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世の中を震撼させた青酸カリ毒殺の天銀堂事件。その事件の容疑者とされていた椿元子爵が姿を消した。「これ以上の屈辱、不名誉にたえられない」という遺書を娘美禰子に残して。以来、どこからともなく聞こえる“悪魔が来りて笛を吹く”というフルート曲の音色とともに、椿家を襲う七つの「死」。旧華族の没落と頽廃を背景にしたある怨念が惨殺へと導いていく――。名作中の名作と呼び声の高い、横溝正史の代表作!! カバーイラスト/杉本一文
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Posted by ブクログ
中盤に場面が明石、淡路に移ったあたりから盛り上がってきて、怒涛の展開で一気に読んでしまいました。 終盤、人間関係が複雑で混乱したけど、細かい設定も凝っていてとてもおもしろかったです!
再読。やっぱり何度読んでも面白い。キャラといい描写力といい読み易さといい横溝正史は最高だ。 最後、なんとも言えない哀愁が漂い、解決したけど、すっきりしたけど、なんとも言えない気持ちになる。 運命って皮肉だよね。
よく出来た話だ…緻密というか、設定が凄い。 現代では考えられないほど、身内で入り乱れててそこも衝撃的でした。横溝正史は性の乱れをかなりしっかり書く人なので、倫理観バグります笑 全く関係ないようで繋がっていく、最後の告白部分はただただ切ない気持ちにさせられた。 トリックと言うよりかは、動機や人間関係に...続きを読む焦点が当たっていて個人的にはかなり好きな作品に入りました。
悪魔が来たりて笛を吹く…タイトルがまずインパクトがあり好きで読後に意味をしり震え上がった! この作品で街のなかに金田一耕助先生がいるんだと感じた。いつもや田舎や島とかなんでね。 そして事件と同じく帝銀事件を知り調べたな〜 金田一耕助シリーズのなかでも切ない事件のひとつ。 ぜひ〜
実際にあった帝銀事件をもとに作ったお話です。 中学生の時に読んで、とても面白く感じました。 #横溝正史 #金田一耕助 #ミステリー #サスペンス #映像化作品
横溝正史でも特に有名な作品のひとつだが、個人的には陰鬱さや得体の知れない恐ろしさではトップクラスではないかと思う。人物達の関係性は時代を考慮すればありそうな話ではあるし、実際にあったことでもある。それをフィクションとして練り上げまるで実際に起きた事件のように錯覚してしまうほど現実的だが、ある意味「小...続きを読む説のような終幕」によってこれはやはりフィクションなのだと再認識する、これが作家の力なのかと思い知った。 作中の密室殺人やその他のトリックは捻りがあり難解という訳ではなく、あくまでこの作品の最大の魅力は人物同士の複雑な関係性や人の心の奥底にある恐ろしさや浅ましさといった負の側面の塊が要所要所で垣間見えるところではないかと思う。
横溝正史恐るべし。 点と点が繋がって線になって、はっきりとした絵になって、とんでもない結末が顕になる。 途中からは読む手が止まらず、仕事中もヤキモキするほど面白かった。 ぜひ皆んなにおすすめしたい。
うわぁ〜……(-∀-`; ) これは…この結末は何ともまぁ…… 『悪魔が来りて笛を吹く』 タイトルのセンス抜群!!としみじみ感じますな゚+.゚(´▽`人)゚+.゚ 「この話、よく映像化できたな(^▽^;)」という感想が1番に思い浮かびました。笑 私は映画は観ていないのですが、興味あります...続きを読むね( ≖ᴗ≖) 今回も推理バトル本として読んだのですが、スレスレの85%まで読んでも全く犯人が分からず、かなり苦戦しました…(・_・; 結果、犯人を当てる事ができましたが、相手も当たったので、引き分け((´・_・`)不服) この作品は、椿子爵の自殺後に娘から金田一へ依頼。話が始まります。 『天銀堂事件』という、窃盗殺人事件との絡みと、一族の過去とが複雑に絡み合い、もう何が何だか混乱しまくりです。笑 そこで、家系図をノート1面にメモしながら読んだのですが……(-_-;) おいおいまさか…という結末に…(。-∀-) ミステリに、家系図と見取図は大事ですね♡ 後半に明らかになっていく謎が、また謎を呼ぶ。 チラチラと伏線ありますが、最後にはスッキリ回収され、気持ち良いです。 それにしても…このお話、ちょっと考えてしまいます。 何ともやり切れない気持ち…。 悲劇です…(´._.`) なんにせよ、名探偵金田一耕助シリーズ! 面白かったです! おすすめ…… おすすめ〜…は、成人済みの方に!!笑笑
横溝正史の面白さがわかって6冊目が本作です。最初は展開がゆっくりで、なかなか読み進めなかったが、金田一耕助が西に行くあたりから、どんどん読み進めました。生きているはずがない人が、生きているかもしれないという不気味さがじわじわと感じられてきて、新しいことがわかると、○○と○○は、本当の親子なのだろうか...続きを読むとか、○○の素性がはっきりせず怪しいとか、いろいろ考えながら読めました。そして、クライマックスも、想像を上回る展開でした。また、ラストで、犯人の手記が出てくるところで、島田荘司の「死者が飲む水」を思い出しました。犯人がそうしなくてはならなかった事情が丁寧に描かれています。その一方で、事件の舞台が田舎の閉鎖的な村ではなく、都会の華族社会である分、怖さはあまり感じませんでした。それでも、至る所に事件の伏線が隠されていて、読みながら考えられる面白さがあると思います。
京極堂シリーズから、時代の近いこちらに移ってきました。 こちらも映画やドラマで何度も映像化されていますが、私はそのどれも観たことがありません。だからこそ、”「悪魔が来りて笛を吹く」に隠された仕掛け”に驚愕。犯人はこの曲を聴くたびに、どんな思いに駆られていたのでしょうね……。 印象的な人物は、ドロ...続きを読むドロとした椿家の中で、「コケティッシュ」と評される菊江さん。 かつての”いいひと”に小指を捧げる情熱もありつつ、あの異様な家族の中での彼女の存在は、たしかにホッとするものがありました。 昭和を舞台にした小説ばかり読んでいるせいか、追い詰められた”不義の子”が罪を犯す話が続いているので、そろそろまったく違う動機のミステリーが読みたい……と、これは個人的な感想です( ˊᵕˋ ;) 2025.09.28再読 『迷路荘の惨劇』きっかけで貴族ものが読みたくなり、再読。 初見時は人の多さに混乱したり、あまりのドロドロさに辟易したものの、横溝作品に慣れた今となってはしみじみ読めた。 薄幸の人・椿もと子爵。 その繊細さと、潔癖さゆえに生み出した告発の『悪魔が来りて笛を吹く』がなんとも切ない。 美禰子、一彦をはじめ、生き残った人々はどうか前向きに力強く生きてほしいと応援したくなる人ばかり。
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