小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
大好きな作家の有川さん!この作品も大好きになった。有川さんの作品に出てくる男性が、好きなのかもしれない笑笑
そんな人と出会いたい笑笑
登場人物みんなの人間性がとてもよくて、嫌な人がいない。それが読んでいてとても心地よかった。
それぞれ立場や考え方は違っても、仕事に対するモチベーションや一生懸命さがあって、みんな素敵だった。
特に掛水くんがよかった。
素直で一生懸命で、人の言葉を受け止めながら少しずつ成長していく。こんな人が近くにいたら、きっと好きになってしまうと思う。
そして下元さんを読んでいると、課長をしている身近な人のことも少し重なった。
きっとこんなふうに周りを見ながら、いい課長をしているんだろうな、と想像したり。
仕事の物語なのに堅苦しくなく、恋も人間関係もあたたかい。
誰かと一緒に何かを一生懸命やることや、仕事に夢中になれることって素敵だなと思えた。 -
Posted by ブクログ
この静かなざわざわした気持ちは、カズオイシグロを読んだからだ。解説を読んで、ああ、それ、私もそう思った、と納得。古い考え方をしていた悦子に、何が起こって離婚、イギリス行きを実行させたのか、気になる。余白の部分や噛み合わない会話(私たちもいつもしている。会話しているようで、自分のことしか言ってない、あれを会話と呼ぶのなら。ある意味、セリフのような)の雰囲気が、読んでいる自分をじわじわとり囲み出すような。カズオイシグロを読むと、誠実に生きよう、と思う。頭空っぽにして時代の雰囲気に流されるのではなく。でもそれができてないから、読むたびに後悔を繰り返すのだろう。あかんぞそれでは、私( ; ; )。多分しばらくして読んで、また後悔するのでしょうね。今度は「日の名残り」を読み直そう 95
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Posted by ブクログ
チャオさんのレビューをきっかけに、この本を手に取りました。ありがとうございます。
冤罪により死刑判決を受けた人物の無罪を訴え続けた、約80年にわたる物語です。再審制度について深く考えさせられると同時に、小説としても非常に楽しめる一冊でした。
まず驚いたのは、再審制度のハードルの高さです。やっとの思いで再審請求が認められても、検察の即時抗告によって覆されてしまう。「裁判できちんと白黒つければいいのでは」と、何度も思いました。
近年、再審制度は見直されつつあるようですが、まだ十分とは言えない現状があるようです。人が人を裁くことの恐ろしさを改めて感じるとともに、司法に携わる方々にはどうか謙虚であってほしいと強く思いました。
小説としての面白さも特筆すべき点です。物語は昭和から令和へと時代を移しながら進み、中心人物も世代とともに移り変わっていきます。それだけの歳月が、冤罪を晴らすためには必要だったということが伝わってきます。また、真犯人についても描かれており、これは小説だからこそ描ける部分だと感じました。
読み応えのある、すごい物語でした。 -
Posted by ブクログ
迫力が凄かった
すごくすごく苦しい物語で、人間の暗い真っ黒な部分をどこまでも追求して描かれていて読むエネルギーがすごく必要な本だった。
同じ人間という生き物がやったと
想像もできないような凄惨な事件はフィクションに限らずリアルでも起こり得るものだと思うけど
そんな事件を起こす”怪物”はどうやって生まれるのか
被害者や遺族はどうやってその”怪物”を赦すのか
人間から生まれた闇の連鎖はどうやって断ち切るのか
とても重たく難しいテーマを圧倒的な表現で描いた作品に出会うことができた
きっと自分の読書人生の中でターニングポイントになる出会いだった。
薬丸さんはかなり前に「神の子」を読んだけど、記憶が薄れてるほど前だから、他の本も絶対に読む!
読みたい作家さんが増えすぎてるなぁ
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Posted by ブクログ
仇討ちは江戸幕府に認められた法だった。
現代に「復讐法」として認められたなら
現在 法で裁くために被害者や被害者遺族は
悲しみを追体験させられる。
被害者を罵る大衆の偽正義感の声に苦しめられる。
いじめやすい人を選んだ加害者が悪いのに
なぜ責任も押し付けられるのか。
加害者のために被害者が手をかけなければ
また世に放たれる矛盾。
私の知らない遠いところで✖︎んじゃえばいいのに。
そう心で罵るのが私の限界。
関わりが無かったことには出来ない事実に
吐き気がする。
加害者と被害者遺族が向き合うシビアな状況が
応報監察官の語りで丁寧に描かれていた。
InstagramのKengo-book2さんの本紹介をきっかけに読んだ本なのだが
正解のない問いを抱え続ける忍耐力を試されている。
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Posted by ブクログ
ブラウンの短編全集3巻。早川書房から出ている「さあ、気ちがいになりなさい」と半分が被っているが、全集なので問題なし。むしろ、翻訳者さんが違うとこんなにも印象が変わるのか、という楽しい発見。
表題作が好き。
安原氏の翻訳はアメリカンな雰囲気がありオシャレ。キャラクターのジョークも軽い感じ。
「狂った惑星プラセット」とかほんと好き。オチでニヤリとできる。
ブラウンあるあるなのかもだけど、言葉遊びでのひっくり返しがあるので、日本語だとその辺りがすぐにわからないのが悔しい。原書で読みたい笑
以下、読書中ツイート。
ブラウンの「すべての善きベムが」を読み始めたんだけど、冒頭の話を星新一の文章で読んだ記憶があって、でも星新一のショートショートにはなくてめちゃくちゃ探していたら、早川書房から出ている星さんが翻訳したブラウンの短編集に収録されていたわ……(笑)
星さんの翻訳はもう星新一作品なんよ笑
星新一氏の文章って、こう……存在感がすごいというか、唯一無二というか……いやもう、すごいな……。翻訳作品でも星新一っぽさが出るという……。
翻訳者さんって何気に作家さんと同じようにそれぞれ特徴があるんだろうなぁ。
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