あらすじ
氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。そこを一人で切り盛りしているのは、かつての同僚・葛井円だった。海外の珍しいメニューを提供する素敵な空間をすっかり気に入った瑛子は足しげく通うように。会社で起こる小さな事件、日々の生活の中でもやもやすること、そして店主の円の秘密――世界の食べ物たちが解決のカギとなっていく。読めば心も満たされる“おいしい”連作短編集。
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Posted by ブクログ
皆さんの感想に影響受けて、近藤史恵さんの小説を初読しました。おかげさまで、またひとり、好みの作家さんに出会うことができました。感謝!
日常と非日常である世界を繋げて、優しい気持ちにしてくれるカフェ。うちのご近所にも…探しに出掛けてみます。
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食べたくなるようなスイーツがいっぱい。円さんの鋭い観察眼、そして、旅をしてその地のスイーツを食べて、自分の世界を広げていく。すごい。きっとアンテナの向きを変えれば、私にも、きっと出来るはず。
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初めて聞く異国のデザートにわくわく。
そして、一章ごとに登場人物の連れて来るミステリー。それらが新しい世界へ向かってひらかれていく爽快感。
カフェ店主の女性の芯の強さも印象的。
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穏やかな時間が流れているカフェ。
第1話 あずさが結婚して仕事を辞めるという。完全に人手不足だ。瑛子は散歩に出掛けてカフェルーズに出会う。あずさと彼はカレー屋を始める予定で、一緒にカフェルーズを訪れると、カフェルーズをやっている円が、そのビルは1年で取り壊す予定だ。結婚詐欺じゃないといいけどと言い出す。
第2話 亜沙実と瑛子はランチに出る。取引先にお中元を送ったが、アルコールはやめてと言われてしまった。アルコールは送っていないのに。
第3話 若井さんがお土産に持ってきた月餅が箱ごと消えた。
第4話 中学時代の同級生の珠子が遊びにきた。娘は修学旅行に行っているらしい。カフェルーズに行き、大根入りカレーを食べる。珠子の夫が頻繁に幼馴染とメールをやり取りしているらしい。
第5話 カフェルーズにお客さんが入ってきて、円をおがくずちゃんと呼び、スペイン語講座で一緒だったという。おがくずと呼ぶのはやめて欲しい。注文は受けられないと円は言った。
第6話 午後9時頃に中学生くらいの女の子がやってきて、アイスミルクティーを注文した。11時頃になってもまだいる。
第7話 カフェルーズの近くに似たようなコンセプトのカフェができ、メニューもそっくりだ。
第8話 プレートにデザート盛り合わせのメニューができて店内は賑わっている。
第9話 瑛子はクリスマス前に風邪をひく。
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気を張らず居心地が良くて、フラッと寄れる常連なカフェがあるって良いですよね。
しかも個人店で小さいけど常連さんがいて、そんなところで私も本を読みたい笑
謎解き要素はちょっと少なめですがあらゆる世界の料理や飲み物が出てきてちょっとした図鑑読んでる気分です。食べ物で世界が広がるなんて素敵!
Posted by ブクログ
アンソロジーで他作品を読んだことのある近藤史恵さんのずっと気になってた作品!
出てくる世界の食べ物や飲み物を検索しながら読んでると、自分も世界を旅しているかのように感じられた。
個人的には、ロシア風ツップフクーヘンとセラドゥーラが食べてみたい!
やっぱり食べ物が出てくる作品が好きだなぁと実感。
最後の終わり方も個人的に好きで、続編がとても気になる!
Posted by ブクログ
世界の味を楽しめるカフェ。こんなカフェが身近にほしいな。
そこに行くだけで癒されたり、落ちつける場所って貴重だと思うんだ。
チーズケーキ好きとしてはロシア風チーズケーキを食べてみたい。
大好きな一冊です^^
近藤さんの本は初めて拝読しましたが、すっと物語が入ってきて、あっという間に読み終わってしまいました。沢山のスイーツが出てきますが、ついつい調べて自分も見たことない食べ物にワクワクしっぱなし!いつか海外に行ったら本場のツップフクーヘンを食べてみたい!短編集なので色んな視点から物語を見れるので飽きず、
読み終わった後はとっても幸せな気持ちになりました^^
本当に大好きな一冊になりました!
Posted by ブクログ
タイトルから勝手にほっこり癒し系小説だと思って読み始めたが、日常の謎系だったとは!(帯にはちゃんと“コージーミステリ”と書いてあった)
おいしそうな料理やスイーツやがたくさん出てくるので全体的には柔らかい印象。ではあるが、ピリッ引き締まった雰囲気も持っていて…なんかこう、癖になる。
主人公である瑛子はこれといった特長のない、ごく平凡な人物だ。しかしきちんとした常識をもっていて、安心して身を任せられる。
カフェのオーナーである円もまた然り。ラストでまさかのカミングアウトをしてるけれども。
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結構外国の食べ物とかお菓子とか知ってると思ってたけど、聞いたこともないお菓子が出てきて面白かった。
ぜひ食べてみたい!
近所にこんなカフェあったらいいなぁ。
Posted by ブクログ
円さんがかっこよかった。自分の城を持ってる人はいいね。自分が好きになれるお店が見つけられるのは幸せだよね。
知ってる食べ物が登場すると嬉しくなるし、知らない食べ物が来ると想像が膨らむ、素敵な本。
私も旅行の目的は殆ど、食事なので共感できる部分も多かったです。
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世界各国の珍しい料理や文化に触れながら、旅をしているような気分になれる一冊。カフェで紡がれる人とのつながりや、少しずつ前向きになっていく登場人物たちの姿が印象的。
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こんなカフェが近所にあったら良すぎる!けど確かに独身じゃないと常連にはなれないかも。こういうカフェあったらいいなとは思うけど、自分がやりたいとは思えないのは料理(調理)に興味がなさ過ぎるせい?知らない料理やお菓子ばっかりで想像がつかないのが悔しいけど、カフェに限らずサードプレイスってやっぱり憧れるな〜と思う。
Posted by ブクログ
とっても面白かったです!
カフェで色んな国の食べ物が出てくるお話ということで、癒し系のお話なのかなと思って読み始めましたが、ミステリー要素や少しハラハラするような展開もあり驚きました。
ラストもとても良かった!私も行きつけのカフェが欲しくなりました。
Posted by ブクログ
この本を読むと誰もが、こんなカフェが身近にあったら良いなと思うはず。
世界の美味しいものを食べななら、その土地の景色や文化に想いを馳せる。とても贅沢な時間だなと思う。
ちょっとした謎解き要素と、読み手や登場人物に寄り添うあたたかさ。
さらっと読めて、旅気分も味わえて、まさにカフェのゆったりタイムにお供したい一冊。
Posted by ブクログ
近所にできたカフェのオーナーは
昔の同僚だった。
ひとつひとつが短くて読みやすかったです。
初っ端からすごい展開になっていました。
正しく『カフェ』のようですが、出てくる料理が
まったく分かりません。
説明されて想像はできるので
お菓子の知識が増えました(笑)
そんな緩やかですが、徐々に最後になるにつれ
不穏な感じに。
背後を知って納得ですが、自分の家でのみの地位、と
向こうも分かっているのが微妙な気分です。
引っ込んでくれてよかったのですが。
Posted by ブクログ
主人公の奈良瑛子は、37歳の独身の会社員。そして、3年前に中古の1IDKのマンションを購入、ひとり暮らしをそれなりに楽しんでいる。もちろん、このままでいいのかと思う時もあるけど。
さて、ある休日、瑛子が自宅近く散策していた時、偶然見つけて入ったカフェ。そこは、6年前にカフェをやりたいといって会社を辞めた後輩の葛井円の店だったのだ。
瑛子は、当時、「会社を辞めて、カフェをしたい。」という円に、「そんな簡単なものじゃないから、やめたほうがいい。」と彼女に言ったことを、ことあるたびに思い出し、後悔していただけに、彼女の今の姿を見てほっとしたのだった。
円のカフェは、こじんまりとした、それでいて瑛子にとって、とても居心地の良い空間だった。また夜も遅くまでやっているので、いつしか、瑛子にとってお気に入りの行きつけの場所になっていった。
さて、この店で提供されるメニューは、店主自ら世界に旅に出て、気に入ったものを再現して、提供されているもので、瑛子も店に訪れるたび、新作を口にすることができ、それも楽しみの一つ。
そして、瑛子の身の回りで、あるいはカフェのお客さんの会話などの中から、誰にでも起こりうるようなちょっとした問題を、円と二人で、その当事者に寄り添いながらやさしくときほぐしていく短編集。
街中で、カフェ・ルーズのような、店主とお客さんが近いお店は、少なくなった。カウンター越しで、時には話を聞いてもらったり、ゆっくりと一人でコーヒーを飲んだり、そんな落ち着いてすごせるカフェが近くにあればいいなと思った。
派手な事件が起こったりするわけではないが、短編それぞれにとり上げられている問題は、日常的に誰にでも起こりえるような内容なので、感情移入がしやすく、とても読みやすく、内容も面白かった。
Posted by ブクログ
こんなカフェがあったらいいな、と思ったのは覚えている。
馴染みの店は一軒あるといい。
初めての一人暮らし、ふらっと寄れるお店があることが本当にありがたかった。
内容についてだが、
家族のややこしい関係とか、思い出そうとすると思い出せるから、おもしろかったんだと思う。
読みたい本リストに入っていて、また買おうとして、
あれ?なんとなく読んだ気がする、、と気がついたから良かった。
続編があるそうな。
この人の本、他にも読んだことがある気がする。。
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オーディブルにて。
タイトルどおり、月初めは旅に出る店主がいるカフェのお話。
近所のカフェを巡りたくなる。いい雰囲気のまったりと時間が流れる店があればいいのだが。
Posted by ブクログ
ほのぼのすぎず、シリアスすぎない日常の短編集でした!
出てくる料理も知識も初めて聞くものばかりで面白かったです!
こんなカフェがあったら確かに常連さんになってしまいそうです。
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面白かった。
ただ短編が短め目ちょっと読み応えにかけていたかも。日常の中のちょっとしたミステリーは近藤さんの得意なところですね。登場人物が魅力的でシリーズ化しそうですね。軽い気持ちの時にあう感じですね。良かったです。
Posted by ブクログ
平凡で、ドラマティックなことが起こらない人生でも、ままならないような悩みやトラブルには見舞われるもの。そんな人生とともに寄り添うのはおいしいご飯やお菓子。
かつての同僚が店主を務めるカフェでは、旅先で見つけたものを再現して出しているという少し風変りな場所。主人公の瑛子はそこを一息付ける場所として宿り木として通っている。日常のもやもやした気持ちも世界の食べ物に目を向けて、視野が広がれば何かいい道が見つかるかもしれない。まさに「ときどき旅に出る」ことができるカフェで、少しクールダウンすることがよい方向にもっていってくれる。
短編集になっており、ひとつひとつが短いのでサクサクと読めて、かつじんわりとした読後感だった。
Posted by ブクログ
近藤さんの本は自転車系とみかんとひよどりくらいしか読んだことがない。
ありがちな一品一話の料理ものだけど、安定しているかなと思う。
でも、最近は似たフォーマットが多すぎるかな。料理物に限らずだけど。
Posted by ブクログ
こんな行きつけのカフェがあったらな。
移動中にAudibleで。
旅にはなかなかいけないけど、食事で旅に出れるって素敵。
聴きながら、物語の土地やスィーツを調べるのもまた楽しくて。なかなか食べれないけど。
主人公の瑛子さんと、カフェ店主の円さんがホントにいい。英子さんの人に関わるときの心の揺らぎに共感して、円さんに寄り添われて、食べ物に救われるという様々な人生にも関わるお話。面白い。
次のシリーズ本が実家に積ん読になっているから早く読まなきゃ(笑)
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて購入。
聞いたことのない世界のお菓子ばかりで、その都度検索しながら読み進めた。
美味しそうな描写に浸っているだけのつもりが、主人公・瑛子の日常に潜む小さな謎、そして元同僚で小さな喫茶店「カフェ・ルーズ」を営む円が抱える秘密に、いつの間にか引き込まれていた。前半は軽やかなのに、後半にかけて少しずつ深まっていく構成が見事で、最終話では思いがけない事実に驚かされる。
「自分にとっての普通が、実はそうではなかった」と気づかされる瞬間が、何度も訪れる。
自分の凝り固まった見方が、ふっとほどけていく作品でした。
Posted by ブクログ
ほっこりするいい小説だった。和菓子のアンに通ずるところもあり,食については興味をそそられるところもたくさんあった。疲れている時などに読みたい本。
Posted by ブクログ
登場人物が魅力的!
でもステキなのは女性ばかり
男性はみんなポンコツです
愛すべきポンコツではなくだめな人
料理がおいしそうで、コンセプト通り
旅にでたくなっちゃう
カレーとお茶が気になる
さらっと読めます
色々な各国のお菓子が出てくて、私も食べたくなりました。シナモンプッラもシナモンロールとは何となくちょっと違うんだよね。とか思いつつ読めました。
最後はちょっと重い話題なのですが、その後がどうなるかも気になるので続編を書いてくれると嬉しいです。
Posted by ブクログ
こじんまりとしたカフェのメニューから知らない世界が広がっていくのを感じました。出される世界各国のスイーツは聞き慣れないものばかりですが、店主である円の深い知識と経験に基づく説明が丁寧で自分も味わっているような気分になります。それぞれのスイーツに絡んだ小さな事件はどことなく小さなトゲを感じるものが多くモヤモヤしてしまったのですが、それを美味しそうなスイーツが和らげてくれているような気がします。こんなカフェが近所にあれば、自分も常連になりそうです。
心地よい読み心地
タイトル通り 瑛子さんと一緒にお菓子を通して知らない街へ旅に出たような爽やかな、ちょっと自分の心の隅に日の光を恐る恐る当ててみたような読後感で満足しました。ただ最後の円さんの恋人のお話は余計だったかな…と勝手に思ってしまう。せっかくの心地よさの中 そこだけ瑛子さんとの関係がなんとなく生々しく感じてしまったので ☆マイナス2。ただ、この感想は私のわがままで 実際には必要なのかも