あらすじ
なんていうことのない日々に宿る奇跡のような瞬間、かけがえのない記憶。土地がもたらす力、自然とともに生きる意味。運命的な出会い。男女とは、愛とは。お金や不安に翻弄されず生きるには? そして命と死を見つめるなかで知った、この世界の神秘とは──。研ぎ澄まされた文章と人生を見つめるまなざしが光る81篇。父・吉本隆明との対談「書くことと生きることは同じじゃないか」収録。
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エッセイというと、
テーマにもよるので一概には言えず、
私の読んできたものは、という前提にはなるけれど、
ライトな内容の中に1つ2つほど
ディープな内容が混ざっているイメージでした。
しかし、今作イヤシノウタは
ディープ99%といった感じで、
ライトなエッセイを読む人はおお…となるかも。
でも、だからこそ噛み締めるようにゆっくり読みました。
それこそ、日常を大切に過ごすように。
何気ない日常と、
いつもそばにいてくれる人たちの愛情を
ありのままで、もっと大切にしようと思える作品です。
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同じできごとを体験したとして、誰かにとってはなんてことはなくても、吉本ばななさんにとっては感じることがあって、そこから発見することがあって、それを私たち読者に共有してくれることがとても嬉しい。
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高校の図書室の先生が吉本ばななさんを教えてくれた。その時にはよく分からないままだった世界観は、大人になって分かったような、分かってないような、やっぱり分かったような。
この本の中でもふわ〜とどこかに飛んで行ってしまった内容が多かった。
ただ、一つだけ「明日があるさ」は深いところまで理解できた。
高校生の時、私は不登校気味だった。図書室の先生が吉本ばななさんを教えてくれた意味が、今、分かった気がする。
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最初から何故か、これは今わたしに必要な本だと思ってしまいました。
読み進めて行っても、たくさん響くことばがありました。何度も読み返したい本になりました。
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胸中の琴線にふれる物語の数々だった。『海辺の古い宿』などは、同様な体験があるので共感した。こんなに軽やかに人生を語る吉本ばななさんが好きだし、他の作品も読み進めたい。
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他の人に左右されず自分自身の考え方や生き方をしっかり持っていて、それを周りの人に強要はしない。とてもかっこいいし尊敬します。1つ1つの出来事に対してその時には分からなくても後からジワジワと思い出したりその時の自分と今の自分について考え直したり、背伸びはしすぎず自分のできる範囲のことをする、そんな生き方に憧れました^_^
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43.
久しぶりに吉本ばななさんの文章を読んだら
やっぱりすごく好きだった
作家さんの書くエッセイは楽しい
お父さんとの2010年の対談も素敵だった
太宰治や高村光太郎の話が出てきて良かった
いろんなことを思いながら読んだ
本屋でたまたま文庫本を見かけて
手が勝手にこの本を掴んでいたので
本というのは読むべきタイミングに
自然に出会うのだなあと改めて思った
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普段なんとなく悩んでいることや、考えていること、そういう自分の中のたくさんのもやもやたちにアンサーをもらえたような感じがした。
「明日があるさ」は疲れたときに読み返したい。
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よしもとばななさんの作品を読むと、いつも、もっと丁寧に人生を送りたいと思う。よしもとばななさんが伝えたいメッセージの中で、私がいちばん受け取りたいと思っていることは、そのことに尽きるのだろう。
そして、しばらくの間はちょっと丁寧に生活できるのに、また忘れてしまう。忘れてしまった頃に、またよしもとばななさんの本を読む。そうして私は人生をつないでいるのだろうと思う。
私の人生を丁寧にする、よしもとばななさんの、いつものように丁寧な気持ちを伝えてくれる本。お父様との対談が、また素敵でした。
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p.14 なんてないことないように思えることが、後ですごく大事になるよ
P.37 ちょっと鷹揚に、ぽわんとして、てきとうで、何も目指さない好きさで。
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よしもとばななさんの豊かな考え方を私も真似したいと思います。
「そしてとても大切なことは、自分が自分の好きなものを着て、自然にふるまえる、そういう場所で使う金額の基準こそが、自分の人生で必要なお金の基準なのだ。ホテルの設備、航空会社の快適さ、家のどこにお金をかけるかなどなど、全てに当てはまる。つまりそれ以上稼ぐ必要が全くないということでもある。どんどん稼げばいいという勘違いも、ここで解消される。」
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今私はちょい鬱なので、文字通り癒しを求めてこの本を開いていました。
作家は自分の人生を切り売りしてるんだなと思った。
毎日のたわいもない出来事にじっくり目を向けて考えて言葉にする。
それが誰かの人生を少しだけ豊かにする。
そういう生き方って素敵だなぁと、
毎日をそうやって生きてみようかなぁと思ってるうちにイヤサレタ。
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久~しぶりに、ばななさんのエッセイを読む。
同じような年代なので、共感する事が多い。
そろそろ、自分の事だけで無く、未来へと引き継いでいく芯を、自分の中に作っていきたいと思わせてくれる。
一度ゆっくり、来し方を振り返ってみようかと思う。
ばななさんの小説には、ことある毎に癒やされていますよ。
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心に残る言葉が散りばめられていた
なんてことないようなことが、あとですごく大事になるよ
優しく、ほどよく、寄り添ってくれるエッセイ
吉本ばななの本、もっと読んでみたい
お父さんとの対談も良かった
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8年一緒にいる人がいます。
家族の次に長い時間を過ごしました。
勿論、平和ばかりではなく
たくさん傷つけました。たくさん傷つきました。
でも8年も一緒にいました。
間もなく9年目がはじまります。
彼のことを描き貯めたいと思いました。
なんでもない事を。私だけの世界を。
9年目の愛する人への長い長い手紙を。
日常にはたくさんの思考が
転がっているんだと気づかされました。
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エッセイ。
ところどころスピ風味な部分があるけど、やっぱり相変わらず文章の読み心地や言葉選びは好みなんだよなぁと。しみじみ。
陰キャぽく自虐してるけど、恋をするパワーはあるので凄いなと思う。
もう恋なんてさって感じですよ、こちとら(笑。
気になったり特に目に留まったのは以下。
・最高の……
・夜中の猫
・装いの喜び
・二年かかった
・未熟
一歩分だけの矛盾、案外誰でも抱えてる気がする。
猫が光ったら楽しいなぁ。
お父様との対談にもほのぼのしたのでした。
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日常にある何気なく感じることに、ばななさんは慈しみをもって見つめている。この人は生きること、そのものを愛している。そんな風に思いました。読んでいると似たように感じることろあるなと共感して考えていると、それが今探していることのヒントになるような、そんな本でした。読んで良かったです。またいつか何かを見つけたくなった時、この本を開きます。
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吉本ばななさんの思ったままを書き上げた随筆集。おい大丈夫かよと思うような語りも彼女らしさというところか。巻末の吉本隆明との対談は隆明の娘を思う暖かな言葉が胸を打つ。「たやすく人には告げられないような何かが入っていないと、一級品にはならない」「傍から見ても、そばへ寄って話を聞いても、このうちは本当にいいな。いい夫婦だな。子供もいいなという家庭を目的として、それで一生終わりにできたら、それはもう立派なことであって、文句なしですよ」こんな珠玉の言葉を娘に送れるそれも大病の後、死去2年前に話せる吉本隆明はやはり同時代に生きた傑出した人だったなと感慨深い。
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自分とは次元の違う人生の人って感じだけど、大切なものは家族との何気ない時間だったり、鳥の声や光る猫だったり、今の自分の環境を大切に無理せず自然体で生きるという感じに共感できた。
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鳥の意味が良かった!
数ある中のエッセイ集で1番記憶に残った。
なぜかは分からないけど、鳥についてそのような視点で考えたことがなかったからかもしれない。
鳥が鳴くことで世界は平和になっていくのかもしれない。
また忘れた頃に読み返したい。
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ばななさんの本は癒し。平等の時間を与えられているけど、ばななさんは自分と向き合って会話をしてクリーニングをしていることがわかる。
私は失恋をきっかけに、ばななさんの本と出会い、本を読むようになり、自分と向き合い見つめ直し少しずつだけど、日々に感謝し自分を愛することの大切さに気づけた。寄り添ってもらえてる感覚になる。まさにイヤシノウタだった。
印象に残った言葉
裕福な人たち。ふつうに接する分には最良の人たちとも言える。モラルがあり、愛を知っていて、人生を楽しもうとしているところも素晴らしい。でもたまに彼らが一歩分だけ矛盾をしているところを見てしまうことがある。ほんの一歩、あるいは半歩分くらいなのでなかなか見えにくい。人間は弱いもので完璧ではない。そのくらい矛盾があっても何も悪くない。自分はもっとぐうたらで矛盾だらけだもの。だから私の中に裁く心は生まれてこない。ただ、その半歩を見逃さないところだけは自分の中で大事にしている。
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ばななさんも、ばななさんのお父さんも、ばななさんの描く物語の登場人物のような人たちだなと思ったら、小説の中に自分自身を半分は書いてるって言ってて、なるほどと腑に落ちた。
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彼女の小説ほどには心を癒すものはなかった。私が歳を重ねてひがみがあらわれているのかもしれないが、裕福な人間だから見せられる優しさ、言葉を変えれば傲慢さが散見していた。
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ばななさんのエッセイはいい話も多くあるが、自分はこうであろうとする姿勢が見る人には傲慢にも見える。それでもその小説にはいつも救われてきた。作品は作家が自分を削って表してくれたものだから、本当に必死になって書いてる証拠なのだな。