あらすじ
氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。そこを一人で切り盛りしているのは、かつての同僚・葛井円だった。海外の珍しいメニューを提供する素敵な空間をすっかり気に入った瑛子は足しげく通うように。会社で起こる小さな事件、日々の生活の中でもやもやすること、そして店主の円の秘密――世界の食べ物たちが解決のカギとなっていく。読めば心も満たされる“おいしい”連作短編集。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
穏やかな時間が流れているカフェ。
第1話 あずさが結婚して仕事を辞めるという。完全に人手不足だ。瑛子は散歩に出掛けてカフェルーズに出会う。あずさと彼はカレー屋を始める予定で、一緒にカフェルーズを訪れると、カフェルーズをやっている円が、そのビルは1年で取り壊す予定だ。結婚詐欺じゃないといいけどと言い出す。
第2話 亜沙実と瑛子はランチに出る。取引先にお中元を送ったが、アルコールはやめてと言われてしまった。アルコールは送っていないのに。
第3話 若井さんがお土産に持ってきた月餅が箱ごと消えた。
第4話 中学時代の同級生の珠子が遊びにきた。娘は修学旅行に行っているらしい。カフェルーズに行き、大根入りカレーを食べる。珠子の夫が頻繁に幼馴染とメールをやり取りしているらしい。
第5話 カフェルーズにお客さんが入ってきて、円をおがくずちゃんと呼び、スペイン語講座で一緒だったという。おがくずと呼ぶのはやめて欲しい。注文は受けられないと円は言った。
第6話 午後9時頃に中学生くらいの女の子がやってきて、アイスミルクティーを注文した。11時頃になってもまだいる。
第7話 カフェルーズの近くに似たようなコンセプトのカフェができ、メニューもそっくりだ。
第8話 プレートにデザート盛り合わせのメニューができて店内は賑わっている。
第9話 瑛子はクリスマス前に風邪をひく。
Posted by ブクログ
気を張らず居心地が良くて、フラッと寄れる常連なカフェがあるって良いですよね。
しかも個人店で小さいけど常連さんがいて、そんなところで私も本を読みたい笑
謎解き要素はちょっと少なめですがあらゆる世界の料理や飲み物が出てきてちょっとした図鑑読んでる気分です。食べ物で世界が広がるなんて素敵!
Posted by ブクログ
アンソロジーで他作品を読んだことのある近藤史恵さんのずっと気になってた作品!
出てくる世界の食べ物や飲み物を検索しながら読んでると、自分も世界を旅しているかのように感じられた。
個人的には、ロシア風ツップフクーヘンとセラドゥーラが食べてみたい!
やっぱり食べ物が出てくる作品が好きだなぁと実感。
最後の終わり方も個人的に好きで、続編がとても気になる!
Posted by ブクログ
世界の味を楽しめるカフェ。こんなカフェが身近にほしいな。
そこに行くだけで癒されたり、落ちつける場所って貴重だと思うんだ。
チーズケーキ好きとしてはロシア風チーズケーキを食べてみたい。
Posted by ブクログ
ちょうどコロナ禍の頃に発売されて、喉から手が出るほど、当時は読みたくて仕方ない!と思った1冊。連作短編集。
結局積んでたんですけど。
タイトルからして、主人公が旅に出て色んなカフェを回るような話なんかな、と思っていたけど、違った!
読み始めてからは、お店を訪れるお客さんの悩みを解決する話なんかな、と思ったけど、そういうわけでもなかった!
そして、ラストにかけて、そんな大きな問題をバコーンと入れてくるとは思わなかった。連作短編集やけど、想像してた連作短編集より濃かった。
ちょっとした刺激と美味しい食べ物で、いい塩梅というのか。今の私にはちょうど良いバランスの本でした。
Posted by ブクログ
1ページ目を開き「独身、子供もいない、恋人もいない。取り立てて美人でもなく、趣味らしい趣味もない。」というひと文に共感し、即購入しました。
読み始めると止まらなく、本当に旅に行った気分になりました!近くにこんなカフェがあれば入り浸ってしまいそうです。
果たして瑛子は円に謝りたい気持ちを言葉にして伝えたのか...それだけが心残りです。(2作目も読みました)
Posted by ブクログ
カフェ・ルーズをひとりで切り盛りする円は、世界を旅して様々な世界中のスイーツをお店に出す。
たくさんのスイーツが登場して、とても癒された1冊でした!
スイーツだけじゃなく、人と人との関わりが垣間見える内容でとても読みやすく、最後まで一気読みでした!
続編も文庫化されているので続きも読んでみようと思います!
Posted by ブクログ
好き
あるカフェ
世界各地の飲み物やデザートを出してくれる
店長の円は月の初めにお店を閉め実際に旅をし新メニューとなる飲み物やデザートを味わい勉強をしに行き、研究し、メニューとして出したりする。
Posted by ブクログ
世界中の食事やドリンク、そしてスイーツに埋め尽くされている作品。
そのどれも美味しそうで、こんなカフェが近くにあったらいいのにと思ってしまう。
だが、この作品の魅力はそれだけではない。
30代後半で独身、そんな状況を、もう寂しいと感じることもなくなってしまった主人公の女性を描くのが、とても上手だと思った。
男女の違いはあれど、共感できる部分も多かった。
大好きな一冊です^^
近藤さんの本は初めて拝読しましたが、すっと物語が入ってきて、あっという間に読み終わってしまいました。沢山のスイーツが出てきますが、ついつい調べて自分も見たことない食べ物にワクワクしっぱなし!いつか海外に行ったら本場のツップフクーヘンを食べてみたい!短編集なので色んな視点から物語を見れるので飽きず、
読み終わった後はとっても幸せな気持ちになりました^^
本当に大好きな一冊になりました!
Posted by ブクログ
近藤さんの本は自転車系とみかんとひよどりくらいしか読んだことがない。
ありがちな一品一話の料理ものだけど、安定しているかなと思う。
でも、最近は似たフォーマットが多すぎるかな。料理物に限らずだけど。
Posted by ブクログ
こんな行きつけのカフェがあったらな。
移動中にAudibleで。
旅にはなかなかいけないけど、食事で旅に出れるって素敵。
聴きながら、物語の土地やスィーツを調べるのもまた楽しくて。なかなか食べれないけど。
主人公の瑛子さんと、カフェ店主の円さんがホントにいい。英子さんの人に関わるときの心の揺らぎに共感して、円さんに寄り添われて、食べ物に救われるという様々な人生にも関わるお話。面白い。
次のシリーズ本が実家に積ん読になっているから早く読まなきゃ(笑)
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて購入。
聞いたことのない世界のお菓子ばかりで、その都度検索しながら読み進めた。
美味しそうな描写に浸っているだけのつもりが、主人公・瑛子の日常に潜む小さな謎、そして元同僚で小さな喫茶店「カフェ・ルーズ」を営む円が抱える秘密に、いつの間にか引き込まれていた。前半は軽やかなのに、後半にかけて少しずつ深まっていく構成が見事で、最終話では思いがけない事実に驚かされる。
「自分にとっての普通が、実はそうではなかった」と気づかされる瞬間が、何度も訪れる。
自分の凝り固まった見方が、ふっとほどけていく作品でした。
Posted by ブクログ
ほっこりするいい小説だった。和菓子のアンに通ずるところもあり,食については興味をそそられるところもたくさんあった。疲れている時などに読みたい本。
Posted by ブクログ
登場人物が魅力的!
でもステキなのは女性ばかり
男性はみんなポンコツです
愛すべきポンコツではなくだめな人
料理がおいしそうで、コンセプト通り
旅にでたくなっちゃう
カレーとお茶が気になる
Posted by ブクログ
主人公奈良瑛子は、昔の同僚葛井円が開業したカフェの常連になる。円は祖母の家を世界中の珍しいスイーツを出す居心地の良いカフェにしていた。
セラドゥーラはおがくずと言う名前のお菓子。砕いたビスケットとコンデンスミルク入りの緩い生クリーム交互に重ねただけのスイーツが印象的だった。
NHKあたりでドラマ化されそうな空気感。
Posted by ブクログ
世界の珍しいスイーツを通して、日常の謎や人の心に優しく寄り添う極上のミステリー。ページをめくるたび、甘い香りに包まれてデザートが猛烈に食べたくなります!
旅気分と美味しい癒やしを求める人に。
Posted by ブクログ
瑛子は30代独身、彼氏なし、結婚の予定なし。そんな瑛子が近所に見つけたのは、陽当たりが良い一軒家のカフェ。店主は、偶然にも瑛子の元同僚の円で、世界を旅して気に入った飲み物やスイーツを出してくれる。短編集で、毎回、小さな事件が起きるが、美味しいお菓子や飲み物と共に謎が解けて行く構成。1話ずつゆっくりと楽しめるのがいい。こんなカフェが近くにあったら良いなと瑛子のことを羨ましく思ってしまう。作品に出てきた、香港ミルクティーを家で淹れて、ちょっとだけ作品の世界を楽しんでみた。良い小説に出会えたなと思う。
Posted by ブクログ
主人公、奈良瑛子の日々起こる色んなことや毎日の揺れ動く気持ちを描くだけでなく、近所のカフェのメニューにより刺々しかったものがまぁるくなる、そんなお話が続く短編集。
カフェの店長の背景や、独身女子の気持ちなど、カフェメニューのほっこりだけではないもやもやが描かれる。
世界のメニューも興味深いけれど、そんな人間模様も読んでいて気になる。
読み終わった後は旅に出た気分になる。
旅行の後って、疲れが溜まったり終わってしまう切なさがあったり、スッキリ爽快だけではないと思うけど、そんな気持ち。でもリセットされてるのは確かで、毎日を新たに過ごしていこうと思える一冊。
Posted by ブクログ
「この世でいちばん好きな場所は自宅のソファだ」
この始まりの一文から
主人公の瑛子に共感しまくりで引き込まれました。
趣味らしい趣味もないが
気ままな一人暮らし、
でも将来に漠然とした不安もある瑛子。
そんな時に見つけたカフェルーズ。
様々な国の珍しいスイーツで
旅に出たような気持ちになれたり
日常のちょっとした出来事を解決したり(いや、結構深刻な話もあったけど)
オーナーの円のお人柄と共に
カフェルーズが瑛子にとってかけがえのない大切な場所になっていく。
私も自宅のソファの上が大好きだけど
こんなカフェが近所に欲しいー!
白ワインをアルムドゥドラー(ハーブレモネード)で割った飲み物飲んでみたい〜。
ツップフクーヘン(ロシア風チーズケーキ)食べてみたい〜(なぜこんなにも覚えにくい名前ばかりなのか)
続編もあるようなので予約しよ!
Posted by ブクログ
題名通り、旅に出た気分になる小説でした。
お腹が空いてきて、食べてないけど美味しい気持ちになれるミステリー作品。
少し気持ちがささくれ立ってる人物の登場に心がイラッとしたけれど、最後は更に旅に出たくなる素敵な物語でした。
Posted by ブクログ
世界を広げてくれるお菓子とカフェ、いいなと思う。題名が秀逸!
会社にいいように使われて、心がささくれだってる津島さんのその後が気になる。どうか、良い方向に人生が変わりますように。
表現がおかしくて意地が悪い人は、環境に侵されてるのかもしれないと、そう思える心の広さを持ちたいなと思った。
Posted by ブクログ
良い作品ですね
氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。
そこを一人で切り盛りしているのは、かつての同僚・葛井円だった。
海外の珍しいメニューを提供する素敵な空間をすっかり気に入った瑛子は足しげく通うように。
会社で起こる小さな事件、日々の生活の中でもやもやすること、そして店主の円の秘密――
世界の食べ物たちが解決のカギとなっていく。
読めば心も満たされる“おいしい"連作短編集。
Posted by ブクログ
第二弾から読んだので円の「カフェ・ルーズ」を開店
エピソード。円の過去など苦難も乗り越える姿にも胸熱
そして円の旅先での出会いを再現したカフェメニューに
心地よい雰囲気を想像してコーヒーを一杯。
Posted by ブクログ
少し不思議で、美味しそうなスイーツが出てくる小説。
少しのミステリー要素や、ヒューマンドラマ的な部分もあり、面白く読めた。
「セラドゥーラ」を実際に作ってみたが、簡単で美味しかった!
さらっと読めます
色々な各国のお菓子が出てくて、私も食べたくなりました。シナモンプッラもシナモンロールとは何となくちょっと違うんだよね。とか思いつつ読めました。
最後はちょっと重い話題なのですが、その後がどうなるかも気になるので続編を書いてくれると嬉しいです。
Posted by ブクログ
こじんまりとしたカフェのメニューから知らない世界が広がっていくのを感じました。出される世界各国のスイーツは聞き慣れないものばかりですが、店主である円の深い知識と経験に基づく説明が丁寧で自分も味わっているような気分になります。それぞれのスイーツに絡んだ小さな事件はどことなく小さなトゲを感じるものが多くモヤモヤしてしまったのですが、それを美味しそうなスイーツが和らげてくれているような気がします。こんなカフェが近所にあれば、自分も常連になりそうです。
Posted by ブクログ
Audibleで聴了。
Audibleではライトノベルばかり聴いているけど、息抜きにこの作品を聴いてみました。
近藤史恵さんの作品はサクリファイスに次いで2作目。タルト・タタンシリーズはドラマを観て、けっこう好きだったので原作も読もうと思いつつ読めていませんでした。
この作品は、カフェを舞台にした連作短編集。ちょっと胸がざわざわするような人のイヤな部分も描かれていて、サクリファイスに通じるものがありました。読みやすい文章でスイーツも美味しそうで面白いけれど、こういう作品は今の気分ではないなぁと改めて思いました。
Posted by ブクログ
おいしく、そして少しほろ苦い気持ちになる1冊。
ささくれだった気持ちを持っていた主人公・瑛子はかつての同僚・円(まどか)が営むカフェに通うようになる。
ミステリーというほどではないが、ちょっとした謎が短編ごとに一応ある。が、この本の本質はミステリーとは違うように思う。(かと言ってカテゴライズするのは難しい…ヒューマンドラマ?)
独身であることの寂しさや家庭の問題、他者への悪意…少し心がザラりとする諸問題を細かく描いているところが特徴的だ。
それでいて、その全てを解決するのではなく、問題がありながらそれをどう受け止めるのかは本人だけが決めることであると、一読者としては受け取った。
好きなオチじゃない話もあったが、一つ一つの話の完成度は高い。
またカフェのコンセプトは面白い。
実際にあったら是非足を運びたいと思うほどに。
全然気づかなかったが、『ホテル・ピーベリー』『タルト・タタンの夢』の作者か!
この人の書くお話っていつもなんだかほろ苦い。
でも嫌いじゃないからこうして手に取って読むのだろう。
心地よい読み心地
タイトル通り 瑛子さんと一緒にお菓子を通して知らない街へ旅に出たような爽やかな、ちょっと自分の心の隅に日の光を恐る恐る当ててみたような読後感で満足しました。ただ最後の円さんの恋人のお話は余計だったかな…と勝手に思ってしまう。せっかくの心地よさの中 そこだけ瑛子さんとの関係がなんとなく生々しく感じてしまったので ☆マイナス2。ただ、この感想は私のわがままで 実際には必要なのかも