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Posted by ブクログ
横溝正史でも特に有名な作品のひとつだが、個人的には陰鬱さや得体の知れない恐ろしさではトップクラスではないかと思う。人物達の関係性は時代を考慮すればありそうな話ではあるし、実際にあったことでもある。それをフィクションとして練り上げまるで実際に起きた事件のように錯覚してしまうほど現実的だが、ある意味「小説のような終幕」によってこれはやはりフィクションなのだと再認識する、これが作家の力なのかと思い知った。
作中の密室殺人やその他のトリックは捻りがあり難解という訳ではなく、あくまでこの作品の最大の魅力は人物同士の複雑な関係性や人の心の奥底にある恐ろしさや浅ましさといった負の側面の塊が要所要所で垣間見えるところではないかと思う。
Posted by ブクログ
うわぁ〜……(-∀-`; )
これは…この結末は何ともまぁ……
『悪魔が来りて笛を吹く』
タイトルのセンス抜群!!としみじみ感じますな゚+.゚(´▽`人)゚+.゚
「この話、よく映像化できたな(^▽^;)」という感想が1番に思い浮かびました。笑
私は映画は観ていないのですが、興味ありますね( ≖ᴗ≖)
今回も推理バトル本として読んだのですが、スレスレの85%まで読んでも全く犯人が分からず、かなり苦戦しました…(・_・;
結果、犯人を当てる事ができましたが、相手も当たったので、引き分け((´・_・`)不服)
この作品は、椿子爵の自殺後に娘から金田一へ依頼。話が始まります。
『天銀堂事件』という、窃盗殺人事件との絡みと、一族の過去とが複雑に絡み合い、もう何が何だか混乱しまくりです。笑
そこで、家系図をノート1面にメモしながら読んだのですが……(-_-;)
おいおいまさか…という結末に…(。-∀-)
ミステリに、家系図と見取図は大事ですね♡
後半に明らかになっていく謎が、また謎を呼ぶ。
チラチラと伏線ありますが、最後にはスッキリ回収され、気持ち良いです。
それにしても…このお話、ちょっと考えてしまいます。
何ともやり切れない気持ち…。
悲劇です…(´._.`)
なんにせよ、名探偵金田一耕助シリーズ!
面白かったです!
おすすめ……
おすすめ〜…は、成人済みの方に!!笑笑
Posted by ブクログ
横溝正史の面白さがわかって6冊目が本作です。最初は展開がゆっくりで、なかなか読み進めなかったが、金田一耕助が西に行くあたりから、どんどん読み進めました。生きているはずがない人が、生きているかもしれないという不気味さがじわじわと感じられてきて、新しいことがわかると、○○と○○は、本当の親子なのだろうかとか、○○の素性がはっきりせず怪しいとか、いろいろ考えながら読めました。そして、クライマックスも、想像を上回る展開でした。また、ラストで、犯人の手記が出てくるところで、島田荘司の「死者が飲む水」を思い出しました。犯人がそうしなくてはならなかった事情が丁寧に描かれています。その一方で、事件の舞台が田舎の閉鎖的な村ではなく、都会の華族社会である分、怖さはあまり感じませんでした。それでも、至る所に事件の伏線が隠されていて、読みながら考えられる面白さがあると思います。
Posted by ブクログ
数ヶ月前に世間を震撼させた宝石店強盗事件「天銀堂事件」。この事件の容疑者の1人として挙げられていた旧華族の椿子爵が失踪し、その後山中で遺体で発見された。事件の真相を解明するべく金田一耕助が調査を行なってる最中に、椿家の屋敷で連続殺人事件が発生する…
冒頭で、読後の後味が悪くドス黒い気分になると書かれていたが、全くもってその通りだった。大抵のミステリー小説は犯人が判明し事件が解決するとスッキリするが、本作に関しては例外であると感じた。事件の真相そのものが暗く救われないというのもあるが、エピローグ的なものが書かれていないことが大きな要因だと感じた。事件を解決してすぐに話が終わる為、嫌〜な気分を引きずってしまう。その上、残された登場人物たちの反応や感情を読者が想像する必要があり、それがとてもしんどかった。好き嫌いはあるかもしれないが、個人的にはこういう構成は面白いと思うし好きな作品。
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