あらすじ
なんていうことのない日々に宿る奇跡のような瞬間、かけがえのない記憶。土地がもたらす力、自然とともに生きる意味。運命的な出会い。男女とは、愛とは。お金や不安に翻弄されず生きるには? そして命と死を見つめるなかで知った、この世界の神秘とは──。研ぎ澄まされた文章と人生を見つめるまなざしが光る81篇。父・吉本隆明との対談「書くことと生きることは同じじゃないか」収録。
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Posted by ブクログ
p.14 なんてないことないように思えることが、後ですごく大事になるよ
P.37 ちょっと鷹揚に、ぽわんとして、てきとうで、何も目指さない好きさで。
Posted by ブクログ
よしもとばななさんの豊かな考え方を私も真似したいと思います。
「そしてとても大切なことは、自分が自分の好きなものを着て、自然にふるまえる、そういう場所で使う金額の基準こそが、自分の人生で必要なお金の基準なのだ。ホテルの設備、航空会社の快適さ、家のどこにお金をかけるかなどなど、全てに当てはまる。つまりそれ以上稼ぐ必要が全くないということでもある。どんどん稼げばいいという勘違いも、ここで解消される。」
Posted by ブクログ
エッセイ。
ところどころスピ風味な部分があるけど、やっぱり相変わらず文章の読み心地や言葉選びは好みなんだよなぁと。しみじみ。
陰キャぽく自虐してるけど、恋をするパワーはあるので凄いなと思う。
もう恋なんてさって感じですよ、こちとら(笑。
気になったり特に目に留まったのは以下。
・最高の……
・夜中の猫
・装いの喜び
・二年かかった
・未熟
一歩分だけの矛盾、案外誰でも抱えてる気がする。
猫が光ったら楽しいなぁ。
お父様との対談にもほのぼのしたのでした。