琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下
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琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下

880円 (税込)

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4.0

信治郎、二十歳の春、鳥井商店を開業。明治39年、屋号を寿屋洋酒店に変更、日々葡萄酒の味の研究に勤しむ中、赤玉ポートワインが完成する。ライバルは東京、神谷伝兵衛の蜂印葡萄酒。宣伝の重要性を知っていた信治郎は、新聞広告、赤玉楽劇座、ヌードポスターと攻勢に出た。国産ウイスキー造りは周囲からは猛反対にあっていた。そんな時、関東大震災が起きる。瓦礫と化した東京を見て、信治郎は誓う。「わてが日本をええ国にするんや。ウイスキーを作ってみせる」。竹鶴政孝を雇い、莫大な借金をして山崎蒸溜所を建設する――。

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琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 のシリーズ作品

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  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上
    814円 (税込)
    明治12年、大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。丁稚奉公先の小西儀助商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下
    880円 (税込)
    信治郎、二十歳の春、鳥井商店を開業。明治39年、屋号を寿屋洋酒店に変更、日々葡萄酒の味の研究に勤しむ中、赤玉ポートワインが完成する。ライバルは東京、神谷伝兵衛の蜂印葡萄酒。宣伝の重要性を知っていた信治郎は、新聞広告、赤玉楽劇座、ヌードポスターと攻勢に出た。国産ウイスキー造りは周囲からは猛反対にあっていた。そんな時、関東大震災が起きる。瓦礫と化した東京を見て、信治郎は誓う。「わてが日本をええ国にするんや。ウイスキーを作ってみせる」。竹鶴政孝を雇い、莫大な借金をして山崎蒸溜所を建設する――。

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琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月06日

    「やってみなはれ」を自ら体現し突き進んだサントリー創業者鳥井信治郎の話。
    実際隣で見たらかなり無茶苦茶なんだろうなと思うほど、行動力と胆力があり、それが故に読んでいて波瀾万丈あり引き込まれた。
    作品の随所に生まれ持った才能の描写も出てくるが、ここまでの成功を収めた理由はとにかく挑戦し続けたその姿勢な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月13日

    新商品開発、宣伝、ノベルティ、社会貢献。企業として今では当然なことを明治に始めた先駆のお話。後半の山場はやはり戦渦での企業経営だ。評伝小説はいいところばかり描いているのだろうと思いつつも、主人公をはじめとする登場人物たちに感情移入してしまって、読者の私も彼らと一緒に悲しみ、喜び、奮起し、不安にもなっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月31日

    文句なしの星5つ。ものすごい情熱で20世紀前半を駆け抜けた鳥井信治郎。まさに風神のような活躍。赤玉ポートワインから竹鶴政孝の協力も得てできた山崎の国産ウィスキー。そして、次男と叶えたビールへの夢。妻君や長男との別れはこっちも涙が出てしまうほどの描写。それでも、ものすごい情熱で人を世の中を動かして行っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月21日

    鳥井信治郎が初めて起こした自身の店は<鳥井商店>で、事業が拡大して出資者も現れるような中で新たな店名を考えて<壽屋洋酒店>とし、戦後にウィスキーの商標にも使っていた<サントリー>という会社名にしたというのが経過である。一代で大きな企業を創り出した鳥井信治郎御本人を知る人達も非常に多い筈で、色々な挿話...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月12日

    わりと向こう見ずで猪突猛進タイプで、借金の肩代わりに優秀な片腕やら広告担当やら会計係やらが揃ってるなと。
    これこそ「神さん」の力であり人柄からついてくるモノなのだろうか。時代もあるだろうが、誰かを味方につける人は強い。

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    Posted by ブクログ 2020年09月20日

    底力とは何なのだろうか。胆力というものか、頑固さや粘り強さも必要か。ここまでやればというゴールを置かずに、どこまでも探究し続ける心の強さを感じた。
    読者としては、終わりにもう一つ強い山場があってもよかったのでは、と思った。

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    Posted by ブクログ 2020年09月02日

    鳥井信治郎のただならぬ商人(あきんど)精神を感じました!
    芸者さんやカフェ(今で言うキャバクラ)に自社製品の良さを伝えるため足繁く通い営業。
    新聞に広告を載せてアピール(恐らく本書を読む限り新聞広告はサントリーが初)
    関東大震災が起ころうが戦争が起ころうが、身内に不幸があろうが、常に攻めの姿勢で商い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月30日

    サントリー創業者 鳥井信治郎の小説後編です。

    小西商会から独立を遂げた信治郎が、国産ウイスキーを目指し奮闘する様子を中心に描かれています。上巻では人に騙されて被害を被る場面もありましたが、下巻では周りの人(特に家族)に支えられる描写が多かったです。信念と周りの支えがあってこそ大事業を成し遂げること...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年08月05日

    サントリーの創業一家の物語。創業当初の話は具体的で読みがいがあったが、戦後の復興の様子が駆け足になってしまって、内容が薄かったのが残念。

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