あらすじ
ショッピングセンターの片隅で占い師を始めたルイーズ吉田は、元OL。かつて営業職で鍛えた話術と、もちまえの直感で、悩む人たちの背中を押してあげるのが身上だが、手に負えないお客も千客万来。「お父さんとお母さん、どっちにすればいいと思う?」という小学生。何度占いがはずれてもやって来る女子高生。「俺さ、物事のおしまいが見えるんよ」という大学生まであらわれて、ルイーズはついに自分の運勢が気になりだす…。ほっこり優しい気持ちになる連作短篇集。
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Posted by ブクログ
気軽に楽しく読める本でした。
占いに何度もやってくる小学生のや女子高生の話は、伏線が回収されていく感じが面白かったです。占い師視点の考え方の描写や、主人公と周囲の人の会話のやりとりも、面白かったです。
Posted by ブクログ
読みやすくてすらすらと読めた。
営業から占い師になった女性の話。
同棲してる彼氏は、占いのお客さんで来てた人の彼氏が、すごく強運の持ち主かつ相性が良くて、
試行錯誤して付き合うことになった人。
料理のアレンジが癖があり、
休みは合わないし、冷めてく感情はあったが、
いない生活は嫌だと彼女が思えたこと、
彼が彼女のアタックに惚れたわけではなく、
スーパー?での買い物を付き合った後にした時に好意を感じたこととか素敵だった。
占いも大事だけど、
大切な子供第一に人生を考えたり、
直感を大切にすること、
周りを頼ることが大切だと教えてくれる小説。
Posted by ブクログ
占いのものがたり。
それぞれの人が抱えてるもの、感じてること、解決することが全てじゃない。
誰かの影響を受けるのも悪くない。それをまた誰かと違う形で共有していくのもちょっと愉快だ。p200
私の運勢を動かすのは、今はまだ自分自身だ。だけど、ほんの少し、私のこれからを決めるのに、通彦が入り込んでる。通彦も同じ。私が入り込んでいるはずだ。p258
いろんなものを頼りに進んでいけば、なんとなくそれらしいものにたどり着けそうな気がする。p262
Posted by ブクログ
元営業マンだった女性が占い師に転職して、営業で培った話術で上手い事お客さんにアドバイスする話。
設定が面白いし、もっともらしいアドバイスをするところなんかは妙にリアリティがあった。
最後は結局占いよりも直感を信じるべきというところも自分としては納得感があった。
Posted by ブクログ
鬱屈精神科医占いにすがるを以前読んで面白かったので、占いを題材にした小説を読みたいと思い読んだ。
心温まるやさしいお話だった
強運の持ち主のどこが強運なのかはわからなかったけど、人に頼れば強運に近づいていくのかもねえ
Posted by ブクログ
ショッピングセンターの片隅で占いをするルイーズ吉田と、占いに来るお客さんの連作短編集。
瀬尾さんはありふれた日常にちょっとした不思議を共存させるのがお上手で、本作も身近でなくてもどこかでこんな暮らしがあるのかなあと想像させてくれました。
個人的には占いをあまり信じていないので、どんな人が占いに行くのか、何を相談するのか興味深かったです。
ルイーズのようにショッピングセンターの一角で占いをする人って見かけたことないんですが、都会(田舎民丸出し)では普通の光景なんですか…?
占い師にも良いこと悪いことをそのまま伝える人、相談者の雰囲気を見て直感で伝える人、様々だからお客さんとの相性も大事だなあと思いました。
悩みの深刻さは大小あれど、毎日一対一で人と向き合うのは職場の人間関係とはまた違った辛さがありそうですよね…。
ルイーズはお客さんのことや相談された内容をサラッと恋人に話していたので、気持ちは分かるけどプライバシー保護して!と心配になりました。笑
通彦のようにマイペースで懐の深い人が強運の持ち主なのは妙に納得です。
未来はどっちにも転がる可能性があって、占いの結果は自分次第で変えていける。
ひとつのことに囚われず立ち止まって視点を変えてみることは、この先の自分の心にも留めておきたいです。