琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上

琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上

814円 (税込)

4pt

明治12年、大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。丁稚奉公先の小西儀助商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。

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琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 のシリーズ作品

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  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上
    814円 (税込)
    明治12年、大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。丁稚奉公先の小西儀助商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下
    880円 (税込)
    信治郎、二十歳の春、鳥井商店を開業。明治39年、屋号を寿屋洋酒店に変更、日々葡萄酒の味の研究に勤しむ中、赤玉ポートワインが完成する。ライバルは東京、神谷伝兵衛の蜂印葡萄酒。宣伝の重要性を知っていた信治郎は、新聞広告、赤玉楽劇座、ヌードポスターと攻勢に出た。国産ウイスキー造りは周囲からは猛反対にあっていた。そんな時、関東大震災が起きる。瓦礫と化した東京を見て、信治郎は誓う。「わてが日本をええ国にするんや。ウイスキーを作ってみせる」。竹鶴政孝を雇い、莫大な借金をして山崎蒸溜所を建設する――。

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琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月13日

    「ほんまにグッドなモーニングやで~」なんとも魅力的な人物です。鳥井信治朗はん。裕福な商家に生まれても奉公に出て苦労をさせ学ばせるところが、親御さんの偉いところ。もちろんご本人も謙虚で冷静に周りを見る力が幼いころから備わっていた。素晴らしいのがお兄様。決して甘くはない世界で稼いだ財産を弟の未来のために...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月05日

    鳥井さんのやってみなはれ精神がよく伝わった。
    今でこそ世界を代表するサントリーであるが、創業当時の苦労を乗り越えて今があることが分かった。
    新年早々仕事のモチベーションを上げることでき読んでよかった一冊。

    サントリーウイスキーがより一層好きになった。

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    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    おすすめされて読んだほん。
    誰もが知るサントリーって、こういう始まり方だったんだと感じつつ、主人公の常に前を向く姿勢は私の考え方にも影響をくれた気がする。

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    Posted by ブクログ 2022年09月29日

    サントリーの生みの親である鳥井信治郎の伝記であり、凡人ではなく、人より努力をし、人よりも行動力がある作品なのかなと感じた上巻だった。

    読んでいるうちに本に興味がない僕でもぐっと引き込まれ、優しい兄喜蔵という温かい家族に育まれた信治郎の人間力に魅せられてしまう作品かと思います。

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    Posted by ブクログ 2024年02月29日

    丁稚奉公というシステムが面白い。
    学校が全てではないとも言える。
    ほんとかどうかわからないけれど、支度金全部使って勉強と称した一等客船旅はなかなか

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    Posted by ブクログ 2022年10月07日

    人に勧められて読みました。
    明治から昭和にかけての大阪が描かれています。以前ハマった「あきない世傳 金と銀」が江戸時代の同じ地域の話だったので、時代は変わっても商売人の心意気は同じだ・・と、勝手に続編のような気持ちで読みました。
    鳥井さんが引き継いだ母の教え「陰徳」という考え方を始めて知り、私も心に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月27日

     サントリー創業者の伝記的小説ですから誰もが知るところですが
    どこを切り取るのかは作者の腕です
    小西儀助、国分勘兵衛、鈴木三郎助、竹鶴政孝、小林一三、松下幸之助、平賀譲等々
    近代社会を豊かに便利にした人びとが綺羅星のごとく登場します
    上下巻一気に読みました

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    Posted by ブクログ 2020年10月17日

    改めて商売の我が街を誇りに思う。
    令和に残るあれやこれや多くのモノやサービスが昭和初めの沢山の傑物達が凌ぎを削って開発された。「やってみなはれ」その志は現代の多くの経営者に受け継がれて行くのだろう。
    個人的には文中に出て来る場所や通り名などが古地図を眺めている様で“萌”でした。

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    Posted by ブクログ 2020年08月18日

    サントリー創業者の鳥居新治郎氏を描いた小説だと知り、興味を持って購入しました。

    上巻では、大阪釣鐘町にある両替商家の次男として生まれた信治郎が小西屋に丁稚奉公に励み、国産葡萄酒造りを志ざし、自分の足で独り立ちするところまでが描かれています。

    上巻を読み終えて、話し言葉が全てほとんど聞かない関西弁...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年09月26日

    上下巻通した気づきメモ

    ①商業の町大阪の歴史や文化
    ・大阪商人の気質(丁稚時代の学びなど)
    ・浄瑠璃、花街など、文化

    ②鳥井信治郎の商人としての気質や優れた判断
    ・陰徳、他者からの信頼の高さ
    ・譲らない、負けん気の強さ、「気張る」
    ・先見性、経験を元に商売を工夫する

    ③日本における洋酒生産と市...続きを読む

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