ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 男ともだち

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    ハセオのような男ともだちは存在するのか。するか否かは別として、自分たちの不完全さを受け入れ、それを隠しながら世の中に馴染む。その苦悩を共有しながら共に生きることができる人がいることの心強さって凄いなあ、羨ましいなあ。と思いながら読み終えてしまった一作。

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    2026年05月10日
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    239P

    私芥川龍之介の藪の中が小説の中でも一番レベルで大好きで、それも今昔物語集に元ネタがあるんだよね。芥川龍之介ファンは今昔物語集読むよね。

    芥川龍之介は今昔物語集からインスピレーションを受けてるらしいけど、今昔物語集って独創性が凄い濃いなと思った。

    ポリコレ時代になる前の方が、本当に面白い不細工を主人公にした作品とか、本当に美しいレズビアン作品が見られた気がする。創作において政治的に管理されることがいかに芸術を殺すかという事が分かる。

    「【コラム】  酔っぱらいの出家を認めたシャカ  人を見て教えを説くという方便を重んじたシャカは、酔ったはずみで出家したことを許した。巻第一第二

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    2026年05月10日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    四篇の短編集。
    内容が深い。

    無意識にやっている、その行動は、実は決められたものだった、、、自我って何?
    デフォルトって、何なのか。

    たしかに、常識がいい感じにひっくり返った。

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    2026年05月10日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    ドイツ大好きな私にとって、お城と幽霊の組み合わせは聞いた事がなく、興味津々で読んでみました。
    世界的に有名なあのお城にもこのお城にも、現役ロイヤルファミリーがお住まいのお城にも、私が思っていた以上の数の幽霊がいて、しかも有名人的な感じで扱いで、ドイツと英語でこんなに違うの?という感じです。
    ドイツでも魔女狩りはしていたけど、幽霊になるって考えや、共存?、生きてないから“存“ではないけど、、、割と近い2つの国で、こんなにも違うんだなぁと思いました。
    お城や幽霊のイラストもとても良かったです。
    でも、気になって画像検索もしてしまいました。

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    2026年05月10日
  • おきざりにした悲しみは

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    今の話なのにちょっと懐かしい空気感なのは主人公長坂誠の性格?
    とにかく駄目なんだけど憎めない、貧乏なのに人には使える、愚かだけど賢く、優しいジィさん寄りのおっさん
    そんな長坂が出会った真子14歳と圭11歳
    二人には歌と書の才能があって
    やがてそんな3人の運命が良い方に転がり始める
    いや、面白かった
    かなり好きな本となった

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    2026年05月10日
  • 法廷占拠 爆弾2

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    めちゃめちゃ面白いやーん!!
    前作もすごく面白くって、もう映画は観んでもええな、と思いつつも結局劇場で観てしまい、佐藤二郎の演技に圧倒されたけどそれでもやっぱり小説の方が良かったな、と思ったものの、この続編については絶対に映画化もして欲しい!!映画でも観たい!!
    今回は登場人物それぞれ映画の俳優さんイメージが思い浮かぶのもまた一興だし、前作との繋がりやそれぞれのキャラクターを更に楽しめるのも続編ならでは。
    設定や犯人のロジックも斬新だし、スズキタゴサクは更にパワーアップしてるし。
    そしてエンタメだけでなく、こういった無敵の人を生み出してしまう社会の怖さも感じる。
    エンディングでは何やらこの先も

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    2026年05月10日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    普通に出会いたかった、という言葉がとても重いものに感じました。
    その言葉を目にした時、確かにこの作品には、普通というものは存在していなかったかもしれないな、と気付きました。
    破滅に進んでいく話を読み続けるのは苦しくもありましたが、それでも傑作と呼んでも良い作品でした。

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    2026年05月10日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    面白かった。プロットがよい。主題である謎の調香師に対して、最初はホームズみたいな感じかなと思ったり、犬みたいな人間だなって思ったりもしたけど、最後の方に人間らしさがすごく出てきて、そこが好みだった。

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    2026年05月10日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    これは面白い。
    ただの仇打ちの話だと思い、最初はそこまで面白いと思わなかった。
    しかし、読み進めるうちにこれはただの仇打ちではないぞ、何か裏があるな、と少しずつ情報が解放されていく。
    また、話は誰かが木挽町の人々から話を聞いている内容で進められるのだが、その人々の背景も全て面白い。
    なぜタイトルがあだ打ちなのか、最後まで読み終わった時の爽快感が半端ない。
    久々にいい小説を読んだ。

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    2026年05月10日
  • 13階段

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    江戸川乱歩賞受賞作品「13階段」
    ミステリー好きの友人がオススメしてくれたこの作品は桁違いのスリル感でした。

    死刑という日本で置かれている法律の在り方についてやその他の罪を犯した者たちのその後をリアルに風刺したこの作品。
    僕は「贖罪」とはなんなのかということを真剣に考えました。
    罪滅ぼし、償い、赦しを得ること。
    罪にはもちろん被害者と加害者の構図があるけど、
    必ずしも加害者が贖罪のためだけに後世を送り続け、
    いつ赦しを得られるかもわからないジレンマに陥りまた再犯を繰り返す。
    死刑には必ず処刑する者もいて、その人らの感情もリアルに感じられて読むページが止まらなかったです。

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    2026年05月10日
  • 白夜行

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    読書にハマるきっかけがこの作品でした。
    多くの伏線回収が逸材で、読めば止まらず、何度も読み返していた一冊。
    これを読んだ後の余韻は今もなお鮮明に覚えてる程度です。

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    2026年05月10日
  • 木曜日にはココアを

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    デビュー作。
    彼女の作品はもう何冊か読んでいるが、同じようにオムニバス形式だがそれぞれ関わり合って繋がりがあるのが、とても面白い。
    人生は色々な出来事が起きるが、自分側からしか見えないし見ようと思えない。でもこのお話を読むと、別な側面の見方がある事に気付かされる。良し悪しだけではない、他の人にはその人なりの正義や言い分がある。
    少しだけでも、そう想像して生きていければ、みんな周りに優しくなれたり、怖がらず自分に正直になれる。前向きな気持ちになれる作品でした。

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    2026年05月10日
  • 人文知は武器になる

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    普段気になっているお二人の対談本ということで、発売まもなく読んでしまった。
    私たちは理性的な生き物だと思い込んでるけど、実は結構クセのある生き物だと日頃から感じること有る。
    だからこそ、古来からの書物や歴史を学ぶことが必要なんだろうな。クセを理解する。
    ジクソーパズルのようと語られているのは、確かにそう。明日すぐに役立つことはないけども、学び続けていくと思いがけないところが繋がったり、同じものを見ていても風景が変わって見えたりしてくるのは面白いな。

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    2026年05月10日
  • サバイブ!

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    がんを患ってから起業するストーリーだけど、期待以上の内容だった。起業するつもりはないけど、起業できそうな気がしたしある意味で勉強になった。序盤から最後までずっと気になる展開で飽きさせない。コタローには共感できない部分もあるけど、人柄がすごく好き。読みやすくてオススメできる一冊。

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    2026年05月10日
  • われら闇より天を見る 上

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    読んでいて苦しくて、この苦しさから登場人物たちをはやく解放してあげたい思いで一気に読んだ

    “自分を毎日生かしてくれているあの怒りを失いたくなかった”

    生きることは苦しいよー、だから苦しい本は好き
    それでも愛を与えたいと思える人がいれば、人は生きていける。

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    2026年05月10日
  • 成瀬は信じた道をいく

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    ネタバレ

    一作目を読んで感動してしまい、二作目を買おうとしていたらふるさと納税で宮島さんのサイン本があったので迷わず手が伸びた一冊。
    成瀬の周りの人からの視点で描かれていたが、誰もが最後は成瀬の虜になって終わる。そんな成瀬が本当に魅力的だし、自分も成瀬のように周りの人にいい影響を与えられる人でありたいと思わされる。
    最後のパートはやっぱり島崎との青春物語で締められて、しっかり泣かされる。よくいる「仲良し女子2人組」とは何か違うけれど、お互いへのリスペクト、信頼がわかるからこそ2人の友情は読む人の心を動かすのだろう。

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    2026年05月10日
  • 短篇七芒星

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    お話もさることながらとにかく地の文が面白い。
    語り手たちの心の声が軽妙で率直で、会話の狭間にツッコミかのように差し込まれる地の文が気持ちいい。

    群像の特別版か何かで呼んだ「デニムハンター」がかなり面白かったからうっすら気になっていた作家さんではあるけれど、完全に恋に落ちた感じ。舞城王太郎の文章にとにかくたくさん触れたい。

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    2026年05月10日
  • 静かなひとりごと

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    本屋でこの本を見かけて直感的に良さそうだなと思って買って積読してたんですが、ふと読んでみようと思って買って読んだらめちゃくちゃ心に響いて買っといて良かった。
    読んで良かったと思いました。

    自分では言語化できないけど思ってる事を著者が言語化してくれてたり、そういう考え方もあるなぁと共感できる言葉も多かったです。

    モノクロ写真が好きなので、モノクロ写真も良かったです。

    心地よい一冊でした。

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    2026年05月10日
  • おもかげ

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    ネタバレ

    「死後の魂は、人生のうちで最も幸福だったころの肉体をふたたび獲得する、」

    だいぶ前に古本で購入して、長らく積読だった本。
    表紙の裏に前の持ち主が書いた登場人物の関係図のメモが挟んであった。

    竹脇の自分を律した生活・仕事と自分を比べて
    恵まれた環境にもかかわらず全く自堕落な自分が恥ずかしいと思った。

    子は親を選べず、また親がいない子もいるなかで、
    なお、自分の娘を大切にしようと思えた。

    けっこう感情を揺さぶる本でした。

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    2026年05月10日
  • 逆転泥棒

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    前回の逆転美人に続く、逆転モノ第二弾。
    ある日空き巣に入った家は、初恋の人の邸宅で…

    なるほど、そこが逆転するのかと本作もとても面白かった。私世代の子供時代を懐かしく思えるエピソードがたくさん出てくるので、同世代の方には特にオススメです。

    3作目の逆転ミワ子も楽しみだ。

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    2026年05月10日