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Posted by ブクログ
杉本画伯のカバー画で読む金田一探偵シリーズを事件発生順で読む祭り継続中。時代は1944年くらいの短編集。さすがにこの時代設定になるとマンションにもエレベーターがつく。エアコンはまだ普及していないが、ヨレヨレのかすりと袴姿は目立つだろ。
今回も愛と憎しみと欲からくる猟奇的事件が発生。これまでは金田一探偵はあいかわらず解決までは行かなくとも終了させることが多かったと思うのですが、今回驚くのは犯人を破滅させるエピソードがあることです。探偵は警察じゃないから逮捕はしないし、裁判官じゃないから量刑もしないけど謎や動機を暴くに徹しなければならないが、方法がもう犯罪すれすれというか黒に近いグレー。なんならアウト。やばくね?40代後半の金田一氏もこういう域に達してきたかと感慨深くもあります。こういうダークな感じもこのシリーズの魅力になっているのかもしれません。この後、墓穴をほって探偵が断罪される窮地に陥るなんて展開の作品があったら面白いかもと妄想して楽しんでます。
Posted by ブクログ
この作品で、角川文庫の横溝正史作品は完全制覇となった。
金田一耕助が活躍する七編が収められた短編集である。いずれの短編もドロドロした男女の関係が事件を引き起こし、飄然と登場する金田一耕助が事件を解決する。長編となると、さらに家の因習やらが入り混じり、ドロドロのおどろしい展開となるのだが、短編となると意外にあっさりしたものである。
昭和初期を舞台にした探偵小説。何よりも金田一耕助の人物像が良い。
中学時代に金田一耕助シリーズが映画化やドラマ化されると欠かさず観ていた。その頃から横溝正史の作品を読み始めたと記憶している。大半の作品は高校時代までに読み終えていたのだが、何故かこの作品だけは未読だった。
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