あらすじ
ショッピングセンターの片隅で占い師を始めたルイーズ吉田は、元OL。かつて営業職で鍛えた話術と、もちまえの直感で、悩む人たちの背中を押してあげるのが身上だが、手に負えないお客も千客万来。「お父さんとお母さん、どっちにすればいいと思う?」という小学生。何度占いがはずれてもやって来る女子高生。「俺さ、物事のおしまいが見えるんよ」という大学生まであらわれて、ルイーズはついに自分の運勢が気になりだす…。ほっこり優しい気持ちになる連作短篇集。
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Posted by ブクログ
占い師の女性の物語。
誰かと働くのがいやになった時や、人間関係に疲れた時に人間っていいなって思える本でした。
恋人との話や家族の話誰にでもいい時と悪い時があるのをうまく乗り越えられそうです。
Posted by ブクログ
人を占うときは直感と探偵のような探りで、それらしく言えるのに、自分のことになるとぐるぐる考えてしまって占いに頼っているのが可愛い。
ルイーズのように、結局、自分の今までの人生からくる直感や考えを大事にして生きていったほうが後悔はあまりしない気がする。
Posted by ブクログ
どこかユーモラスで、時折クスッと笑いながら読み進めた。個性的な登場人物も面白い。
悩みには結局最後は自分の直感に慕うのがいいのかな。占いに来ている人は背中を押してもらいたい人がほとんど。
竹子が占いの結果通りに(悪いことも)伝えようとするのに対して、幸子は物は言いようで、うまくプラスになるように伝えるところはうまいなあと思った。物事は捉え方次第なんだなあという学びになった。
「強運の持ち主」である通彦の「強運」は幸子といっしょになったことかな?と思う。通彦のために占いを駆使していろいろと頑張ってくれる。これは「強運」だ。幸子は気づいてないようだけど。
『ありか』でも感じたが、瀬尾作品には共通して、幸せは身近なところにあると気づかされる。ジャスコやダイエーでの買い物でも十分楽しい!
瀬尾さんの小説を読むと気持ちが軽くなる。最近仕事で気持ちが疲れていたけど、「まあいっか」という気分になった。
Posted by ブクログ
2026.3.9
うーん、やっぱり瀬尾まいこさん好きだなぁ。
そろそろ仕上げにしようって牡蠣鍋にマカロニ入れるのおもろい。
通彦みたいなのんきな人って良いなぁ。のんきに生きたいなぁ。
1人が良かった人が、気づけば周りに人がいた話。
結局信じられるのは自分の勘。どうにでもなる。
ちょっぴり占いに行ってみたくなる。
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Posted by ブクログ
占いって、ほとんど覚えていない。と、言ってもテレビでやっている今日の運勢だけど。家を出る頃にはすっかり忘れているけど、「挨拶はきちんと」とか、当たり前のことにすっごく共感する事がある。
本の内容とはちょっと違っているけど、自分の信じる事、直感は大事かな!
Posted by ブクログ
私は占いをあまり信じないで生きてきた。
占いに行く人って、その時に大抵何かに悩んでることが多い。
だから話の流れでなんとなく悩みがわかってるのではないか?などと思ってしまう自分がいた。
けれど、悩みがある中でこんな風に寄り添ってくれて、そっと背中を押してくれる占い師がいたらなんか良いなと思った。
もし見えていたとしても全てを伝えるのではなく、前向きになれるようなことをたくさん伝えてくれたら皆一歩進めるのではないだろうか。
占いが当たる、当たらないは行動してみないと実際のところわからない。
自分のことは自分で選択して、選択していったなかで幸せになれることを考えていけばいい。
そうしたらきっと、幸せになれる。
そんなことを伝えてくれる1冊でした。
瀬尾まいこさんはやっぱり心を温かくしてくれる。そして読みやすい。
素敵なお話でした。
2026.2.26(木)
Posted by ブクログ
とても面白くて一気読みしてしまった。
占いをする側の視点ってこんな感じなのかなと新たな発見だった。
私も自分の直感を信じて過ごして行ったら人生楽しくなるかなと思った。
Posted by ブクログ
全体的な感想は温かい話でとても良かった。どの話も明るく前向きに完結していること。それぞれの登場人物の人生はもちろん続いていくが、文章の終わり方はみな前向きに進んでいくような雰囲気で終わっていく。そこがとても良い。
ただし相談内容に関して状況が大きく良い方に変化しているわけではないと思う。それなのに明るく前向きに進む感じがするのは最終的な物事の捉え方がみんな前向きだからだと思う。
主人公は占い師として出来るだけ明るい気持ちになってもらえるように相談者にアドバイスをしているが、常に選択肢を与えているだけ。結局は相談者本人が自分で答えを出して最終的には歩き出している。
以前、別の占いをテーマにした小説を読んだ時も似たような印象を受けた。選択肢をそっと示して、選んだり歩き出したりするのは本人次第。
人を導くための良い方法は結局そういうことなのかもしれない。
瀬尾まいこさんの本は初めて読んだが、他の出版されている本を調べたところ同じように温かいストーリーばかりのようだ。是非別の小説も読みたいと思う。
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読み終えたあと、心がほっこりする一冊だった。
占いを「受ける側」ではなく「する側」の視点はこんな感じなのだろうかと想像しながら読み進め、久しぶりに占いに行ってみたくなった。
登場人物はみんな優しく、どこか不器用で、だからこそ親しみが湧く。
大きな事件が起こるわけではないのに、そのやりとり一つ一つが温かく、自然と笑顔になってしまう。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」。
けれど、この物語を読んでいると、出来事そのものよりも、それをどう受け止めるかが大切なのだと感じる。
悪いと思える出来事も、考え方次第で少しだけ前向きになれる。
特別なことがなくても、幸福はきっと日常の中にある。
そうそっと背中を押してくれる作品だった。
Posted by ブクログ
「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉の通り、占いは必ずしも正しさを求めるものではなく、その曖昧さ自体に価値があるのだと感じた。
占いに求められているものは大きく二つあると考えた。
一つは意思決定のサポートである。人はすでに心の中で答えが決まっているにもかかわらず、最後の一歩を踏み出せないことがある。そんなときに占いは、自分の選択に対する責任や不安を担いでくれる役割がある。
もう一つは秘密の共有である。誰にも相談できない悩みや不安を打ち明けることで、気持ちが整理され、問題の半分は解決することもある。占いは、単に未来を示すだけでなく、安心して本音を吐き出せる場としての機能も持っていると感じた。
Posted by ブクログ
占いには縁がないけど、ルイーズさんにはみてもらってもいいかな。好感の持てる登場人物達にほっこり。食べるのには抵抗あるけど、通彦の変な料理が楽しい。
Posted by ブクログ
瀬尾さんの作品本当にだいすき!
やさしい世界観なんだけど、ちょっぴり変わった登場人物たちに癒される。
今回は、通彦が特に印象的だったな〜
のんきでマイペースな性格と独特の料理センスで、通彦が出てくるたびに空気がふわっと緩む感じがすごく良かった。
短編の中だと、「ニベア」が1番好きでした。
一見ヘンテコな家庭に見えるけど、読み進めると切なくて温かい。優しい嘘という言葉がぴったりのお話だった。
結局、凄い占いの能力を持った人が問題を解決をするわけではなくて、人が人を思う気持ちが、少しずつ人生をやさしい方向に動かしていくんだなと思った。
Posted by ブクログ
大きな事件が起こるわけではないのに、面白くてするすると読み進めてしまう。登場人物かみんな温かくて、ルイーズの程よくポジティブ、程よく頑張りやさん、程よく優しいところが、共感できてほっこりする。いい人生のほんの一片に寄り添わせてもらった気分。占いに対する捉え方が自分の中で前向きなものに変わった。
Posted by ブクログ
瀬尾さんの本は、読み終わってから幸せを感じるというよりも読んでいるその一瞬一瞬幸せを感じる。
自分の直感を信じること。
そして、その選択をする時に背中を少し押してもらえれば、良い運を引き寄せられる。
Posted by ブクログ
占いかぁ…
若い頃は恋愛、それから仕事の悩み
イベントみたいにいろんな占いに行ってみたりしてたな。
占い師側の目線って新鮮だなと。
でも確かに、背中押して欲しいだけだったりするよね。
答えなんてホントは自分の中で出てるというか。
違うこと言われると却ってムカつくというか…
なんてワガママなんでしょ。
強運の持ち主ってホントに居るのかな。
そう思い込むことも大事かも。
後は自分の直感を信じること!だね。
良い読後感でした。
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言い方は良くないのかもしれないが、何も考えずサクサク読める話だった。
占いに来る時点で何かしら溜めたものがあり、それを聞いてもらったり背中を押してもらったり、何らかの「変わる」努力をしてるんだなと思う。
私は朝のテレビの占いさえちゃんと見てないが、占いをする側には興味が出た。
Posted by ブクログ
「ずっと続くと思うと気が抜けるけど、終わりがわかってると、がんばれるし、最後だとわかってるからできることってあるもんなんだね」 武田君のこの台詞が好きです。 終わりが見えるからこそ、大切にしたいと思える瞬間はあるものです。
Posted by ブクログ
タイトルと作者に惹かれて購入
ある新人占い師を主人公に描く短編集
占い師の同棲相手が、主人公の占いによると超強運の持ち主。だがすごいことがおきるわけではないのだが、ほっこりする日常が描かれ、そこに主人公が占いでなんとかしようとしたり、しなかったり、できなかったり、ほっとできる話
占いと言えど
ルイーズと通彦の掛け合いがほっこりします。占いの舞台裏が笑えます。コミュニケーション能力が問われるし、人間力がないと務まらない仕事だと思ういます。だから、占い師さんの言葉を、私たちは信じるんだろうな。素敵な仕事だと思います。
Posted by ブクログ
ショッピングセンターの片隅で占いをするルイーズ吉田と、占いに来るお客さんの連作短編集。
瀬尾さんはありふれた日常にちょっとした不思議を共存させるのがお上手で、本作も身近でなくてもどこかでこんな暮らしがあるのかなあと想像させてくれました。
個人的には占いをあまり信じていないので、どんな人が占いに行くのか、何を相談するのか興味深かったです。
ルイーズのようにショッピングセンターの一角で占いをする人って見かけたことないんですが、都会(田舎民丸出し)では普通の光景なんですか…?
占い師にも良いこと悪いことをそのまま伝える人、相談者の雰囲気を見て直感で伝える人、様々だからお客さんとの相性も大事だなあと思いました。
悩みの深刻さは大小あれど、毎日一対一で人と向き合うのは職場の人間関係とはまた違った辛さがありそうですよね…。
ルイーズはお客さんのことや相談された内容をサラッと恋人に話していたので、気持ちは分かるけどそれはやめてー!と心配になりました。笑
通彦のようにマイペースで懐の深い人が強運の持ち主なのは妙に納得です。
未来はどっちにも転がる可能性があって、占いの結果は自分次第で変えていける。
ひとつのことに囚われず立ち止まって視点を変えてみることは、この先の自分の心にも留めておきたいです。
Posted by ブクログ
占い師というのは、もっと神秘的な人がやるのだと思ってた。主人公のルイーズは占い師のアルバイトをしたことがきっかけで、その道に進んでいく。そうだ。女性だわ。意外と計算でその人を占うように直感で判断して背中を押してあげるようなスタイルがうまくいったようだ。
自分の影しか強運の持ち主だと言うことで付き合うことにしたが、小説の最後はルーズ自身がその彼氏のそばにいることが強運の持ち主たる予言だったことが感じ取れた。
ほんわかしたとても面白い小説だった。
Posted by ブクログ
元OLが占い師となって巻き起こるいくつかのお話。簡単に占い師になれるとは思えないけど転身してその話術で人気を呼ぶ。うまくいきすぎな気もするけどこういう話も希望が持てていい。同棲する彼氏とのほのぼのした生活も微笑ましい。
Posted by ブクログ
ほっこりするお話。
自分が過去に占いに行った時も、占い師は、この本のルイーズ吉田のように、直感で人となりや運勢を私に解説していたのかもしれない、と思った。
占いって結局、迷いや不安に対して、誰かにそれっぽく背中を押して欲しいだけなのかもしれない。
Posted by ブクログ
占い師ルイーズ吉田のもとを訪れる人々の悩みを描いた連作短編集です。
特別な奇跡が起こる物語ではなく、言葉や出会いによって少しずつ前を向いていく姿が丁寧に描かれています。
その中でも私は、おしまい予言に登場する武田くんの存在が印象に残りました。
武田君はおしまいを感じ取ることができますが、その結末まではわかりません。だからこそ、おしまいを告げられる怖さが強く伝わってきました。
しかし私は、おしまいは終わりであると同時に、新しい一歩の始まりでもあるのではないかと感じました。
いつか終わりが来るからこそ、今そばにいる人を大切にしたいと思わせてくれる作品でした。