ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。たまたまここを訪れた金田一耕助は、村に昔から伝わる手毬唄の歌詞どおりに、死体が異様な構図をとらされた殺人事件に遭遇した。現場に残された不思議な暗号はいったい何を表しているのか? 事件の真相を探るうちに、二十年前に迷宮入りになった事件が妖しく浮かび上がってくるが……。戦慄のメロディが予告する連続異常殺人に金田一耕助が挑戦する本格推理の白眉! カバーイラスト/杉本一文
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~22件目 / 22件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
岡山と兵庫の県境の鬼首村を訪れた金田一耕助が村に伝わる手毬唄になぞらえて、死体に妙な装飾が施された連続殺人事件に遭遇する本格ミステリーで、現場に残された不思議な暗号や二十年前に迷宮入りになった事件とのミッシングリンク、見立て殺人のフーダニット、ホワイダニットなど全く古さを感じさせない面白さがあった...続きを読む。金田一耕助と磯川警部のやり取りも良かった。
『獄門島』、『犬神家の一族』と読んで、3作目の金田一先生。雰囲気などは今作が一番好きでした。毎度お馴染み、一癖も二癖もある人物達、ホラーテイストの世界観、そして、なぞらえ殺人。事件も、会話も、解決編もどれも楽しく読ませていただきました。そして、ラストの金田一先生から発せられる言葉と描写が哀愁を帯びて...続きを読むいて実に素敵です。
というわけで金田一さんの冒険譚をゆるりと読み返しております 『悪魔の手毬唄』ですわ 最初に今作を読み終えたとき西の空に向かってこころの中で雄叫びをあげたのを思い起こしました 「見たか!グレートブリテン!日本には手毬唄があるんじゃい!マザーグースなんぼのもんじゃい!」と なんか歪んでますね(苦...続きを読む笑) というわけで本作は岡山県の山奥の村に伝わる『鬼首村手毬唄』になぞらえた見立て殺人なわけです (見立て殺人(みたてさつじん)とはあるものに見立てて事件が装飾された殺人のこと) 見立て殺人というのは横溝正史の得意とするところで、作中でも語られている通り『獄門島』なんかも同じなんですね で、今回再読してあらためて感じたのは 『悪魔の手毬唄』は『獄門島』の10年くらい後の作品なんですが、『悪魔の手毬唄』はより読者への挑戦の色合いが濃い作品だなぁと 「推理」というものを楽しみたい読み手にとってはほんとに必須課題図書です 時系列を整理しながら、人物相関図を書きながら読み進めれば必ず犯人に行きつくこと請け合いです 驚くべき犯人にも関わらず、誰もがそこに行きつく道筋が示されている 「推理」小説のお手本とも言える傑作です 「推理」小説好きを標榜する諸氏には今からでも遅くない!是非読んで欲しいぞよ!
金田一耕助シリーズ4作目。面白かった〜。登場人物多いし、事件も多いし情報が多いのに謎が全然解けないので後半一気に読めた。 全体的に雰囲気が似てる感じなんですね?田舎のお家の対立、痴情のもつれ、怪しい第三者、美男美女、、、華やかでワクワク読めますね。次は犬神家の一族読もうかな。
有名だけれど、映像作品で見たことのない金田一シリーズ。いかにも金田一いいぃ!な要素が散りばめられていて楽しめました。 犯人は意外な人物だったし、登場人物の多さや関係性の複雑さになになに???どういうこと??となりながら読み進めていったけど、さすがにあの子の死はあんまりでは……。
金田一シリーズ中、最も怪奇色が強く峠で山頂で老婆と会うシ~ンはヒタヒタと背中まで恐怖がはしること間違いなし! 犯行動機のやるせなさ…ぜひ読んで! 手毬唄口ずさんでしまいます〜
安定の金田一耕助シリーズ。 ミステリー小説の基本ですね^ ^ 面白かったです。 鬼首村(おにこべむら)の『亀の湯』で休息する事になった金田一耕助。 磯川警部は、ここで起きた20年前の事件の解決をさりげなく促す。 そして、殺人事件に遭遇する。 死体には『手毬唄』の歌詞に沿った装飾が施されていた。 真...続きを読む相を探る金田一。 20年前の事件との関連は…。 この話の魅力は、なんと言っても「異様な死体」です。 手毬唄の歌詞に沿った意味ありげな証拠品の数々。 いかにも「犯人はこの人ですよ」と言わんばかりのヒントであり、金田一は裏をかく推理で真相を暴きます。 もうひとつあるのですが、ネタバレになってしまう可能性があるので…( -᷄ ᴗ -᷅ ) 横溝正史作品はまだ2作しか読んでいませんが、感じたのはやはり、登場人物が多い。 前半はメモが手放せません。 私だけ…?(´・_・`) 鬼首村には昔から苗字ではなく、屋号で呼び合う風習があり、そこもまた引っかけの一部かなと。 桝屋、秤屋、庄屋など、手毬唄殺人に沿っていくには必要な設定ではあるものの、演出として重要な意味をもち、私の大好物でもあります。 人物メモをクリアすると、非常に読みやすいです。 文章が分かりやすい。 そしてこれまた、意外な犯人! 毎度の低次元推理力を装備する私には、犯人当たりませんでした笑 伏線はすべて回収され、納得の結末。 田舎の村独特の雰囲気も、閉鎖的な村あるあるの展開も、とても興味深い。 映画も観てみたいと思います。 あのシーンを、昔TVの予告でチラッと観たような…( ≖ᴗ≖) 皆さん、どのシーンだかお分かりかな。
金田一耕助シリーズ6作品、昔の慣習と言葉遣い、差別的な考えが逆に当時の空気感を表していて好き。田舎の村ならではの人の距離の近さは懐かしさを感じる。 かなり方言が出てきて読みづらいかもしれないが、私自身が西の生まれなので、ざっくりはわかるし、西の独特な陽気さと田舎の卑屈さが通ずるところにも楽しさを感...続きを読むじた。 話の構成の巧みさはさすが、またストーリーのみならず、登場人物の心理という面でも巧さを感じる。八つ墓村や犬神家の一族よりも一般的ではないのが不思議。6作中、八つ墓村に続いておススメしたい。次はいよいよ犬神家の一族かな。 さて、今作品に戻り、私が感じたことはトリックがどいたこうよりも、人のうちに秘めた怒りや暗さ。犯人の立場になれば仕方ないとも思える。この事件の後を知りたい。 次も楽しみだ。
金田一シリーズは少しおどろおどろしい雰囲気があるミステリーで好き。 登場人物多くて、最初に登場人物一覧が欲しくなる。 昭和初期、手毬唄に見立てられて殺される娘達に、田舎特有の家柄や人間関係が複雑に絡み合って読み応えがあった。 それでいて読みやすい。
お盆休みなので腰を据えて、なにかじっとりしたものを読みたくなり……手に取ったのが横溝正史でした。 ミステリー好きを名乗っておきながら、触れたことがあるのは『犬神家の一族』のみ。これは原作も映画も鑑賞しましたが、特に白黒映画の方のインパクトがすごかった。 そして、『悪魔の手毬唄』。 期待通りの独特の世...続きを読む界観に浸かることができ、気付けば一日で読破。うーん、やっぱり昭和の田舎を舞台にした作品でしか味わえない雰囲気ですよね。 男女平等なんてカケラもない時代に、次々と明らかになる姻戚関係。「人物相関図をくれ!」と思いながら読んでいましたが、盛大なネタバレになるからうかつに相関図なんて作れませんね……。 私は関東の出身なので、鬼首村の住民達の方言にはなじみがないのですが、この西の方の温かい方言、いいなぁとしみじみ。「おいいんさる」などの敬語表現が特に良いです。 悲しい、切ない、怖気が立つ。それぞれでは表しきれない複雑な思いが去来する……ちょうどお盆の時期のお話ということもあり、夏休みの読書にぴったりな一冊でした。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
金田一耕助ファイル
新刊情報をお知らせします。
横溝正史
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
犬神家の一族 1
本陣殺人事件 1
貸しボート十三号
喘ぎ泣く死美人
青い外套を着た女
悪魔の家
悪魔の降誕祭
悪魔の設計図
「横溝正史」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄 ページトップヘ