小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
水彩画のような本だった。
森や草木、おばあちゃんとの暮らし、季節の移ろい。淡く優しい色が少しずつ重なって、一枚の絵になっていくような物語だった。
特に心に残ったのは「自分で決める」ということ。
自分の人生なのに、自分で決めることは案外難しい。私自身にもまだ足りないところだと感じた。
自分で決める力を持つこと。それが、不安や恐れ、自分を惑わせるものから自分自身を守ることなのかもしれない。
そして、おばあちゃんには自分の死が近いことが見えていたのだろうか。
最後のメッセージには胸がいっぱいになった。
身体がなくなっても魂まで消えてしまうわけではなく、身体から離れた魂は自由になれる。
静 -
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Posted by ブクログ
人を信じることの難しさ、苦しさを描いた物語。
若い夫婦が自宅で惨殺され、犯人の男が逃亡して一年が経ったところから物語は始まります。
読み始めは犯人の逃亡劇かと思いきや、それだけではなく、千葉・東京・沖縄を舞台にそれぞれの登場人物の視点で、家族・恋人・友人を信じることができるのか?ということが描かれていました。
一番印象に残ったのは、洋平と愛子の親子。愛子は幸せになれると思いたいのに、心のどこかで娘に対する自信のなさが顔をだしてしまう描写がとても切ないです。洋平が田代に対して逃亡犯ではないかと疑い始めたとき、身近にいる田代の真面目さから逃亡犯なわけがないと思いつつ、逃亡犯との共通点を探してしまう -
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暗号解読 下
原作:サイモン・シン
訳:青木 薫
出版社:新潮社
新潮文庫 シ 37 3
下巻のはじまりは、暗号ではなく、言語と、古代文字の解読である。暗号は、言語に通暁している者が適しているといわれていて、ヒエログリフなどの解読の手法と暗号との対比による解説である。
もともと、敵が知り得ないような言語があれば、その言語で対応していれば、平文でも全く問題はない。太平洋戦争の中で、ナヴァホ暗号といわれた言語がそういった使われ方をしている。
そういえば、映画でマンハッタンで、敵にかこまれた工作員どうしが、アフリカ戦線で覚えた言語でコミュニケーションを図っているのを思い出した。
次にヒエログ -
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テレビドラマ『おいしい給食 season3』のノベライズ本です。
10月からseason4が放送されるということで、現在BS12でseason3が再放送されています(金曜日の午前2時30分~)。
わたしは、この作品は全然好きでもなく、まったく興味もなかったのですが、先日たまたまWOWOWで『劇場版 おいしい給食 Final Battle』を観てしまい、不覚にもラストで感動してしまい、今、ハマっていますw
主人公の甘利田 幸男(あまりだ ゆきお)さんは、中学校の数学教師で、常節(とこぶし)中学校から、黍名子(きびなご)中学校へと異動し、現在は忍川(おしかわ)中学校で勤務しています。
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルと雰囲気で面白そうだなーと思ってたのでやっと読めて良かった〜
最初は海外小説にありがちで固有名詞が全然頭に入ってこないし、ノースカロライナ?の湿地??1950-60年代のアメリカの文化的歴史的背景も分からないので読んでても文章が頭のなかで滑ってたんですが、頭のなかに入るようになってからは一気に面白くなってきました。
A面B面で話が進む展開大好きなのでA面とB面が交わってからはもう読む手が止まらなかったです。早く読みたい。仕事してる場合ではない!!
ノースカロライナの湿地帯の美しい自然や野生動物たちの強かさなどの描写が素敵だった。
是非実写映画も観てみたいなぁ!
カイアの強さ、美しさ -
Posted by ブクログ
医療×ミステリーという組み合わせだけでも面白いが、本作で特に惹かれたのは天久鷹央という人物そのものだった。
著者が現役の医師ということもあり、病気の症状や診断に至るまでの過程、病院内の描写には説得力があり、それが物語への没入感を高めてくれる。
一見すると怪奇現象や不可解な事件にしか見えない謎が、医学的な知識によって論理的に紐解かれていく。その過程こそ、本作ならではの醍醐味だ。
中でも一番刺さったのは「不可視の胎児」。
その小さな頭の中に膨大な知識と無限の好奇心を詰め込んだ鷹央だが、倫理観や人の感情、いわゆる「空気を読む」ことは苦手であり、本人もそれを自覚している。
そんな鷹央が、患者を -
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