あらすじ
ショッピングセンターの片隅で占い師を始めたルイーズ吉田は、元OL。かつて営業職で鍛えた話術と、もちまえの直感で、悩む人たちの背中を押してあげるのが身上だが、手に負えないお客も千客万来。「お父さんとお母さん、どっちにすればいいと思う?」という小学生。何度占いがはずれてもやって来る女子高生。「俺さ、物事のおしまいが見えるんよ」という大学生まであらわれて、ルイーズはついに自分の運勢が気になりだす…。ほっこり優しい気持ちになる連作短篇集。
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Posted by ブクログ
占いなんていいかげん、インチキだと思ってた。
実際、この主人公は結構いいかげんで、
思いつきで適当に占ってる。
でも、クソ真面目に真実を伝えるより、
いいかげんでも、その人の後押しになるような言葉をかけてあげる事こそが占いの真髄なのかなと思って、占いに興味がわいた。
大変、興味深い一冊だった。
Posted by ブクログ
大好きな瀬尾さん!!
占いに頼ったことは雑誌とかでしかないけど、実際に店に行く人の気持ちがわかった気がした。
不安な気持ちを誰かに指摘、解決してほしくていろいろと試す。
出てくる人物それぞれの占って欲しい内容と結末にほっこりした。
通彦とルイーズ別れんくて良かった…!!
夫婦間での相談も占いに頼るのはダメだね。
結局は自分で決める、運命に従って一緒に乗越えていく様子が良かった。
Posted by ブクログ
一人の占い師が占いによって色んな人たちと言葉を交わしプライベートな部分にまで優しく接する優しい小説だとおもいました。
またそんなにまでして人の悩みを聞いてあげることに感心させられました
その占い師さんも一人の人間なんだなってわかる部分もあってほっこりしました。
Posted by ブクログ
占い師って実際こんなもんなのかなと思った。なんだかんだ直感で占っていることや日常のことであれこれ悩む人間的なところが好感がもててほっこり面白い物語だった。
Posted by ブクログ
タイトルと作者に惹かれて購入
ある新人占い師を主人公に描く短編集
占い師の同棲相手が、主人公の占いによると超強運の持ち主。だがすごいことがおきるわけではないのだが、ほっこりする日常が描かれ、そこに主人公が占いでなんとかしようとしたり、しなかったり、できなかったり、ほっとできる話
Posted by ブクログ
答えを求めて占いに行くけど、結局決めるのは自分自身。実は自分の中の答えは既に決まってたりする。
「今後3年間悪いことが続く」ではなく、「3年頑張れば道が開けてくる」。悪い占い結果でもお客さんを勇気づけれるよう上手く伝えていたように、結局捉え方次第で、前向きに行動を起こせたらいいんだなと思えた。
Posted by ブクログ
読みやすかった。
どこか適当で、なぜかじんわり温かい気持ちになった。どんなに強運の持ち主でも良い時、悪い時があるけど、結局は直感と信じる力かなと思った。過ごしてきた経験と直感が大事で、あとは自分次第!
Posted by ブクログ
私の推しは"図々しい武田君"。
図々しく生きる方が上手くいく、みたいな話がとても分かりやすく描かれていた。短編集味があってか、スピード感を持って読みきれる
Posted by ブクログ
瀬尾さんの作品はやっぱり読みやすい〜!
占いの良いところだけ信じる都合のいい私としては、入りやすかった。
占い大好きでよく行く、しっかり信じてるって人にはオススメできません。
そういう方が読んだら怒っちゃう気がする...
何を信じるかは人それぞれだけど、最後に決断して行動するのは自分自身なんだなと改めて思った。
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「幸せ」に対する見方が変わった。自分が幸せかどうかは本人の考え方によるのではないかと思わせてくれる小説だった。占い師は日常の中の「心の拠り所」のように思えた。
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占いに直感に、アシスタントに師匠に恋人に。いろんなものを頼りに進んでいけば、なんとなくそれらしいものにたどり着けそうなきがする。
/もう少し雑に生きてもいいのだ、と思わせてくれる作品。
Posted by ブクログ
当たるも八卦当たらぬも八卦。
占いは言って欲しい言葉で、背中を押してくれることを期待するもの。
ルイーズ吉田も当事者になることで、何が未来を決めるのかを、知ることができたようだ。
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占い師は奇妙な仕事
傾向に背中を押す一言を添えて伝える仕事
正解はない世界だからこそ、
論理的ではない言葉が刺さる人間的な仕事
落ち着く時間をくれる本で、
みんな頑張って生きてるなって思う本
占いと言えど
ルイーズと通彦の掛け合いがほっこりします。占いの舞台裏が笑えます。コミュニケーション能力が問われるし、人間力がないと務まらない仕事だと思ういます。だから、占い師さんの言葉を、私たちは信じるんだろうな。素敵な仕事だと思います。
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瀬尾さんの本はほわっとしていて優しい。
今回もそんなほわっと感はあるものの、何か心を掴まれるようにグッとくるものが少なくてちょっと物足りなく感じてしまった。
主人公のこころの動きとかそれぞれの人柄の人間味あふれる感情の起伏などは目の前にいるみたいに想像できて面白いし、占い好きだから尚更この本は分かるなーと思いながら読んだけれど、インパクトにはちょっと欠けるかな…というところ。
Posted by ブクログ
吉田幸子の言うことはあまり信憑性がない。そこでルイーズ吉田。さらには2日の研修で占い師とは。
そこらへんの占い師もそんなもんなのかと思いながら楽しく読ませていただきました。
ニベアの匂いとか。ほのぼの。
安心してのんびりと読める。
良い読書時間でした。
Posted by ブクログ
色々な占いが流行るが、やっぱりそれが全てではなく心の持ち方なんだなあと思いながら、どの話も読み終えた後にほっこり。ゆったりと時間が流れていくような読み心地だった。
Posted by ブクログ
ルイーズの占い師 4つのほっこり物語
ニベア やわらかい匂いで泣き笑い
ファミリーセンター ちょっとだけ足を延ばして大きなスーパーに行ってみる これって日常を大切に過ごすことだと思う
おしまいの予言 武田君がいい
強運の持ち主 運勢を動かすのは自分次第
Posted by ブクログ
強運の持ち主になる方法がある
それは
信じすぎず拒否しすぎず
柔らかい思考でいること
すると、
なぜかうまくいくことが多くなるよ
占いでは
未来は決められないけれど
変えることはできる
占いなんてとバカにせず
なんでもとりあえず聞いてみる
それが開運への一歩目だよ
Posted by ブクログ
人との関わりが煩わしいから1人で働く占い師になったと言っている主人公だけど、占い師って悩みのあるお客さんと一対一で密に接するお仕事だから、ルイーズ吉田は実は人と接するのが好きなんだなあと思った。意外と自分のことは自分でもわかっていないのかもしれない。
元々占いは良いことしか信じないタイプだけれど、この本を読んだらますます自分の直感を大事にしたくなった。
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんの本は初めて読みました。
最初のお話があまりハマらなくて、読み進めるのが遅くなったけど、後半から(おしまい予言)惹き込まれた。
占い師って割とテキトーな感じなの?笑
確かに上手い言い方すれば、どうにでも受け取れるよなあと思った。笑
最後は、占いに頼りすぎるんじゃなくて、自分の直感を信じることや、周りの人達に頼ること(認識出来てないだけで頼れる人はいるよってことかな)の大切さを学べました。
Posted by ブクログ
占い師ってみんなこんなテキトーな感じなんかなあ?
占い行きたいって思ってたけど、上手く言いくるめられる感じなんやったらもったいない気してきた。。
Posted by ブクログ
何でもかんでも真面目に考えすぎる癖がある人への処方箋のような話。
人生そんなもん、なんとかなる、みたいなマインド
でもそのマインドって渦中にいると分からないんだよな、一歩引くという意味で人と関わることがものすごく大事なんだなと。
本を読んでいるといつも、人と関わることの素晴らしさや尊さを教えてもらうなぁ。
通彦の強運はルイーズを引き寄せたことだったのね。
Posted by ブクログ
占い師ルイーズが主人公のお話だが、占いをしてもらいに来たお客さんの想いがメインなのでは?
と思いながら読み進めた。
堅二くん、えらいぞ!まゆみさん、優しいじゃないか!武田くん、真っ直ぐでいいじゃないか!
身近にある幸せを探そう。
読後感はふわっとサラッと。
Posted by ブクログ
ほのぼのしてて心穏やかに読める作品。はらはらした展開もないから読んでて心の負荷がない。物足りない人もいるかもしれないけど、私には合っている気がした。