【感想・ネタバレ】A DAY IN YOUR LIFEのレビュー

あらすじ

小説家の槙村朗がパーソナリティーを務めるラジオ番組「A DAY IN YOUR LIFE」は、読者から募集した「何でもない一日、奇跡を感じた一瞬、幸せだった日々、不思議なことがあった日」などの〈あなたの一日〉を読みやすい物語に仕立てて、送っている。
じつは、彼は不思議な能力を持っていて、人が書いた文字を見ると、事実か事実でないかがわかるのだ。
その力もあって、投稿内容の真実を見抜き、物語にしている。
そんな槙村も、不思議な体験を子供の頃にしている。誘拐され、助けに来た父親が殺されたのだが、なぜか犯人の男に奇妙な話を聞かされたということが。
彼はその真相を知りたいと思っていたが……。
「東京バンドワゴン」「花咲小路」などの人気シリーズを執筆し、『国道食堂 1st season』で、2024年度の徳間文庫大賞した著者による最新作。

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Posted by ブクログ

これは忘れられない本になった!
私は松田史さんの話が印象が強かった。若い時のある日、家を出かけてから行くとこ行くとこばったり会う壮年、優しそうな人。駅で映画館で、そして友人と行ったイタリアンのお店でまで、あまりの奇遇に最後は席が足りず相席して3人でご飯を食べるという展開。そして、その5年後、結婚を考えた男性の父がなんとその壮年!驚きだった‼️あとで聞いた話はその日は亡き義母の命日で壮年は思い出の場所を一人で巡っていたと。「母さんが二人の縁をつないでくれてのかもしれないなぁ…とは思ったんだが、てもそうとは言い切れないしなぁ」

こういうことあるんだ、いい話だなと思って、その日大学生の息子が学園祭のライブに出演するんだというので、夫婦で見に行った!すると、ライブ後に呼び止められ、いきなり彼女さんを紹介してくれて、とても驚いた。初めての体験。幸せそうな2人に私も嬉しい気持ちになった。私の『A DAY IN YOUR LIFE』

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

丁度お昼のラジオ番組「オトナノラジオ」を聴いてる時に読み始めたので、小説家 槙村 朗 の語り口調が、ロバートハリスの声の様な気がした。
ラジオ好きにはたまらないストーリーではないか。「あなたの人生の ある一日」を語るラジオ番組。あったらいいな。あるのかな?
とにかく面白くて一気読み。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

表紙のイラストのようにラジオの配信のような感じで読める本です。ラジオ好きには親しみやすい内容でした。
短編的な部分が多くスキマ時間に読んでも内容が入ってきます。
ただ一つの物語が最後まで繋がっている話もあり、最後にそういう展開になるのかって感じで楽しく読めました。
色んな人の人生・物語を多く感じられほっこりするような話もありとても読んでいて気分がいい内容でした。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

自分の忘れられない1日、不思議な体験をした日を投稿するとしたら、どの日だろうか?
ちょっと考えただけでは浮かばないって事は?

あれ?波瀾万丈な人生を過ごしてきたはずなのに、、、

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

面白かった!ラジオパーソナリティで小説家の槙村さんは、共感覚をもち投稿者の話がうそかほんとか、色のように分かる。
このラジオの、a day in your life.投稿者の人生のある1日を綴って、それをすてきなストーリーに編んで読んでくれるのが面白い。たくさんの投稿があって、奇跡みたいな、偶然というには運命的な、投稿にワクワクした。本当にラジオを聞いてるかのよう。
で、槙村さんはこのラジオで、亡くなった父親と、それを殺した犯人を探してる…というふうに話の本筋もある。ミステリーと謳っていたが、そこはあまりミステリーというよりもただの秘密って感じで、そちらよりみんなの投稿のが面白かった。殺人犯を探してると聞くと怖い感じの本かと思ったが違った。前回読んだ
小説家の姉ともそうだったが、あまりミステリー推しで言わない方が小路さんの小説には良いと思う。魅力が減ってしまう。スラスラ2日くらいで読めた。

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2025年07月16日

Posted by ブクログ

ラジオパーソナリティーを主人公としてメインストーリーは進行しますが、随所にテンポ良くリスナー投稿が挟まれており心地よい間が作られています。また、そのストーリーが全部素敵で、こんなラジオを聞いてみたい!と思わされます。
ゆる~く進行していくメインストーリーとラジオのリスナー投稿のストーリー、双方を楽しみながら読めました。

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2025年06月15日

Posted by ブクログ

読者から募集した〈ある一日の物語〉を読みやすい物語に仕立てる、という番組の趣向が面白いなと思った。投稿される物語自体も、興味深い縁を感じるもので良い。その紹介とと並行してパーソナリティ自身が幼少期の不思議な体験の真相が紐解かれていくが、その結末があっけなかったような意外だったような…不思議な読後感。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

小路幸也氏、初読み。
一気に読んでしまったけど、ラジオ番組を聴く気分で一日、なんなら週に1ストーリーくらいのペースで読めばもっと楽しめたかも?と読後に思ってしまいました。

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

印象的な1日があるんだろうな、振り返ってみれば。こんなところで昔の知り合いに会うのか、とかね。偶然によく会う人は、きっと自分との関わりが深いに違いない。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

人それぞれの人生のある一日。主軸はラジオのパーソナリティで作家、その彼のある日一日の謎解き。着想はおもしろい。ややまどろっこしい。

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

ラジオ番組で読者から募集した「何でもない1日」を募集・・・
幼少期に不思議な体験をすることに、それは、誘拐され、助けに来た父を殺される。
そして、犯人から聞かされた話とは・・・

設定が面白そうで惹かれて読みました。
色々な奇跡のような「何でもない1日」の色々な投稿を読めるので、短編に近い感じがして面白かったです。
また、少しずつ話が進むにつれて、幼少期の不思議な体験の謎が見えてくる。
こちらも不思議な体験に引き込まれていきました。

ちょっと今までにない小説ではでしょうか。

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラジオに投稿されたハガキを中心にした話が語られる。興味深いが、いちいちラジオの決まり文句が繰り返されるのがうっとうしい。
肝心の槙村の謎も推理も何もない。調査と手紙で真相が知らされる。
人が書いた文字から真偽を見抜けるという設定は興味深いのに、本筋の話がそこまで面白くなくてもったいない。

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

タイトルは忘れてしまったが
星新一の話の種を集めた作品や
いとうせいこうの想像ラジオを思い浮かべつつ読んだ。

ラジオパーソナリティーを務める小説家とそのスタッフ。
毎回リスナーの「ある1日」をブラッシュアップして話す。
そして彼自身の「ある1日」の謎も。

肝心なとこをフワッとさせるのは毎度だけれ
今回はさすがにヒャーッとなった。

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2025年03月09日

Posted by ブクログ

ラジオ番組の司会を務める小説家槙村のもとにリスナーからのある1日の話が届く。不思議だったり、ほのぼのしたり、内容はさまざま。それらを紹介しつつ槙村の子供時代のある1日について明らかになっていく。3.3

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2025年03月04日

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