あらすじ
ショッピングセンターの片隅で占い師を始めたルイーズ吉田は、元OL。かつて営業職で鍛えた話術と、もちまえの直感で、悩む人たちの背中を押してあげるのが身上だが、手に負えないお客も千客万来。「お父さんとお母さん、どっちにすればいいと思う?」という小学生。何度占いがはずれてもやって来る女子高生。「俺さ、物事のおしまいが見えるんよ」という大学生まであらわれて、ルイーズはついに自分の運勢が気になりだす…。ほっこり優しい気持ちになる連作短篇集。
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Posted by ブクログ
2006年に単行本が出された本書。
悩みを持っている人は、本書のルイーズさんのような占い師さんにお金を払って、どう行動するか聞きにいっていた。
20年経った今では、AIが幅を利かせるようになっていて、大事な質問をして、真に受けて行動した結果、実父を失業に追い込んだりする娘さんもいる。 無料だし24時間相談できる。
今朝たまたま、連続ドラマの再放送を観た。
今や大女優となっている人が、初々しいヒロインをやっていた。
今なら、わたしでも当時の彼女にうやうやしく明言することができる。あなたは、ある俳優さんと電撃結婚して、出会った作品の続編で、後々も共演できるでしょう! とか。
占いは統計学だと聞く。AIは潜在学習だとも。
これまでのデータを活用して可能性を言い放つ。
人は未来が気になる。だから誰かに相談したくなる。
イーロン・マスクは誰かに相談して宇宙開発を決めているのだろうか?
森保監督の采配はどうなのだろう?
本書の末尾で、ルイーズさんはこう言う。
「占いに直感に、アシスタントに師匠に恋人に。いろんなものを頼りに進んでいけば、なんとなくそれらしいものにたどり着けそうな気がする。」
占い師やAIは、ワールドカップの優勝国はどこだと言っているのだろう?
先日読んで感想を書いた本をきっかけに本書を再読して、時の流れや、その間の自分や他人の人生や、占いや、AIについて考えることになってしまった。
いんちき占い師が主人公の小説が、ここまで深い感慨を宿していたなんて、20年前のわたしは知るよしもなかった。。。
やっぱり文学ってスゴい。
そして、サムライ・ブルー、ガンバレ!
Posted by ブクログ
かなり前に読んでたけど再読。やっぱり登場人物が愛嬌があって可愛らしい瀬尾さんの本。人間味というか、面白いなぁと思い出し笑いに似た感覚というか。場面を色々想像できちゃう描写が、元気づけてもらえる。
Posted by ブクログ
占い師の女性の物語。
誰かと働くのがいやになった時や、人間関係に疲れた時に人間っていいなって思える本でした。
恋人との話や家族の話誰にでもいい時と悪い時があるのをうまく乗り越えられそうです。
Posted by ブクログ
人を占うときは直感と探偵のような探りで、それらしく言えるのに、自分のことになるとぐるぐる考えてしまって占いに頼っているのが可愛い。
ルイーズのように、結局、自分の今までの人生からくる直感や考えを大事にして生きていったほうが後悔はあまりしない気がする。
Posted by ブクログ
どこかユーモラスで、時折クスッと笑いながら読み進めた。個性的な登場人物も面白い。
悩みには結局最後は自分の直感に慕うのがいいのかな。占いに来ている人は背中を押してもらいたい人がほとんど。
竹子が占いの結果通りに(悪いことも)伝えようとするのに対して、幸子は物は言いようで、うまくプラスになるように伝えるところはうまいなあと思った。物事は捉え方次第なんだなあという学びになった。
「強運の持ち主」である通彦の「強運」は幸子といっしょになったことかな?と思う。通彦のために占いを駆使していろいろと頑張ってくれる。これは「強運」だ。幸子は気づいてないようだけど。
『ありか』でも感じたが、瀬尾作品には共通して、幸せは身近なところにあると気づかされる。ジャスコやダイエーでの買い物でも十分楽しい!
瀬尾さんの小説を読むと気持ちが軽くなる。最近仕事で気持ちが疲れていたけど、「まあいっか」という気分になった。
Posted by ブクログ
2026.3.9
うーん、やっぱり瀬尾まいこさん好きだなぁ。
そろそろ仕上げにしようって牡蠣鍋にマカロニ入れるのおもろい。
通彦みたいなのんきな人って良いなぁ。のんきに生きたいなぁ。
1人が良かった人が、気づけば周りに人がいた話。
結局信じられるのは自分の勘。どうにでもなる。
ちょっぴり占いに行ってみたくなる。
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Posted by ブクログ
占いって、ほとんど覚えていない。と、言ってもテレビでやっている今日の運勢だけど。家を出る頃にはすっかり忘れているけど、「挨拶はきちんと」とか、当たり前のことにすっごく共感する事がある。
本の内容とはちょっと違っているけど、自分の信じる事、直感は大事かな!
Posted by ブクログ
私は占いをあまり信じないで生きてきた。
占いに行く人って、その時に大抵何かに悩んでることが多い。
だから話の流れでなんとなく悩みがわかってるのではないか?などと思ってしまう自分がいた。
けれど、悩みがある中でこんな風に寄り添ってくれて、そっと背中を押してくれる占い師がいたらなんか良いなと思った。
もし見えていたとしても全てを伝えるのではなく、前向きになれるようなことをたくさん伝えてくれたら皆一歩進めるのではないだろうか。
占いが当たる、当たらないは行動してみないと実際のところわからない。
自分のことは自分で選択して、選択していったなかで幸せになれることを考えていけばいい。
そうしたらきっと、幸せになれる。
そんなことを伝えてくれる1冊でした。
瀬尾まいこさんはやっぱり心を温かくしてくれる。そして読みやすい。
素敵なお話でした。
2026.2.26(木)
Posted by ブクログ
そんなもんですよ。
悩みなんて、人に話せた時点で半分は解決だから。
『強運の持ち主』 / 瀬尾まいこ
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元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、
ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。
ショッピングセンターの片隅で、
悩みを抱える人の背中を押す。
父と母のどちらを選ぶべき?という小学生男子や、
占いが何度外れても訪れる女子高生、
物事のおしまいが見えるという青年.......。
じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。
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初!瀬尾まいこ作品!
年末にThreadsでおすすめの作家を募集したところ
瀬尾まいこさんの名前がずらりだったので買ってみた
ほんとに内容がすっと入ってきて、スラスラと読めた
他の瀬尾さんの作品も読んでみたい
Posted by ブクログ
占いのものがたり。
それぞれの人が抱えてるもの、感じてること、解決することが全てじゃない。
誰かの影響を受けるのも悪くない。それをまた誰かと違う形で共有していくのもちょっと愉快だ。p200
私の運勢を動かすのは、今はまだ自分自身だ。だけど、ほんの少し、私のこれからを決めるのに、通彦が入り込んでる。通彦も同じ。私が入り込んでいるはずだ。p258
いろんなものを頼りに進んでいけば、なんとなくそれらしいものにたどり着けそうな気がする。p262
Posted by ブクログ
「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉の通り、占いは必ずしも正しさを求めるものではなく、その曖昧さ自体に価値があるのだと感じた。
占いに求められているものは大きく二つあると考えた。
一つは意思決定のサポートである。人はすでに心の中で答えが決まっているにもかかわらず、最後の一歩を踏み出せないことがある。そんなときに占いは、自分の選択に対する責任や不安を担いでくれる役割がある。
もう一つは秘密の共有である。誰にも相談できない悩みや不安を打ち明けることで、気持ちが整理され、問題の半分は解決することもある。占いは、単に未来を示すだけでなく、安心して本音を吐き出せる場としての機能も持っていると感じた。
Posted by ブクログ
占いには縁がないけど、ルイーズさんにはみてもらってもいいかな。好感の持てる登場人物達にほっこり。食べるのには抵抗あるけど、通彦の変な料理が楽しい。
Posted by ブクログ
瀬尾さんの作品本当にだいすき!
やさしい世界観なんだけど、ちょっぴり変わった登場人物たちに癒される。
今回は、通彦が特に印象的だったな〜
のんきでマイペースな性格と独特の料理センスで、通彦が出てくるたびに空気がふわっと緩む感じがすごく良かった。
短編の中だと、「ニベア」が1番好きでした。
一見ヘンテコな家庭に見えるけど、読み進めると切なくて温かい。優しい嘘という言葉がぴったりのお話だった。
結局、凄い占いの能力を持った人が問題を解決をするわけではなくて、人が人を思う気持ちが、少しずつ人生をやさしい方向に動かしていくんだなと思った。
Posted by ブクログ
大きな事件が起こるわけではないのに、面白くてするすると読み進めてしまう。登場人物かみんな温かくて、ルイーズの程よくポジティブ、程よく頑張りやさん、程よく優しいところが、共感できてほっこりする。いい人生のほんの一片に寄り添わせてもらった気分。占いに対する捉え方が自分の中で前向きなものに変わった。
Posted by ブクログ
瀬尾さんの本は、読み終わってから幸せを感じるというよりも読んでいるその一瞬一瞬幸せを感じる。
自分の直感を信じること。
そして、その選択をする時に背中を少し押してもらえれば、良い運を引き寄せられる。
Posted by ブクログ
占いかぁ…
若い頃は恋愛、それから仕事の悩み
イベントみたいにいろんな占いに行ってみたりしてたな。
占い師側の目線って新鮮だなと。
でも確かに、背中押して欲しいだけだったりするよね。
答えなんてホントは自分の中で出てるというか。
違うこと言われると却ってムカつくというか…
なんてワガママなんでしょ。
強運の持ち主ってホントに居るのかな。
そう思い込むことも大事かも。
後は自分の直感を信じること!だね。
良い読後感でした。
Posted by ブクログ
言い方は良くないのかもしれないが、何も考えずサクサク読める話だった。
占いに来る時点で何かしら溜めたものがあり、それを聞いてもらったり背中を押してもらったり、何らかの「変わる」努力をしてるんだなと思う。
私は朝のテレビの占いさえちゃんと見てないが、占いをする側には興味が出た。
占いと言えど
ルイーズと通彦の掛け合いがほっこりします。占いの舞台裏が笑えます。コミュニケーション能力が問われるし、人間力がないと務まらない仕事だと思ういます。だから、占い師さんの言葉を、私たちは信じるんだろうな。素敵な仕事だと思います。
Posted by ブクログ
面白かった。
占い師の話も読んだことはなく、こんなふうになっているのかと知ることもできた。
何も事件のない瀬尾さんのお話は好きだけど、すごく心が動く要素も今回はなかったので星3つ。
これは完全に好みの問題だと思う。
個人的な評価は2.5-3という感じ。
悪い部分はないし面白くないとかじゃない。
読んだことのないストーリーだった。
けど、飛び抜けて好きな部分もなかった。
Posted by ブクログ
人と合わせるのが苦手なOLが占い師に転職し、その中の日々の生活、出会いを描いた作品。
今まで見えてなかったことが少しずつみえたり、きづいたりしていく主人公と周りの人々。
暖かく優しい目線で、元気になれる物語。
Posted by ブクログ
《人は誰かに背中を押されながら、自分の人生を歩いていく》
「本屋さんのある街で」という書店アンソロジーで瀬尾まいこさんの作品がこちらの続編ということを知り、手に取った。
先日、いろんな偶然が重なって瀬尾まいこさんと文藝春秋さんのオススメ本早売り対決に参加することができました.。゚+.(・∀・)゚+.゚
瀬尾さんも文藝春秋の石井一成さんもプレゼンがめちゃくちゃすごくて、会場も大盛り上がり!!!
楽しい時間を過ごすことができました♪
早売り対決後になんとサイン会もあり!
人生初のサイン会に参加し、為書きでこちらにサインを頂いてきました✧*。
私の名前、昔からあまりちゃんと読んでもらえたことがないのですが、瀬尾さん、名前を正しく読んでくださって嬉しかったなぁ(*ˊ ˋ*)♡
本名でお願いしたのですが、「本名なんですか!?」って驚かれちゃいました…!笑
私コミュ障だし緊張でガチガチだったのですが(笑)優しく話しかけてくださって、思っていたよりお話できて楽しくて幸せな時間でした(*ˊ ˋ*)♡
小さい子どもがいるのでイベントやサイン会などの参加はなかなか難しいのですが、また機会があれば参加してみたいな、と思いました✧*。
思いきって行ってよかったです\( ˆoˆ )/
さて、感想に戻ります。
以下、あらすじです。
ショッピングセンターの片隅に場所を構える元OLの占い師、ルイーズ吉田。彼女の元には子供から大人まで様々な悩みを持つ人たちが訪れて…。
こちら、まず設定が面白い!
元OL、元営業の占い師…見てもらいたい!♡
そして通彦と付き合うまでのエピソードがめちゃくちゃツボꉂꉂ(ノ∀≦。)σ
彼の変わった手料理も食べてみたいし、彼との関係性も素敵だったなぁ…♡
マンネリっていいことでもあるんですね( ᴗ ̫ ᴗ )
人間って今の状況を変えたい!と思った時に占いに頼るのかもしれないけれど、実際にその人の運を動かすのは占いじゃなくて、その人自身の選択や言動だったりするんだよな。
その背中を押してくれるのが占い師であったり、もっと身近な人であったりする。
占い師も完璧じゃないし、身近な人も迷いながら言葉をかけてる。
でも、その優しさが誰かを動かす力になる。
軽やかな物語のようでいて、じんわり心に染みる物語だった。続編も楽しみ♡
Posted by ブクログ
ルイーズ、命名のチョイスがナイス。
占い師ってカウンセラーみたいなお仕事だな。人は関係のない人に話すことによって、冷静さを取り戻したり、考えを整理したりすることができるんだろうな。ちょっと背中押してもらいたい時あるもんね。読みやすくて、ちょっと気分が良くなる小説です。
Posted by ブクログ
会社員から占い師へと転身した女性が、主役を務める連作短編集。
直感に頼った占いをしながらも、訪れる人の悩みに対して、真摯に向き合うところに温かみが感じられます。
主人公と恋人のやり取りも微笑ましく、彼が作るユニークな料理も含めて、最後まで楽しませていただきました。
Posted by ブクログ
占いって不思議で例え悪いことが出ていたとしても、良い方向に進めるように言葉を選んで背中を押してあげたり。出来事は変えられないけど意識を変えて見ることで違う見方ができたりする。
ほっこりしてするする読めた
Posted by ブクログ
ショッピングセンターの片隅で占いをするルイーズ吉田と、占いに来るお客さんの連作短編集。
瀬尾さんはありふれた日常にちょっとした不思議を共存させるのがお上手で、本作も身近でなくてもどこかでこんな暮らしがあるのかなあと想像させてくれました。
個人的には占いをあまり信じていないので、どんな人が占いに行くのか、何を相談するのか興味深かったです。
ルイーズのようにショッピングセンターの一角で占いをする人って見かけたことないんですが、都会(田舎民丸出し)では普通の光景なんですか…?
占い師にも良いこと悪いことをそのまま伝える人、相談者の雰囲気を見て直感で伝える人、様々だからお客さんとの相性も大事だなあと思いました。
悩みの深刻さは大小あれど、毎日一対一で人と向き合うのは職場の人間関係とはまた違った辛さがありそうですよね…。
ルイーズはお客さんのことや相談された内容をサラッと恋人に話していたので、気持ちは分かるけどそれはやめてー!と心配になりました。笑
通彦のようにマイペースで懐の深い人が強運の持ち主なのは妙に納得です。
未来はどっちにも転がる可能性があって、占いの結果は自分次第で変えていける。
ひとつのことに囚われず立ち止まって視点を変えてみることは、この先の自分の心にも留めておきたいです。
Posted by ブクログ
占い師というのは、もっと神秘的な人がやるのだと思ってた。主人公のルイーズは占い師のアルバイトをしたことがきっかけで、その道に進んでいく。そうだ。女性だわ。意外と計算でその人を占うように直感で判断して背中を押してあげるようなスタイルがうまくいったようだ。
自分の影しか強運の持ち主だと言うことで付き合うことにしたが、小説の最後はルーズ自身がその彼氏のそばにいることが強運の持ち主たる予言だったことが感じ取れた。
ほんわかしたとても面白い小説だった。
Posted by ブクログ
元OLが占い師となって巻き起こるいくつかのお話。簡単に占い師になれるとは思えないけど転身してその話術で人気を呼ぶ。うまくいきすぎな気もするけどこういう話も希望が持てていい。同棲する彼氏とのほのぼのした生活も微笑ましい。