あらすじ
マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ……。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!? ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高みに到達した衝撃作!
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった。
分厚い本だけど一気読み。後半グロイ
以下ネタバレ
陽子に対して「あなたは」と語る口調で物語は進む。
陽子のことをこんなに知っている語り部は誰なのか???
母親?と最初は思っていたが後半に分かる。
陽子はすみれを殺して自分がすみれになる。
だから語り部は旧陽子。
そら、全部知ってるわな陽子の事。
途中で出てくる陽子の実家がマンションに変わっていて
その一階がカフェになってて
その店員がミスバイオレット←なんとこいつが陽子であった!!
最後の1ページでそれが分かった時、ぞわぞわ
Posted by ブクログ
抜群の読み易さ。主人公の陽子と追う刑事の二つの視点から追いかける。
時代背景、社会情勢を反映した良作。
作者の他の作品も読みたいと思える出来映え。
Posted by ブクログ
読み応えがあった。
途中で白骨死体は実は母親ではと推理したが外れた。
作者が女性の心理や体について、まるで女性の様に生々しく描いているのが不思議。
他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
すごい、、
本編だけでも605ページもあるのに、読み進める手が止められない。最後の結末は予想できなかった。至る所の伏線がちゃんと回収されている。長編なのに、凄く緻密な構成だと感じた。
主人公、陽子の人生を思うと、何が悪かったんだろう?その一瞬一瞬を切り取ると「そうするしかなかった(無理もない)」と思うし、そう思ってしまうからこそ、フィクションと現実の世界で切っても切り離せない部分があるとも感じてヒュっとした
Posted by ブクログ
プロローグ
何処かで“絶叫”がこだましている
それが何処から来るのかわからない
壮絶なる叫びだ!
そんな思いに囚われながら、いつものように、
一人掛け用の安楽椅子(登場12回目)で
本書を読み終えた
はて、いったい何処から、、、
本章
『絶叫』★5
刑事奥貫綾乃シリーズ記念すべき第一弾
マンションの一室で孤独死したと思われていた
鈴木陽子
その陽子人生を綾乃が追っていくと壮絶なる過去が
浮かび上がり!?という内容なのだが、、、
綾乃と陽子の人生は、正しく表裏一体だ
綾乃が陽子の亡霊に吸い寄せられて、事件を
紐解いていく様は圧巻の一言に尽きる
そして陽子の歩んできた壮絶なる人生も
本作の最大の魅力である
今後も、綾乃シリーズを追っていきたい
そう思った!
エピローグ
題名の『絶叫』だが、確かに陽子の人生は
壮絶だったに違いない、そしてトリックやオチも
素晴らしいの一言だ!
しかし、“絶叫”するほどではなかったのでは
なかろうか
それでは、先程からの“絶叫”は何処から来るものなのか!?
あっ!!!
あ〰!!!
壮絶なる“絶叫”は己の中(心)から来てるのでは
ないか!!!
やはり、あの御方の呪いなのか!?
“絶叫”からなんとかして逃げたい!
そうだ、繭(コクーン)の中に逃げ込もう!
私は繭になりたい!
そう思った、、、(¯―¯٥)
そして、次も同氏の『コクーン』だ!!!
完
Posted by ブクログ
本は分厚いが一瞬。
一見異なる二つのストーリーラインが徐々に近づき、最終的に重なることは想像ついた。
しかし、全く別物と思っていたストーリーラインも追加で重なっていくことが非常に面白く、同時にゾッとした。
Posted by ブクログ
やー、面白かった。
夢中になって読んだ。
あるマンションで発見された女性の孤独死体。
その女性の身元や過去を追っていく刑事目線と、その女性の幼少期からの目線とで交互にストーリーが展開されていき、徐々に繋がっていく。
母からの愛情を感じることなく育ってきた女性。そして、どんどんと堕ちていく。
葉真中さんの作品は、ロストケアもそうだったけど、社会の闇、落とし穴、みたいのを巧みに描いているなと思う。
社会派サスペンスというのかな、好きです。
Posted by ブクログ
彼女の人生は壮絶だ
うまく行きかけたところに必ず穴があってそこから幸せが逃げていく
著書では彼女が選択したというワードが出てきたが本当に彼女が心から納得して選択したのかその選択肢以外選べない状況に追い込まれたシーンが多いように感じた
どこで彼女は間違えたのかそんなことを考えながら最後まで読んだ
ただ単純なミステリーだけではなく、ちゃんと考えさせられるテーマがあるのが面白かった
匿名
孤独と生きてきた女性。自ら選ぶ事はせずに流れに任せて生きて、どんどん不幸になってゆく。1つの事件からなんとも恐ろしい事件に繋がってゆき、とにかく怖かった。気持ち悪さがずっとまとわりついて、こんなに怖い女性だった?と、不気味でした。
Posted by ブクログ
とことん面白かった!
どこまでも転落していく様子とその過程があまりにもリアリティがあり、説得力があった。だからこそ、飲めば読むほど引き込まれたし、600ページもあったのにすぐ読み終わった。
内容は、年代に起きたことを踏まえつつ、主人公の人生を語る口調で進まれていくが、その時代のことを知ることができたのも嬉しかった。
また、転落劇だけでなく、「あなただったのか、、」
のようなどんでん返しあり、主人公のマインドチェンジがあり、作品の面白さと同時に作者の技巧の高さに驚いた。
Posted by ブクログ
初挑戦の作家を開拓。
なかなかの文量だったので読破までかなり時間がかかったが満足度の高い作品だった。
腐敗した遺体を機に、結婚と離婚・死別を繰り返す女性の謎を刑事目線と女性をみる第三者視点から語られる。
最初はなぜ、謎の俯瞰視点の語り部?と思ったがラストに近づくにつれて納得。
犯人入れ替わりのトリックを描きたいだけならもっと短い作品でも可能だと思うが、びっくりトリックの一発屋ではなく作者の伝えたいと思われる人生を自然現象と捉える考え方や都合よく捉えるという人間の特権について熱く語られている気がして深みのある作品だった。
Posted by ブクログ
平凡と不幸の間はそんなに距離がなく、ほんの少しのキッカケで不幸に傾いていく。一度傾き始めたら平凡に戻るにはエネルギーが必要。この小説は傾き続けた女性の半生を描いています。最後に不幸から抜け出すために不幸な女性を利用する。読後の気持ちはかなり重いです。
Posted by ブクログ
マンションで猫の死骸に囲まれ孤独死した女性、鈴木陽子。
彼女がある犯罪に関わっていたのではないかと捜査をしていた刑事の綾乃は、陽子の壮絶な半生を知る。
最初から最後まで中だるみも無く一気に夢中で読んだ。途中までキツい描写が続くが、ラストは不思議なカタルシスが
Posted by ブクログ
主人公の人生が壮絶過ぎてちょっとやり過ぎ感はありましたが、結末に向かって畳み掛けていく後半は読ませました。結果は予想できましたが、細部は見事に外れてしまいました。そうきたのか!という感じです。エピローグを軽く読んだ為に、重大な仕掛けに気付かずに後から読み返しました。なるほどね。キチンと大切な言葉は語られてたんだ。
Posted by ブクログ
途中でなんとなく結末がみえてしまったけど、それでもページをめくる手が止まらなかった。
壮絶で悲惨な話だけど、自分も同じ状況になってしまうかは本当に紙一重のこの世界。「絶叫」というタイトルが結びついているシーンを読んだ時には何故か涙が出てきた。これは何の涙だったんだろ…
Posted by ブクログ
★4.5!!
こういう鬱々しい感じの、悲壮感漂うアンダーグラウンドな転落系?好きです!
後半、要所要所に驚き、読んでるこちらが「絶叫」ですわ。
時々出てくる金魚さんも、これまたいい味出してるんです。
ラストも良かった!!
Posted by ブクログ
1人の女性の生涯を描くヒューマンミステリーサスペンス。
序盤から悲惨な運命を辿る主人公に読んでいて辟易とする場面もたくさんあった。この悲惨さが最後までまた続くと思うと辛かった。面白さと切なさ憤りの連続。最後はどんでん返しというか予想もしない結末には驚き騙された。
あそこまで生きる執念は自分には持ち得ない、主人公の運命に同情、共感するところもあったがただ驚愕の気持ちが上回ってしまう。
この作者の作品はこれが最後にしようと思うくらい後味の悪い作品だが面白い。ここまで早く読み終えた長編は初めてかもしれない。
Posted by ブクログ
尾野真千子さん主演でドラマ化もされた作品。
貧困が生む悲しい事件。どんどん歯車が狂っていく主人公が必死に生きようとするが、闇社会にもはまり、犯罪に加担してしまう。次の展開が気になり一気に進められた。ラストにいくにつれワクワクが増した。母親との確執、社会への絶望、苦しくなる作品だが面白かった。
Posted by ブクログ
一人の女性の人生がどんどん転落していき、最後に行き着いたのは…
その時その時の時代背景も丁寧に描かれていたので、鈴木陽子の過去を遡る過程もその頃を思い出しながら読めたのですごく入りやすかったし、その落ちていく様もリアリティがありました。
そして、最後の最後でまさかの事実が…
大作でしたが、飽きることなく最後まで読み進められました。
Posted by ブクログ
鼓動に続いて読んでみた。最後に実は、という形である意味心に残らない一本調子で流し読みもできる小説だけど、懸命に暮らすも墜ちていく主人公の人生とそれを負う女性刑事の図式は鼓動にも似て、しっかり最後まで読ませる筆力がある作品だった。生保の枕は知ってたけど自爆という言葉は知らず勉強になった。共済との関係とかも。この時代の金融商品営業の闇は深い。この2冊で葉真中さんのは卒業でもいいかな。
Posted by ブクログ
マンションで孤独死した女の謎を追う女刑事と、その女の転落人生とでもいうべき生い立ちが交差し、やがて一つの大きな事件へと繋がっていく。リーダビリティは非常に高く、一気に読み切ってしまった。ジャンルとしてはイヤミスながら社会派ミステリの要素も盛り込んでおり、陽子の人生に襲いくる悲劇は毒親に始まり、既婚者との不倫、夫の浮気、保険金の枕営業、風俗とテンプレートな現代社会の闇という感じでありながら、実話系雑誌にありがちなテンプレだけに想像もしやすく、結末が孤独死と分かっているからこそ一見救済に見えた事柄でも一皮捲れば現実はそう甘くないことを読者に突きつけてくる。転じてそれは社会情勢の変化の中で、結婚を選択しなかった女性が一人で生きて行くことの困難さにも繋がる話でもあり、一度そのレールから外れたが最後、そう簡単に浮き上がれず、その人生に逆転もないという地獄が広がっている。
最終的にヤクザの情婦となり、保険金殺人へと手を染めるわけだが、その壮絶な人生の中で初めて自分の人生を選択し、奪われる側から奪う側へと転身し、地縁に血縁とありとあらゆる縁を断ち切り、不可能に思えた人生の一発逆転を成し遂げる様はある種の痛快さがある。ただ、ミス・バイオレット=逃亡した陽子というオチは途中で読めたので驚きはなかったものの、よくできたイヤミスであると思う。
Posted by ブクログ
孤独死体で発見された鈴木陽子の人生と、NPO法人の代表の殺人事件を描いたミステリー。
平凡な家庭に生まれたはずが、父親の失踪から始まり、暗い闇の方へ落ちていく様に、どこで選択を間違えてしまったんだろう?と考えてしまう。
陽子の事件を調べる刑事綾乃も、離婚して復職したが、ひとたび間違えば陽子のようになっていたのだろうか?
綾乃のように強い意志があれば、陽子は幸せになれたんだろうか?
一度落ちてしまうと、そこから抜け出すのは難しい。
それなのに、自分が落ちる時に巻き込んでいく人や、強奪していく人はたくさんいる。
世の中の仕組みを知って賢く立ち回らないと、搾取され続けてしまうだろう。
文庫本で600ページを超えるボリュームのある本だったけれど、全く飽きることなく、楽しめた1冊だった。
Posted by ブクログ
だいぶ前にドラマを観たことがあったが、小説もすごい衝撃だった。自分たちの日常にもこの小説のような怖さが潜んでいるのではとはらはら、絶叫でした。
Posted by ブクログ
葉真中顕さん。平凡な女性の死体が発見され、それを捜査する女性刑事と死んだ女性の人生についてとが入れ替わりながら進む話。
女性の出生から死亡まで、その当時の世情をそえながら進むか600ページもあり、そのほとんどが女性の転落人生なので途中で飽きてしまった。