を不安に思うこともあるけど、自分の直感と周囲の人たちを頼りにゆっくり選択していけばいいんだと思えた。主人公の適当さが読んでいて心地よかった。、
Posted by ブクログ
鬱屈精神科医占いにすがるを以前読んで面白かったので、占いを題材にした小説を読みたいと思い読んだ。
心温まるやさしいお話だった
強運の持ち主のどこが強運なのかはわからなかったけど、人に頼れば強運に近づいていくのかもねえ
Posted by ブクログ
面白かった。
占い師の話も読んだことはなく、こんなふうになっているのかと知ることもできた。
何も事件のない瀬尾さんのお話は好きだけど、すごく心が動く要素も今回はなかったので星3つ。
これは完全に好みの問題だと思う。
個人的な評価は2.5-3という感じ。
悪い部分はないし面白くないとかじゃない。
読んだことのないストーリーだった。
けど、飛び抜けて好きな部分もなかった。
Posted by ブクログ
人と合わせるのが苦手なOLが占い師に転職し、その中の日々の生活、出会いを描いた作品。
今まで見えてなかったことが少しずつみえたり、きづいたりしていく主人公と周りの人々。
暖かく優しい目線で、元気になれる物語。
Posted by ブクログ
《人は誰かに背中を押されながら、自分の人生を歩いていく》
「本屋さんのある街で」という書店アンソロジーで瀬尾まいこさんの作品がこちらの続編ということを知り、手に取った。
先日、いろんな偶然が重なって瀬尾まいこさんと文藝春秋さんのオススメ本早売り対決に参加することができました.。゚+.(・∀・)゚+.゚
瀬尾さんも文藝春秋の石井一成さんもプレゼンがめちゃくちゃすごくて、会場も大盛り上がり!!!
楽しい時間を過ごすことができました♪
早売り対決後になんとサイン会もあり!
人生初のサイン会に参加し、為書きでこちらにサインを頂いてきました✧*。
私の名前、昔からあまりちゃんと読んでもらえたことがないのですが、瀬尾さん、名前を正しく読んでくださって嬉しかったなぁ(*ˊ ˋ*)♡
本名でお願いしたのですが、「本名なんですか!?」って驚かれちゃいました…!笑
私コミュ障だし緊張でガチガチだったのですが(笑)優しく話しかけてくださって、思っていたよりお話できて楽しくて幸せな時間でした(*ˊ ˋ*)♡
小さい子どもがいるのでイベントやサイン会などの参加はなかなか難しいのですが、また機会があれば参加してみたいな、と思いました✧*。
思いきって行ってよかったです\( ˆoˆ )/
さて、感想に戻ります。
以下、あらすじです。
ショッピングセンターの片隅に場所を構える元OLの占い師、ルイーズ吉田。彼女の元には子供から大人まで様々な悩みを持つ人たちが訪れて…。
こちら、まず設定が面白い!
元OL、元営業の占い師…見てもらいたい!♡
そして通彦と付き合うまでのエピソードがめちゃくちゃツボꉂꉂ(ノ∀≦。)σ
彼の変わった手料理も食べてみたいし、彼との関係性も素敵だったなぁ…♡
マンネリっていいことでもあるんですね( ᴗ ̫ ᴗ )
人間って今の状況を変えたい!と思った時に占いに頼るのかもしれないけれど、実際にその人の運を動かすのは占いじゃなくて、その人自身の選択や言動だったりするんだよな。
その背中を押してくれるのが占い師であったり、もっと身近な人であったりする。
占い師も完璧じゃないし、身近な人も迷いながら言葉をかけてる。
でも、その優しさが誰かを動かす力になる。
軽やかな物語のようでいて、じんわり心に染みる物語だった。続編も楽しみ♡
Posted by ブクログ
ルイーズ、命名のチョイスがナイス。
占い師ってカウンセラーみたいなお仕事だな。人は関係のない人に話すことによって、冷静さを取り戻したり、考えを整理したりすることができるんだろうな。ちょっと背中押してもらいたい時あるもんね。読みやすくて、ちょっと気分が良くなる小説です。
Posted by ブクログ
会社員から占い師へと転身した女性が、主役を務める連作短編集。
直感に頼った占いをしながらも、訪れる人の悩みに対して、真摯に向き合うところに温かみが感じられます。
主人公と恋人のやり取りも微笑ましく、彼が作るユニークな料理も含めて、最後まで楽しませていただきました。
Posted by ブクログ
占いって不思議で例え悪いことが出ていたとしても、良い方向に進めるように言葉を選んで背中を押してあげたり。出来事は変えられないけど意識を変えて見ることで違う見方ができたりする。
ほっこりしてするする読めた
Posted by ブクログ
ショッピングセンターの片隅で占いをするルイーズ吉田と、占いに来るお客さんの連作短編集。
瀬尾さんはありふれた日常にちょっとした不思議を共存させるのがお上手で、本作も身近でなくてもどこかでこんな暮らしがあるのかなあと想像させてくれました。
個人的には占いをあまり信じていないので、どんな人が占いに行くのか、何を相談するのか興味深かったです。
ルイーズのようにショッピングセンターの一角で占いをする人って見かけたことないんですが、都会(田舎民丸出し)では普通の光景なんですか…?
占い師にも良いこと悪いことをそのまま伝える人、相談者の雰囲気を見て直感で伝える人、様々だからお客さんとの相性も大事だなあと思いました。
悩みの深刻さは大小あれど、毎日一対一で人と向き合うのは職場の人間関係とはまた違った辛さがありそうですよね…。
ルイーズはお客さんのことや相談された内容をサラッと恋人に話していたので、気持ちは分かるけどプライバシー保護して!と心配になりました。笑
通彦のようにマイペースで懐の深い人が強運の持ち主なのは妙に納得です。
未来はどっちにも転がる可能性があって、占いの結果は自分次第で変えていける。
ひとつのことに囚われず立ち止まって視点を変えてみることは、この先の自分の心にも留めておきたいです。