【感想・ネタバレ】絶叫のレビュー

あらすじ

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ……。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!? ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高みに到達した衝撃作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ひとりの女性の転落壮絶人生
中盤からどんどん引き込まれてスピードアップしちゃったw
内容もさることながら、構成と語り口が素晴らしい

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

分厚かったけど2日で読み切った!

いや〜〜〜毒親。
あんな母親に育てられたら歪んじゃうよ。

最後、そういうことだったんか〜!って種明かしが始まってからワクワクした。
最初からずーっとあなた、あなたって言われてたけど誰目線ー?!という感じだったから。一気にすっきり。
樹里がただただかわいそうではあった。

橘すみれ→=ミス・バイオレット(p.317)
ひええええええ

「だべる」、「たべってた」っていう表現が何回か出てきて、ふつうに「話す」、「話してた」じゃだめなのかいな?
なんか急に中2みたいな表現で一瞬スンっとなる( ・_・)

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鼓動に続いて読んでみた。最後に実は、という形である意味心に残らない一本調子で流し読みもできる小説だけど、懸命に暮らすも墜ちていく主人公の人生とそれを負う女性刑事の図式は鼓動にも似て、しっかり最後まで読ませる筆力がある作品だった。生保の枕は知ってたけど自爆という言葉は知らず勉強になった。共済との関係とかも。この時代の金融商品営業の闇は深い。この2冊で葉真中さんのは卒業でもいいかな。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マンションで孤独死した女の謎を追う女刑事と、その女の転落人生とでもいうべき生い立ちが交差し、やがて一つの大きな事件へと繋がっていく。リーダビリティは非常に高く、一気に読み切ってしまった。ジャンルとしてはイヤミスながら社会派ミステリの要素も盛り込んでおり、陽子の人生に襲いくる悲劇は毒親に始まり、既婚者との不倫、夫の浮気、保険金の枕営業、風俗とテンプレートな現代社会の闇という感じでありながら、実話系雑誌にありがちなテンプレだけに想像もしやすく、結末が孤独死と分かっているからこそ一見救済に見えた事柄でも一皮捲れば現実はそう甘くないことを読者に突きつけてくる。転じてそれは社会情勢の変化の中で、結婚を選択しなかった女性が一人で生きて行くことの困難さにも繋がる話でもあり、一度そのレールから外れたが最後、そう簡単に浮き上がれず、その人生に逆転もないという地獄が広がっている。

最終的にヤクザの情婦となり、保険金殺人へと手を染めるわけだが、その壮絶な人生の中で初めて自分の人生を選択し、奪われる側から奪う側へと転身し、地縁に血縁とありとあらゆる縁を断ち切り、不可能に思えた人生の一発逆転を成し遂げる様はある種の痛快さがある。ただ、ミス・バイオレット=逃亡した陽子というオチは途中で読めたので驚きはなかったものの、よくできたイヤミスであると思う。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事件とある女性の人生が中心に描かれているが、女性の人生が辛く過酷な描写が多く、読んでいて苦しかった。
期待していたようなどんでん返しではなかったが、最後はモヤモヤすることなく、謎がきちんと解き明かされて、若干スッキリした終わり方だった。

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2025年04月12日

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