あらすじ
マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ……。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!? ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高みに到達した衝撃作!
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父と母、弟と4人暮らしの陽子
父は仕事でほとんど家におらず、母は身体が弱くて頭の良い弟をかわいがる
ごくごく平凡に学生時代を過ごし、短大に通い就職する
そんな陽子がなぜ孤独死してしまったのか
誰にも届かない陽子の絶叫
陽子の半生のはなし
すごい大作!!
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あなたは〜
と語りかけられて、彼女の人生を疑似体験したかのような気持ちになった。
作品の世界にぐんぐん引き込まれて一気に読み終えた。
エンタメ性が強い社会派ミステリー。すごかった。
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面白かった!
陽子の、何としてでも生きてやると言う執念がすごい。
途中までバカさ加減にヤキモキしたけれど、それを鮮やかに打ち砕いてくれる。
陽子、よくやった!といいたくなる結末。
やっていることはとんでも無いのに、清々しい終わり方だとさえ感じた。
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『絶叫』とは、まさにジェットコースターのような人生を歩んだ女性の40年を描いた物語。
東京郊外のアパートで、飼い猫に食べられた無残な女性の遺体が発見される。当初は孤独死として処理されそうになるが、刑事の綾乃が不審な点に気づき、調べ始める。
最初は「孤独死した40歳、鈴木陽子」の生い立ちを追うヒューマンドラマかと思っていた。陽子はどこにでもいそうな普通の女性。だからこそ、ほんの少し歯車が狂うことで、人生が少しずつ悪い方向へ進んでいく怖さがあった。
「あなた」と語りかける人物は誰なのか。
読み進めるうちに少しずつ謎が深まり、最後には陽子の40年をもう一度振り返りたくなる。
そして、何気なく出てきたものが後になって意味を持つ、伏線の散りばめ方と構成も見事だった。
社会派としての重厚さと、ミステリーとしての面白さ。その両方を存分に味わえる、強く印象に残る一冊だった。
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まさか…まさか…!
と思いながら、読んでいた。
この世界のすべては自然現象。ある時突然、降ってくるもの。それにどう反応するか、どう捉えるか、その自由が人間にはある…悲しいことに、この真実に辿り着いた主人公が下す決断とは……!?
悟ってしまったが故に、善悪に囚われず生きて戦うことを選んだ主人公。
読後は、ボーゼンとなった。
すごい作品でした。
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『絶叫』は単なる猟奇的な犯罪小説ではなく、現代社会の病巣を解剖する鋭いメスである。作者は冷徹な筆致で「孤独死」の表層を剥ぎ取り、体制、家庭、そして資本の搾取に苦しむ底辺層の女性の絶望的な状況を暴き出している。
鈴木陽子の転落は、社会のセーフティネットが完全に崩壊していることの縮図だ。彼女の妥協の一つ一つが、社会の偽善と冷酷さを浮き彫りにする。生存する権利すら奪い尽くされた時、悪鬼と化すことこそが彼女に残された唯一の抵抗であった。本書は、我々が生きるこの社会に対する最も痛切な問いかけである。一体誰が、彼女を後戻りできない深淵へと突き落としたのか?
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最後の最後まで真相が分からず、夢中になって読み進めた。
彼女はどこにでもいる普通の家庭で育った、ごく普通の女性だった。しかし、ある出来事をきっかけに人生の歯車が狂い始め、少しずつ転落していく姿がとても恐ろしく感じられた。
その後どのような運命をたどるのかが気になり、読む手が止まらなかった。
そして、最後のエピローグであの文字を見た時、「あそことつながるのか」と驚かされた。結末を知った後に読み返すと、それまでの伏線がすべてつながり、思わず納得してしまった。
読んでいて苦しいシーンも多かったが、とても面白い一冊だった。
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最後まで読み切ってよかった。
長編小説、かつ、内容は鬱々とした酷い状況しかない。
レイプ、暴力、貧困ビジネス、殺人などなど、読んでいて胸糞悪い気持ちしか湧いてこないのが正直なところ。
それでもこの作品が最高だと思ったのはラストの描写だった。
自分の居場所を求めて、何もかもを捨て去り、生きることを選択した執念に心を動かされたからである。
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そうきたかーー!!
またすごい小説をひとつ読んでしまった。
全体的に暗くてしんどい話だけど、中弛みは一切なく、最後に明かされる真実までの着地も見事。
小説として上手いなぁ〜と思ったのは、共通する言葉が違う人の視点で出てきても、全部を無粋に説明するわけじゃないんですよね。
読者が「あれ、これどこかで見たような…」と読み返すと、うわそういうことか!と気づいてさらに打ちのめされるという。
描写がエグいところもあるので、誰にでもオススメという感じではないけど、私は大好きな一冊です!
Posted by ブクログ
500ページを越える長編、「絶叫」という題名。
この物語の底辺にある主人公の歩みは壮絶で悲壮。そこにはありとあらゆるこの世の社会的問題が詰め込まれている。貧困、ジェンダー、無縁社会、ブラック企業…。
どうしても立場の弱い女性が、社会の枠の底辺を歩いていく様は読んでいて辛い部分も多かった。だけど、最後までページを捲る手は止まらない…。
読み終わって、最後に読者が「絶叫」するというより、物語のそこかしこでいろいろな人が「絶叫」していた。時には大声で、時には息を飲み、時には心の中で… 。
人間の本質は自由で、善悪優劣因果のすべては、その上に貼られたラベルにすぎないという。始まりがあるものにはすべて終わりもある。
さて、これから彼女はどうやって生きていくのだろう
Posted by ブクログ
尾野真千子さんの主演で、WOWOW連続ドラマ化された作品の原作。
社会派の作品だけあり、扱っているテーマは多岐にわたります。
夫婦間の家庭内暴力、いじめ、発達障害、シングルマザー、キラキラネーム、ホスト、ネトウヨ、アニマルホーダー(多頭飼育崩壊)、保険金詐欺、戸籍の悪用、ブラック企業、セクハラ、パワハラ、窓際族の社員問題、闇金、リボ地獄、生活保護受給の水際作戦、枕営業、不妊、無縁社会、暴力団、前科者、ホームレス状態にある路上生活者、貧困ビジネス、毒親、離婚、児童虐待、蒸発、家族ごっこ、デリヘル狩り、地方と都会の格差、認知症、女性の就労、もっと他にもあると思うけどざっとあげるだけでこれだけの要素を網羅していながら話の流れがしっかりまとまっているのには天晴れの一言。
こうやって書くと、現代の社会問題のほぼすべてが詰まってたような気がします…。嫁姑問題は少しだけ。
私は神代の取り巻き3人衆の名前は最後まで覚えられませんでした。それだけ登場人物も多いですが、基本は陽子と綾乃、2つの話が考察していくので置いてけぼりにはならず。1章を読み終わってからは加速度的にページを捲る手が止まらなくなるはずです。
ちなみにWOWOWのドラマは4つのエピソードで構成されていて、原作とは異なるテンポと展開でこれまた面白かったです。ドラマの方が陽子が中心に回ってる感じがしますね。
匿名
孤独と生きてきた女性。自ら選ぶ事はせずに流れに任せて生きて、どんどん不幸になってゆく。1つの事件からなんとも恐ろしい事件に繋がってゆき、とにかく怖かった。気持ち悪さがずっとまとわりついて、こんなに怖い女性だった?と、不気味でした。
Posted by ブクログ
ドキュメンタリー小説を読んでいるようだった。
彼女の不幸な人生は一体どこで選択を誤ったのかと思い返しても、彼女に選択肢などなく、『生まれたときから選択肢のない一本道をただただ生きていた』としか思えなかった。生まれた環境で人生はほぼ決まってしまうのかなど、久々にいろいろ考えながら読み進めた小説。
Posted by ブクログ
保険営業時代、人に安心を与える仕事だと「魔法」をかけられ、人間関係を使い捨てていくシステムに飲み込まれていく、「あなた」。
「頑張れば頑張るほど他人の立場を想像できなくなる」という思考の麻痺が、静かに彼女の心を削っていく。
そして後年、神代と出会い足を踏み入れた闇の世界では、偽装結婚した相手がまるで心太のように押し出されて消されてゆく……。営業時代に培われてしまった歪んだ合理性が、冷酷な保険金詐欺のシステムへと地続きで繋がっていく展開に背筋が凍りつく。
陽子の人生は、私たちが歩んでいる道とそれほど変わりがないように思える。
一歩選択を間違えれば、頼れるクッションがなければ、誰もが陽子と同じ暗闇に落ちていたかもしれない。最初の夫、公平が見せた陽子の「思いっきりの笑顔」の写真が、その残酷さを物語っている。
作中、幽霊となった弟の純が言った「人間なんて、ただの自然現象だよ」という言葉。
生も死も、人の心も、髪の毛一本の行く末さえ自分で選ぶことなんてできない。人はいつだって裏切るし、自分すら自分を裏切る。すべては雨や風と同じ不可抗力なのかもしれない。
けれど、二人称の「あなた」で進む不穏な語り口の理由がラストで明かされたとき、全身の鳥肌が立った。
そして、あの一瞬響き渡った「絶叫」。
あれは綺麗な再生や希望の叫びなどではない。「こうするしか生きられない」「もうどうでもいい、でもまだ死ねない」という、泥水をすすってでも生き抜くための開き直りであり、狂気混じりの宣誓だ。
他者を犠牲にしてでも、罪を背負ってでも「わたし」は生き抜く。
どれだけ過去を振り払おうとしても、これからも「あなた」は「わたし」であり続けるのだから。
読み終えたあと、ただただ人間の底なしのエゴと執念の毒に当てられ、重い後味とともに本を閉じるしかなかった。
Posted by ブクログ
選べない運命に翻弄された女の物語。
大きくは捜査する刑事の目線と、「陽子」に語りかける目線で描かれる。
この「陽子」と呼びかける者はいったい誰なのかと最初から思っていました。
最後にそれが判明し「ああ、そうだったのか」と納得しました。重苦しい物語ですが、最後まで興味が途切れず読めました。
Posted by ブクログ
平凡な女性がいかにして壮絶な半生を歩むことになったか。世の中の暗い部分を描きながら擬似体験して行くような気持ちにさせる社会派小説でもあり、先が気になりどんどん読み進める。
闇堕ちして行く主人公を何故か応援してしまう。
その強さや生きて行く執念をすごいと思った。中だるみ一切なしのノンストップミステリー。読後感は「爽快」。
いろんな意味ですごい作品に出会えた。
Posted by ブクログ
すごすぎる、、、
親ガチャ、昭和の時代背景(バブル、就職氷河期)、恵まれない職場や人間関係、挙げ句の果てに主人公が何を考えどんな結末になるのか、読めるようで読めなくて引き込まれた。
内容が内容だから読むのがしんどくなる時はあるけど、語彙が豊富で描写がすらすら入るから無事に読み終わった。
Posted by ブクログ
⭐️3.5
ロストケアからの2作目。前回だいぶ前だけど、すごい良かった記憶があって手に取った。
さすが。やっぱりすごい、作り込まれていて面白いが第一の感想。
ただ、性と殺人、貧困(熱血営業)と忌避する要素が多すぎて再読はあまりしたくない印象。(作品としては100点と思う)
この作品では、戸籍や保険営業、夜職について細かく書かれている。詳しすぎて斜め読みしたところもある、、東日本大震災や社会の流れを入れて話を作っているのもすごいリアル。
最初から、陽子ーーの章は誰視点で書いてある?母?気持ちが悪い書き方だな、と思ってたけど最後に謎が解ける、、最後にミスバイオレットのところは読み返した。(途中では、違和感を感じた程度だったけど、あれか!となった。居場所云々の話が陽子や神代の考えだなーと)
第二の人生も自分が生まれたところでわざわざ始めるなんて、鈴木陽子を捨てたとしつこく書いているけど逆に執着しているようにみえた。本当は愛されたかった、自分を認めたかったのかな、と。
ずっと意図的に選ぼうと、思い通りにしようと必死で空回りしてたのも印象的だった。
Posted by ブクログ
分厚いページ数に読み切れるのか不安があったけど、すらすら読めてしまった。
生活保護制度をはじめ、日本のリアルな現状をぎゅっと凝縮させたような世界に、負の感情が湧き上がった。
そして、勉強になった。
感想は、、主人公の人生を思うといたたまれない気持ちにはなるけれど、純の言うとおり、人生は自然現象という言葉は前向きにもさせてくれる物語であると思った。
選べない人生だからこそ、言い換えれば、いくらでも自分で選んでいっていい世界なのだと。人はみな自由なんだと。
ただ、自由になるのには、必要なものが必ずある。
その1つが、お金。多すぎる必要はないけれど、生活できるだけのお金は必ず必要。
生活保護制度がそれを保障してくれるといったらそうかもしれないけど、貧困は孤独に繋がりやすく、孤独からくる弊害は生きていく上であまりにも大きい。そして、そうした人たちから搾取していく悪い人たちが、この世界には存在している。
そうした闇の社会構造がありありと描かれていて、なんとも胸が苦しくなるような作品ではありました。
だけど社会派ミステリー好きとしてはかなり面白かった!
代表作なのかな?ロストケアも気になる…。
Posted by ブクログ
陽子が最期の最期まで求め続けたものは承認欲求を満たしてくれる存在と無償の愛ではなかったか。
本来はどちらも幼児期に親から与えられ、満たされた状態で人は大人になっていくものだが、機能不全めいた家庭で育った陽子は、人としての根幹を固められぬまま成長してしまった。
自分に欠けている何かを得て埋め合わせようと必死に生きる彼女の心身を社会やまわりの人々は都合よく扱い蹂躙した。
ラストは完全なバッドエンドではなかったけれど、ハッピーエンドとも言い難い。だがそこに人生のリアルさが詰まっているような気がして、悲しいけれど妙に納得してしまった。
陽子にはあの最期が合っている。あの安らげる場所が永遠に在り続けるといい。
Posted by ブクログ
生まれた時からしんどい陽子の人生、悪いことをしているわけではないのにどんどん堕ちていくのが読んでいて辛かったが、不思議と読みやすくサクサクページが進んだ。
ミスバイオレット何かありそうだなぁと思ったらそこにつながるのね〜お見事!ずっと搾取される奪われる側だった陽子が自由になる話だった。
Posted by ブクログ
陽子の変死体が発見されるプロローグに始まり、幼少期からプロローグの場面に至る40歳までの陽子の壮絶な人生が600ページ以上に渡って丁寧に描かれる物語。
ここまで試練がやってくるかというくらい怒涛の転落シーンが続くが、幼少期に自分は平凡だと思っていたことや親から愛されなかったことが後の人生で誉められたり認めてもらうことで様々な転落のトリガーとなってしまう展開はとても印象的だった。
陽子にとっては母親の存在含めて生まれ変わることで「自由に」自分の人生を生きることを選べた結末だったのかなと解釈したが、最後の鈴木陽子の結末はお見事だった。
描かれている陽子の特徴に対して様々な男性との色恋沙汰や搾取される女性としての描写の多さに「そんなに陽子って魅力的な女性なのか?」という違和感は読み進めていく中で常に感じてしまった。
触れ込みにあるどんでん返しはインパクトには欠けるものの振り返ると丁寧な伏線になっていることに気づくとじわじわと凄さが実感できる良い作品だった。
Posted by ブクログ
主人公“鈴木陽子”の人生に“絶叫”する思いで一気読みしてしまいました。“何でこうなるの?”と思いつつ。
高校生ぐらいまでは ごく普通の生活、人生を送っていたのに。母が弟を溺愛し、陽子をほとんど顧みない以外は。
弟が交通事故で亡くなり、父が借金を残し蒸発してから 歯車が狂ったように転落の道をまっしぐら。それでも“何でこうなるの?”
Posted by ブクログ
これは平成の嫌われ松子の一生か。
ねこに食われて孤独死した鈴木陽子。地味で平凡でたぶんきっと整った顔をした陽子がもしかしたらそれが故の不幸も背負いつつ、生きた人生を丁寧に辿る物語。
聖人君子では決してない陽子の生き様にぐっと胸が詰まる。最後に絶叫したのは陽子なのかあなたなのか私なのか。
Posted by ブクログ
別の作品でシリーズものだと知ったので奥貫シリーズに手を出しました。
他の媒体で見ましたが、葉真中先生は男性でありながら女性の描写が上手いと。確かにそう思う。解像度が高い。
しばらく葉真中先生にハマりそうです。
Posted by ブクログ
タイトル【絶叫】から想像していた内容ではない
おそらく心のなかでの絶叫
プロローグからもう掴まれる。
それはただの孤独死ではなかった。死因が特定できないレベルの腐食。
これを捜査する警察
浮上する女性の生い立ちからの壮絶な人生
交差しながら進んでいくので読みやすい。内容はエグい。
貧困からの典型的な悪へのループ
小説で良かった…
Posted by ブクログ
こんなものだろうと思って生きてきたが、平成は他と比べても健全ではない時代のように思えてきた。
ま、全ては自然現象だ。そして、解釈の仕方によってなんとでも捉えられる。
としても、そう割り切るには、少なくとも彼女には気の毒な環境ではあった。
Posted by ブクログ
逃げ切った犯罪者の話。
陽子が死んだものだとばかり思っていたから、陽子→すみれは結構驚いた!
ページを捲る手が止まらない感じは久々かも。文体が合っているのは、やはり良い。この作者の方ではないが、前に読んだ本はちょい合わない文だったので。
何というか、たくましいなぁ人間は。あ、自然現象というべきかw 自然はやはりたくましい。
犯罪手口が詳細過ぎて真似する人出てくるのでは?みたいな心配も出てくるw
Posted by ブクログ
Audibleにて。
Audibleで音声で聴いたせいか、ナレーションの声が好みでなかったせいか、主人公鈴木陽子を私ではなく「あなた」として表現しているせいか、とても馴染めず、少しも共感する部分もなく、同情もできず。
主人公に対する嫌悪感しかない。その時々の社会情勢に翻弄され、家庭環境に振り回され、世間のずるさに惑わされて、自分の選択を間違っていく鈴木陽子。
じゃあ、どうすれば正解だったのか?っと問われたら、なるほど、陽子にとっては必死の選択だったのかもしれないが。
最後の最後、絶叫とも言える母への気持ちを聞いた時、初めて、幼い頃から少しずつ少しずつ、心を狂わせられてしまったのだな、陽子、あなたは頑張って生きたのですね?っと初めて、あっぱれという気持ちになった。何ひとつ褒められた行動はなく、悪徳なことばかりの人生だけれど、不覚にもあっぱれと思ってしまった。
いやしかし、私にとっては、98%の部分、苦痛に近い時間だった。これは文字で読むとまた違ったのだろうか?