ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 県庁おもてなし課

    Posted by ブクログ

    大好きな作家の有川さん!この作品も大好きになった。有川さんの作品に出てくる男性が、好きなのかもしれない笑笑
    そんな人と出会いたい笑笑

    登場人物みんなの人間性がとてもよくて、嫌な人がいない。それが読んでいてとても心地よかった。

    それぞれ立場や考え方は違っても、仕事に対するモチベーションや一生懸命さがあって、みんな素敵だった。

    特に掛水くんがよかった。
    素直で一生懸命で、人の言葉を受け止めながら少しずつ成長していく。こんな人が近くにいたら、きっと好きになってしまうと思う。

    そして下元さんを読んでいると、課長をしている身近な人のことも少し重なった。
    きっとこんなふうに周りを見ながら、いい課長をしているんだろうな、と想像したり。

    仕事の物語なのに堅苦しくなく、恋も人間関係もあたたかい。
    誰かと一緒に何かを一生懸命やることや、仕事に夢中になれることって素敵だなと思えた。

    0
    2026年09月05日
  • 遠い山なみの光〔新版〕

    Posted by ブクログ

    この静かなざわざわした気持ちは、カズオイシグロを読んだからだ。解説を読んで、ああ、それ、私もそう思った、と納得。古い考え方をしていた悦子に、何が起こって離婚、イギリス行きを実行させたのか、気になる。余白の部分や噛み合わない会話(私たちもいつもしている。会話しているようで、自分のことしか言ってない、あれを会話と呼ぶのなら。ある意味、セリフのような)の雰囲気が、読んでいる自分をじわじわとり囲み出すような。カズオイシグロを読むと、誠実に生きよう、と思う。頭空っぽにして時代の雰囲気に流されるのではなく。でもそれができてないから、読むたびに後悔を繰り返すのだろう。あかんぞそれでは、私( ; ; )。多分しばらくして読んで、また後悔するのでしょうね。今度は「日の名残り」を読み直そう 95

    0
    2026年09月05日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    「最初は地味だなと思ったけど、やりだすと時間を忘れちゃうよね。」

    有限の時間しか持たない人間が、広く深い言葉の海に力を合わせて漕ぎだしていく。

    死者とつながり、まだ生まれ来ぬものたちとつながるために、ひとは言葉を生みだした。


    一生をかける何かを見つけられた人は幸せなんだと思う。

    0
    2026年09月05日
  • ハーモニー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これが伊藤計劃か...となりました。虐殺器官より読みやすく感じましたが、たった1年後にこれを書いたとは頭の中はどうなっているんだと思いました。
    前作も含めて筆者は言葉というものに心底惹かれていたのだなと思いました。本作では最終的に意志の話になり、言葉の範疇を超えて人間を規定する部分へ行き着きましたが、読後は先に述べた言葉への関心についてでした。
    うまく言葉にして感想に残すことが難しいですが、私はこういう本に出会うために読書を続けています。

    0
    2026年09月05日
  • 八月の母

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    笑うマトリョーシカが面白かったので、こちらも読んでみた
    前情報なく読み進めたので、終盤の紘子の描写は読み進めるのがつらかった。
    美智子、エリカ、陽向へ引き継がれているものが重たく感じた。
    断ち切るのも並大抵の意思では難しいだろう。
    大なり小なり、楽に流されていく道を自分で断つ、抗うのは困難であると考えさせられる。
    読み応えのある作品だった。

    0
    2026年09月05日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

    Posted by ブクログ

    とても良かった。この世界観に入れて良かった。
    レーエンデ国物語、夢の上と共に大切にしたい本。
    時間を置いてまた読んでみたいと思う本。

    0
    2026年09月05日
  • 永遠をさがしに

    Posted by ブクログ

    一気読み。チェロを諦めていた和音の成長とそれを見守る父親の再婚相手。電車の中で読まなくてよかった。感動の涙。

    0
    2026年09月05日
  • 神都の証人

    Posted by ブクログ

    チャオさんのレビューをきっかけに、この本を手に取りました。ありがとうございます。
    冤罪により死刑判決を受けた人物の無罪を訴え続けた、約80年にわたる物語です。再審制度について深く考えさせられると同時に、小説としても非常に楽しめる一冊でした。
    まず驚いたのは、再審制度のハードルの高さです。やっとの思いで再審請求が認められても、検察の即時抗告によって覆されてしまう。「裁判できちんと白黒つければいいのでは」と、何度も思いました。
    近年、再審制度は見直されつつあるようですが、まだ十分とは言えない現状があるようです。人が人を裁くことの恐ろしさを改めて感じるとともに、司法に携わる方々にはどうか謙虚であってほしいと強く思いました。
    小説としての面白さも特筆すべき点です。物語は昭和から令和へと時代を移しながら進み、中心人物も世代とともに移り変わっていきます。それだけの歳月が、冤罪を晴らすためには必要だったということが伝わってきます。また、真犯人についても描かれており、これは小説だからこそ描ける部分だと感じました。
    読み応えのある、すごい物語でした。

    0
    2026年09月05日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読前は、子どもの成長には、自然体験が大切だと、漠然と頭の片隅にイメージだけがあった。読後は、「センスオブワンダー」というイメージが、くっきりして、まるで筆者の幼い甥との体験談を聴いているような感覚に陥った。そして是非、同じような四季折々の自然体験を我が子としたいと思った。

    0
    2026年09月05日
  • ゴルフ場殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『ゴルフ場殺人事件』は、物語の中盤で一度事件が解決したように見える瞬間があるのが特徴的だった。
    犯人らしき人物が浮かび、動機もそれらしく説明され、一度納得してしまう。

    最終的に真相が明かされると、途中で提示された仮の解決がいかに巧妙な煙幕だったかが分かり、「最初に納得してしまった自分も見事に誘導されていたな」と感じる読後感が残った。

    『ゴルフ場殺人事件』は、一度解決したように見せてから本当の真相へ導く二段構えの構造が魅力の作品だと思った。

    0
    2026年09月05日
  • ソバニイルヨ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    研究者である父親が中1の息子に贈ったロボットとの交流と成長の物語。今回も胸に刺さる人生訓が満載です。腹を立てるのは期待を裏切られるとき。時間やお金を使う時「消費」「浪費」「投資」の3つに分類されることを意識する。やらなきゃいけないことから逃げない人が強い人。夢を叶えるためにやらなければならないことへの覚悟と、「必要最低限までやること」で見えてくる高み。大切な人との別れなど哀しみを知り、相手の事を傷つけることが出来なくなり、優しくなれる。
    このような本に早くから出会う人は幸せだろうと感じた。

    0
    2026年09月05日
  • 桑田佳祐論(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    紹介されている曲を聴きながら読むのが好き。
    もっと桑田佳祐を知ろうと思った、もっと聞こうと思った。
    命をありがとネ

    0
    2026年09月05日
  • 怪物の祈り

    Posted by ブクログ

    迫力が凄かった

    すごくすごく苦しい物語で、人間の暗い真っ黒な部分をどこまでも追求して描かれていて読むエネルギーがすごく必要な本だった。

    同じ人間という生き物がやったと
    想像もできないような凄惨な事件はフィクションに限らずリアルでも起こり得るものだと思うけど

    そんな事件を起こす”怪物”はどうやって生まれるのか

    被害者や遺族はどうやってその”怪物”を赦すのか

    人間から生まれた闇の連鎖はどうやって断ち切るのか

    とても重たく難しいテーマを圧倒的な表現で描いた作品に出会うことができた

    きっと自分の読書人生の中でターニングポイントになる出会いだった。

    薬丸さんはかなり前に「神の子」を読んだけど、記憶が薄れてるほど前だから、他の本も絶対に読む!

    読みたい作家さんが増えすぎてるなぁ

    0
    2026年09月05日
  • I

    Posted by ブクログ

    どちらの章から読むかで展開が真逆になるという発想がすごい。この仕掛けを成立させる構成力に感嘆した。

    読みながら「ここが運命の分岐点」と分かりやすいかと思ったら、そうでもなく、最後まで「どういうこと?どっちの結末になるの?」と引き込まれた。

    読後はちょっと考えてしまう。「あそこが分岐点だったんだよね」と、読み終えた人と答え合わせしたくなる。

    0
    2026年09月05日
  • ジャッジメント

    Posted by ブクログ

    仇討ちは江戸幕府に認められた法だった。
    現代に「復讐法」として認められたなら

    現在 法で裁くために被害者や被害者遺族は
    悲しみを追体験させられる。
    被害者を罵る大衆の偽正義感の声に苦しめられる。

    いじめやすい人を選んだ加害者が悪いのに
    なぜ責任も押し付けられるのか。
    加害者のために被害者が手をかけなければ
    また世に放たれる矛盾。

    私の知らない遠いところで✖︎んじゃえばいいのに。
    そう心で罵るのが私の限界。
    関わりが無かったことには出来ない事実に
    吐き気がする。

    加害者と被害者遺族が向き合うシビアな状況が
    応報監察官の語りで丁寧に描かれていた。
    InstagramのKengo-book2さんの本紹介をきっかけに読んだ本なのだが
    正解のない問いを抱え続ける忍耐力を試されている。

    0
    2026年09月05日
  • もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

    Posted by ブクログ

    昔流行ってたのは知ってたが、特に読むことなく来た。普通に面白かった。ストーリーとしてもそうだし、マネジメントの根本部分を抜粋して取り扱ってるのが良い。それをイメージしやすい野球部に置き換えてるのも素晴らしい発想だと思った。ぜひ原書を読んでみたい

    0
    2026年09月05日
  • ペッパーズ・ゴースト

    Posted by ブクログ

    飛沫感染による未来予知、ネコジゴ・ハンター(名前が既に最高)によるかけあい、複数視点の思いもよらない繋がりなど伊坂ワールド全開の1冊。
    400ページ超とは思えないほど軽く、そしてたった400ページとは思えないほどの展開に震える。

    0
    2026年09月05日
  • 「戦争」を語る

    Posted by ブクログ

    戦争といえばニュースで知るウクライナ戦争やイラン戦争、歴史の教科書の情報しか知らなかったです。
    戦争終結後の食料不足や戦争孤児などの話を見ると心が痛みました。その他、現在ノミやシラミに悩まされないのはこの時代のおかげなんですね。感謝しかないです。
    戦争を生き延びた方々のためにも戦争は絶対起こしてはならないです。

    0
    2026年09月05日
  • 黒い家

    Posted by ブクログ

    保険金を懸賞金と思ってる。相互扶助をうたう保険会社的にはたまったもんじゃない!そして後半は何のための攻撃かわからんと思ったけど、人間が蚊を殺す(邪魔になるから排除する)ようなものかと思えば納得…?
    ↓ここからは映画の感想↓
    森田芳光監督の映画版をプライムビデオで観た。原作の設定を使ったオリジナル作品かなと思った。模倣犯のような。

    0
    2026年09月05日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集3 すべての善きベムが

    Posted by ブクログ

    ブラウンの短編全集3巻。早川書房から出ている「さあ、気ちがいになりなさい」と半分が被っているが、全集なので問題なし。むしろ、翻訳者さんが違うとこんなにも印象が変わるのか、という楽しい発見。
    表題作が好き。

    安原氏の翻訳はアメリカンな雰囲気がありオシャレ。キャラクターのジョークも軽い感じ。
    「狂った惑星プラセット」とかほんと好き。オチでニヤリとできる。
    ブラウンあるあるなのかもだけど、言葉遊びでのひっくり返しがあるので、日本語だとその辺りがすぐにわからないのが悔しい。原書で読みたい笑


    以下、読書中ツイート。

    ブラウンの「すべての善きベムが」を読み始めたんだけど、冒頭の話を星新一の文章で読んだ記憶があって、でも星新一のショートショートにはなくてめちゃくちゃ探していたら、早川書房から出ている星さんが翻訳したブラウンの短編集に収録されていたわ……(笑)
    星さんの翻訳はもう星新一作品なんよ笑

    星新一氏の文章って、こう……存在感がすごいというか、唯一無二というか……いやもう、すごいな……。翻訳作品でも星新一っぽさが出るという……。
    翻訳者さんって何気に作家さんと同じようにそれぞれ特徴があるんだろうなぁ。

    0
    2026年09月05日